就活のLINEやりとりの基本マナー4選|注意したいNG行動とは?【例文付き】

この記事では、就活生がLINEで企業とやりとりをする時のマナーや注意点などを例文付きで解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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従来、就活の連絡ツールというとメールや電話が使われていましたが、近年はLINEで学生とやりとりをする企業が増えてきました。実際、人事と連絡するためにLINEを交換した学生も多いのではないでしょうか。気軽に送受信できるLINEですが、就活というシーンで活用する以上、マナーに気を配らなくてはいけません。以上のことを踏まえて、解説していきます。

就活のやりとりをLINEで行う企業が増えている理由

SNSの一種であるLINEは、少し前までは就活に活用されることがあまり多くありませんでした。それでは、どうして企業は近年LINEを就活で活用するようになったのでしょうか

まずは、就活のやりとりをLINEで行う企業が増えている理由について見てみましょう。

【就活のやりとりでLINEを使う理由1】メールよりも手軽だから

チャット形式でリアルタイムなやりとりができるLINE。LINEであればビジネスメールのような挨拶文や結びの文章などが不要なので、学生にとっても人事にとっても負担を軽減できるというメリットがあります。

企業は多くの学生とやりとりをしますし、学生も多くの企業とメールを交わします。それぞれの利便性を考慮してスムーズに連絡を取るために、LINEを導入する企業が増えてきているのです。

お互いのLINEを知っていれば、無料通話をすることも可能です。電話連絡のハードルが下がって便利であることも、LINEが導入されるようになった一因でしょう。

【就活のやりとりでLINEを使う理由2】グループチャットにも対応しているから

グループチャット機能を使うことを目的にLINEを導入する企業も少なくありません。

選考段階ごとにグループを作ってそこで情報を共有すれば、一度の連絡で効率的な情報伝達ができます。グループチャットを活用することで情報の共有漏れが防げ、人事の手間も減らせるというわけです。

LINEのグループチャット機能は、選考のときの連絡ツールとしてはもちろん、内定者のコミュニケーションツールとしても活用できます。長い目で見ても、LINEは企業にとって利便性の高いツールなのです。

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就活のやりとりをLINEで行なうときの基本マナー

使い慣れているLINEを通して連絡するときは、ついつい気が抜けてしまいがちかもしれません。しかし、就活はビジネスの一環であるため、基本的なマナーを踏まえてやりとりをすることが肝心です。

ここでは、就活のやりとりをLINEで行なうときの基本マナーについて解説します。

【就活LINEやりとりのマナー1】必ずあいさつをする

メールとは違い、LINEではビジネスメールのような長々とした挨拶文は不要です。しかし、だからといっていきなり本文に入ることは社会人としてのマナーに反しているため、注意が必要です。

LINEで人事とやりとりをするときは、メッセージを受け取った人が「誰からの連絡か」を把握できるよう、挨拶と名乗ることを忘れないように気をつけましょう。以下に例文を記載しておいたので、LINEを送るときは参考にしてみてください。

【LINEでの挨拶の例文】

〇〇様、いつもお世話になっております。
〇〇大学の(フルネーム)です。

以前ご連絡いただいていた面接の希望日時についてお送りいたします。
~~~~~

以上、よろしくお願いいたします。

【就活LINEやりとりのマナー2】営業時間中に連絡する

LINEでやりとりをするときは、送信時間に気をつけましょう。気軽に送れるからといって、深夜や早朝の連絡は厳禁です。LINEに限らず、連絡は基本的に営業時間中にすることを意識してください。

深夜や早朝に連絡すると非常識な学生だと思われてしまいますし、人事のプライベートの時間を邪魔してしまうことになります。

どうしても営業時間外に連絡したい場合は「夜分遅くに申し訳ございません」と添えるか、翌日の朝イチに連絡することをおすすめします。

【就活LINEやりとりのマナー3】正しい言葉を使う

使い慣れているLINEだとついつい気が緩み、言葉が砕けてしまう学生は非常に多いものです。たとえ選考が進んで人事と打ち解けていても、社会人として正しくマナーを守った言葉遣いで連絡することを忘れてはいけません。

以下にLINEで使ってしまいやすいNG言葉遣いをまとめたので、しっかりとチェックしておきましょう。

NG言葉遣い 正しい言葉遣い
了解です 承知いたしました、かしこまりました
お願いします お願いいたします
すいません、ごめんなさい 失礼いたしました、申し訳ございません
なるほど、たしかに さようですか、おっしゃるとおりです
大丈夫です 問題ございません
よろしかったでしょうか よろしいでしょうか
参考になります 勉強になります

【就活LINEやりとりのマナー4】できる限り早い返信を心がける

LINEで就活のやりとりをするときは、未読無視や既読無視は禁物です。気軽に連絡ができるツールだからこそ、返信まで間隔が空くと悪印象になってしまうためです。

常に即レスをすることは難しいでしょうが、できるだけ早く返信するよう心がけ、遅くとも24時間以内には何らかのアクションを取ることをおすすめします。

休日や外出先で返信ができない場合は、「現在外出しておりスケジュールが確認できないため、本日の夕方に改めてご連絡差し上げます。」と一言送っておくと、真面目な学生だという印象を与えられるでしょう。

就活のやりとりをLINEで行うときの例文

人事とLINEを交換したものの、メールとは違うLINEの文面の作り方がわからずに戸惑っている学生は多いかもしれません。そこで、ここでは就活のやりとりをLINEで行なうときの例文を紹介します。

【LINEでやりとりする際の例文】

〇〇様、いつもお世話になっております。
〇〇大学の(フルネーム)です。

面接の日程の件、ご連絡いただいてありがとうございます。
お送りいただいた◯月◯日◯時からで問題ございませんので、
そちらの日程でよろしくお願いいたします。

持ち物や服装など、指定がございましたらご教示いただけますと幸いに存じます。
お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

就活のやりとりをLINEで行うときに気をつけたいNG行動

就活のやりとりをLINEで行なうときは、社会人として適切ではないNG行動に気をつける必要があります。ここからは、就活のLINEで気をつけたい行動について5つ紹介します。

【就活LINEやりとりの注意点1】ドタキャンや謝罪をLINEで行なう

LINEはスピーディーに連絡ができて便利なツールですが、選考のドタキャンやミスに対する謝罪の連絡はLINEで行なわないようにしましょう。LINEだから誠意がなかったり反省していなかったりするということはありませんが、「軽く考えている」と捉えられてしまう恐れがあります。

こういった連絡は、電話ですることが基本です。どうしてもすぐに謝罪したくてLINEのメッセージを送信したいときは、送信したあとに改めて電話を入れると丁寧な印象を与えられるでしょう。

面接辞退などで謝罪の電話をかけるときは、こちらの記事も参考にしてみてください。

面接辞退の電話のかけ方5ステップ!注意点やメールの書き方も解説【例文付き】

【就活LINEやりとりの注意点2】送信取り消し機能を使う

LINEには「送信取り消し機能」がついていますが、この機能は人事相手に使わないように気をつけてください。「深く考えずにメッセージを送信して取り消している」と思われ、人事の考え方によってはマイナスの印象になってしまう恐れがあります。

そもそも、おもなビジネスの連絡ツールであるメールには送信取り消し機能がありません。そのため、LINEでも安易に一度送った連絡を取り消すべきではないのです。

送信を取り消すことがないよう、送りたい内容をメモアプリなどに下書きして、よく確認してから送信すると失敗しにくいでしょう。

【就活LINEやりとりの注意点3】プライベートな内容のアイコンや名前にする

見落としがちなポイントですが、就活中はアイコンに注意してください。恋人とのラブラブな写真や自撮り写真、趣味のギャンブルの写真など、ネガティブな印象を与えるものは設定しないように気をつけましょう。

反対に、プライベートな画像やマイナスな印象を与える写真以外であれば、何を設定しても問題ありません。アイコンの画像に迷ったら、ペットの写真や風景、食べ物や自分の後ろ姿などを選ぶといいでしょう。

また、アカウント名をニックネームにしておくと個人を特定しにくくなります。就活中は、フルネームで登録しておきましょう

【就活LINEやりとりの注意点4】タイムラインの投稿に気を遣わない

人事に見られているのはLINEのアイコンや、やりとりの内容だけではありません。意外にタイムラインも見られているため、投稿内容に注意が必要です。

プライベート色の強い話題や暗い話題はもちろん、企業のキャンペーンや抽選に応募するような内容の投稿もあまりいい印象を与えません。就活中はできるだけ投稿を避け、マイナスイメージになりそうな過去の投稿も削除しておくと安心でしょう。

【就活LINEやりとりの注意点5】スタンプを使ってしまう

LINEはスタンプ機能が魅力的なツールですが、就活のやりとりをするときはスタンプの使用を避けてください。どのようなスタンプを使ったとしてもカジュアルな印象になってしまい、人事によっては不快感を抱かれてしまう恐れがあるためです。

なかには、人事との距離が近くてスタンプでやりとりをしても問題ないと判断するケースもあるかもしれません。その場合もスタンプひとつで返事をするのではなく、「かしこまりました」などと言葉で伝えたうえで、スタンプを送るようにしましょう。

就活のやりとりをLINEで行うときはマナーを守ろう!

就活のやりとりをLINEで行なうのは、学生にとっても企業にとってもメリットが多いことです。学生にとって親しみ深くて気軽に使えるツールとはいえ、社会人のひとりとして人事と連絡する以上、最低限のマナーを押さえる必要があることを忘れてはいけません。

LINEで就活のやりとりをするときは、言葉遣いや送信時間といった基本マナーを踏まえるのはもちろんのこと、アイコンやタイムラインの投稿などにも気をつける必要があります。常に「自分がどう見られているか」を意識し、LINEでも好印象を残せる対応をしていきましょう。