座談会で質問しないのはアリ?質問がない時の対処法や乗り切るコツを解説

この記事では、座談会で質問しなくてもいいのか、質問が思い浮かばない時の対処法などを例文付きで解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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会社説明会よりも気軽に質問しやすい座談会ですが「考えていた質問がすでに出てしまった」という状況に陥る場合もめずらしくありません。座談会で積極的に質問すれば、志望度の高さや意欲があることををアピールできます。その結果、その後の選考が有利になる可能性があるのです。しかし、突然質問しようと思っても中々質問内容は浮かびにくいでしょう。座談会参加前に質問したい内容をある程度決めておくとベストです。以上のことを踏まえて、解説していきます。

座談会に参加したら絶対に質問しないといけない?

結論からいうと、座談会で質問しないのはマナー違反ではないので、どうしても質問が思い浮かばない時は発言しなくても問題ありません。座談会で質問しなかったからといって、その後の選考に悪影響が生じる可能性は少ないでしょう。

とはいえ、せっかくの機会を無駄にしないためにも、座談会に参加した際は積極的に質問したいところです。端から質問しないと決めて参加するのではなく、参加したからには何か一つでも質問することをおすすめします。

なかには選考に影響を及ぼす座談会もある

数ある座談会のなかには、選考に直結している座談会も少なからず存在します。一例を挙げると、以下のような座談会は選考に影響が生じる可能性があるので覚えておきましょう。

【選考に影響する可能性のある座談会】
  • 学生に名札を付けさせる
  • 社員が頻繁にメモを取っている
  • 人事が会場内を回っている
  • 参加者が限定されている

    こうしたタイプの座談会で質問しないのは、その後の選考で不利になる可能性があります。名前を確認されたり、質問したことをメモされたりしている様子があれば、積極的に質問して意欲や志望度の高さをアピールしましょう。

    質問しないのはもったいない!座談会で質問するメリット4つ

    座談会で質問しないのはNGではありませんが、質問しないのは少々もったいない気がします。その理由は、座談会で質問すると以下のようなメリットを得られるからです。

    【座談会で質問しないのはもったいない1】企業研究を深められる

    座談会は人事部以外の部署の社員も参加しており、なかには年齢の近い若手社員もいます。そのため会社説明会のような形式ばった質疑応答ではなく、比較的フランクに質問に答えてくれるので、企業研究を深めるには最適です。

    基本的に企業研究といえば、企業HPやパンフレット、IR情報などを読み込むイメージがありますが、それだけでは詳しい業務内容や社内の雰囲気を知ることはできません。
    その点、座談会ではさまざまな部署に所属する複数の社員と話すことができるので、一歩踏み込んだ企業研究ができます。

    【座談会で質問しないのはもったいない2】面接の逆質問の練習になる

    本選考の面接では、最後に「何か質問はありますか?」と逆質問をされることがあります。この逆質問に対して何をどう答えていいのか迷う学生も多く、上手く質問できなかったり、固まってしまったりする人も少なくありません。

    そこで役立つのが座談会での経験です。座談会で社会人に質問することに慣れておけば、面接の逆質問に対する不安も緩和されます。
    座談会に参加した際はさまざまな質問をして、どんな質問なら気持ちよく答えてくれるのか、どんな聞き方をしたら上手くコミュニケーションを取れるかを学んでおきましょう。

    【座談会で質問しないのはもったいない3】過去の選考の話を聞ける

    座談会に若手社員が参加している場合は、過去の選考の話を聞ける可能性があります。ただし、これは社員が会話の流れで話してくれるわけではなく、質問しなければ聞けない話です。

    どんな人が内定をもらっていたか、エントリーシートの項目にはどんなものがあったか、面接のコツや注意点など、会社説明会では聞きづらい質問をしてみましょう

    【座談会で質問しないのはもったいない4】名前を覚えてもらえる可能性がある

    採用に関わる社員や人事が参加している座談会では、積極的に質問して意欲や志望度の高さをアピールすることで、その後の選考が有利になる可能性があります。きちんと企業研究をしていることが伝わる質問をして、顔と名前を覚えてもらいましょう。

    ここで注意したいのは、自分の存在をアピールしたいがために悪目立ちしてしまうことです。名前を覚えてもらえる可能性があるということは、逆に言うと「悪い意味で顔と名前を覚えられる可能性もある」ということ。質問の内容や態度によっては悪印象を与えてしまい、チェックされる可能性があるので注意しましょう。

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    質問しないといけない雰囲気に!座談会で質問が思い浮かばない時の対処法

    参加者が少ない座談会で話を振られた場合や、参加者が一人ずつ質問しながら進行している場合など、質問しなければならない雰囲気になることもあります。しかし、どうしても質問が思い浮かばない時もあるでしょう。

    そこでここからは、座談会で質問が思い浮かばない時に試してほしい対処法を3つご紹介します。

    【質問しないといけない座談会の対処法1】参加者の質問を発展させる

    質問が思い浮かばない時におすすめの対処法は、参加者の質問を掘り下げた内容の質問をすることです。例えば、「一日のスケジュールを教えてください」という質問が出た場合、「入社当時の一日のスケジュールを教えてください」「総合職と一般職の一日のスケジュールの違いを教えてください」などと発展させることができます。

    ただし、無理に質問を編み出そうとするあまり、似たような内容の質問にならないように注意してください。話を聞いていないように思われて、悪印象を持たれる可能性があります。

    【質問しないといけない座談会の対処法2】メモを取る

    誰も質問せず、質問を発展させることができない状態なら、メモを取ることで話を振りにくい雰囲気を作るしかありません。一生懸命メモを取っている学生に対して、話を振ってくる社員は少ないでしょう。

    しかし、座談会中ずっと俯いているのはマイナス評価につながるので要注意です。時々顔を上げて頷いたり、相槌を打ったりすることを忘れないようにしましょう。

    【質問しないといけない座談会の対処法3】定型文で乗り切る

    座談会で質問が思い浮かばない時の最終手段として、定型文で乗り切るという方法があります。困った時に役立つので、以下の定型文を頭に入れておきましょう。

    【座談会で質問が思い浮かばない時の定型文】
    • 「今の段階では質問はありません。もし疑問に思ったことがあれば、後ほどお伺いしてもよろしいでしょうか」
    • 「今のところ質問はありませんが、疑問点が出てきたら帰宅後、もしくは後日お伺いすることは可能でしょうか」

      誰も質問しない座談会はチャンス!?

      座談会では質問をした方がいい理由を解説してきました。これは主に企業に熱意や志望度の高さをアピールするためですが、さらに熱意や志望度を伝えたいなら「一人目の質問者になる」ことをおすすめします。最初に質問をするのは勇気がいりますが、その分企業への関心や熱意が伝わる可能性があります。

      その他にも、「事前に企業研究をしておく」「最低3つ質問を用意しておく」といった準備をしておくことで、熱意や志望度の高さをアピールしたり、好印象を与えたりすることが可能です。

      熱意や志望度の高さを伝える座談会の質問例

      ここで座談会の質問例をいくつかご紹介します。座談会に参加する前にぜひチェックしておきましょう。

      【座談会での質問例】
      • 大まかな一日のスケジュールを教えてください。
      • 御社で活躍している人の共通点を教えてください。
      • 御社で働く社員の皆様の雰囲気や人柄を教えてください。
      • ○○様はどんな後輩と働きたいですか?
      • この業界で御社を選んだ理由を教えてください。
      • 社会人として活躍する皆様が過去に戻ったとすると、入社までにどんなことをしておきますか?
      • ホームページを拝見して○○という箇所に疑問を抱いたので、詳しく教えていただけますでしょうか?
      • 入社前と入社後に感じた御社や業務に対するギャップを教えてください。

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      座談会で質問しないのはマナー違反ではない

      座談会に参加したら、絶対に質問しなければならないわけではありません。しかし、貴重な話を聞き出したり、意欲や志望度の高さをアピールしたりするためにも積極的に質問したいところです。

      とはいえ、焦りや気まずさから調べればすぐ分かる内容を質問したり、社員が答えにくいことを聞いたりすると、悪印象を持たれる可能性が高いので注意が必要です。本記事で紹介した質問例を参考に、好印象を与える質問を心掛けましょう!