就活に一生懸命取り組んでいる学生ほど、就活をくだらないと感じる機会は多いものです。就活に対するモチベーションは、一度下がってしまうと「就活を辞めたい」「どうせ次も受からない」というように、とことん下がってしまうことも。
そこで本記事では就活をくだらないと感じる理由や、くだらないと感じた時に考えたいことを紹介します。くだらない就活を断ち切り、自分のための就活を再スタートさせましょう!
就活をくだらないと感じている学生は少なくない
就活は将来を決定づける重要な活動であり、人生の分岐点のひとつであることは間違いありません。しかし、就活に励む学生の中には「就活なんてくだらない」「茶番だ」と感じている人もたくさんいます。
実際に、SNSで“就活 くだらない”と検索すると、就活中の学生や社会人、起業した人など、多くの人の呟きが見受けられます。
それでは、なぜ就活をくだらないと感じるのでしょうか?まずは就活をくだらないと感じる理由を見てみましょう。
就活をくだらないと感じる理由7つ
漠然と就活なんてくだらないと感じている学生もいるかもしれませんが、多くの学生には明確な理由があるようです。
ここでは、とくに多く見られる7つの理由を紹介します。
【就活をくだらないと感じる理由】企業も学生も嘘をついているから
かなり強い言葉を使いましたが、就活がくだらなく思えてきた学生の中には「企業も学生も嘘をついている」と感じている人が多いようです。たしかに会社説明会やインターンにおいて、企業は自社の良い面ばかりアピールします。それと同じく、学生も自身の良いところをアピールし、場合によっては企業によってアピール方法を変えることもあります。
実際は、企業も学生も真っ赤な嘘をついているわけではありません。しかし、企業の実情や自身の短所を隠しながら進んでいく就活に対して、企業も学生も嘘をついていると捉えてしまうのも無理はないのかもしれませんね。
【就活をくだらないと感じる理由】回答がテンプレ化しているから
就活における自己PRや志望動機は、ある程度テンプレ化されています。もちろんオリジナリティは必要ですが、あまりに逸脱した自己PRや志望動機は悪印象を持たれる可能性があるので注意しなければなりません。
それだけでなく、行動や服装、電話やメールでの連絡方法など、就活中の言動はすべてテンプレ化されていると言っても過言ではありません。個性が大切だと言いながらも、実際は決まりきった回答を求められることに違和感を抱いてしまうのでしょう。
【就活をくだらないと感じる理由】くだらないマナーが多すぎるから
就活では最低限のビジネスマナーが求められますが、その中にもくだらないと感じる要素は少なからずあります。例えば、「入室時のノックは3回」「先方が切るまで電話を切ってはいけない」など、守る必要があるのか分からない細かいマナーについて、無意味だと感じる学生は多いようです。
また、「夏でも必ずスーツを着用しなければいけない」「私服指定は名ばかり」など、服装のマナーに関して茶番だと感じる学生も少なくありません。
【就活をくだらないと感じる理由】意味の分からない質問をされるから
面接やWebテストでは、「100万円もらえるとしたら何に使いますか?」「あなたを動物に例えるとしたら何ですか?」など、意図を読みにくい変わった質問をされることがあります。これらは自身を客観的に見ることができるか、どんなことに価値を見出しているのかなど、学生と企業がマッチしているかどうかを見極めるための質問です。
しかし、こうした質問の意図が読めなければ、面接なんてくだらないと感じてしまうのも無理はありません。意味の分からない質問をされた際は、企業側の意図を予測する必要があるでしょう。
【就活をくだらないと感じる理由】給料について聞いてはいけないから
就職先を決める上で、給料や福利厚生は重要な要素となります。しかし、面接で給料や福利厚生について質問するのはタブーとされており、実際に入社するまで給料の内訳や福利厚生の充実度を知ることはできません。
いずれ給料や福利厚生に関する質問もOKとされる時代が来るかもしれませんが、今のところ「お金や福利厚生目当てで就職するなんて、やる気や意欲を感じられない」と判断されてしまいます。
【就活をくだらないと感じる理由】就活解禁前に内定を獲得している学生がいるから
就活解禁前に内定を獲得している学生がいることも、就活をくだらないと感じる理由のひとつです。これまで何度か就活スケジュールの変更がありましたが、今のところ「3月に就活解禁、6月に面接開始、10月に内定解禁」という形が適用されています。
なお、これは経団連に所属する企業だけのものであり、経団連に所属していないベンチャー企業や外資系企業の中には、就活解禁前に内定を出すところもあります。
また、経団連に所属している企業であっても、就活解禁前に水面下で選考を進めているケースも存在します。ルールを守らない企業や、就活解禁前の内定獲得者に対して不公平さを感じても無理はないでしょう。
【就活をくだらないと感じる理由】雰囲気やキャラクターで合否が決まるから
中途採用の場合は、過去の経歴やスキルから合否が決まることがほとんどです。しかし、新卒採用の場合はそうはいきません。企業は学生に誇れる経歴やスキルを求めているわけではなく、人柄を重視して合否を判断しています。つまり、学生が持つ雰囲気やキャラクターが合否を左右するということです。
これに対して、自己主張が苦手な学生や、自分に自信のない人はくだらないと感じてしまうようです。ただ、いくら誇れる経歴やスキルを持っていたとしても、企業という組織の中でやっていくには協調性やコミュニケーション能力が必要不可欠。雰囲気やキャラクターが重視されるのは仕方ないのかもしれませんね。
就活をくだらないと感じた時に考えたいこと
くだらないと感じながら、就活を進めていくのは苦しいですよね。マイナスな感情に支配された状態で選考に進んでも、納得いく結果は得られないでしょう。
そこでここからは、就活をくだらないと感じた時に考えたいことや、試してみてほしいことを紹介します。
【就活をくだらないと感じた時に考えたいこと】就活の目的を再確認する
就活をくだらないと感じたら、まず就活の目的を思い出してみましょう。就活の目的は人それぞれであり、正解や間違いはありません。
お金を稼ぐために就活をしている人もいれば、大手企業に就職するために就活している人もいるでしょう。それも立派な目的ですが、くだらないと感じるようになった原因はこの目的にあるのかもしれません。その場合は、なぜお金を稼ぎたいのか、どうして大手企業に就職したいのかと自問自答し、掘り下げてみてください。就活の目的を再確認し、必要があれば目的を再設定して新たな一歩を踏み出しましょう。
【就活をくだらないと感じた時に考えたいこと】良い結果を期待しすぎない
良い結果を期待することは悪いことではありませんが、過度な期待は自信の喪失につながる場合があります。
もし納得いく結果が得られなかったとしても、それはあなたに能力や魅力がないからではなく、ただ企業と合わなかっただけ。逆に、そのまま就職していたら早期離職していただろうとポジティブに捉えてみてもいいのかもしれません。
【就活をくだらないと感じた時に考えたいこと】そういうものだと割り切る
どれだけたくさんの学生が就活をくだらないと思っていても、テンプレ化した回答や不必要に思える就活マナー、意味の分からない質問はなくならないでしょう。それなら、「就活はくだらないものだ」と割り切ることも一つの手です。
誰しも、納得できないことや理不尽なことはあるものです。くだらないことに腹を立て、いちいち波風を立てるよりも、割り切ってしまった方が楽なこともあるでしょう。くだらないマナーやルールを取っ払って就活を進めるのもありですが、堅い職業や大手企業に就職したい場合はそういうものだと割り切るべきです。
【就活をくだらないと感じた時に考えたいこと】起業やフリーランスを視野に入れる
茶番のような就活をこれ以上続けられないと思ったら、起業やフリーランスを視野に入れてみてもいいでしょう。いまや企業に就職せずに働くことを選択しても、普通じゃないとか、安定しないとか批判される時代ではありません。
ただし、自分の手で選び取るのと就活から逃げるのはまったくの別物です。起業したり、フリーランスとして働いたりするのは容易いことではありません。人生の分岐点にいる学生たちには、しっかり考えた上で自分に合った働き方を選択してほしいです。
くだらない就活を断ち切るためにスカウトサービスを活用しよう
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就活をくだらないと感じたら休憩するのも一つの手
くだらないと感じたまま就活を続けても、良い結果は得られません。もし就活の目的を再確認したり、そういうものだと割り切ろうとしたりしてもマイナスの感情が消えないようであれば、一度就活を休憩してみてもいいかもしれません。
就活に焦りや無理は禁物です。まずはキミスカに登録してスカウト待ちをしながら、前向きな気持ちで就活を再スタートできるまで、学生生活を充実させることに重きを置いてみてはいかがでしょうか?