ESに面接、他人との比較、ピリピリした雰囲気…。就活生の多くは「もう疲れた…」と感じながらも、諦めるわけにはいかない就活にブルーになっているものです。
そこでこの記事では、就活に疲れた時の対処法や見直すべきポイント、就活が上手くいくコツまで詳しくご紹介します。
就活に疲れた時=チャンス!休憩して気持ちを切り替えよう!
例年、大学3年生の3月に情報が解禁され、企業側は説明会やセミナーなどのエントリー受付を開始します。そこからは怒涛の説明会ラッシュに巻き込まれることになり、就活生の周りは常にピリピリとした緊張感が漂うことになるのです。
そんな張り詰めた雰囲気に、疲れを感じる就活生も多いですよね。ESから始まり、筆記試験、いくつかの段階を踏んだ面接、グループディスカッションなど、これまでは経験したことのない緊張感の連続。これでは、就活に疲れてしまうのも当然のことでしょう。
しかし、疲れたからといって早々に就活を諦めるわけにもいきません。これは成長のチャンスだと考えて、気持ちを切り替えることが重要です。では、どのように気持ちを切り替えるべきなのでしょうか?
就活に疲れた時の対処法5つ
ここからは、就活に疲れた時の具体的な対処法をご紹介します。疲れを甘えだと決めつけるのではなく、自分にぴったりの方法で早めに対処しましょう。
自分に合ったリフレッシュ方法を見つける
就活に疲れたら、気軽にできるリフレッシュ方法を試してみましょう。例えば、ストレッチやジョギングなどの軽い運動をしたり、お気に入りの入浴剤を入れたお風呂にゆっくり浸かったりと、自分なりのリフレッシュ方法を見つけてみてください。とにかく就活にまつわることを考えない時間を作るのがポイントです。
確実に前進している自分を認めてあげる
「面接で上手く話せなかった…」、「周りの友達がどんどん内定をとっていく」と、焦りを感じている就活生も少なくないでしょう。そんな時は、一度立ち止まってみてください。就活に漠然とした不安を抱いていた数ヶ月前を思い出してみると、確実に前進しています。
内定に落ちたからといって自分を全否定しない
手ごたえがあった企業の内定に落ちると、自分自身を否定されたような気になることがあります。しかし、それは大きな間違いです。まずは「不採用=人格否定」ではないことを理解しましょう。あなたの経験や価値観が企業の求めるものと合わなかった、ただそれだけのことなのです。
同じ状況の就活生たちと気持ちを共有する
周りの友達を見ていると、自分だけが取り残されたような気になってしまいますよね。そんな時は、辛い気持ちを共有できる就活生たちと交流してみるのもひとつの手です。周囲に同じ状況に置かれた就活生がいない場合は、SNSで就活生の呟きをチェックするだけでも孤独感が薄れるでしょう。
専門家に頼ることも視野に入れて
就活疲れを放っておくと、就活が原因で引き起こされる「就活うつ」になることもあります。就活うつとは、就活が過度のストレスとなり、メンタルヘルスに不調をきたした状態を指します。就活うつを自覚していたり、家族や友達に指摘されたりした場合は、専門家に頼ることも視野に入れましょう。
就活うつを不安に感じている方は、以下の記事もチェックしてみてください。
就活に疲れた時に見直すべき5つのポイント
リフレッシュして考え方を変えられたら、次は就活に関するいくつかのポイントを見直してみましょう。
業界・職種を絞り過ぎていないか
憧れの業界や職種にこだわり過ぎるあまり、なかなか内定がとれずに疲れを感じていませんか?志望する業界や職種があるのは良いことですが、絞り過ぎて数社しか受けず、結局全落ちするパターンも珍しくありません。その結果、自分の意思とはまったく異なる業界・職種に就く羽目になることも。もう少し肩の力を抜いて、就活をスムーズに進めましょう。
以下の記事を参考に、改めて業界の種類を確認してみましょう。
自己PRや志望動機が希望する企業に合っているか
自分の経験をアピールしたり、入社したい気持ちを伝えたりすることはもちろん重要です。しかし、それ以前に自己PRや志望動機が希望する企業に合っているかどうかを確認する必要があります。
自己PRや志望動機は、具体性が鍵になります。企業が求める人材像を意識して、採用担当に響く自己PRをしましょう。
自己PRや志望動機が独りよがりになっていないか、以下の記事でチェックしてみましょう。
基本的な礼儀やマナーがきちんとできているか
いくら繰り返し面接対策を行っていても、見落としている箇所があるかもしれません。基本的な礼儀やマナーがきちんとできているか、1から見直してみましょう。
面接対策というと、どうしても話す練習に重点を置きがちですが、企業側はそれ以前に社会人としてのマナーや態度を見ています。入室から好印象を与えて、面接官の心を掴みましょう。
落ちた理由を分析できているか
なかなか内定がもらえず、疲れる気持ちは誰しも抱くものです。しかし、そこで終わってしまうのはもったいない!なぜ落ちたのか、受かった人と自分はどこが違ったのかなど、自分なりに理由を分析してみましょう。
改めて自己分析をする
就活のスタートともいえる自己分析の目的は、自分の人生の「目的」と「手段」を知ることです。この自己分析を疎かにしていると、就活がなかなか上手くいかなかったり、就活に疲れて立ち直ることができなくなったりしてしまうことも少なくありません。自分の入るべき企業を知るために、そして面接官に自分のことを伝えられるように、改めて自己分析をしてみましょう。
自己分析のやり方に迷ったら、以下の記事を参考にしてくださいね!
さっそく作戦を練り直そう!就活が上手くいく4つのコツ
見直すべきポイントを押さえたら、さっそく作戦を練り直しましょう。ここからは、就活に疲れたと嘆いている就活生のために、就活が上手くいくコツをまとめてみました!
面接練習を繰り返す
面接対策はバッチリだと思っていても、本番になると誰だって緊張するものです。その緊張感に慣れるには、とにかく面接練習を繰り返すしかありません。何を聞かれても落ち着いて答えられるように、家族や友達、OGやOBにも協力してもらいましょう。
大企業や志望企業にこだわり過ぎない
大企業や志望企業に入社したい気持ちは分かりますが、それにこだわり過ぎていると選択肢が狭まってしまうこともあります。選択肢を広げるためにも、できるだけ多くの企業に関心を向けてみましょう。
誠実な言葉・態度を心掛ける
採用担当は、酸いも甘いも知り尽くした人生の大先輩です。どれだけ完璧な自己PRや志望動機でも、それが嘘や演技であれば即バレてしまうでしょう。誠実な言葉や態度を心掛け、飾らない就活を心がけてください。
結論から書く・話す
ESや面接で意識したいのは、結論から書いたり、話したりすることです。そうすることで、分かりやすく簡潔に伝えることができます。
理由や経緯から始めると、結論にたどり着くまで時間がかかりますよね。それでは採用担当や面接官に伝わらないばかりではなく、自分でも何をアピールしたいのかよく分からなくなることもあります。“結論から始める”ことを意識し、自分の魅力を的確にアピールしましょう。
以下の記事を参考に、人事に響く自己PRを作りましょう。
就活に疲れたら、リフレッシュしてまた頑張ろう!
就活に疲れているのは、あなただけではありません。辛い気持ちを我慢し、疲れに気付いていないフリをするのではなく、自分なりのリフレッシュ方法を見つけて気持ちを切り替えましょう。
新卒の場合なら、卒業ギリギリに内定をもらう就活生も珍しくありません。就活時期を過ぎても、最後まで諦めないで粘り強く進めてみましょう。