就活がきついと感じた時にするべきことは?理由や対処法を紹介

就活は慣れないことの連続です。程度の差はあっても、誰もが一度は「就活はきつい」と感じたことがあるのではないでしょうか。そんな時はきつい現状から逃げようとするより、きつさと向き合い、コントロールする方法を学びましょう。就活がきついと感じる理由とその対処法を紹介します。

あなたの就活がきついと感じる7つの理由

まずは、就活がきついと感じる理由について考えてみましょう。

【就活がきつい理由1】はじめての経験に緊張する

初めて行く場所や初めて会う人には誰もが緊張します。特に、自分の行動や言動で就職できるかどうかが決まってしまう就活は、人生の中でも重要なイベントと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、緊張は必ずしも悪いものではありません。適度な緊張は実力を発揮して、最高のパフォーマンスを 発揮するために必要なものです。

緊張は慣れないから起こるもの。経験あるのみです。数をこなせば少しずつ緊張は和らいでいきます。どうしても緊張しまうときは、思い切って「緊張している自分」を認めるのも良い方法です。緊張を認めて正直に言葉に出してみると、強張った気持ちや体がほぐれていくのを感じられます。

【就活がきつい理由2】やることが多くて体力的にも精神的にもきつい

就活期間中は、体力的にも精神的にも余裕がなくなります。授業や部活の合間をぬって業界研究や企業研究、エントリーシート作成や説明会、インターンシップをこなしていくのは並大抵のことではありません。地方出身なら、説明会や選考のために移動もしなければならないので、よりスケジュールが過密になります。

そんなあなたにおすすめなのは、合同説明会や大学の説明会などの機会を活用すること。限られた時間の中で、「どうすれば効率の良い就活ができるか」という視点を持って、効率的な就活の組み立てを考え てみましょう。

【就活がきつい理由3】何社受けても内定を勝ち取れない

就活で一番きついのは、何社受けても「お祈りメール」を受け取ってしまうことかもしれません。内定が出ないと自分が否定されたような気がして、精神的につらくなってしまいますよね。しかし、内定は企業との相性もあります。なかなか内定が出ないのはきついことではありますが、相性が悪かったと考えて次に進むのも1つの考え方です。

【就活がきつい理由4】周りと自分を比べてしまう

自分に内定が出ないのに、周囲の友人が内定を獲得していくのを見るとプレッシャーを感じます。しかし、早く内定が出る方が良いわけでも、大手企業に行く人が偉いわけでもありません。他の人の就活と自分の就活を比べることに意味はない、と考えて粛々とマイペースを貫きましょう。

【就活がきつい理由5】お金がかかる

就活は予想以上にお金がかかります。就活にかかった費用は地域によっても大きな違いがあります。この日本経済新聞の記事によると、2019年卒の学生の支出を見ると、関東の平均支出は7万円、関西と東海は11万円、その他の地域は15万円という結果となりました。大半が交通費と宿泊費で占められ、交通費の節約のために夜行バスを使う地方学生も多いといいます。就活が長期化するとさらに費用は膨らむでしょう。地方の就活生は、就活生向けの宿泊所などのサービスを探してみるのがおすすめです。

【就活がきつい理由6】やりたいことがない

学校を出たばかりで明確な夢や目標がある人は少数派 なので、安心してください。やりたいことが思いつかない場合は、「絶対にやりたくないこと」から考えてみ ても良い でしょう。絶対にやりたくないことや譲れないことの中には、したいことにつながるヒントが眠っています。

【就活がきつい理由7】就活に正解があると思い込んでいる

あなたにとって就活のゴールは何ですか ?もし、就活のゴールが大手企業に行くことなら、考え直してみる必要があるかもしれません。1つの会社に定年まで勤める時代は終わりました。将来なりたい自分に近づくための、はじめの一歩という視点で就活を見ると、今感じているつらさが和らぐかもしれません。

就活がきついのは内定がないから?就活で見直すべき7つのポイント

就活がきついと感じるさまざまな理由を 挙げてみましたが、本当につらいのは頑張っているのに、内定がないことでしょう。ここからは内定が出ない理由を考えてみます。

【就活の見直すポイント1】エントリーシートは読みやすいか

ESや履歴書の字が読みにくい人、誤字脱字の多い人は確実に損をしています。採用担当者はたくさんの応募書類に目を通し、その中から実際に面接したい人を選んでいます。読みにくい応募書類は、足切りにあってしまうでしょう。せっかく書いた書類を読んでもらうには、読む人に「読みたい」と思われる書類作りを心がけましょう。

【就活の見直すポイント2】自己PRに裏付けがあるか

具体性のない自己PRには魅力を感じません。大きな実績や派手なエピソードがなくても、あなたらしさが伝わる自己PRなら会いたいと思ってくれるはずです。

【就活の見直すポイント3】身だしなみはきちんとしているか

身だしなみが整っていない人は、熱意が足りないと思われてしまいます。面接の前には、スーツのシワや靴の汚れ、髪型などを鏡の前で最終チェックしてみましょう。

【就活の見直すポイント4】「自分」らしい受け答えができているか

インターネットや本からコピペしたような自己PRは、心に響きません。多くの学生と会っている採用担当者には見破られている可能性が高いでしょう。面接官が知りたいのは、「あなたがどんな人か」ということです。あなたらしい受け答えを意識しましょう。

【就活の見直すポイント5】エントリー数は足りているか

なかなか内定が出ないと悩んでいる就活生の中には、エントリー数が足りていないケースも 珍しくありません。就活は企業との相性もあります。応募し続けていれば、必ずしっくり来る企業が見つかります。

【就活の見直すポイント6】企業側のニーズを理解しているか

どんなに熱意があっても、企業側のニーズとマッチしていなければ内定の獲得は難しいでしょう。少し距離を置いて、志望する企業の求めている業態や、人材と自分が合っているかどうかをチェックしてみてください。

【就活の見直すポイント7】人気企業ばかりを狙っていないか

「大企業に行くことが就活のゴール」と考えている就活生は、苦戦する傾向にあります。人気企業は激戦区です。就活がつらい原因が人気企業ばかりを狙っていることにあるなら、競争の少ない場所を選ぶことも解決策となるでしょう。

就活がきつすぎて就職する理由が分からなくなったときに考えたいこと

「就活がきつすぎて、全部投げ出したい!」と思ったときに考えてみたいことを紹介します。

長期的なライフプランを考えてみる

そもそも、就活は本当にしなければならないことなのでしょうか。実際には、就活以外にもさまざまな選択肢があります。起業すれば無理して就活する必要はありませんし、さらにいえば無職やニートという選択肢もアリかもしれません。大切なのは、長期的なライフプランを考えてみること。どのような生活をしたいかから逆算して、今の自分の行動を決めていきましょう。「周囲の人が就活しているから自分も就活する」のではなく、自分にとって就活とは何かをじっくりと考えてみてください。

「きつい」を乗り越えて内定を獲得する方法

「やっぱり就活しよう!」と決めた人のために、内定を獲得するための方法を紹介します。

【就活がきつい時の対策1】自己分析をして目的を明確にする

自分らしい就活をするためには、自己分析をして目的を明確にすることが欠かせません。そこが甘いと仮に内定を獲得しても、早期離職など別の問題につながる可能性が出てきます。まずは、自分にとっての就活の意味合いをしっかりと固めましょう。

【就活がきつい時の対策2】早めに行動する

早くから動けば、それだけチャンスは広がります。就活をマイペースで進めるためにも早めに行動を起こすことが大切です。

【就活がきつい時の対策3】目標期間を設定する

何日までに内定を獲得するなど、具体的な目標を設定すれば、それを達成するためにするべきことと、行動量が見えてきます。

【就活がきつい時の対策4】楽しみを見つける

就活がきついと感じるときほど、意識的に趣味や友達との会話、運動など適度に息抜きの時間を作りましょう。楽しみを見つけてリラックスできると、就活がきついという気持ちが和らぎます。

【就活がきつい時の対策5】就活経験者やエージェントに相談する

自分だけではどうにもならないと感じたときは、人に相談してみるのも ひとつの手です。特に新卒エージェントは、友人や家族とは違った視点からアドバイスをもらえることも。できるだけ早い段階で先輩や就活のプロに相談すると、就活がうまくいく確率がアップします。

就活は自分らしく働ける業界・企業選びをしよう

多かれ少なかれ誰もがきついと思っている就活。なかなか内定が出ないのは、いくつかの原因が考えられます。自己分析や業界研究が足りていない、行動量が少ない、エントリーシートや話し方に問題があるなど。

きついを乗り越えて頑張れるかどうかは、目的意識の差と言い換えることもできます。しかし、自分一人ではどうにもならないと感じたときには、誰かに相談してみてください。
新卒エージェントに相談することで、きっと自分らしい働き方やキャリアに近づくことができるでしょう。