自己PRが思いつかない時のやり方3選【自己PRの作り方4ステップ付】

企業の人事担当にアピールできるような自己PRが思いつかない、と悩んでいませんか?実は、そのような悩みを持つ方は意外にたくさんいます。そこで、ここでは自己PRが思いつかない時にはどうすればいいのかをご紹介します。これを参考に、アピールできる自己PRを作成してみましょう。

自己PRが思いつかない時は目的から考える

自己PRとは、自分の強みや特技などをアピールすること。けれど単に自慢話をしていても、自己PRにはなりません。自己PRを書くには、企業の人事が就活者に何を求めているかを把握することが大切です。それを理解できていないと的外れなPRになってしまい、印象を悪くしてしまう恐れもあります。

【自己PRのポイント1】あなたの思考回路が見えてくるか

企業の人事が見たいのは、あなたがこれまでにどのような結果や成果を出してきたかではありません。それよりも、どういったプロセスでそこに至ったのかということを知りたがっています。入社したあと、あなたがどんなマインドで業務に携わり、どんな変化をもたらすかを見極めようとしているのです。そのためには、あなたの思考はもちろん、その後の行動、それによって出た結果、そこから何を得たかというこの一連の物語が重要になってきます。

【自己PRのポイント2】社風に合うか

優れた人材を採用したいと考えるのはどの企業でも同じことですが、社風に合うかどうかもチェックしています。社内の雰囲気に合わない人材だと、せっかく採用してもお互い働きづらいと感じてしまうことが多いからです。
このようなことにならないためには、あなたの人柄や人間性を伝えられるアピールが必要です。そうすれば、採用時におけるミスマッチも回避できるでしょう。どうしても採用されたいからと、自分を偽るのもNGです。結果的にミスマッチを招き、せっかく入社しても長続きしない可能性があります。

【自己PRのポイント3】将来的なポテンシャル

企業としては、採用した人材に活躍してほしいと考えています。ただ、多くの企業は即戦力として採用するのではなく、将来的に活躍できるかどうかをチェックしています。
そのため、これまでの結果や成果、実績などよりも、今後の伸びしろがありそうかどうか、会社にうれしい変化をもたらしてくれる潜在能力があるかどうかをチェックしています。

自己PRが思いつかない時に使えるやり方【3選】

使えそうなネタが思い浮かばなくても、慌てる必要はありません。ネタの大小はあまり関係なく、どんなに小さなネタであっても自己PRに使うことは可能です。先述したように人事は結果ではなくプロセスを重視するので、小さなネタでも人間性や思考回路が見える内容なら問題ありません。ここでは、PRが思いつかない時に使える3つの方法をご紹介しましょう。

【思いつかない時のやり方1】自分史を作る

まず、自分の過去を振り返って経験を洗いだしてみましょう。何も難しく考える必要はありません。努力してきたこと、力を注いできたこと、強く印象に残っていることなどを書きだしていくだけで結構です。できるだけ時系列にしていくと整理しやすくなるでしょう。
次に、リストアップした経験を深堀していきます。自分がどうしてそのような行動をとったのか、どうして頑張れたのかなどを分析してください。次第に自分らしさが見えてくるはずです。そこから、自分にどのような職種がマッチするかも次第に掴めてくるでしょう。
過去の経験を深堀することで自分の強みが照らし出されます。それが、あなたがアピールするべきことなのです。

【思いつかない時のやり方2】モチベーショングラフを作る

モチベーショングラフとは、時系列で過去の体験を振り返り、縦と横の軸にモチベーションの高さや時間を書きだすものです。紙に縦と横のラインを描き、過去を振り返りながら過去の出来事などを書きだしていきます。大切なのは、ターニングポイントごとに「なぜ?」という意識を持つことです。どうしてサッカーの全国大会を目指したのか、どうしてそんなに頑張れたのか、など、これによって自分でも気づいていなかった価値観などに気づけます。
次に、それぞれのエピソードを比較して順位をつけてください。これによって、高いモチベーションを持っていた時期に共通していた要素が見つかるでしょう。
モチベーショングラフで自己分析すれば、自身の特徴や価値観をより明確にでき、紙に書きだして言語化もできるようになります。

モチベーショングラフで自己分析!やり方解説【10分で終わるテンプレ付き】

【思いつかない時のやり方3】適性検査を受ける

適性検査を受けることで、自分の特徴や気を付ければいいことなどを客観的に知ることができます。適性検査によって自身の特徴、強みなどを知ることができれば、自己PRも作成しやすくなるでしょう。
適性検査は自己分析ツールとしても話題なので、気になる方はぜひお試しください。下記の『キミスカ』ホームページで紹介されている適性検査は、150の質問から性格の傾向や思考力、価値観の傾向、ストレス耐性などをチェックできます。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

魅力的な自己PRを作る4つのステップ

基本的な構成は文字数に関係なく一緒です。ここで使うのはプレゼンなどでもでも用いられるPREP法と呼ばれる手法。この手法なら100文字でも1000文字でも難なく自己PRを作成できるでしょう。

【自己PRの作り方ステップ1】結果から書きだす

もっとも大切なポイントは、先頭に結論を持ってくること。「私の強みは○○です」と冒頭で打ち出しましょう。自分の強みを先頭に持ってくることで、最初に何を伝えたいのかをはっきりさせられます。こうすることで企業の人事にもあなたのPRポイントが伝わりやすくなるでしょう。
避けたいのは、ダラダラと無駄な前置きをしてしまうこと。これをしてしまうと、結局のところ何がいいたいのか、相手は混乱してしまいます。本当に伝えたい内容がブレてしまうと、企業の人事も真意が掴めず、採用見送りになることもあります。

【自己PRの作り方ステップ2】その結論に至った理由を述べる

いくら強みを自信満々に語ったところで、根拠がないと信頼性に欠けてしまいます。それでは到底自己PRとはいえず、アピールしたいことも伝わりません。どうしてそれが強みなのか、「私は○○のアルバイトをしていた時、××の結果を残すことができました」といったように、根拠を示してください。

【自己PRの作り方ステップ3】具体的なエピソードを交える

具体的なエピソードを加えることによって、信頼性を増すことができます。また、困難や問題を乗り越えたなどの経験から、あなたの思考回路を企業の人事は知ることができるでしょう。「〇〇のアルバイトをしている時、××のトラブルが起き、それを△△によって解決しました」のような感じです。
思考回路は特に人事がチェックしている部分です。あなたの思考回路が伝わるような内容を意識してください。

【自己PRの作り方ステップ4】最後にもう1度結論を強調

再び結論を主張します。こうすることで、あなたの強みを再度強調し、明らかにすることができるからです。また、それを入社後にどう活かせるのかについても主張できれば満点です。企業はあなたを採用することでどんなメリットが得られるのかを知りたがっています。「〇〇の経験から××を学びました」→「採用していただいたら、この経験を活かして△△に貢献したいです」などとストーリーをまとめましょう。

【自己PRが思いつかない場合】まとめ

自分がアピールしたいことを漠然とアピールしても意味がありません。大切なのは、企業の人事が何を知りたいのか、何を見たいのかを察することです。また、ネタの大小は問いませんが、そこからあなたの人間性や思考回路が見えることが大前提です。
実際に作成する時には、PREP法を使うのはマストでしょう。この文章構成がもっとも伝わりやすいからです。先述したように文字数などは関係ありません。短くても長くても使える手法なので、ぜひマスターしてください。PREP法さえマスターしておけば、きっと魅力的な自己PRを作成できるでしょう。

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