就活において成否を左右するといわれる自己PRですが、いったい何文字くらいがいいのかと悩んでいませんか?また、そもそも自己PRの書き方が分からないという方も少なくないでしょう。
そこで、ここでは自己PRの文字数や書き方などについてご紹介します。例文もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
自己PRって何文字くらい書くべき?
あらかじめ指定があるのなら、それに従って書くのが基本です。もし何の指定もないのなら、記入する欄の8割ほどは埋めるのが基本と言われています。自己PRは少なすぎてもダメですが、長ければいいというものでもありません。適量がふさわしいとされているので、それを考えると記入欄の8割を埋めるくらいが推奨されています。
また、自己PRの作り方はどんな文字数であろうと同じです。自己PRの構成には一定の法則があり、それを用いて書いていきます。文字数によって変わってくるのは、作ったあとに何を残して何を削るかという部分です。文字数に合わせて文章を削ったり、時には何を足すかを考えて作成します。
自己PRにおけるよくある勘違い
自分が今までどのようなことを成し遂げてきたか、どんな実績を残してきたかをアピールしたいのは理解できます。しかし、派手な成果を書き記しただけの自慢大会はまったく意味がありません。自分のよさをアピールするどころか、マイナスの印象を与えてしまう恐れすらあります。
なぜなら、企業の人事はあなたが出してきた結果ではなく、そこにいたる経過に興味があるからです。ただの自慢をされても、「だからどうしたの?」と思われてしまいます。人事はあなたの人間性や思考回路、将来活躍できるかどうかを見ているので、そのためにはただの自慢話で終わってはいけません。
自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。 この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。 適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。自己PRを上手く作れない時は?
自己PRの簡単な書き方4ステップ【PREP法】
PREP法と呼ばれる文章構成の方法があります。この方法にあてはめていけば、誰でも簡単に自分をアピールできる文章を作れます。PR文を書くのが苦手という方は、ぜひ試してみましょう。
【自己PRの簡単な書き方】ステップ1.初めは結論から書きだす
PREP法では、一番伝えたい内容を最初に持ってきます。自己PRの場合だと、自分の強みを先頭に持ってきましょう。あなたが一番聞いてほしいことを先頭に持ってくれば、聞き手にも伝わりやすくなります。
いけないのは、余計な前振りが長くなること。結論にたどり着くまでに時間がかかってしまい、聞き手が混乱してしまう恐れもあります。「私には〇〇のような強みがあります」とはっきり伝えなくてはなりません。
【自己PRの簡単な書き方】ステップ2.なぜその結論になるのか理由を伝える
人事の担当者にあなたの強みを最初に知ってもらうのはとても大切なことです。しかし、それだけで終わってはいけません。どうしてそれがあなたの強みなのか、その根拠を示すことが大切です。
具体性がないと聞いている側は「どうしてそれが強みなの?」と思ってしまうでしょう。信頼性にも欠けるため、強みの根拠を示してください。「私は○○でアルバイトをしていたときに〇〇の結果を出すことができました」のような構成です。
【自己PRの簡単な書き方】ステップ3.具体的なエピソードを交える
具体的なエピソードを加えるのも大切なポイントです。事例を交えれば、よりエピソードの信頼性を増すことができます。また、降りかかってきた問題や困難にどのように対処して乗り越えたかなどの話から、あなたの思考回路を人事は知ることができるのです。
「アルバイト先で〇〇のトラブルが起こってしまい、解決のために〇〇をしました」「〇〇を達成するために〇〇のような困難がありましたが、持ち前の〇〇で対処した結果、成果を残せました」などが具体例です。
【自己PRの簡単な書き方】ステップ4.最後にもう一度結論
あなたが一番伝えたかったことを、最後にもう一度持ってきてください。こうすれば、あなたの伝えたい強みをしっかりと聞き手の印象に残すことができます。また、それを会社でどのように活かすことができるのかも主張しなくてはなりません。
企業はあなたを雇うことで得られるメリットを知りたがっています。どの企業でも将来的に活躍してくれる人材を求めているので、採用するだけの価値があるかどうかを知りたいのです。「〇〇の経験から〇〇を得られました」という実績を踏まえた上で「貴社に入社することになったら、この経験を活かして○○に貢献できます」という将来につなげる構成は効果的でしょう。
自己PRを短くするには?
削れるところを削るのが基本ですが、必要な部分を削ってしまうと意味がなくなります。無駄な主語や接続詞、二重表現、冗長表現などを削りましょう。一番伝えたい部分は絶対に削ってはなりません。
さらに詳しい自己PRを短くする方法については、こちらの記事をご覧ください。どのように削っていくべきかなどを具体的に解説しています。
【文字数別】PREP法を使った自己PRの例文
企業によって自己PRに文字数の制限があるケースも珍しくありません。ここではさまざまなニーズに対応するため、200文字と400文字、800文字の例文を集めてみました。
【文字数別の自己PR例文1】200文字の自己PR
【文字数別の自己PR例文2】400文字の自己PR
また、私はアルバイト先でリーダーという立場を任されていました。ほかのアルバイトをまとめる役目も担うことになったので「さらに頑張らなくては」という士気が高まりました。アルバイト先では時にシフトの人数が足らず大変な状況になることもあったのですが、私はそのたびに積極的に休日を返上して出勤していました。
もし御社で働けるようになったら、この役目を果たそうとする気持ちの強さはきっと武器になると思います。どのような仕事でも一生懸命取り組むのはもちろんですが、最後まで投げ出すことなくしっかりとやり遂げるつもりです。よろしくお願いいたします。
【文字数別の自己PR例文3】800文字の自己PR
私が働いていたアルバイト先では、シフトに欠員が出ることもよくありました。体調不良などさまざまな理由で仕事を休む人がいたのですが、私は一度も休んだことがありません。逆に、シフトに穴が空いたときには自分の休日を返上してまで出勤していました。そこまでしていたので、急な欠員が出たときでも極端に困った状況に陥ることは防げました。リーダーという立場を全うしたいと心から思っていたのです。
また、一時期アルバイトスタッフのモチベーションが下がったことがありました。そのとき、私はバイトリーダーとしてほかのアルバイトスタッフへ積極的に声をかけ、モチベーションのアップに努めました。仕事が終わったあとにみんなでミーティングをし、一緒に食事に行くなどさまざまな方法でモチベーションの持ち直しに努めたのです。その結果、全員がもとのやる気を取り戻し、以前の活気ある職場に戻ることができました。
もし御社に採用されて働けるようになったのなら、この役目を果たそうとする気持ちの強さはきっと大きな武器になると考えています。大きな仕事でも小さな仕事でも関係なく、しっかりと責任を持って逃げずに最後までやり遂げられます。決して途中で投げ出すようなこともありません。どんな仕事にも役目を果たすという気持ちで挑み、最後には必ず結果を残してみませます。将来的に御社で責任ある立場になったときも、この責任感の強さという武器をきっと活かしたいと考えています。
自己PRを入れるだけでスカウトが来る就活サービスとは?
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自己PRの文字数は8割を意識しよう
自己PRは文字数の指定がないのなら、とりあえずは欄の8割を埋めるように意識してください。
また、何文字の自己PRであったとしても作り方は同じです。PREP法を用いて、相手に伝わりやすい自己PRの作成を心がけましょう。