就活で必ずと言っていいほど求められる自己PR。いざ書こうと思っても「アピールできる経験なんてないし、どう書けば良いか分からない…」と悩んでしまいますよね。
この記事では、就活を始めたばかりで自己PRに悩むあなたのために、誰でも簡単にそして自信の持てる自己PRを作成する方法を、例文を交えながら分かりやすく解説していきます。
短く簡単な自己PRを求められる場面とその理由
就活の面接で「簡単に自己PRをお願いします」と言われた時「簡単って、どのくらい?」悩んでしまう方も多いでしょう。
まず結論からお伝えすると、面接で「簡単に自己PRお願いします」と言われたら、話す時間は1分、文字数にすると300字程度を目安にしましょう。また、エントリーシート(ES)で短い自己PRを求められた場合は、100字~200字程度でまとめるのが一般的です。
では、なぜ企業は「短く簡単な自己PR」を求めるのでしょうか。その理由と、実際にどのような場面で求められるのかを解説していきます。
面接官が「簡潔な自己PR」を求める3つの意図
面接官が簡潔な自己PRを求めるのには、ちゃんとした意図があります。主に以下の3つの点から、あなたのビジネススキルやポテンシャルをチェックしているのです。
1. 要点をまとめる力(要約力)を知りたい
社会に出て仕事を始めると、上司への報告や顧客への説明など、物事を分かりやすく短時間で伝える場面がたくさんあります。
面接官は、あなたが話したいことを一方的に長く話すのではなく、相手の求めることに合わせて要点をまとめる力があるかを見ています。
2. コミュニケーションコストを測っている
面接時間は限られています。その中で、面接官はあなたの人柄や能力について多くの情報を引き出したいと考えています。
自己PRが長すぎると、他の質問をする時間がなくなってしまいます。簡潔に話せる人は「コミュニケーションが取りやすい人」と判断され、良い印象につながるでしょう。
3. あなたの人柄や強みを素早く知りたい
面接官はあなたがどんな人で、どんな強みを持っているのかを、まずは短時間で把握したいと思っています。
最初にあなたの魅力の概要を簡潔に知ることで、その後の質問でさらに深く掘り下げていきたいのです。ここで分かりやすく強みを伝えられると、面接官もあなたに興味を持ちやすくなります。
簡潔な自己PRが求められる主な場面
短く簡単な自己PRは、様々な場面で必要になります。今のうちから準備しておきましょう。
- 個人面接の冒頭「ではまず、1分で自己PRをお願いします」というのは、面接の定番の質問です。これは、面接官があなたの第一印象を掴むための時間です。
- グループディスカッションの自己紹介複数人の学生が参加するグループディスカッションでは、一人ひとりに与えられる時間は非常に短いです。ここで簡潔に自分をアピールできると、他の学生や面接官に良い印象を残せます。
- エントリーシート(ES)の項目Webで提出するESでは、「200字以内で自己PRを記入してください」のように、文字数制限が厳しい場合があります。文章で簡潔にまとめる力も試されています。
- 合同説明会などのイベント多くの企業や学生が集まるイベントでは、人事担当者と話せる時間はごくわずかです。その短い時間で自分を印象付けるために、簡潔な自己PRが役立ちます。
自己PRが「簡単」になる魔法のフレームワーク

自己PRには、誰でも簡単に質の高い文章を作れる「型」が存在します。このフレームワークさえ覚えてしまえば、もう自己PRで悩むことはありません。
自己PRは「強み」と「ガクチカ」と何が違う?
自己PRについて考える前に、よく似た言葉との違いを整理しておきましょう。
- 自己PR:「自分の強みを、入社後にどう活かせるか」をアピールするもの。再現性を伝えることが重要。
- 長所:「自分の性格の良いところ」そのものを指す。人柄を伝える側面が強い。
- ガクチカ:「学生時代に力を入れたこと」を指す。物事への取り組み方や価値観を伝えるもの。
自己PRは、単なる強み自慢ではなく、「その強みを使って、あなたの会社で活躍できますよ」と企業に売り込むことが目的です。
基本は3つの要素でOK!自己PRの基本構成
自己PRは、以下の3つの要素で構成するのが基本です。この順番で文章を組み立てていきましょう。
- 結論(強み):最初に「私の強みは〇〇です」とアピールしたい強みを明確に伝えます。
- 具体例(エピソード):その強みを発揮した具体的な経験談を語り、主張に説得力を持たせます。
- 貢献(入社後の活かし方):最後に、その強みを入社後にどう活かして企業に貢献したいかを伝えます。
この構成は、どんな経験をアピールする場合でも使える万能なフレームワークです。
自己PRを短くまとめるコツ
面接やESで短い自己PRを求められた際は基本構成を意識しつつ、以下のポイントでさらに簡潔にまとめましょう。
文末はだ・である口調で書く
ESで文字数を削減したい場合、語尾を「です・ます」調から「だ・である」調に変えるだけで、文字数をかなり減らすことができます。
ただし、企業の文化によっては丁寧な印象が好まれる場合もあるため、提出先に合わせて使い分けましょう。
PREP法で結論から話す
PREP法とは、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順で話す構成術です。
自己PRの基本構成と似ていますが、特に面接で話す際は、最初と最後で「結論(私の強みは〇〇です)」を繰り返すことで、相手の記憶に残りやすくなります。
PREP法については、以下の記事でさらに詳しく解説しているので合わせて確認してみてください。
自己PRが簡単に見つかる!アピールできる強みの探し方
「フレームワークは分かったけど、肝心のアピールできる強みが見つからない…」という人も多いでしょう。
大丈夫です。特別な経験は必要ありません。ここでは、誰でもできる強みの探し方を3つ紹介します。
1. 特別な経験は不要!身近な経験を書き出す
まずは、これまでの自分の経験を正直に書き出してみましょう。
留学や起業のような派手な経験である必要は全くありません。「サークル」「アルバイト」「ゼミ」「趣味」など、あなたが当たり前にやってきたことで大丈夫です。どんな小さなことでも良いので、まずは紙に書き出してみることから始めましょう。
2. 自分の「当たり前」から強みを見つける
書き出した経験の中から、「なぜそれを続けられたのか?」「どんな工夫をしたか?」を自問自答してみましょう。
例えば、「コンビニバイトを2年間続けている」という経験なら、「なぜ辞めなかったんだろう?→新しい業務を覚えるのが楽しかったから→学習意欲が高い」のように、自分の行動の裏にある動機や価値観が、強みにつながります。
3. 友人や家族に聞く「他己分析」も効果的
自分では当たり前だと思っていることも、他人から見れば立派な長所であることはよくあります。
「私の良いところって何だと思う?」と、信頼できる友人や家族に聞いてみましょう。自分では気づかなかった意外な強みを発見できるかもしれません。
他己分析のやり方は、こちらの記事でもご紹介しています。ぜひ目を通してみてください。
【4ステップ】誰でも簡単な自己PRの作り方

強みの材料が見つかったら、いよいよ自己PRを作成していきましょう。以下の4ステップに沿って進めれば、誰でも簡単に形にすることができます。
STEP1. アピールしたい「強み」を決める
まずは、見つけた強みの中から企業の求める人物像に最も合っているものを一つ選びます。
企業の採用ページにある求める人物像や社員インタビューなどを参考に、その企業で活躍できそうな強みを考えましょう。
STEP2. 強みを裏付ける「エピソード」を具体的にする
次に、その強みを発揮した具体的なエピソードを思い出します。
ただ「頑張りました」ではなく、「〇〇という課題に対し、△△という工夫をしました。その結果、□□のようになりました」のように、状況・課題・行動・結果を具体的に説明できるように整理しましょう。
STEP3. 「入社後の活躍」につなげる
その強みを、入社後にどう活かせるのかを考えます。「私の〇〇という強みは、貴社の△△という業務で活かせると考えております」のように、企業の事業内容や仕事内容と結びつけて、自分が貢献できる姿を具体的に示しましょう。
STEP4. 企業の求める人物像と結びつける
最後に、全体を通して企業の求める人物像とズレがないかを確認します。例えば、チームワークを重視する企業に対して、「一人で黙々と作業するのが得意です」というアピールは効果的ではありません。
企業に「この学生はうちで活躍してくれそうだ」と思ってもらえるように意識しましょう。
そのまま使える簡単な自己PR例文15選【経験別】
ここでは、学生に身近な経験に基づいた自己PRの例文を15個紹介します。自分に合ったものを参考に、あなただけ自己PRを作成してみてください。
1. コンビニのアルバイト経験
私の強みは、状況に応じて柔軟に対応できることです。
コンビニのアルバイトでは、時間帯によって客層や業務内容が大きく変わります。
私は常に周囲の状況を観察し、レジが混雑し始めたら他のスタッフに声がけをして応援を頼むなど、優先順位を判断して行動してきました。
この強みを活かし、貴社でも常に変化する状況を的確に捉え、チームに貢献したいです。
2. 飲食店のアルバイト経験
私の強みは、相手の立場に立って考え、行動できる傾聴力です。
飲食店のホールスタッフとしてお客様が何を求めているのかを表情や仕草から読み取り、お冷のおかわりやメニュー説明など、先回りした接客を心がけてきました。
この傾聴力を活かし、お客様の潜在的なニーズを引き出し、最適な提案ができる営業として貴社に貢献したいです。
3. アパレルなど販売のアルバイト経験
私の強みは、目標達成に向けた課題発見力です。
アパレルのアルバイトで、店舗の売上目標を達成するために、客層と商品の売れ筋を分析しました。
その結果、特定の商品を前面に出すディスプレイ変更を店長に提案し実行したところ、その商品の売上が前月比120%に向上しました。
貴社でも常に目標を意識し、課題を発見・解決することで貢献したいです。
4. 塾講師のアルバイト経験
私の強みは、一人ひとりに合わせた丁寧なコミュニケーション能力です。
塾講師として、生徒の学力や性格に合わせて指導方法や声がけを変えることを徹底しました。
結果、担当生徒のテストの点数を平均20点上げることに成功しました。
この経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、お客様一人ひとりと信頼関係を築き、貴社の発展に貢献したいです。
5. イベント設営など単発のアルバイト経験
私の強みは、初めて会う人ともすぐに打ち解けられる協調性です。
単発のイベント設営アルバイトでは、毎回違うメンバーとチームを組む必要があります。
私は積極的に自己紹介を行い、作業の合間にコミュニケーションを取ることで、円滑なチームワークの構築を心がけてきました。
この協調性を活かし、貴社でも様々な部署の方と連携し、プロジェクトを成功に導きたいです。
6. サークル活動(文化系)の経験
私の強みは、継続的な努力ができる粘り強さです。
所属する軽音楽部で、初心者の私がライブで演奏できるようになるため、毎日2時間の個人練習を1年間欠かさず行いました。
その結果、観客の方から「感動した」という言葉をいただけるまでになりました。
この粘り強さを活かし、貴社の業務においても、困難な課題にも諦めずに取り組み、成果を出したいです。
7. サークル活動(体育会系)の経験
私の強みは、目標達成のための自己管理能力です。
体育会サッカー部でレギュラーになるという目標を掲げ、全体練習に加えて、毎日1時間の筋力トレーニングと週3回の朝練を自分に課しました。
この取り組みを2年間続けた結果、目標であったレギュラーの座を掴むことができました。
貴社でも高い目標を掲げ、自己管理能力を活かして着実に成果を上げたいです。
8. ゼミや授業でのグループワーク経験
私の強みは、チームの意見をまとめる調整力です。
ゼミのグループ発表で、意見が対立して議論が停滞した際、私は双方の意見の良い点を抽出し、「A案とB案を組み合わせる」という折衷案を提示しました。
これにより、全員が納得する形で議論を再開させ、発表を成功に導きました。
この調整力を活かし、チーム内の潤滑油として貴社に貢献したいです。
9. 必修科目で良い成績を収めた経験
私の強みは、計画的に物事を進める力です。
大学2年次の必修科目で、確実に単位を取得するため、講義の1週間前から予習・復習の時間をスケジュールに組み込み、計画的に学習を進めました。
その結果、全ての必修科目で「優」の評価を得ることができました。
この計画性を活かし、貴社の業務においても、常に先を見据えてタスク管理を行い、確実に成果を出したいです。
10. 学園祭の実行委員の経験
私の強みは、周囲を巻き込みながら目標に向かう推進力です。
学園祭実行委員として、模擬店の企画を担当した際、準備段階でメンバーの士気が下がってしまう課題がありました。
私は各メンバーと個別に面談して役割分担を見直し、日々の小さな成功を全員で共有する仕組みを導入しました。
結果、チームは活気を取り戻し、模擬店を成功させることができました。
この推進力を活かして、貴社でもチームを牽引していきたいです。
11. ボランティア活動の経験
私の強みは、当事者意識を持って課題解決に取り組む姿勢です。
地域の清掃ボランティアに参加した際、ゴミのポイ捨てが後を絶たない根本的な課題に気づきました。
そこで、SNSで清掃活動の様子を発信し、地域の美化意識を高める活動を自主的に行いました。
貴社でも常に当事者意識を持ち、表面的な問題だけでなく、その根本原因の解決に貢献したいです。
12. 資格取得に向けて勉強した経験
私の強みは、目標達成のために地道な努力を続けられることです。
将来のキャリアを見据え、FP(ファイナンシャル・プランナー)3級の資格取得を決意しました。
半年の学習期間中、毎日必ず1時間は勉強するルールを自らに課し、継続した結果、一度の受験で合格することができました。
この継続力を、貴社での粘り強い営業活動に活かしたいと考えております。
13. 趣味や習い事を継続した経験
私の強みは、探求心を持って物事に取り組む姿勢です。
趣味のカメラでは、ただ撮るだけでなく、構図や光の当て方を専門書で学び、SNSでプロの作品を研究することを5年間続けています。その結果、コンテストで入賞することができました。
この探求心を活かし、貴社の業務においても常にスキルアップに努め、専門性を高めていきたいです。
14. SNSの運用経験
私の強みは、データに基づいて改善策を考える分析力です。
個人の趣味で運営しているSNSアカウントで、フォロワーを増やすために、投稿時間や内容による「いいね」数の変化を分析しました。分析結果から、ターゲット層が最もアクティブな平日の夜に投稿内容を最適化した結果、3ヶ月でフォロワーを1000人増やすことができました。
この分析力を活かし、貴社のマーケティング活動に貢献したいです。
15. 長期インターンシップの経験
私の強みは、指示された業務以上の価値を提供しようと主体的に行動できることです。
IT企業の長期インターンで議事録作成を任された際、ただ記録するだけでなく決定事項と次のアクションを要約したサマリーを冒頭に追記して共有しました。
の方から「分かりやすい」と評価され、以降の議事録での標準フォーマットとなりました。
この主体性を活かし、貴社でも常に付加価値を意識して業務に取り組みたいです。
簡単な自己PR例文【文字数別】

エントリーシート(ES)では、企業によって自己PRの文字数が指定されていることがよくあります。
ここでは、代表的な文字数に合わせた例文を紹介します。基本となる300字程度の自己PRを元に、文字数に合わせて情報を調整する練習をしてみましょう。
100字の自己PR例文
100字の自己PRは、20秒~30秒程度の長さになります。面接で自己PRの時間を指定された場合の目安として、確認しておきましょう。
私の強みは状況に応じて柔軟に対応できることです。
コンビニのアルバイトでは、混雑状況を常に観察し、優先順位を判断して行動してきました。
この強みを活かし、変化する状況を的確に捉え、チームに貢献したいです。
150字の自己PR例文
150字の自己PRは、30秒~40秒程度の長さになります。
私の強みは、状況に応じて柔軟に対応できることです。コンビニのアルバイトでは、時間帯によって客層や業務内容が大きく変わります。常に周囲の状況を観察し、レジが混雑し始めたら他のスタッフに応援を頼むなど、優先順位を判断して行動してきました。この強みを活かし、貴社でも常に変化する状況を的確に捉え、チームに貢献したいです。
200字の自己PR例文
200字の自己PRは、45秒~1分程度の長さになります。
私の強みは、状況に応じて柔軟に対応できることです。
コンビニのアルバイトでは、時間帯によって客層や業務内容が目まぐるしく変わります。
私は常に周囲の状況を広く観察し、レジが混雑し始めたら他のスタッフにすぐ声がけをして応援を頼むなど、常にチーム全体の効率を考えて優先順位を判断し、行動してきました。
この経験で培った柔軟性を活かし、貴社でも常に変化する状況を的確に捉え、チームの一員として貢献したいです。
300字の自己PR例文
300字の自己PRは、1分~1分半程度の長さになります。
私の強みは、常に状況を観察し、柔軟に対応できることです。
コンビニエンスストアでのアルバイト経験を通じて培われました。
私が勤務していた店舗は駅前にあり、特に平日の朝は通勤客で非常に混雑します。
その中で、私はただ商品をさばくだけでなく、お客様の列の長さや他のスタッフの動きを常に観察し、レジが混雑する兆候が見えたら、品出し中でもすぐにレジ応援に入るなど、チーム全体の効率を最大化するための優先順位を常に考えて行動しました。
この経験で培った状況判断力と柔軟な対応力を活かし、貴社の営業職においても目まぐるしく変化する市場や顧客のニーズを的確に捉え、チームに貢献していきたいです。
その自己PRはNGかも?避けるべき注意点
せっかく作成した自己PRも、伝え方を間違えると魅力が半減してしまいます。
ここでは、多くの就活生が陥りがちな注意点を3つ紹介します。
1. 具体的なエピソードがない
「私の強みはコミュニケーション能力です」とだけ言われても、面接官はあなたがどんな風にコミュニケーションを取るのかイメージできません。必ず、その強みを発揮した具体的なエピソードをセットで伝え、主張に説得力を持たせましょう。
2. 抽象的な言葉ばかり使っている
「頑張りました」「努力しました」といった抽象的な言葉は避けましょう。
代わりに、「毎日2時間の練習を続けました」「目標達成のために3つの施策を考え、全て実行しました」のように、誰が聞いても行動がイメージできるような、具体的な言葉や数字を使うことが重要です。
3. 企業の求める人物像と合っていない
どれだけ素晴らしい強みでも、企業が求めている能力でなければ効果的なアピールになりません。
例えば、協調性を重視する企業に「個人で成果を出すのが得意です」と伝えても、響きにくいでしょう。必ず企業の採用サイトなどを確認し、その企業に合った強みをアピールしましょう。
自己PRについてのよくある質問(Q&A)

最後に、自己PRに関して就活生からよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 自己PRと長所の違いがよく分かりません
長所は「自分の性格の良い点」そのものを指すのに対し、自己PRは「企業で活かせる自分の強み」をアピールするものです。
自己PR:企業が自分を採用するメリットとなる点をアピールする(例:傾聴力、課題解決能力)
長所:自分の人柄や性格を素直にアピールする(例:優しい、真面目)
自己PRは、長所の中からビジネスシーンで再現できるものを選び、具体的なエピソードを交えて説明するものと考えると分かりやすいでしょう。
Q2. 文字数(200字、400字など)が変わるとどうすれば良いですか?
まずは基本となる400字程度の自己PRを作成しましょう。そこから文字数を減らす場合は、エピソードの具体性を少し削ったり、表現を簡潔にしたりして調整します。
逆に文字数を増やす場合は、エピソードをより詳しく描写したり、強みから得られた学びを追記したりすると良いでしょう。自己PRの核となる「強み→エピソード→貢献」の構成は変えずに調整するのがコツです。
Q3. 本当にアピールできる経験がありません
アピールできる経験がない、と感じる人は非常に多いですが、心配ありません。
企業は、あなたが特別な経験をしたかどうかではなく、物事にどう向き合い、何を考え、どう行動したかという「プロセス」を見ています。本記事で紹介したように、アルバイトやサークル、学業といった身近な経験を深く掘り下げることで、あなただけの立派な強みは必ず見つかります。
自分の強みを見つけらないと悩んでいる方は、まずキミスカの適性検査を受けてみましょう!質問に選択式で回答していくだけで、あなたの強みや弱み、適職などさまざまな結果を確認できます。無料で受けられるので、気になった方はぜひ受けてみてください。
簡単なステップで、自信の持てる自己PRを作成しよう!
今回は、自己PRの簡単な作り方について、強みの見つけ方から具体的な例文まで詳しく解説しました。
自己PRは、決して特別な経験を自慢する場ではありません。あなた自身の言葉で、これまでの経験から得た強みを伝え、入社後にどう貢献したいかをアピールすることが大切です。
この記事で紹介したフレームワークとステップを活用すれば、誰でも自信の持てる自己PRを作成することができます。まずはあなたの身近な経験を書き出すことから、一歩踏み出してみましょう。就活研究室は、あなたの就職活動を心から応援しています。






