自由形式の自己PRで人事を惚れさせる4つの方法【イラスト・図表活用】

この記事では、自由形式の自己PRをする時のポイントや思いつかなかった時の対処法などを解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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就活を進めていく上で、自己PRを求めてくる企業は数多くあります。自己PRで何をアピールしようか悩む学生は毎年多くいます。さらに自由形式での自己PRとなれば、表現や記載方法の幅が広がる分、なおさらどうすればいいのかわからない、という新たな悩みも出てくることでしょう。自己PRでは、自分の価値を企業に売り込むことが重要です。以上のことを踏まえて、解説していきます。

自由形式の自己PRとは

自由形式の自己PRとは、自分自身を自由に表現することを意味します。自由に表現できる分、採用担当者の目を引くことを重要視する方もいらっしゃることでしょう。しかしいくら自由とは言っても、一番重要なのはやはり内容です。

自由形式での自己PRを考える際は、自身がアピールしたい強みや長所を、はっきりと」「分かりやすく伝えるよう心がけることが大切です。

自由形式の自己PRで企業が重要視しているところ

採用担当者は、面接者が「企業に対して貢献したい」という気持ちを持っているか、また「入社したい」「入社後に強みを活かして活躍したい」という気持ちを持っているかをチェックしています。しかし、これはあくまで大前提に過ぎません。採用担当者が最も重要視しているところは、あなたの人間性なのです。

企業からの好感度を上げようと、過剰に自分自身を高く評価したとしても、相手は採用のプロフェッショナルです。年間数百人もの就活生の自己PR文を読み、面接している企業側からすれば、誇張された嘘の自己PRは一目瞭然です。仮に書類審査が通ったとしても、事前に提出した自己PRについて面接で質問されてしまったらどうでしょうか。答えにつまずくような質問をされて、ボロが出てしまうことも大いに考えられます。

自分自身をよく見せようとするのではなく、あくまで企業側に自身を知ってもらうために書いていることを念頭に置いて自己PRを作成しましょう。採用担当者が一番知りたいことを把握しておくことこそが、自己PR成功への近道なのです。

また、自分の他にも何百人(大きな企業であれば何千人)もの就活生が同じ書類を作成し、提出していることを考えてみましょう。採用担当者はその膨大な数のエントリーシートに目を通しているのです。たとえ素晴らしいことが書いてあったとしても、メリハリのない長い文章が続く書類は、読む側の人間からすれば中身が頭に入りづらく、印象も薄いものとなってしまいます。

そこで、企業側は自己PRを自由形式にすることによって、その人物が他の就活生たちとどのように差別化を図ろうとしているのかを見ています。レイアウトや内容をどのように工夫しているか。就活生の創意工夫もまた、企業側が重要視するポイントのひとつなのです。

企業が重視しているのは企業に対しての熱意・貢献度

まず、企業が求める人材に自分が少しでも当てはまっているのか、という角度から改めて自身を分析してみましょう。ここで必要なことは、企業が求めている人材像を明確にイメージすることです。業界研究や企業研究を通じて、およそのイメージをつかむことができます。

次に、企業の求める理想の人材に自分がどれほどマッチしているのか分析します。理想の人材像とマッチするポイントが見つかったら、それを端的に表すエピソードがあるかも合わせて考えてみましょう。自己PRでは、入社した場合に企業に対しどう貢献していけるのか」「どのような活躍を自分はしていけるのかをアピールすることが大切です。企業側は「この人物を採用した場合は、当社でこんな活躍をしてくれそうだな」というイメージをつかむことができるからです。

このように、自己PRの際に入社後のビジョンを明確化しておくことは、就活生自身と企業側の双方にとって大きなメリットがあります。つまり、「私はどんなにあなたが好きか」「私はあなたの理想とするタイプにこんなに近い」「私と付き合ったらこんな風になる」という風に、企業と自身が相思相愛であることをいかにアピールできるかが重要なのです。

企業が重視しているのは就活生自身の人間性

小中高の部活動での受賞経験や、大学でのサークル活動やアルバイトでの表彰。このような功績なども重要ではありますが、一番重要なのはその人自身の「人間性」です。単純に就活生の能力を見るだけであれば、今までの受賞した賞や資格について書くだけで十分です。企業はあえて、「自由形式の自己PR」を就活生に課すことで、その人自身の人柄や個性を見ようとしています。

「自分は何ができる人間だろう」自分がどんな人間であるかを自身で考えることが難しい場合は、周囲の人に聞いてみることもひとつの手かもしれません。これを就活では他己分析といいます。自身の個性や性格は他人に言われて初めて気づくことも多々あります。家族や友人からの評価をもとに、関連するエピソードがないか深掘りしてみましょう。他己分析の詳しいやり方については以下の記事をご覧ください。

他己分析はどうやって行うべき?やり方を4ステップで解説【質問例12問つき】

自己PRを上手く作れない時は?

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適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

自由形式の自己PRを作成する時の例

ここまで「企業が自由形式の自己PRから何を見ているのか」についてまとめてきました。どういう意図があるのかが理解できたとはいえ、企業に対して伝えたいことはあるけど、表現するのが苦手…という就活生も少なくないでしょう。また、いくら自由形式と言っても「自由」の意味を間違えると、面接官からの印象がマイナスになる可能性も大いにあります。

そのために、いくつかポイントをあげて「自由形式」での自己PRができるようにするのが最も効果的です。また、自分が伝えたいポイントを分かりやすく明確に伝えることは、企業側からすれば相手方に分かりやすいプレゼンテーションができるというひとつの評価ポイントにもなるのです。では、どうすれば分かりやすく、伝わりやすい表現ができるのかを考えてみましょう。

【自由形式の自己PR】例1.箇条書きでまとめる

文章ではなく、まずは箇条書きで自己PRを作成するのもひとつの手段です。箇条書きで書くメリットは、後からいらないと思ったところを削ったり、文章が分かりやすくなるように順序に組み合わせたりすることができる点です。また、自分が本当に書きたいところや強調したいポイントはどこか、整理しやすいこともメリットのひとつと言えるでしょう。

加えて、文章の中に箇条書きを組み込むことで、流れにメリハリを生む効果も期待できます。これにより、採用担当者にとっても分かりやすい自己PRにすることができるのです。

【自由形式の自己PR】例2.イラストや図表を使う

絵を描くことが得意という方は、文章の中にイラストを加えるのも効果的です。文章にイラストが入ることによって、全体的に見やすくなり、印象に残りやすい自己PRを作ることができます。イラストなどを活用することで、文章で伝えきれない人柄も伝えることができるため、一石二鳥です。

また、自身のエピソードや実績を理論的に伝えたい場合やデータを強調したい場合は、図や表の活用もひとつの手法です。内容に説得力が生まれるため、効果的なアピールができます。

【自由形式の自己PR】例3.文字の大きさや色を変えてみる

絵を描くことは苦手だけど、文章やレイアウトにメリハリをつけたいという方は、色彩やフォントの大きさを活用してみましょう。広告やチラシ、雑誌などを例にとってみると分かりやすいかもしれません。段落や見出しなどの文章の切り替わり部分や、特に注目してもらいたいところの文字を大きくしたり、色を変えたりするなどのアレンジがされているでしょう。

こういった工夫をすることによって、自分が最もアピールしたいポイントを明確にすることができます。視覚的な変化を与えることで、更に見やすさがUPし、印象に残りやすい自己PRを作ることができるのです。デザインやレイアウトに困った場合は、普段自分が読んでいる雑誌やwebページなどを参考にしてみるといいでしょう。

【自由形式の自己PR】例4.キャッチコピーを付けてみる

自己PRにキャッチコピーをつけることも効果的です。文章の中で自分が一番伝えたいアピールポイントや、それを象徴するエピソードなどにキャッチコピーをつけることで、メッセージを明確に伝えられます。すると、文章の意味合いが強調されるため、企業側の担当者が就活生の伝えたいポイントを把握しやすくなります。

また、項目ごとにも見出しをつけることで資料にまとまりが生まれ、相手に興味を持ってもらえるという効果も生まれます。

自由形式の自己PRでアピールすることが思いつかない時の対処法

就活生にとって、自己PRを作成する上での大きな壁はアピールすることが思いつかないことではないでしょうか。 自分自身のパーソナリティや個性を他人に説明するのはとても難しいですが、自分の良いところをアピールするとなると、なおさら難しく感じられることでしょう。

そこで、自己PRをするにあたってアピールポイントの見つけ方や着目すべき点を紹介します。

自由形式の自己PRで使うアピールポイントの見つけ方

自己PRする上で重要なのは、まずは自分自身がどのような人間なのかを理解することです。企業は、面接者が賞をとった、部活動で優勝した等の経験を知りたいのではありません。一人の人間として今まで頑張ってきたこと、そこから得たもの、そのときに感じたことを知りたいのです。

例えば、「小中高と秀でた成績はなかったけれど、ひとつの物事(勉強・部活・趣味など)に打ち込んだ」という経験は立派な長所であり、アピールポイントです。そして、そこから何を感じて、何を学んだかを伝えることで自身の人間性や考え方を表現することができます。

企業は、近い将来一緒に働く人を探しています。共に会社を盛り上げていく仲間は「この人と一緒に働きたい」と思える人材です。非常に能力の高い人だと分かっていても、どんな人間かが分からない相手と一緒に働くのは不安でしょう。自分がどのような人間であるかを伝えることは、自己PRにおいて最も大事なポイントです。

自由形式の自己PRについてまとめ

自由形式の自己PRでは自分の強みやエピソードを書き出して、効果的に伝えるための工夫を凝らすことが必要です。「自分の長所が分からない!」と行き詰まってしまった時には自己分析をやり直すか、家族や友人など周囲の人に協力してもらい他己分析をしてみましょう。

そしてアピールしたいポイントが決まったら、どのように表現すれば伝わりやすくなるかを考えてみましょう。文章のみにこだわる必要はありません。イラストや図、箇条書きやフォントの工夫などを駆使することで印象的な自己PRを作ることができます。このようにして自己PRで自分の良いところをアピールできれば、採用担当者の目にとまる自己PRになることでしょう。