インターン後のアンケートで好印象を残すコツ!感想文のポイント5選【例文付き】

この記事では、インターン後のアンケートの回答方法や、アンケートで好印象を残すコツなどを回答例も挙げて解説していきます。

皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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企業によっては、インターン終了後にアンケートを行うことがあります。アンケートでは単にインターンの内容を評価させるだけではなく、場合によっては感想文の提出を求められることも少なくはありません。アンケートには「インターンの経験を活かして今後企業にどう貢献するのか」「新しく見つけた目標」などを企業に伝えることがポイントです。以上のことを踏まえて、解説していきます。

インターンでアンケートを提出させる目的は?

インターンに参加した学生に対して、企業はどうしてアンケートを書かせるのでしょうか。まずは、インターンでアンケートを提出させる目的について見ていきましょう。

【インターンアンケートの目的1】次回以降のインターンに活かすため

1つ目の目的は、学生からインターンについてのフィードバックをもらうことです。とくに「インターンの正しい意図が学生に伝わっているか」「有意義なものにできたのか」について確認していきます。

思い通りの感想が来ればインターンは成功ですし、そうでない場合は内容を改善してより良いものにしていく施策を打ち出す必要があります。企業はアンケートを通して、次回以降のインターン参加率向上や満足度向上のための戦略を練っていくのです。

【インターンアンケートの目的2】学生の成長を見るため

2つ目の目的は、学生の成長度合いを見ることです。たとえ同じインターンに参加しても、成長スピードや吸収力は学生によって全く異なります。言われることをただこなすだけの学生もいれば、言われたこと以上の成果を出して大きく前進する学生もいます。

機会を活かしてしっかりと成長できた学生は、企業にとって貴重な社員候補です。優秀な学生かどうかを判断するために、企業はアンケートを通して人材を見極めているのです。

高評価につながるインターンアンケートの回答方法

 

インターンのアンケートで高評価を得るためには、どのように回答していけばいいのでしょうか。ここでは、5つの高評価につながる回答方法について解説していきます。

【インターンアンケートの回答方法1】学びや今後の展望をアピール

ただ参加して「参考になりました!」と書くだけでは、当然良い印象は残せません。インターンを通してどのようなことを学び、今後それをどのように活かせるかを書かなければ、学生にとっても企業にとっても何の実りのないインターン経験になってしまいます。

しっかりと学びを吸収して今後の生活に活かそうとする姿勢があることを書けば、「なんとなく」ではなく真剣に取り組んでいたことをアピールできます。

【インターンアンケートの回答方法2】参加して良かった点を具体的に述べる

インターンで学んだことだけではなく、インターンに参加して良かったと思った点について述べることも非常に大切です。

ここでのポイントは、「実際に営業体験ができて良かった」というような抽象的な表現を避けること。〇〇様の営業周りに同行し、事前情報収集の大切さを学べて良かった」「貴社独自の〇〇というマーケティング戦略に触れて、新しい広告の形を知れて良かったなど、インターンに参加したからこそ感じたことを具体的に説明していきましょう。

【インターンアンケートの回答方法3】マイナスポイントに触れる時は注意が必要

インターンに参加する学生全員が、100%満足してプログラムを終えることは難しいものです。中には「もっとこういうことが知りたかった」「このプログラムは趣旨が分からなかった」と感じてしまうこともあるかもしれません。

こういったマイナスの感想は、内容によっては「きちんと分析ができている」「自分の意見が言える」と思ってもらえることもあります。ただし伝え方を間違えると、上から目線だと思われることもあるため注意が必要です。正しく伝える自信がない場合は、あえてリスクを冒してまでマイナスポイントを記載する必要はありません。

【インターンアンケートの回答方法4】他の参加者とのエピソードを盛り込む

他の学生との交流や関わり合いをアピールすることも、高評価を得るためには大切な要素です。他人と積極的に関わる姿勢が伝われば、良好な人間関係を築けて協調性がある学生だという印象を残せます。

ビジネスにおいて、他者との関わり合いは欠かせないものです。周囲に対して配慮できてコミュニケーション能力があることを知ってもらうためにも、仲間と交流した中で学んだことも盛り込めるといいでしょう。

【インターンアンケートの回答方法5】今後の目標や意気込みを伝える

「こういうことを学び、すごく勉強になりました!楽しかったです!」だけでは、ただの社会科見学になってしまいます。企業にとってインターンは採用につながるビジネス活動の一環であるため、学生もそのように捉えてアンケートに回答することを忘れないことが大切です。

ポイントは、インターンに参加した経験を活かして企業にどう貢献するのか、どんな目標を見つけられたのかを説明すること。「今回学んだ〇〇を活かし、貴社の営業部で誰よりも早くノルマを達成することが私の目標です!」と、企業の業務と絡めた目標が伝えられると効果的です。

インターンアンケートを書く時の構成

 

初めてインターンアンケートを書く学生の中には、どんなことを書けばいのか分からず、手が止まってしまう方も少なくはありません。そこでここからは、インターンのアンケートを書く時の基本構成について解説していきます。

以下の内容を押さえて、記入欄の8割以上が埋まるように内容を構成していきましょう。

【インターンアンケートの構成】インターンに参加した理由とお礼

まずは、インターンに応募した理由と参加させてもらったお礼を伝えましょう。学生がどんなことに興味を持ってくれたのかが知れると、企業は今後どんなインターンを開催したらいいかについて見直しやすくなります。また、時間とコストをかけて貴重な機会を与えてくれたことに対してお礼を言うことは、社会人としての基本です。

ついつい感想から書き始めてしまう学生も多いですが、まずはインターンに参加した理由とお礼を簡潔に伝えてくださいね。

【インターンアンケートの構成】学んだことや感想など

ここからが、アンケートでメインとなる内容です。インターンに参加して学んだことや感想について、できるだけ詳しく書いていきましょう。この時、あれもこれもとたくさんの情報を詰め込むことは避けましょう。1つ1つのエピソードが薄れてしまい、内容の浅い感想になってしまいます。

記入するエピソードは多くても2つに絞り、それぞれをしっかりと深掘りすることがポイントです。

【インターンアンケートの構成】これからどうしたいか

最後に、これからどうしていきたいのかについて書いていきます。インターンを通して見つけた課題と対処法について書いてもいいですし、入社に向けてどんなことをしたいかについて説明してもいいでしょう。

ただし、「貴社で学んだことを日常生活にも活かします」というように、仕事とは関係ないことを書くのは推奨しません。社会人生活や就活と絡めた展望が書けると、非常に好印象が残せるでしょう。

インターンのアンケート回答例

 

ここでは、実際にアンケートを記入する時の例文を掲載しておきます。どんな流れで話を進めたらいいか分からない学生は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【インターンアンケートの例文1】会社説明型

先日はお忙しい中、貴社のインターンシップに参加させていただきありがとうございました。
興味を抱いていた出版業界の中でトップのシェアを誇る貴社の編集部を志望しているため、非常に興味深く社員のみなさんの話を聞かせていただきました。
インターンシップを通して社員の方々の熱意や本への向き合い方など、ここでしか得られない貴重なお話を聞けて貴社で働きたいという気持が高まっています。とくに〇〇様が話されていた「本は人の人生を変える」という言葉に感銘を受け、私も人生を変えられる本づくりに携わりたいと考えています。
今回のインターンシップで私は、まだまだ出版業務に関する知識が不足していると気づきました。社会人生活に備え、今後はさらに出版業界と貴社に対する理解を深めていきたいと考えています。

【インターンアンケートの例文2】グループワーク型

先日は、貴社のインターンシップにてご指導をいただき、ありがとうございました。かねてから興味があった貴社の〇〇という業務を再現したグループワークを体験したいと思い、今回インターンシップに参加いたしました。
グループディスカッションをする中で、〇〇様に「この会社で働く目標が明確になっていない」とご指摘いただき、自己分析の甘さに気づいたことが非常に印象的です。今一度自己分析や企業研究を深め、選考の際は明確な目標をお伝えできればと思っております。
今回のインターンシップでは、貴社の業務や理念について深く理解できました。お伝えくださったことを踏まえ、必要となるスキルや考え方について知見を深めてまいりたいと考えています。

【インターンアンケートの例文3】就業型

もともと興味があった〇〇業界の仕事を体験したいと思い、貴社のインターンシップに参加いたしました。6ヶ月間のプログラムを通して指導してくださり、誠に感謝申し上げます。
私が非常に印象的だったのは、マーケティング戦略を考案する会議で〇〇様が提案した「ゲリライベントによるプロモーション」です。時には挑戦的なマーケティングが必要なことを学び、自分の視野が広がったように感じました。
今回のインターンシップを通して、私にはまだまだマーケティングに関する提案力が足りないと感じていました。貴社に貢献できる人材になるため、これからはよりマーケティングについて学んでいきたいと考えています。

インターンのアンケートで好印象を残すためのコツ

 

最後に、インターンのアンケートで好印象な回答をするためのコツをご紹介します。

インターンのアンケートで好印象を残すためには、毎日業務後に自分で日誌をつけることがおすすめです。記録を取ると、いざアンケートに回答する時に記憶が抜け落ちて内容が薄くなることを防いでくれる効果があります。

記録に残すことで印象深い出来事や学んだことが整理されて身につきやすくなりますし、アンケートに書くエピソードに迷うことがなくなります。この時は業務内容だけではなく、自分が感じたことや学んだことを記載しておくことが大切です。

インターンはアンケートまでが評価対象!

インターンが終わるとホッとしてついつい気を緩めてしまいますが、インターンはアンケートの提出までが評価対象です。出勤が終わったからと気を抜かずに、最後まで見られている意識を持ってアンケートに回答してくださいね。

アンケートに答える時は、内容はもちろんのことですが文字の丁寧さや文章の分かりやすさについても評価されています。エントリーシート(ES)を書く時と同じように、アンケートも丁寧に書くようにしてくださいね。