就活生にとって、説明会は企業理解を深める良い機会です。しかし、大学の先輩や同級生の中には「説明会は時間の無駄」と言う人もおり、説明会に参加するべきどうか悩んでいる学生もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、就活生は説明会に参加するべきか否かを解説します。参加するメリットやよくある質問も紹介するので、説明会への参加を考えている学生はぜひ参考にしてください。
就活における説明会は「会社説明会」を指す
就活でいう説明会とは「会社説明会」のことを指し、会社説明会は文字通り、企業の情報を説明する場です。
会社説明会では、以下に挙げたような内容を説明されるケースがほとんどです。
- 会社の事業内容
- 今後の方向性
- どんな人材を求めているか
- 採用情報
説明会の開催形式は3種類あり、一社が単独で開催するケースもあれば、大きな会場や大学内で複数の企業が同時に説明会を開催するケースもあります。
以下にそれぞれの特徴をまとめたので、確認してみましょう。
形式 | 特徴 |
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単独の説明会 |
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合同説明会 |
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学内合同説明会 |
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就活生は説明会に参加するべき?
結論からいうと、説明会への参加は必須ではありません。しかし、企業によっては、選考を兼ねた説明会を開催しているところもあるので、志望度の高い企業が説明会を開催する場合は参加するべきでしょう。
また、会社説明会は企業ホームページに掲載されていない情報をゲットする絶好のチャンスです。企業研究を深めるためにも、積極的に参加したいところです。
説明会の解禁はいつ?
23卒の大学生を対象にした企業の説明会は、就活の解禁日にあたる大学3年の3月1日に解禁となります。
ただし、経団連に所属していない企業(中小企業・ベンチャー企業・外資系企業など)は、解禁日を待たずに説明会を開催している場合もあります。解禁前だからと油断せず、志望企業の採用情報はこまめにチェックしましょう。
23卒は引き続きコロナ禍の就活となります。説明会では感染拡大防止のための人数制限が行われるほか、オンラインでの説明会も増える見込みです。オンラインを活用しつつ、就活を効率よく進めましょう。
就活の説明会に参加するメリット4つ
大学の先輩や同級生の中には、説明会を「時間の無駄」「参加しても意味がない」と主張する人がいます。たしかに、説明会に参加することなく内定を獲得している学生もいるので、説明会に否定的な意見が出てくるのも頷けます。
しかし、就活の説明会には以下のようなメリットがあり、目的をもって参加すれば価値あるものになるはずです。説明会への参加を悩んでいる学生は、ここで紹介する4つのメリットを理解した上で行くかどうかを決めましょう。
【就活の説明会のメリット1】企業理解を深められる
説明会に参加する1つ目のメリットは、企業理解を深められることです。企業の情報は企業ホームページや就職四季報などで確認できますが、それだけでは十分に企業研究できたとはいえません。
説明会に参加すれば、社員の様子や詳しい業務内容など、ホームページや書籍では分からない情報を入手できます。より企業理解を深めたい学生は、こちらの記事を参考に企業研究を深めましょう。
【就活の説明会のメリット2】企業の雰囲気を感じられる
説明会に参加する2つ目のメリットは、入社する前に企業の雰囲気を感じられることです。OB・OG訪問をすれば、社員の話を聞くことはできます。しかし、企業の雰囲気を感じたいなら説明会かインターンに参加するしかありません。
気軽に参加できる説明会を入社後のミスマッチ防止に役立て、自身にマッチする企業を探しましょう。
【就活の説明会のメリット3】他の就活生と知り合える
3つ目のメリットは、大学の同級生以外の就活生と知り合えることです。説明会は企業の情報を入手する場ではありますが、就活生と交流できる場でもあります。知り合いが増えれば自分が知らない企業を教えてもらったり、就活の進行具合を確認し合ったり、就活に関する情報交換ができます。
また、大学の同級生には言えない辛い気持ちを吐き出すこともできるかもしれません。無理に友達を作る必要はありませんが、仲間やライバルがいれば今以上にモチベーションは上がるでしょう。
【就活の説明会のメリット4】一足先に選考を受けられる可能性がある
4つ目のメリットは、いち早く選考を受けられる可能性があることです。
数ある企業の中には、コストや手間の削減を目的に選考を兼ねた説明会を開催するところもあります。基本的には説明会終了後に筆記試験による適性診断を実施するケースがほとんどですが、グループディスカッションやグループ面接を行う企業も存在します。
それだけでなく、選考ステップがいくつか免除される「特別選考ルート」に案内してもらえる可能性もあるので、たかが説明会と侮ってはいけません。
就活の説明会に関するよくある質問(Q&A)
ここでは説明会に関するよくある質問と、それぞれの回答をご紹介します。説明会に参加する前に、疑問を解消しておきましょう。
【就活の説明会のQ&A-1】何社の説明会に参加するべき?
5〜15社の説明会に参加している学生が多く見られます。ただ、少ない人は1~3社程度、多い人は30社以上とかなり幅が広いので、無理をする必要はありません。
時間を確保するのが難しい場合は、同時に複数の企業をチェックできる合同説明会や、自宅やカフェから参加できるオンライン説明会を活用しましょう。
【就活の説明会のQ&A-2】学生から質問できる?
説明会は人事を中心に、企業の社員が進行役を務めます。説明会は企業側の説明を聞く場ではありますが、基本的には学生から質問できる時間も確保されています。
社員の声を聞ける貴重な場なので、積極的に質問しましょう。
- 一日の仕事の流れを教えてください。
- 入社前と入社後で印象が変わった業務はありますか?
- 他社と比べて強みだと感じる部分はどこですか?
- 御社で活躍している人にはどのようなスキルや資質がありますか?
- 御社に入社して良かったと感じることは何ですか?
【就活の説明会のQ&A-3】何をチェックすればいい?
説明会に参加したら、ホームページや書籍では分からない情報をチェックしましょう。
以下に説明会でのチェックポイントをまとめたので、あらかじめメモに記しておくのがおすすめです。
- 企業の雰囲気
- 社員の様子
- 若手社員の活躍ぶり
- どんな人材を求めているか
- ホームページや書籍から抱いたイメージとのギャップ
説明会から帰宅したら、説明会でとったメモをもとに企業研究ノートを完成させましょう。企業研究ノートの簡単な作り方は、こちらの記事を参考にしてください。
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就活の説明会は企業研究を深める場!積極的に参加しよう
説明会は企業研究を深める場であるだけでなく、他の就活生と出会える場でもあります。また、企業によっては選考を兼ねた説明会を開催している場合もあるので、積極的に参加したいところです。
なお、説明会への参加を決めた学生は、あらかじめ企業研究をしておきましょう。企業研究を怠ると、説明を聞いても理解できないことが出てくるかもしれません。ただ参加するのではなく、きちんと準備して参加することで意義ある説明会になるのです。