200字の自己PRは4つのポイントで作れる!まとめ方を徹底解説【例文あり】

この記事では、自己PRで企業が見ているところや200文字で自己PRを作る方法などを解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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自己PRは、就活で自分を売り込むことができる大きなチャンスです。企業によっては、エントリーシート(ES)や履歴書に文字制限を設けている場合があり、中でも200字が上限となっている場合は、思うようにアピールできないと感じてしまう学生が多いです。端的にあなたの魅力を伝えるためにはコツが必要です。以上のことを踏まえて、解説していきます。

200文字の自己PRで企業が知りたいことは?

エントリーシートや履歴書で人事の心を打つには、企業が知りたいと思っていることをしっかりと理解することが大切です。企業の考えが分かれば、そこをピンポイントで狙った回答が作れるからです。結論から言ってしまえば、企業は自己PRから以下の3点を見ています。

  • 「企業と能力がマッチしているか」
  • 「企業と価値観がマッチしているか」

まずは、企業が自己PRで知りたいと思っているポイントについて、解説していきます。

【自己PRで見られていること】あなたの人柄や人間性

自己PRでは、あなたの長所をアピールしていきますよね。人事はその内容から、「この企業とマッチしているか」「企業で活躍できる人材なのか」をついて知りたいと思っています。

無理に良く見せようと嘘をついても、人事は人を見るプロです。面接などで本当の人間性は分かってしまうため、ありのままの自分の魅力を伝えることが重要です。

【自己PRで見られていること】会社の雰囲気・職種に合っているか

次に見られているのが、あなたの入社後の適性です。自己PRではあなたの能力やスキルはもちろんのこと、考え方や価値観から「企業とのミスマッチがないか」についても見られています。

せっかく採用した人材が、ミスマッチで早期退職してしまうことは企業としても避けたいものです。そのため、社風や職種への適性についてはしっかりと見られるポイントとなります。

自己PRを通して、「自社の求める学生に会っている」「活躍してくれそうだ」と想像してもらえる内容にすることが大切です。

自己PRを200字でまとめるポイントは2つ

企業が自己PRで見ているポイントについて分かったら、実際に200文字で自己PRを作っていく作業に移りましょう。
とはいえ、いきなり自己PRを200文字にまとめるのは難しいですよね。まずは、自己PRを作る時のポイントについてご紹介していきます。

【自己PRを200字でまとめるポイント】アピールしたい強みは一つに絞る

200文字であれもこれもとアピールポイントを詰め込むと、アピールポイントの印象が弱まってしまいます。逆に、アピールポイントを一つに絞ることで、200字でも内容を濃くすることが可能となります。

アパレルならコミュニケーションスキル、金融なら真面目さや堅実さなど、まずは業界や職種ごとに求められる人物像・スキルをイメージしてみましょう。その人物像の中から、あなたの性格とマッチする強みを一つ選ぶと、200文字でも人事の心に響く自己PRが完成します。

【自己PRを200字でまとめるポイント】構成は「PREP法」で作る

自己PRだけに限ったことではありませんが、ビジネス文章では読みやすさが非常に大切になります。読み手がすぐに伝えたいことを理解できるよう、エントリーシートや履歴書では簡単に論理的な文章が書ける「PREP法」を活用することをおすすめします。

PREP法は、以下の決められた順番で話を展開する文章の構成方法です。

  1. Point(結論)
  2. Reason(理由)
  3. Example(具体的なエピソード)
  4. Point(結論、最初の繰り返し)

理由・具体的なエピソードについては、どのような課題にぶつかってどのような行動をしたのかについてしっかりと説明していきましょう。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

自己PRを200字でまとめるコツ

ここからは、自己PRを200文字にまとめる具体的な方法について解説していきます。

ここで紹介するコツに沿って作成していけば、誰でも自己PRを200文字に抑えられるようになります。順番に実践しながら自己PRを作成していきましょう!

【自己PRを200字でまとめるコツ】文字数を気にせず自己PRを書く

初めから自己PRを200文字に抑えて書くことは不可能です。まずは一度言いたいことを全て書き出し、一番伝えたいことを確認してみましょう。

最初に決定したアピールしたい強みをメインに、「強みを発揮した経験」「強みで課題を乗り越えた経験」「強みを企業でどう活かせるのか」について箇条書きで書き出してみます。そのあと、PREP法を意識して箇条書きを文章化していきましょう。

ポイントは、この時点では文字数を意識しないことです。文字数を意識すると本当に伝えたいことが出てこなくなってしまうからです。ボリュームのある自己PRは、ほかの企業のエントリーシートなどで使える可能性もあるので、まずは思ったままに主張を書き出してみることをおすすめします。

【自己PRを200字でまとめるコツ】いらない部分を省く

主張したいことを込めた自己PRが完成したら、その中から一番伝えたいことを確認しましょう。次に、一番伝えたいことを表現するために必要な文章といらない文章を考え、不要なものを消去していきます。

<いらない部分の省き方>
  • 「、」や「が」「で」で文を繋げずに「。」で区切る
  • 一文あたりの文字数を40字前後に収める
  • 説明が重複している箇所はどちらかを消去する
  • あいまいな語尾を消す(「~だと思う。」などの表現は「~だ。」に変える)
  • なくても意味が変わらない文章を消す

こうして必要な情報だけを残すと文章が洗練されて、本当に伝えたいことだけが詰め込まれた密度の濃い文章になっていきます。まずは大まかな自己PRを作り少しずつ推敲していくことで、200文字でも内容の濃い自己PRにすることができるのです。

自己PRが200字でまとまらない場合、語尾を「だ・である調」にする

どうしても文字数が200文字に収まらない場合、「です・ます調」から「だ・である調」に変えるのもひとつの手です。

「だ・である調」は断定系なので、文章としては少し硬い印象を与える可能性もあります。丁寧なのはやはり「です・ます調」ですが、どうしても文字数が入らない場合は断定系に変更して文字数を抑えましょう。語尾で合否が左右されることはないため、その点については安心してくださいね。

語尾が与える印象について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

就活のエントリーシートは敬語で書くべき?【間違えやすい敬語一覧付き】

200字自己PRの例文

実際に200文字で自己PRを作成しようとしても、なかなか文章がまとまらなかったり文章構成の方法に迷ったりしてしまう学生は多いかと思います。

ここでは、200文字の自己PRの例文を3つご紹介してきます。自己PR作りでつまずいた時は参考にしてみてください。

【200字自己PR】粘り強さ

粘り強さの自己PR例文

私は、粘り強く努力できる性格です。海外に留学した時、最初は英語が上達しませんでした。このままではいけないと思い、私はクラスの成績トップを志すようになりました。なかなか成績は上がりませんでしたが、どんなに成績が悪くても諦めずに毎日夜の11時まで勉強するようにしたところ、最後は学年トップの成績を取れるようになりました。貴社でもこの粘り強さを活かし、課題に対して前向きに向き合っていきたいです。(194文字)

【200字自己PR】計画性

計画性の自己PR例文

私は、目的に対して計画を立てることが得意です。学生時代にはアルバイトと授業、資格取得の両立を実現しました。大学4年間、私は授業の空き時間やアルバイトの時間を把握し、1日に何時間資格の勉強に当てられるかを週単位で計算していました。その結果、忙しい中でも勉学とアルバイト、そして友人との遊びの時間を確保することができています。貴社でもこの計画性の高さを活かし、無駄のない効率的な業務を遂行していきます。(199文字)

自己PRが完成したら一度読んで確認しよう

無事に自己PRを作成できたら、何度か読み返して書き漏れがないか、分かりにくいところがないかを確認しましょう。200字と少ない文字数なので、短くまとめた分読んでいて理解しにくいところが出てくる可能性もあります。自分の作った文章だと脳内補完が起きて、分かりにくさに気づけないため、音読をして確認してみるのも有効です。

また、「だ・である調」で書いた文章には、とくに注意が必要です。断定の書き方は厳格で固い印象を与えるので、気がつかないうちに上から目線の文章になる可能性もあります。目上の方が読んでも失礼に当たる表現がないか、今一度確認しておきましょう。

自己PRを入れるだけでスカウトが来る就活サービスとは?

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コツを掴んで自己PRを200文字にまとめよう!

200文字は、学生の魅力を伝えるには決して十分な文字数ではありません。だからこそ、必要な情報だけを厳選して内容の濃い自己PRを作り上げることが求められます。いきなり200文字の自己PRを作成するのは難しいので、今回ご紹介したコツを意識しながら順を追って自己PRを完成させていきましょう!

限られた文字数の中で必要な情報を伝える能力は、社会人として必要になるものです。これを機に、分かりやすくて簡潔な文章を書くコツを身につけ、入社に備えておきましょう!