【例文7選】自己PRを400字でまとめるには?4つのポイントと注意点

この記事では、自己PRを400字でまとめる方法や注意点などを例文付きで解説していきます。

就活のエントリーシート(ES)や面接で必須となる自己PR。場合によっては文字数制限があり、シンプルかつオリジナリティのあるアピールが求められます。また強みが何かだけでなく、文字数制限のある自己PRでは、話をまとめる力も見られています。簡潔にまとめるコツを掴んで、人事にアピールしていきましょう。以上のことを踏まえて、解説していきます。

自己PRとは?

就活をしていくにあたって避けては通れないのが自己PRです。エントリーシートや面接ではほぼ確実に自己PRが求められます。自己PRの目的が理解できていないと的外れなアピールをすることになってしまいますので注意してください

自己PRとは「企業から見たあなたの強みを売り込む場所」です。自己PRはあくまで企業にアピールするものなので、自分の良い所をただ伝えるだけでなく、企業が見て魅力的だと思うようなあなたの強みをアピールすることが大切なのです

自己PRには文字数制限があることもある

就活で用いられるエントリーシートには、必ずといってよいほど自己PRを書くスペースが用意されています。そして、エントリーシートによっては400字という制限が設けられている場合もめずらしくありません。

400字というと、「ちょっと多いのでは?」と思う就活生もいるかもしれません。しかし、アピールしたいことがまとまらないまま書き進めていると、すぐに制限を超えてしまいます決められた文字数の中で、いかに効率よく自分をアピールできるかが勝負になります。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

自己PRを400字でまとめる4つのポイント

ここからは、自己PRを400字という制限内でまとめるポイントを4つ紹介します。それぞれのポイントを学び、書き方のコツを掴みましょう。

最初に結論を持ってくる

自己PRを400字でまとめるには、最初に結論を持ってくる必要があります。1番に「私の長所(強み)は〇〇です」と結論を提示することで、あなたのアピールポイントを人事に印象付けましょう。

結論に至るまで長々と趣味や特技の話を続けると、伝えたいことがよく分からず、途中で切られてしまう可能性もあります。自己PRを作成する際は、結論ファーストを心掛けましょう。

アピールポイントは1つに絞る

いくらアピールポイントがたくさんあっても、詰め込んでしまうのはNGです。アピールポイントは1つに絞り、盛り込むエピソードも1つにしましょう。

企業は400字という文字数制限を設け、あなたの長所はもちろん、簡潔にまとめる能力も見ています。伝わりやすい自己PRを作成するためにも、1つのアピールポイントを掘り下げたいところです。

具体的なエピソードを簡潔に伝える

自己PRを作成する時に覚えておきたいことは、具体的であればあるほど良いということです。あなたの人柄や思考回路が分かる具体的なエピソードを盛り込み、人事に入社後のあなたをイメージしてもらいましょう。

エピソードに具体性を持たせるには、ただ経験をまとめるだけではいけません。経験や失敗、どうやって乗り越えたのか、そこから何を学んだかを簡潔にまとめ、あなたにしか作成できない自己PRを完成させましょう。

入社後のあなたを人事にイメージさせる

自己PRは「私を採用したら、こんなメリットがありますよ」と伝える場でもあります。そのため、ただスキルを評価してもらうことを目的にしていると、後々苦しむことになるかもしれません。 もちろんスキルを評価してもらうのは大切ですが、それに加えて入社後のあなたを人事にイメージさせることがポイントです。

  • スキルをどう仕事に活かしたいか
  • どのように成長していきたいか

あなたが実際に働いている姿をイメージしてもらえるよう、上記のような内容を具体的に伝えましょう。

400字でまとめた自己PRの例文7選

実際に、400字の文字数制限がある場合の自己PRを見ていきたいと思います。例文を7つ作成したので、以下を参考に一緒に作成してみましょう!

計画性が強みな場合

例文

私の強みは、目標を達成するための計画力です。
私は幼い頃から15年間野球を続けており、学生時代には約60人が在籍する野球部でキャプテンを務めていました。
地方予選突破を目標に日々練習を重ねていましたが、チームには野球経験の浅い部員も在籍していたため、厳しい練習が原因で怪我を負う部員も増えていきました。

その内に部活動を休む部員も出てきて、チームの統制が取れない状況に陥ってしまいました。そこで私は、野球経験の長いメンバーと経験の浅いメンバーで練習内容を変えること、そして定期的にチームで話し合いの場を設けることを提案しました。

その結果、野球経験の浅いメンバーが怪我を負うことはなくなり、チームとしてのまとまりも出てきて、最終的には無事に地方予選を突破することができました。
貴社の一員として働くことができましたら、売上を達成するための作戦を計画し、日々努力していきたいと考えております。

分析力が強みな場合

例文

私の強みは、情報やデータの関係性を見抜く分析力があることです。
私は学生時代に4年間居酒屋でアルバイトをしており、バイトリーダーを任されていました。ある日、新人スタッフのミスによってお客様からクレームがあり、店舗全体を巻き込む大きな問題になりました。

そこで私は、スタッフの役割を分けること、そして新人スタッフとアルバイト歴の長いスタッフをチームにして連携を図ることで、問題解決ができると考えました。
すぐにスタッフと話し合い、店長に私のアイデアを進言すると、翌日からチーム制で業務を進めることになりました。

それ以来、同様のクレームは発生することなく、結果として居酒屋の売上を上げることができました。
貴社の一員として働くことができましたら、私の強みである分析力を業務に活かし、売上やプロジェクトの連携に貢献できればと考えております。

向上心が強みな場合

例文

私は常に向上心を持ち、成長し続けることを大切にしています。
大学では、学業と並行してプログラミングスキルの習得に力を入れました。

入学当初は未経験でしたが、毎日2時間の学習を継続し、半年後には学内のプログラミングコンテストで50人中5位に入賞しました。
また、ゼミ活動ではデータ分析を専門とし、チームのリーダーとして研究を進めました。Pythonを用いたデータ処理を独学で学び、チームの分析精度を20%向上させることに成功しました。さらに、向上心を活かし、TOEICのスコアを半年で650点から820点に向上させました。

これにより、英語での情報収集がスムーズになり、最新の技術動向を把握できるようになりました。
貴社においても、この向上心を活かし、自己研鑽を続けながら業務に貢献したいと考えています。新たな知識を吸収し、成果を出せる人材として成長していきます。

追求心が強みな場合

例文

私は一つの物事をとことん追求し、納得のいくまで努力する性格です。
ではマーケティングを学び、特にデータ分析に興味を持ちました。
より実践的な知識を身につけるため、授業以外にも市場調査の手法を独学で学び、企業の広告戦略を研究。ゼミのプロジェクトでは、SNS広告の効果を調査し、ターゲット層に応じた施策を提案しました。その結果、教授から「実用性が高い」と評価され、学内発表で優秀賞を受賞しました。

また、趣味で続けている動画編集でもこの追求心を発揮しています。視聴者の関心を引く編集技術を研究し、試行錯誤を重ねた結果、自作の動画が1万回以上再生されました。分析を通じて改善を続けることで、より多くの人に届くコンテンツを作れるようになりました。

貴社においても、物事を深く掘り下げ、最適な解決策を見つける姿勢を貫きます。
常に学び続け、価値を生み出せる人材として成長していきたいです。

協調性が強みな場合

例文

私は周囲と協力しながら目標を達成する力を大切にしています。
大学では、イベント運営サークルに所属し、学園祭の企画・運営に携わりました。
当初、意見がまとまらず準備が難航しましたが、私はメンバー一人ひとりの考えを丁寧に聞き、調整役として意見をまとめました。その結果、全員が納得できる形で役割分担が決まり、前年より来場者数が20%増加する成功を収めました。

また、ゼミ活動ではグループ研究を進める際、異なる専門分野のメンバーとの意見の違いに直面しました。私は各メンバーの強みを活かす役割分担を提案し、全員が納得できる形で研究を進めました。
その結果、発表では教授から「チームワークの良さが成果につながった」と評価をいただきました。

貴社においても、周囲と協力しながら成果を最大化することを意識し、チームに貢献していきます。相手の意見を尊重しながら柔軟に対応し、円滑なコミュニケーションを大切にしていきたいです。

継続力が強みな場合

例文

私は一度決めたことを最後までやり抜く継続力があります。
大学では未経験からランニングを始め、毎日5kmの練習を続けました。
最初は思うように走れませんでしたが、試行錯誤を重ねながら半年後にハーフマラソンへ挑戦し、完走することができました。その後も継続し、1年後には自己ベストを5分短縮しました。

また、アルバイト先のカフェでは、接客スキルを向上させるため、毎回の接客を振り返り、言葉遣いや気配りを工夫しました。
継続的に改善を続けた結果、常連のお客様から名前を覚えていただくようになり、店長からも「安心して任せられる」と評価を受けました。さらに、新人スタッフの指導を任されるようになり、接客のポイントを伝えることでチーム全体のサービス向上に貢献しました。

貴社においても、この継続力を活かし、どんな課題にも粘り強く取り組みます。努力を積み重ねながら成長し、長期的に貢献できる人材を目指します。

責任感が強みな場合

例文

私は強い責任感を持ち、最後までやり遂げることを大切にしています。
大学では、学園祭実行委員としてステージイベントの運営を担当しました。
準備段階でトラブルが発生し、スケジュールの見直しが必要になりましたが、私は責任者として関係者と調整を重ね、スムーズな運営を実現しました。
その結果、来場者アンケートでは「進行がスムーズで楽しめた」と高評価をいただきました。

また、アルバイト先ではリーダーを任され、新人スタッフの指導にも携わりました。
相手の理解度に応じて教え方を工夫し、業務の質を向上させることに努めました。
その結果、店長から「安心して任せられる」と評価され、新人研修のマニュアル作成にも関わることができました。

貴社においても、この責任感を活かし、任された業務に誠実に取り組みます。
どんな状況でも最後までやり遂げ、チームや会社に貢献できる人材を目指します。

評価される自己PRになっているか確認する方法

400字でまとまった自己PRを作れても、本当にそれが採用担当者に伝わる内容になっているかはエントリーシートが通過するまで不安ですよね。採用担当目線の評価を知るためにキミスカで自己PRの評価を見てみませんか?

キミスカは新卒採用のスカウト型サイトで、プロフィールにあなたの自己PRを登録するとその内容に興味を持った採用担当者からスカウトが届きます。スカウト文には「どんなポイントに興味を持ったのか」が記載されているため、あなたの自己PRが企業に伝わるものになっているのか、どんなポイントが評価されそうなのかを確認することが可能です。

キミスカを使って、よりあなたらしさが伝わる自己PRを作成しましょう!

自己PRを400字でまとめる時の注意点

次は、自己PRを400字でまとめる時に注意したいことを2つ紹介します。せっかく作成した自己PRにマイナスのイメージを持たれないように、以下の注意点を押さえておきましょう。

口調は「ですます」で揃える

文字数制限があると、稀に「である」調で文字数を削減しようとする就活生が出てきます。「である」調で自己PRを書くことはNGとはされていませんが、人事によってはマイナスのイメージを持たれる可能性があるので、おすすめできません。

文字数制限があっても、「ですます」調で揃えるのが無難でしょう。

文字数が少なすぎるのはNG

自己PRで文字数制限がある場合、指定された文字数を大幅に超えてしまうのはもちろん、少なすぎるのもNGです。自己PRの文字数の目安をケース別にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

    • 「◯字前後」の指定がある場合→指定された文字数の90%~110%が目安
    • 「◯字以内」の指定がある場合→指定された文字数の80%~100%が目安
    • 指定がない場合→300~400字程度が目安

    400字で魅力的な自己PRを書くために

    400字の自己PRを作っていて、「なんか満足いかない…」や「全然思ったように書けない」と悩んでいる方は、こちらの記事に一度目を通してください。キミスカが誇る就活のプロが絶対に落ちない自己PRの書き方を徹底的に分かりやすく解説しています。

    良い自己PRを作ることと就活の成功はイコール関係で結ばれています。あなたの魅力が最大限伝わる自己PRの作成を、キミスカがお手伝いいたしますので是非以下の記事をご覧いただければと思います。

    【就活】自己PRの書き方と例文!絶対に落ちない自己PRを就活のプロが徹底解説

    400字の自己PRに関するよくある質問

    400字の自己PRに関するよくある質問をまとめました。
    ESや自己PR作成の参考にしてください。

    就活で400字以内の指定は何文字ですか?
    面接で400字の自己PRを話すのに何分かかりますか?

    就活で400字以内の指定は何文字ですか?

    就活で自己PRが400字以内の指定があった場合、320字~400字に収めるようにします

    文字数が変わったとしても、指定された文字数の80%~100%を目指します。企業によって評価の基準は変わるため、可能な限り指定された文字数に近づけるようにしましょう。

    面接で400字の自己PRを話すのに何分かかりますか?

    面接で400字の自己PRを話すのにかかる時間は、1分から1分半程度です

    人によっては緊張して会話のスピードが速くなるため、より短くなることも考えられます。面接時に、「1分で話すように」という指定が考えられる場合は、400字程度を目安にするとよいでしょう。

    400字の自己PRで人事に良い印象を残そう!

    履歴書やエントリーシート、面接に欠かせない自己PRは、自分をどれだけ売り込めるかが鍵を握ります。そのためには、ありきたりな内容ではなく、あなたらしさが伝わる具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。それと同時に簡潔にまとめることを意識し、自分を効果的にアピールしていきましょう。