本記事では、自己PRの効率的な見つけ方やよくある疑問についてなどを詳しく解説していきます。 皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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就活のESや面接で必ず求められる自己PR。しかし、中には「自分にはアピールできるような長所がない」と、頭を抱えている就活生もいるのではないでしょうか。今回はそんな就活生でも効率的に自己PRを見つけられる、簡単な方法を4ステップでご紹介していきます。自己PRの書き方などに関する疑問にもお答えしていくので、ぜひ就活に役立ててくださいね。
自己PRとは何か?
そもそも自己PRは何の目的で行われているのでしょうか。結論から言うと、自己PRは「あなたの能力や長所」を企業に売り込み、「採用するメリット」を伝えることが目的になります。重視されるのは、性格や人柄、ポテンシャルや会社の風土に合っているかなどのポイントです。
そのため、自己PRにインパクトは必要ありません。嘘や背伸びをしたエピソードを自己PRに盛り込んでも、採用担当者はプロなのですぐにバレてしまいます。入社後の配属などにも関わってくるため、できるだけありのままであなたらしい自己PRを作りましょう。
自己PRの見つけ方~簡単4ステップ~
それでは、あなたらしい自己PRの見つけ方について見ていきましょう。ポイントは、自己PRでアピールするスキルと業務をリンクさせ、入社後に役立てられることをアピールすることです。
とはいえ、こう言われてすぐに自己PRを思いつく就活生は少ないでしょう。「どんなことをアピールしたらいいかわからない」という場合は、これからご紹介する4つのステップに従って自己PRを作ってみましょう。
【自己PRの見つけ方:ステップ1】インパクトを無視して経験を書き出す
自己PRというと、「すごい経験や並外れたスキルをアピールしないと」と思ってしまう人も多いと思います。しかし自己PRでは、そういったインパクト重視のエピソードは必要ありません。
まずはインパクトの大きさを考えず、大学時代にあなたが真剣に打ち込んできたものを一気にリストアップしてみましょう。バイトでも趣味でも、何でも構いません。できるだけたくさん書き出してくださいね。
【自己PRの見つけ方:ステップ2】就活に使える経験を選択する
次にリストアップした経験の中から、就活に使えそうなエピソードをピックアップします。あなたが「主体的に動いたもの」と「問題解決に導いた」があれば、その経験は自己PRに使えます。
とくに課題を発見し、その原因を自分から見つけて解決に導いた経験が自己PRには最適です。直接解決していなくても、サポートした経験があればそれでも構いません。アルバイトや部活、趣味の活動で問題解決にあたったことがないかを、よく思い出してみましょう。
【自己PRの見つけ方:ステップ3】経験を掘り下げていく
自己PRでただ経験と結果だけを伝えても、採用担当者にあなたの魅力や長所は伝わりません。自己PRに使う経験を決めたら、次はその経験を掘り下げていく作業が必要になります。自己PRの内容は、面接の時に必ず詳しく質問されます。その時に慌てずにあなたの魅力を伝えられるように、あらかじめ話す内容を考えておきましょう。
自己PRで話すエピソードは、具体的に以下のことについて掘り下げてみてください。
2.行き当たった問題や課題
3.どうして問題や課題に取り組もうと思ったのか
4.問題や課題解決に向けてどう動いたか
5.どんな結果を生み出したか
6.その経験から何を学んだのか
7.学んだことを企業でどう活かせるのか
掘り下げた内容を自己PRとして構成した例文が以下です。
(1)私は大学4年間でアルバイトと授業の両立に力を入れ、タイムマネジメント能力を身につけました。
(2)アルバイト先は遅くまで営業しているお店だったので、入学当時は寝坊や課題のやり忘れが多くなってしまい、両立させることができませんでした。
(3)忙しい毎日でしたが、学校とアルバイトを両立させられれば自己成長につながると思い、1年生の後期からは心を入れ替えて授業にも力を入れることを決心しました。
(4)毎日、朝から寝るまでのタイムスケジュールを組み、空き時間は効率的に課題や睡眠にあてられるように工夫しました。
(5)その結果、今では遅刻がゼロになり、1年後期からは単位を落としたこともありません。
(6)この経験で私は、タイムマネジメント能力を身につけました。
(7)貴社でもこのタイムマネジメント力を活かし、効率的に業務を進めたいと思っています。
これはあくまで例ですが、大学でどんなことを頑張ったのか、どんなスキルがあるのかが具体的にわかりますよね。ぜひこの例文を参考に、あなたらしい自己PRを作ってみてくださいね。
【自己PRの見つけ方:ステップ4】再現性を検証する
最後に自己PRでアピールするあなたの長所を、ほかの場面で活かせた経験がないかを思い返してみましょう。もしもその長所が本当にあなたの強みなら、ほかにも活かせた経験がいくつか見つかるはずです。ほかに思いつかないのであれば、それはあなたの強みではないのかもしれません。
例えば、先ほど例で挙げた「タイムマネジメントができる」という長所を見ていきましょう。本当にそれがその人の長所であれば、課題はいつも期日よりも早く提出している、遊ぶ時も時間は必ず守るなど、ほかにも思い当たるエピソードが出てくるでしょう。
たとえそれがあなたにとって「とるに足らないこと」であっても、第三者からすれば立派な長所です。ぜひ自信を持ってアピールしてくださいね。
自己PRを作ろうと思った時に第一の壁となるところが、自分の強みが見つからないという点ではないでしょうか。「アピールできるほどの強みがない…」と不安な気持ちになっている方も多いかと思います。そんな時に活用してもらいたいのが、キミスカの適性検査です。キミスカの適性検査は質問に答えていくだけで、AI分析による超精密な自己分析シートが完成します。 適性検査を受けるメリットは、大きく分けて以下の3つです。 10個の項目に分けて自分の性格や強みが見られる 適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で解説していますのでチェックしてみてください。強みやガクチカを簡単に見つける方法
適性検査の結果を見た企業から直接スカウトが届く
職業適性やストレス耐性も分かるので、業界・企業選びに活かすこともできる
自己PR作成時によくある疑問
自己PRの見つけ方を見つけても、実際に作ろうとした時にさまざまな疑問にぶつかると思います。ここからは、自己PRに関するよくある質問について答えていこうとも思います。自己PRを作成する前にチェックしておきましょう。
自己PRはどこまで遡っていいのか?
就活における自己PRは、基本的には大学時代の経験や活動をアピールすることが好ましいです。中学や高校時代などの昔の話をしてしまうと、あなたのピークがそこにあると思われてしまいます。その結果、あなたのポテンシャルを評価してもらえなくなってしまう場合もあるかもしれません。
企業はあなたの今のスキルと、これからの伸び代に期待して採用します。そのため、これからの成長を想像させられるような、最近のエピソードを使うようにしましょう。
自分の強みを単語にまとめるのが難しい場合
長所を表す単語が思い浮かばない時は、無理矢理ひと言にまとめる必要はありません。むしろ、ひと言で表そうとすると、あなたのよさが伝わらなくなってしまう可能性もあります。
長所を表す言葉が見つからない場合は、「こういう時、こういうことができる」という短い文章の形でも大丈夫です。その場合は、より具体的にイメージが伝わる、具体的な表現を心がけるようにしましょう。
自己PRに使いたい強みが複数ある場合
就活生の中には、アピールできることがたくさんあるという人もいるもしれません。それ自体はとっても良いことですし、あなたのよさを全て伝えられれば素晴らしいです。しかし、いくつものアピールを詰め込んでしまうとゴチャゴチャした印象になってしまいます。その結果、「今の学生、つまりはどこが長所だった?」と、採用担当者の印象に残れないリスクも生じてしまうでしょう。
そんな事態を防ぐためにも、自己PRに使う長所はひとつに絞るようにしてください。どの長所を選んだらいいかわからない場合は、志望している職種に合わせて強みや見せ方を変えていくようにしましょう。
たとえば営業職志望の場合は行動力や忍耐力のアピール、事務職の場合は正確さやコツコツ作業の得意さをアピールすると好印象です。志望する職種や業種でどんなスキルが求められるのかを考え、それに合う長所を選ぶようにしてください。
自己PRは「好き」ではなく「活躍できる」ことをアピールする場
就活生の中には、自己PRで「貴社の製品が好きだから熱意がある」といったことをアピールする学生がいます。採用試験で「好き」や「入りたい」とアピールするのは、悪いことではありません。しかし、それだけではただの「憧れ」で終わってしまい、企業にどんなメリットをもたらしてくれる人材かが見えてこないですよね。
自己PRはあなたの「好き」をアピールする場ではなく、その先にある業界や仕事での「活躍」をアピールする場です。自分の経験やスキルで企業にどう貢献できるかをしっかりと伝えることで、再現性や具体性が増して高評価につながります。ただ好きなだけでなく、あなたを採用するメリットも一緒にアピールするようにしてくださいね。
企業が求める人材に合った、あなたらしい自己PRを!
自己PRはあなたのスキルや人柄を企業に売り込み、あなたを採用するメリットを伝える大切な場です。大事なのは、企業が求めるスキルに合った長所をアピールすることです。大学時代の経験でどんなスキルを身につけたのか、企業でどう活かせるのかを具体的にリンクさせて、あなたの魅力をしっかりと伝えてくださいね。
自己PRの見つけ方には、この記事でご紹介した4つのステップを活用しましょう。自己PRがどうしても見つからない場合は、自己分析が足りない可能性があります。キミスカの自己分析ツールも活用して、自己分析をやり直してみてくださいね。