インターンのエントリーシートはこう書く!評価される書き方を解説【例文付き】

インターンの第一関門となるのがエントリーシートです。エントリーシート選考を通過しないことには、インターンに参加することはできません。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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そこで本記事では、インターンのエントリーシートの書き方や評価されるコツを例文付きで解説します。インターンのエントリーシートを作成する際は、ぜひ参考にしてください。

インターンのエントリーシートで企業が見ているポイント

企業はエントリーシートで学生のことを深く探るインターンに応募する時に、エントリーシート(ES)の提出を求められるケースがあります。インターンのエントリーシートは本選考で提出するエントリーシートとは質問項目が異なるので、ここでインターンのエントリーシートで企業が見ているポイントを確認しておきましょう。

企業はインターンのエントリーシートから、主に以下のポイントを見ています。

【企業がESで見ているポイント】
  • 経験やスキルが自社にマッチしているか
  • 人柄が社風と合っているか
  • 本人が学びたいこととプログラム内容が合っているか

    もちろん参加意欲の高さや、最低限のビジネスマナーを押さえているかどうかもチェックされているので、丁寧かつ説得力のあるエントリーシートに仕上げる必要があります。

    【例文付き】インターンのエントリーシートの書き方を解説

    ここからはインターンのエントリーシートの書き方を項目ごとに解説します。例文を参考に、あなたの魅力が伝わるエントリーシートを作成しましょう。

    【インターンのESの書き方】志望動機

    インターンのエントリーシートで避けては通れないのが志望動機です。志望動機は「簡潔さ」と「具体性」がポイントになります。

    志望動機におすすめの文章構成は、Point(要点)・Reason(理由)・Example(例文)・Point(要点)の頭文字をとった「PREP法」です。結論から書き出すことで、アピールポイントが伝わりやすくなります。

    【インターンのES「志望動機」の例文】IT業界

    私が貴社のインターンシップを志望した理由は、誰でも簡単に扱える便利なアプリケーションを開発したいからです。
    大学では情報工学科に所属し、システム開発について学んでいます。便利さを追求すると、アプリケーションはどうしても複雑になってしまいます。しかし、貴社のスマートフォンアプリケーション「○○」はシンプルかつ便利で扱いやすく、私もこんなアプリケーションを開発したいと心が弾みました。
    貴社のインターンシップに参加できましたら、仕事への理解を深めるだけでなく、必要な資質やチームワークの重要性を学びたいと考えています。

    【インターンのESの書き方】自己PR

    自己PRのポイントは、インターン期間中はもちろん入社後にも活躍できる人材であることをアピールすることです。志望動機と同じく、自己PRもPREP法を用いて簡潔にまとめましょう。

    【インターンのES「自己PR」の例文】粘り強さ

    私の強みは、一度決めたら最後までやり抜く粘り強さです。

    私は小学3年生から10年間バレーボールを続けており、大学のサークルでは全国大会への出場を目標に掲げました。しかし、サークルのメンバーは初心者が大半で、メンバー内のレベルの差が問題になり、不満の声が上がるようになりました。そこで私はそれぞれに合った練習メニューを考案したり、頻繁に話し合いの場を設けたりと工夫した結果、無事に全国大会出場を果たすことができました。

    貴社のインターンシップでは持ち前の粘り強さを活かしつつ、チームワークを大切にしながらグループワークに取り組みたいです。

    【インターンのESの書き方】インターンで学びたいこと

    インターンのエントリーシートには、「インターンで学びたいこと」という質問項目が用意されていることがあります。

    企業が公表しているプログラム内容を確認したら、企業の狙いと自身が学びたいことを照らし合わせてみましょう。ここが合致していなければ参加しても意味がないと判断され、選考通過が難しくなります。

    【インターンのES「インターンで学びたいこと」の例文】出版社

    私は貴社のインターンシップを通して、一冊の雑誌が出来上がるまでの過程を学びたいと思っています。

    私は貴社の○○というファッション雑誌に影響を受け、服やアクセサリーを好きになりました。そして○○に書かれていた「○○」という言葉を原動力にして、習い事や大学の受験に取り組んできました。

    インターンシップでは、私の人生のバイブルともいえる雑誌が出来上がるまでにどれだけの人が関わり、どれだけの苦労や努力があるのかを肌で感じ、雑誌づくりの過程や企画方法を学びたいです。

    【インターンのESの書き方】学生時代に力を入れたこと

    インターンのエントリーシートでは、学生時代に力を入れたこと、いわゆる“ガクチカ”が問われます。ガクチカは人となりを判断する重要な材料であり、テーマ選びが難しい質問項目です。

    ガクチカのポイントは、「そこから何を学び、今後どう活かしていくのか」を伝えることです。再現性をアピールし、あなたの人となりをしっかり伝えましょう。

    【インターンのES「学生時代に力を入れたこと」の例文】ゼミ活動

    私が学生時代に力を入れて取り組んだことは、心理学ゼミでの活動です。

    ゼミに入るまで、心理学は人の心を操る手段だと勘違いしていました。実際は人の話に耳を傾け、人の心に寄り添うことだと分かり、次第にゼミの仲間との関わり方も変わってきました。以前はなにかと人と衝突し、揉めることが多かった私ですが、心理学ゼミでの活動を通して人の意見を尊重できるようになりました。

    ゼミで学んだことを活かし、今後も人の話を聞く力や、人の心に寄り添う気持ちを養っていきたいです。

    【インターンのESの書き方】趣味・特技

    インターンのエントリーシートに趣味・特技欄があれば、あなたの人柄や思考回路をアピールするチャンスです。趣味・特技はギャンブル系や政治・宗教系を除外すれば、基本的にはどんな趣味・特技でもOKです。仕事につながる内容を選べば、高評価を得られるでしょう。

    なお、趣味・特技欄は箇条書きで書くのではなく、「ひとこと+説明文」の形で書きましょう

    【インターンのES「趣味・特技」の例文】読書

    毎日3時間の読書は欠かせません。

    に推理小説を好んで読んだ結果、人の話を整理しながら聞く力が身に着きました。

    インターンシップのグループディスカッションでもこの強みを活かし、積極的に取り組みたいです。

    夏インターンの平均参加数は3〜4社

    夏インターンの平均参加社数は3〜4社と言われています。とは言っても、学業やアルバイトが忙しかったり、まだまだ遊びたい時期だったり、インターンを探すのがめんどくさい…と感じている人も少なくは無いはずです。

    そんな方々に一度使っていただきたいのがキミスカです。キミスカならプロフィールを登録するだけで企業から「うちでインターンに参加してみませんか?」というお誘いが送られてきます。ナビサイトとは違い、自分で探したり各企業ごとにESを提出する必要がないため、時間が無い就活生でも簡単にインターンを探すことができます。もし興味がある方は、下記の記事に詳細をまとめておきましたので、ぜひ一度見てみてください。

    インターンのエントリーシートで評価されるコツ

    評価されるポイントを押さえて効果的なESを作る続いて、評価されるエントリーシートを作成するコツを解説します。これはインターンはもちろん、本選考でのエントリーシートでも同じことが言えるので、この機会に覚えておきましょう!

    【インターンのESのコツ】PREP法を用いて簡潔にまとめる

    先ほど解説した通り、インターンのエントリーシートはPREP法を用いて簡潔にまとめることが重要です。いくら内容が濃くても、読みにくいエントリーシートは流し読みされてしまう可能性があります。自己PRや志望動機などの回答欄には、以下の順番で文章を構成しましょう。

    PREP法で構成を作る際の流れ
    • 結論
    • 結論に至った理由
    • 具体的なエピソード
    • 結論

    【インターンのESのコツ】適度に改行する

    エントリーシートはとにかくたくさん書き、できるだけスペースを埋めた方が熱意を伝えやすいと思いがちですが、改行のない文章は読みにくく不親切です。

    一文は長くなりすぎないよう50字程度を目安にし、内容のまとまりに合わせて改行するといいでしょう。

    【インターンのESのコツ】略語や話し言葉は使わない

    エントリーシートでは略語や話し言葉を使用してはいけません。「バイト」「高校」「(株)」ではなく、「アルバイト」「高等学校」「株式会社」と正式名称で記入してください。また、日常会話で使いがちな“ら抜き言葉”にも注意しましょう。

    【インターンのESのコツ】文体を統一する

    文体は「です、ます」調、または「である」調で統一しましょう。基本的には「です、ます」調でOKですが、文字数やスペースに限りがある場合は「である」調でも構いません。

    【インターンのESのコツ】具体的な数字を用いる

    エントリーシートで具体的な数字を用いると、回答に説得力が生まれます。例えば、「毎日読書をして~」ではなく「毎日〇時間読書をして~」の方が具体的で説得力がありますよね。

    このように、時間や数値、売上金額などを組み込むと、スキルや長所をより強くイメージしてもらうことが可能です。

    【インターンのESのコツ】8~9割以上埋める

    エントリーシートの記入欄は、8~9割以上埋めるのがベストです。あまりにも大きな余白があると、熱意や志望度が乏しいと受け取られ、マイナスの印象を持たれる可能性があります。適度な改行は必要ですが、なるべく余白を作らないように意識しましょう。

    インターンのエントリーシートを郵送する際のマナーは?

    郵送時のマナーもES提出で知っておくべきポイントインターンのエントリーシートは、送付状とともにクリアファイルに入れて郵送するのが基本です。ちなみに封筒は白のA4サイズを選び、封をした部分に「〆」と書き入れましょう。

    郵送方法は普通郵便でOKですが、確実に料金不足を防ぐためにもポストに投函するのではなく、郵便局で出すことをおすすめします。

    また、エントリーシートは提出順に選考が始まるので、できるだけ早めに提出してください。締め切りギリギリに提出したからといって読まれないことはありませんが、インターンへの参加意欲を伝えるためにも余裕をもった提出を心掛けましょう!

    インターンのエントリーシートは最初の関門!

    インターンに参加したい学生にとって、エントリーシートは最初の関門です。インターンの段階でエントリーシートに慣れておけば、本選考でもスムーズに作成できるはず!

    今回解説した基本の書き方や評価されるコツを参考にしながら、ありのままの自分が伝わるエントリーシートを作成しましょう!