この記事では、ガクチカで企業が見ているポイントやエピソードの探し方などを例文とテンプレート付きで徹底的に解説していきます。
皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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この質問は自己分析と他己分析ができていないと、なかなか上手に答えられない質問です。基本から理解し、しっかりと対策立てましょう。この記事では、「ガクチカ」で企業が見ているポイントからエピソードの探し方や書き方などを徹底解説していきます!
企業が「学生時代に力を入れたこと」のエピソードを問う理由とは?
企業側が採用基準で最も重視しているのは、その人の「人柄」です。面接官が学生時代のエピソードを聞く背景には、あなたの人柄を知りたい意図があります。どんなエピソードを選ぶかによって、その人の友人関係や行動範囲、嗜好性までもイメージされてしまいます。
また、企業はガクチカで、「仕事に対する取り組み方」や「成長の過程」を見ています。ここの項目を通して、組織の中でどのように役割を果たせるかを判断しているのです。
入社後に社会人として仕事をしていく中で、問題や課題、困難にぶち当たることが沢山あります。その際には課題に対してモチベーションを高く保ち、しっかり対処し成長していくことが必要不可欠です。そのため企業は、あなたが困難な状況にあった際に何をモチベーションに、どのような行動を起こしてその状況を打破したのかが知りたいのです。企業は、入社してからもその経験を仕事に活かせるかを確認しています。
「学生時代に力を入れたこと」のエピソードはどんなのがいい?
エピソードを選ぶ際には、企業が見ているポイントを踏まえることが重要です。学生時代に何に打ち込み、その結果どんな目標を達成したのか、学生時代にどんなコミュニティに所属し、そこでどのような力を発揮し、周囲にどのような影響を与えたのか、など。
エピソードを通して自分の「人柄」や「仕事に対する取り組み方」や「成長の過程」が伝わるエピソードを選びましょう。
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「学生時代に力を入れたこと」に書くエピソードの探し方
この項目で「何を話していいのかわからない!」「学生時代に頑張ったことないよどうしよう…」と悩む学生は多いのではないかと思います。そんな時におすすめしたいエピソードの探し方を紹介します。
【「学生時代に力を入れたこと」のエピソードの探し方1】実績ではなく過程に目を向けよう
エピソードがないと感じる理由は、実績にとらわれているからというケースがよくあります。しかし実際には、企業は物事に対する取り組み方や成長の過程など「プロセス」を評価します。そのため華々しい実績や希少性のあるエピソードでなくても良いんです。
この点を踏まえて、もう一度学生時代を振り返ってみましょう。エピソードが浮かび上がってくるはずです。
【「学生時代に力を入れたこと」のエピソードの探し方2】日常生活に目を向けよう
「学生時代」というと、学校行事やサークル・ゼミなどのエピソードにしなければならないと思ってしまいがちですが、全然そんなことはありません。日常生活を振り返ってみましょう。自分では普通と思っている経験でも、それが自分にとって力になっていたらそれは十分エピソードとして成立しているのです!
【「学生時代に力を入れたこと」のエピソードの探し方3】自己分析をもう一度行おう
書く内容がない!という方はもしかしたら自己分析が足りていないかも?選考を通過するエントリーシートを書くためには、十分な自己分析が必要です。自分はどういう人生を送りたくて、どんな風になりたいか、自分の中で大切にしている価値観や強みは何かを理解したら自ずと進む道が見えてくるはずです。
エントリーシートを書く前に自己分析を深く行い、悔いのない就活を送りましょう!
この記事では、そんな自己分析について目的や意義からやり方まで徹底解説してますので、ぜひ読んでみてください。
「学生時代に力を入れたこと」の書き方【例文付き】
それでは、選んだエピソードを実際に魅力的な文章にしていきましょう。今回は、非常に便利なフレームワークを用いたガクチカの作成方法を紹介します。使用するフレームワークは、STAR法です。STAR法とは、「Situation」「Target&Task」「Action」「Result」の頭文字を取ったもので、この順番で論理的且つ明快に文章を展開するフレームワークです。
【「学生時代に力を入れたこと」の書き方:STAR法1】Situation
まず最初に、学生時代に力を入れたとを簡潔に述べてから、エピソード概要を伝えましょう。何事も、自分が伝えたいことを一番最初に簡潔に述べることが大切です。そうすることで、文章全体を通して何を伝えたいのかがわかりやすくなります。
私が学生時代に力を入れたことは、大学のバレーボール部での活動です。私はセッターとしてチームの司令塔になり、メンバーと協力しながら県大会優勝を成し遂げました。
【「学生時代に力を入れたこと」の書き方:STAR法2】Target&Task
その次に、自分がそのエピソードの中で抱えていた課題感や掲げた目標を伝えます。この際に定量的に示した目標を記述することで、文章に説得力や具体性を持たすことができます。
【「学生時代に力を入れたこと」の書き方:STAR法3】Action
その次に、具体的な課題解決と目標達成に向けて取った自分の行動を伝えましょう。この際に自分のみで完結する事柄ではなく、チームにおいてや、自分ではない誰かに対してに働きかけた行動を記述したほうが自分の人柄が伝わりやすいです。
そこでまず、自分やメンバーが抱えている課題感を全員で共有することで課題感の共通認識を取りました。そこから、自分のチームと対戦するであろうチームの特徴を分析しました。次に、目標までの道筋にマイルストーンを置いて筋道を明確にしていき、それに対して日々の練習メニューを組みなおしました。
【「学生時代に力を入れたこと」の書き方:STAR法4】Result
その結果出た成果を最後に記述しましょう。反省を踏まえて書くのが好ましいです。ここでも定量的に結果を示すことで、説得力が増します。
その結果、練習試合などを通して徐々にチームに力がついてきていることを確認しながら、適宜練習メニューの修正を繰り返し、5戦中3ゲームをストレートで勝ち進み、無事県大会で優勝することができました。この経験を通し、目標を達成するためには、分析と計画性が重要であることを学びました。
例文【学生時代に力を入れたこと】
1.大学3年生の夏の大会で5勝し、県大会優勝という目標を掲げていましたが、その前の大会まで、優勝どころか2回戦敗退という結果がしばらく続いていました。私は、その原因は目標に対しての明確なプロセス不足であると考えました。
2.そこでまず、自分やメンバーが抱えている課題感を全員で共有することで課題感の共通認識を取りました。そこから、自分のチームと対戦するであろうチームの特徴を分析しました。次に、目標までの道筋にマイルストーンを置いて筋道を明確にしていき、それに対して日々の練習メニューを組みなおしました。
3.その結果、練習試合などを通して徐々にチームに力がついてきていることを確認しながら、適宜練習メニューの修正を繰り返し、5戦中3ゲームをストレートで勝ち進み、無事県大会で優勝することができました。この経験を通し、目標を達成するためには、分析と計画性が重要であることを学びました。
「学生時代に力を入れたこと」のエピソードを書く際の3つのポイント
書き方を理解できたら、ガクチカを書く際に気を付けたい3つのポイントを紹介していきます。
【「学生時代に力を入れたこと」のエピソードを書く際のポイント1】質問を想定して深堀をしておく
エントリーシートは書類選考だけでなくその先にも大きく影響する書類です。そのためエントリーシートで問われる項目は、面接において触れられる可能性が高いです。面接の際に詰まってしまわないように、ガクチカで伝えるエピソードにおいては深堀りしておきましょう。深堀をしておくことで、面接において補足すべき点が明確になるので、効果的に自分をアピールすることができます。
深堀をする際には、自分が起こした行動や思考に対して、「なぜ」そのようにしたのかを考えることがコツです。
【「学生時代に力を入れたこと」のエピソードを書く際のポイント2】エピソードは複数用意しておく
面接において「チームで頑張った経験」「大学時代に~」など条件付きで聞かれる場合があるので、エピソードは予め複数用意しておいた方が面接で余裕を持って受け答えすることができるので良いでしょう。
【「学生時代に力を入れたこと」のエピソードを書く際のポイント3】大学の経験でないとダメ?
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」なので、必ず大学時代の活動でないといけないということはありません。大学生活の中で、力を入れたエピソードを複数見つけることは非常に困難ですので、大学入学前の経験を伝えることも一つの手でしょう。
大学入学以前の経験を述べると、強みや現在の自分の人格形成の原点を伝えることができるというメリットもあります。
「学生時代に力を入れたこと」のエピソードについてのまとめ
ガクチカであなたの魅力が伝わるエピソードを選んで、企業にアピールしていきましょう!ガクチカは、フレームワークを用いて作成することで、論理的で魅力的な文章を効率よく書くことができます!しっかりと選考対策していきましょう。