エントリーシートの自由記述欄は何を書く?人事に「会いたい」と思わせるコツを解説

履歴書やエントリーシート(以下ES)の自由記述欄は、その名のとおり内容と表現方法が自由です。自由と言われると、何をどう書いてよいか分からないと戸惑いを感じることも多いのではないでしょうか。

自由記述欄は何を書いても自由だからこそ、きちんとポイントを押さえなければなりません。人事に会いたいと思わせるESのコツを解説します。

企業がESの自由記述で見ている5つのポイント

企業の採用担当者が自由記述欄で見ているのは、学歴や、訓練された志望動機や自己PRからは見えないあなたの側面を見るためです。

【ESの自由記述を書く時のポイント】①個性

自由記述欄に何を書くかはあなたの自由です。アピールの方法には、文章・写真・図・グラフなどさまざまなものが考えられますが、そこから何を選ぶかに個性が表れます。カラーペンや色鉛筆を使って色彩センスをアピールするのもよいでしょう。

せっかく何を書いてもよい欄なのですから、あなたの得意分野や人柄が伝わる表現を心掛けてください。

【ESの自由記述を書く時のポイント】②発想力

自由記述欄では、「何を」「どのように」表現するかが見られています。上述した個性をアピールする手段として、発想力が試されているとも言えるでしょう。ユニークな視点で発想できる力があれば、他の就活生と差をつけられるでしょう。

【ESの自由記述を書く時のポイント】③適性

自由記述欄で表現される個性や発想力を通じて、企業は自社の理念や雰囲気にマッチするかどうかを見ています。たとえば、細かなルールに沿った作業が必要な職種なのに、「そうした作業が苦手である」と感じさせるエピソードや表現方法を取り入れてしまうと、求める人材に合っていないと判断される可能性もあります。

就活生からすると多少自分を曲げてでも内定が欲しいと思ってしまうかもしれません。しかし、運良く内定できたとしても社風や求められる人材像にマッチしていないと、遅かれ早かれ苦しくなってしまいます。

人事が見ているポイント、というと立場は企業が上に感じますが、適性は企業と就活生の両方が見るべきものです。事前に企業の経営理念や事業内容を確認しておき、その企業で働く適性が自分にあるかをよく確認しておきましょう。

【ESの自由記述を書く時のポイント】④志望度

自由記述欄には、自己PRにつながることを書くのが暗黙のルールになっています。企業からすれば、それによって就活生の志望度の高さを量ることができます。

説得力のある自己PRには「その会社に入社したい」という熱意だけでなく、その会社に入社したらあなたが活躍できるだろうと思わせるエピソードが必要です。説得力のあるエピソードを語るために、事前に企業分析と自己分析を徹底して行っておきましょう。

【ESの自由記述を書く時のポイント】⑤プレゼンテーション力

自由記述欄でのプレゼンテーション力とは、見やすくまとめる能力、分かりやすく情報を処理する能力と同義です。与えられた条件の中で効果的にプレゼンテーションする力があるかを見られています。

ESの自由記述に書くと好印象を与える3つの内容

続いて、ESの自由記述欄に書くと好印象を与えることができる内容を3つ解説します。もちろんこれ以外のことを書いても構いません。人事に良い印象を残す内容の参考例としてご覧ください。

【ESの自由記述で書く内容】①追加の自己PR

ESで十分に自己PRできなかった、という不完全燃焼感を覚えたら自由記述欄で追加の自己PRを行いましょう。ただし、追加の自己PRといっても自由記述欄に書くのは、あくまでも面接で質問してもらいたいこと。質問につながりそうなネタを仕込みましょう。

相手に興味を持ってもらいつつ、会社に必要な人材であると感じてもらうためにはあなたと志望企業をつなぐものが必要です。自己分析を通じて、自己PRには仕事に活かせる強みを記述しましょう。自己分析が不十分と感じたら、キミスカの自己分析ツールを活用してみてください。

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【ESの自由記述で書くべき内容】②新規事業のアイディア

企業が新人に対して期待するのは「新しい風」です。同じ組織で長い間働いていると、人は組織と同化し、徐々に新しい発想が生まれなくなります。放置すると組織はマンネリ化し成長が鈍化していくので、ある程度のスパンで新しい人を入れるのです。

新規事業のアイディアというと、「実現できるかどうか分からない」「何も分かっていない自分がもの申してよいのか」と心配する声もあろうかと思いますが、新人に期待されるのは、実現の可能性よりも発想力です。まだ組織の色に染まっていない新人ならでは視点を大切にしてください。

【ESの自由記述で書くべき内容】③入社後の自分の姿

自由記述欄には、5年後、10年後にどうなっていたいか、入社後の自分の姿を書いてみましょう。

入社後の目標を取り入れると意欲が高い人物に見られるだけでなく、将来を見据えて行動しようとする姿勢が好意的にとらえられるはずです。自分の夢と企業との関連性を示すようにすると、具体性が高まります。

ESの自由記述欄を書く4つのステップ

続いて、ESの自由記述欄を書く手順を解説していきます。

【ESの自由記述欄を書く】ステップ①何を伝えるかを決める

まずは、何を伝えるかを決めます。自由記述欄に書く内容は自由ですが、自己PRにつながる内容がベストです。

【ESの自由記述欄を書く】ステップ②レイアウトやデザインを考える

何を書くか決めたら、どのように表現するのがよいかを考えていきましょう。レイアウトやデザインは個性的にしても構いません。写真やイラストが好きな人なら、大きなアピールになるでしょう。

ただし必要性が無く、目立つためだけに写真やイラストなどを取り入れるのはおすすめしません。結果として目立つ表現手法なのか、単に目立とうとしているのかは採用担当者には分かってしまいます。スタイルよりも中身で勝負することを考えてください。書く内容が自由記述欄のスペースに十分収まるかは、この段階で確認しておきます。

【ESの自由記述欄を書く】ステップ③下書きする

書く内容とレイアウトが決まったら下書きをします。ESは一旦コピーして、それに練習するのがおすすめです。伝えたいことがきちんと伝わる内容になっているかを確認するために、家族や友人に見てもらうのもよいでしょう。

【ESの自由記述欄を書く】ステップ④清書をする

下書きをして家族や友人にチェックしてもらい、何も問題が無かったら最後に清書をしていきます。また、清書ができたらコピーをとっておくと、面接前にESの内容を見直すことができるので安心感が増します。余裕のある方は是非実践してください。

ESの自由記述を書く時の注意点

最後にESの自由記述を書く際の注意点を4つ解説します。せっかくポイントを押さえていても、これが守られていないと評価を下げられてしまう可能性もあります。十分に注意してESを記入していきましょう。

【ESの自由記述を書く時の注意点】①絶対に空欄にしない

自由記述欄は絶対に空欄を避けましょう。書くことが思いつかない」「面倒くさいなど就活生側にもさまざまな思いがあるかと思います。

しかし、空欄で提出したESが好意的に受け止められることはありません。仮に提出期限間近であれこれ考える時間がなかったら、形式的なことでもよいでしょう。必ず何かを書いて提出するようにしてください。

【ESの自由記述を書く時の注意点】②条件を確認する

自由記述欄は基本的に何を書いても自由なことがほとんどなものの、企業によっては条件が提示されていることもあります。指定された条件を確認せずに書いてしまうと心証を損ねてしまいます。書き始める前に必ずチェックしましょう。

【ESの自由記述を書く時の注意点】③簡潔に記載する

自由記述欄の文章は、読み手の見やすさと読みやすさに配慮して、簡潔に書くことを意識しましょう。長々と書いてしまうと飽きられてしまい、最後まで読んでもらえない可能性があります。

しっかりと自己PRに繋げられるように、簡潔で読みやすい文章を心がけましょう。

【ESの自由記述を書く時の注意点】④他の欄で書いた内容を避ける

自由記述欄では、ESの他の欄で書いた内容を繰り返さないようにしてください。数多くの選考書類に目を通している採用担当者が思わず目を留めてしまうような、興味深い内容を心掛けてみましょう。

ESは信頼できる人に見てもらおう

ESの自由記述欄で大切なのは、企業の採用担当者が読みたい、直接話をしてみたいと思うものにすることです。何を書けばよいか思いつかないときは、OB・OG訪問を行ったり、内定者のESが見られるサイトを参考にしたりしてみてもよいでしょう。

書いたESは提出前に、できれば社会人に見てもらうのがおすすめです。友人とは違った視点でアドバイスをもらえるかもしれません。ESにはある程度の時間をかけて、ブラッシュアップしていきましょう。