【例文5選】インターンシップ経験の強みを活かす自己PR!評価されやすい書き方を解説

自己PRに使う内容として、クラブやボランティア活動、海外留学などのさまざまなものが挙げられます。そのような中で、就活に欠かせないものとなりつつあるのがインターンシップです。社会人と一緒に会社で働くため、インターンの経験を自己PRに盛り込もうと考えている就活生も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、インターンシップ経験を自己PRにするポイントから、ESで評価されやすい書き方まで詳しく解説します。

インターンシップの経験は自己PRになる?

一口にインターンシップといっても、1日~2週間程度の「短期インターン」と3ヶ月~1年以上の「長期インターン」では、得られるものやアピールできることが変わってきます。

長期インターンシップは自己PRに使いやすい

長期インターンに参加した就活生は、アルバイトよりも実際の業務に近い体験をしているので、その経験を強みとしてアピールできます。業務内容や得たものを具体的に伝えることができれば、社会人として働いている姿をイメージしてもらいやすくなるでしょう。また、伝え方によっては即戦力として見てもらえる可能性もあるので、長期インターンの経験は非常に自己PRに向いているといえます。

短期インターンシップは自己PRで評価されづらい

長期インターンシップに対して、社員との交流や簡単な業務がメインとなる短期インターンは、自己PRや自身の強み、学生時代に力を入れたこととしてアピールするのは難しく、単に動機や経験をアピールするだけでは評価されません。

最近は1dayインターンや2~3日程度の短期インターンが増えていますが、インターンシップ経験を自己PRにしたいなら、最低でも半年以上の長期インターンに参加したいところです

インターンシップの経験を自己PRにするポイント

インターンシップの経験は必ずしも自己PRになるとはいえませんが、伝え方次第で良い評価に繋がります。ここからは、インターンシップの経験を自己PRにする際に、押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。

インターンシップの経験を強調しすぎない

インターンシップの経験を自己PRにする時に気を付けたいのが、「インターンを受けた」という経験を強調してしまうことです。近年は大半の就活生がインターンシップに参加しているので、単にインターンシップを経験したことをアピールしても評価には繋がりません。それどころか、経験自慢と取られてしまうこともあるので注意しましょう。

働いている姿がイメージできるような伝え方をする

体験した業務について書く時は、インターンシップを通じて得たスキルや、どんな成果を挙げたのかをより具体的に伝えましょう。そうすると採用担当はあなたが働いている姿をイメージしやすくなるので、良い評価へと繋がります。

思考回路や姿勢がうかがえる内容にする

自己PRにインターンシップの感想を書いたところで、評価には繋がりません。あなたの思考回路や姿勢が伝わるように、何を考え、どのような努力をしたかをアピールすることが重要です。

企業が求める人物像であることをアピールする

インターンシップの経験を自己PRにするなら、その経験を就職後にどう活かせるかを考えてみてください。そこから、自身が企業の求める人物像にいかに近い存在かをアピールし、良い評価を目指しましょう。

そのためには、業界・企業研究が欠かせません。「業界・企業研究をまだやったことがない」または「もう一度しっかりやってみたい」と思った就活生は、以下の記事に目を通してみてください。

業界研究とは?今すぐ始められるやり方3ステップ【おすすめツール】

インターンシップの経験を自己PRにした例文5選

インターンシップの経験を自己PRにする時に、実際に使える例文をご紹介します。業界別に3種類の自己PRの例文を作成したので、自己PR作りに悩んでいる就活生はぜひ参考にしてみてください。

例文はESなどに書く場合を想定しているので、「貴社」と書いていますが、面接の際は「御社」という点に注意しましょう。

販売職

例文

私は、○○の販売を通じて自身のコミュニケーション力を活かせる場面があり、やりがいを感じることができました。
それと同時に販売の厳しさも知ることができ、売り上げを伸ばすにはお客様のニーズを直接お聞きすることが大切だと学びました。
お客様のことを第一に考えることは、貴社での業務に必ず活かせると思います。

Web制作会社

例文

私の強みは、計画性があることです。
先日のWeb制作会社でのインターンシップでは、計画性を活かして2週間でLPを作成できましたが、私のミスで就業時間内に仕事が終わらないこともありました。
社員の方からミスをした時の対処を直接学べたことは、貴社の事業にも活かせると考えています。

ベンチャー企業

例文

私の強みは、根気強く物事に取り組むことです。
ベンチャー企業でのインターンでは新規事業の立案を任されましたが、根気強く取り組んだお陰で上長からお褒めの言葉を頂きました。
この根気強さを活かし、貴社の開発にも貢献できればと思います。

エンジニア

例文

私はエンジニアインターンシップを通じて、課題解決力とチームで成果を出す力を培いました。
インターンでは、既存システムの改修プロジェクトに参加し、要件定義から実装、テストまでの一連のプロセスを経験しました。
特に、機能改善の提案を行う際、チーム内外の意見を取り入れながら設計を進め、効率的かつ実用的なソリューションを実現しました。
また、進捗が遅れているタスクに対して優先順位を見直し、作業計画を再構築することで、スケジュール通りの納品を達成しました。
この経験を通じて得た論理的思考とプロジェクト管理スキルを活かし、貴社の開発現場でも価値を提供できるエンジニアを目指したいと考えています。

商品開発

例文

私は商品開発のインターンシップを通じて、アイデアを形にする力とチームで成果を上げる力を培いました。
インターンでは新商品の企画プロジェクトに参加し、マーケット調査や消費者ニーズの分析を行いました。
その上で、データに基づいた企画案を提案し、試作品の開発プロセスに携わりました。
また、開発過程で課題が発生した際には、チーム内でのディスカッションを主導し、実現可能な解決策を提案することで問題を克服しました。
その結果、私たちの提案した商品は社内で高く評価され、実際の市場投入に向けた検討が進みました。
この経験で培った企画力と柔軟な対応力を活かし、貴社の商品開発に貢献したいと考えています。

インターンシップを活かした自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません

この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

 

インターンシップの経験を自己PRにする時の文章構成

就活における自己PRの文章構成は、基本的にはテーマに関わらず「PREP法」が用いられます。PREP法とは、伝えたい情報を以下の順序でまとめる手法です。

PREP法

Point:要点
Reason:理由
Example:具体例
Point:要点

PREP法のポイントは「結論を最初に、具体例となるエピソードを書いてから最後に意欲を伝える」ことです。PREP法については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、自己PRの文章構成に不安がある就活生は、対策の参考にしてくださいね!

【就活】自己PRの書き方と例文!絶対に落ちない自己PRを就活のプロが徹底解説

インターンシップ経験を活かした自己PRに関するよくある質問

インターンシップを活かした自己PRに関するよくある質問について、以下の内容に答えます。それぞれ以下で詳しく解説します。

インターンシップの自己PRで何を書けばいいですか?
インターンシップの面接の締め方はありますか?
インターンシップの自己PRで1分間に何文字話せばよいですか?

インターンシップの自己PRで何を書けばいいですか?

インターンシップの自己PRで書くべき内容は、経験の有無によって変わってきます。初めてのインターンシップであれば、学生生活でアピールできそうな内容を話すようにしましょう。一方、同様のインターンシップの経験が複数あれば、実務経験を話すほうが良いです。実際の仕事での成果や取り組み方を話すことで、インターンシップでの活躍をイメージしてもらいやすくなります。

インターンシップの面接の締め方はありますか?

インターンシップの面接での締めには、以下のようなものが挙げられます。

インターンシップを通じて貴社で多くのことを学び、成長したいと強く思っております
私の強みである○○を活かして、貴社に貢献できるよう全力で取り組む所存です
貴社の○○に大変魅力を感じており、ぜひこのインターンシップを通じて一員として貢献したいと思っています
御社のインターンシップで自身の○○スキルをさらに向上させ、成長したいと考えています

締め方は複数ありますが、あいまいな表現ではなく、「やる気」や「ベネフィット」が伝わるようにしますインターンシップを通じて具体的に何をしたいのかを示し、好印象を与えましょう。

インターンシップの自己PRで1分間に何文字話せばよいですか?

自己PRを1分間話す場合、およそ350文字から400文字必要です自己PRの内容を1度文字にし、どのくらいの文字数が必要か確認してみるとよいでしょう。ただし、本番は、緊張で話すべき内容を忘れるなどのトラブルも起こりやすいです。丸暗記するのではなく、ある程度自分の言葉で話せる状態を作っておくことが求められます。

自己PRにインターンシップの経験を盛り込むなら、即戦力になることをアピールしよう!

インターンシップの経験を自己PRに盛り込むことは可能ですが、1日~2週間程度の短期インターンでは就活で有利に働くとは思えません。また、インターンを経験したことを強調したところで、就活生の大半が経験していることなのでアピールとしては弱いでしょう。

インターンシップの経験を自己PRにするなら、その時の思考や業務にあたる姿勢、今後の仕事にどう繋げていくのかをしっかりアピールしていくことが大切です。採用担当に就職後の姿をイメージさせ、即戦力になることをアピールしましょう!