インターンに保険は必要?加入した方が良い理由と種類ごとの加入方法を解説

この記事では、インターン参加時におさえておきたい保険の知識や加入方法などを詳しく解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
(プロフィールを登録するだけで私達が厳選した優良企業からスカウトが貰えるキミスカというサービスも運営してます。ぜひ一度使ってみてください。>スカウトを貰う)

インターンに参加するときは、保険に申し込む必要があることを知っていますか?保険は、インターン中のケガや不利益に対して補償してくれるもので、場合によっては加入することが参加条件として提示されていることもあります。安心してインターンに取り組むためにも、保険について必要最低限の知識をつけていきましょう。以上のことを踏まえて、解説していきます。

インターンの保険とは?

インターンの保険とは、その名の通り学生が業務体験中に被った損害やケガなどを保証するための商品です。学生自身が不利益を被ってしまったときは当然のこと、誰かに怪我を負わせたり企業に損害を出したりしたときも適用されます。

企業がまとめて手続きをしてくれていることもあれば、学生が契約していることを前提に選考が進められることもあります。企業で手続きをしてくれているときは、自分で別の保険を契約すると余計な料金を払うことになってしまうため注意が必要です。

参加前は、保険の必要性について企業にしっかりと聞いておきましょう。

インターンの保険って必要?備えておきたいリスク

学生が業務体験をするためのインターンですが、そもそも保険への加入は必要なものなのか、疑問に思いますよね。

企業で業務体験することになれば、学生に3つのリスクが生じることになります。ここでは、インターンの保険で備えておきたいリスクについて見てみましょう。

【インターン保険の必要性】企業の不注意による事故のリスク

1つ目は、企業の不注意によって巻き込まれてしまう事故などのリスクです。同行中の社用車で事故に遭ってしまった、工場でケガをしてしまったなど、企業の過失で怪我をしてしまう可能性はゼロではありません。

保険に入っていないと、治療費を自分で用意したり企業に多額の賠償金を払ってもらったりしなくてはいけなくなります。こういった状態は自分にとっても企業にとっても不利益になってしまうため、保険でカバーしておくことが大切です。

【インターン保険の必要性】企業に不利益を与えてしまうリスク

2つ目は、学生の不注意によって企業に不利益を与えてしまうリスクです。「書類をなくしてしまった」「貸与中のパソコンを壊してしまった」など、どんなに気をつけていてもインターン中は企業に不利益を与えてしまう危険性があります。

そういった問題が生じたときの「損害賠償義務」について定めている企業も多いですが、現実問題として学生が損害賠償できる金額には限りがあります。したがって、企業は学生を保険に加入させておくことで安心して学生を雇えるようになるのです。

【インターン保険の必要性】第三者に不利益を与えてしまうリスク

3つ目は、企業とは関係のない第三者に不利益を与えてしまうリスクです。営業中に人にぶつかって転ばせてしまったときなど、企業とは関係ない人に対して不利益を与えてしまう可能性はゼロではありません。このときにしっかりと賠償できないと企業の印象ダウンに繋がってしまうため、しっかりと保険で備えておく必要があります。

簡単にインターンを見つける方法

インターンに参加したいと思ってはいるものの、探すのが難しかったり面倒くさかったりしますよね。そんな方はキミスカを使ってみてはいかがでしょうか?

キミスカは、基本情報やあなたの趣味、強みなどをプロフィールに登録しておくだけで、「弊社のインターンに参加してみませんか?」というお誘いが送られてきます。ナビサイトとは違い、自力で企業情報やインターンの情報を必死に調べる必要がないため、簡単にインターン先を探すことができます。詳しくは以下の記事をチェックしてください!

インターンで申し込める保険の種類

実際にインターンの保険を契約したいと思っても、どのようなものに申し込めばいいか分からない学生も多いかもしれません。ここからは、3種類の保険をご紹介します。

【インターン保険の種類】学生教育研究災害傷害保険(学研災保険)

この保険は「授業やサークルなど、学校に関する場面で自分が損害を受けた事故やトラブル」を補償するものです。学校外の課外活動や通学中・移動中が対象になり、インターンにも適用されます。入学時に強制的に申し込みをさせられているケースもあるため、まずはキャリアセンターで問い合わせてみましょう。

申し込むときは個人単位ではなく、キャリアセンターを経由する必要があります。また、補償が適用されるのは学校を通して申し込んだインターンに限られる点に注意しましょう。

【インターン保険の種類】学研災帯賠償責任保険(付帯賠償)

この保険は「学校に関する場面で生じた、第三者に損害を与えてしまった事故やトラブル」を補償するものです。適用範囲は学研災保険と同様で、学校に関連する活動中に限られます。したがって、学校を通して申し込んだインターンであれば、誰に不利益を与えてしまったときに補償が受けられます。

ちなみに付帯賠償は、学研災保険を契約している人のみが契約可能です。セットで契約していないか、確認しておくといいでしょう。

【インターン保険の種類】その他の民間保険

インターンにおいては、上記の学校経由で申し込むもの以外にも、個人で申し込める民間保険が活用可能です。民間の災害傷害保険や損害賠償責任保険、生協で入れる学生総合共済など、多くの商品が存在しています。

学生の一人暮らしについても保障する複合的な災害損害保険や、短期の掛け捨て保険など、ここでは紹介しきれないほど多くの商品が存在しています。念のため契約の際は、インターンの損害を補償してもらえるかについてしっかりと確認してから申し込むようにしてください。
それぞれの補償内容や特徴をよく比較し、納得できる保険を契約しておきましょう。

インターンの保険に加入する方法

ここからは、実際にインターンの保険に加入する方法についてお伝えします。

【インターン保険の加入方法】キャリアセンターや生協で申し込む

学研災保険や付帯賠償に申し込みたいときは、キャリアセンターで申し込みをしましょう。先述したように、この2つは大学経由でないと申し込みができません。

また、学生総合共済は生協で申し込めるので、希望する人は生協で相談してみてください。学生総合共済に申し込めば自分で保険を探す必要がないので、手間が大幅に省けます。ほかの民間保険を紹介してもらえることもあるので、困ったらキャリアセンターか生協を訪れてみましょう。

【インターン保険の加入方法】個人で申し込む

民間の保険に申し込みたいときは、個人で手続きをする必要があります。各会社から資料請求をしたり代理店などを訪れたりすることで、誰でも簡単に申し込めます。

最近は、ネットでも保険に契約可能になりました。急ぎのときは、ネット申し込みを活用してもいいでしょう。

インターンで保険に加入するときのポイント

最後に、インターンで保険に申し込むときに意識したいポイントについてお伝えします。有事のときに後悔することがないよう、必ず目を通しておいてください。

【インターン保険のポイント】保険加入証明証が必要なことがある

保険が義務付けられている企業のインターンでは、当日までに保険加入証明証の提出が必要なケースがあります。保険加入証明証は保険料を支払ったあとに郵送されますが、手元になければ保険料の領収書でも問題ありません。いつでも提出できるように、保険加入証明証が届くまでの間は領収書をしっかりと保管しておきましょう。

保険加入証明証は届くまでには時間がかかるため、余裕を持って契約しておくようにしてくださいね。

【インターン保険のポイント】大学経由のインターンにしか適用されない保険に注意

学研災保険や付帯賠償は、学校経由で申し込んだインターンにしか適用されないので注意が必要です。ナビサイトや合同説明会などを経由して申し込んだときは、たとえインターンであっても補償が受けられません。

学校以外から申し込むときは、民間もしくは学生総合共済を契約しておくようにしましょう。

【インターン保険のポイント】迷ったら加入しておくこと!

インターンの保険に加入するかどうか迷ったときは、思い切って契約しておくことをおすすめします。加入していないと、損害があったときに数百~数千万円単位の損害賠償が請求されることがあるためです。このような大金すべてを学生や両親が賠償することはできないので、補償できるように備えておくと安心でしょう。

ただし1Dayや短期のインターンでは、保険が不要なケースがほとんどです。他方で、長期のプログラムはリスクが非常に多いため、迷ったら絶対に契約しておくようにしてください。

保険に加入して安心してインターンに専念しよう!

業務中に考えられるさまざまなリスクに備えられる、インターンの保険。業務を通して自分や企業、第三者に対して不利益を被ったり与えたりしたときは、高額な治療費や賠償金が発生することがあります。有事のときに困らないように、保険を契約して安心して業務に専念できる環境を整えておきましょう。

インターンで契約すべき保険は、「学校経由でインターンに申し込んだときの保険」と「学校以外で申し込んだときの民間保険」に分類できます。契約する保険を間違えると保証が受けられない危険性があるため、十分に注意しましょう。