インターンのグループワークは事前準備が重要!テーマ別の評価ポイントも解説

本記事では、インターンのグループワークで高評価を得るためのポイントや苦手意識がある人の対処法などを解説していきます。

皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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ある調査によれば、インターンに参加した人のうち75% 以上が「グループワークを経験した」という結果が出ました。こうした現状がある中で、グループワークに不安を感じている就活生は少なくないようです。グループワークはそこで初めて会った人と協力して行うものなので「自分一人が評価される個人面談よりも準備できることが少ない」そう考えるのかもしれません。ところが、グループワークもある程度は事前の対策が可能です。以上のことを踏まえて、解説していきます。

インターンのグループワークは「何をする時間か」を見極めよう

グループワークは、インターンに参加した複数の学生同士でグループを組んで与えられたテーマについて議論したり、成果物を作ったりするワークのことです。社会人になると、日々多くの社内ミーティングに参加することになるため、インターンのグループワークは社内会議の疑似体験であると言えるでしょう。グループワークにはいくつかの種類がありますが、その種類は主に「アイデア出し」か「意見集約」のどちらかです。

与えられたテーマから、そのどちらであるかを見抜き動くことが重要になります。インターンでよくあるテーマに関しては、後述するので確認しましょう。

インターンのグループワークで人事が見ているポイント

インターンのグループワークで採用担当者が見ているポイントは次の2つです。

【インターングループワークの評価ポイント】思考力

インターンのグループワークを通じて、企業は皆さんの思考力を見ています。

ワークでは企業の事業や課題をテーマにすることが多くありますが、企業が抱える課題は多岐に渡るため、考え方から皆さんの課題解決能力を見ています。

まずは課題を見つけること、そして主体的に解決しようとする姿勢が求められます。前提である課題設定が間違っていると、それに伴うアプローチの方法も間違ったものになってしまうため、何が課題なのかしっかり考察しましょう。

【インターングループワークの評価ポイント】対人力

会社は一人で仕事する場所ではなく、会社内外での人とのコミュニケーションが欠かせません。たとえば商社の場合、海外のワインを輸入するなら、販売先や輸出元の人たちとの調整が必要です。

会社という組織で働く場合、周りと連携して物事を行うことが多いため、インターンのグループワークでは、他者を巻き込んでチームで課題解決できるか、話し合うことができるのかを見られています。

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インターンのグループワークに必要な役割

インターンでグループワークを行う際は、役割分担が必要です。グループワークの5つの役割を以下にまとめました。

【インターングループワークの役割】アイデアを出す人

グループでは共有された課題や問いに対して、自分の意見を言うアイデアマンが必要です。この役割に就く人は、発想力に優れ、幅広い視点からアイデアを出せる人が向いています。

【インターングループワークの役割】ロジカルに意見を集約する人

グループワークはアイデアを出すだけでは終わらず、話し合った内容を集約していかなければなりません。共通点や類似点のあるものを整理したり、そこから発展させたりする力のある人がこの役割に向いているでしょう。

【インターングループワークの役割】ナビゲーター

ナビゲーターとは議事録を取りながら、話の全体像を把握し議論を終着点に持っていく役割の人のこと。ナビゲーターは前述の意見を集約する人と重複する部分がありますが、記録は話の方向性が見えていないと難しいので、物事を俯瞰でき論理的な思考力がある人が向いています。

【インターングループワークの役割】ムードメーカー

ムードメーカーは「そうだよね」「私もそう思う」など他のメンバーの発言を肯定的に捉えてポジティブな雰囲気を作り出す人のことです。話しやすい雰囲気を作ることで柔軟な発想を出したり、ディスカッションを行いやすくなったりします。

アイデア出しや意見の集約に自信がない人は、ムードメーカーを買って出るのもよいでしょう。

【インターングループワークの役割】ファシリテーター

司会や議事進行の役割を担うのがファシリテーターです。ファシリテーターは中立的な立場でグループに働きかけるポジションで、自分の意見や主張を述べることは多くありません。

グループで話し合うテーマを決め、メンバーに問いかけ時間内にスムーズな進行ができるように場を仕切ります。この中で最も幅広いなスキルが必要とされる役割です。

話をまとめたり、チーム全体を見て促すことができる人が向いているでしょう。

インターンのグループワークで他の就活生に差を付ける3つの方法

グループワークはチームで協力して行うものですが、企業にアピールするならやはり周りより差をつけたいですよね。事前の3つの準備で差をつけることができるので、参加前にしっかり準備しておきましょう。

【インターンのグループワークで差をつける方法】全体の流れを把握しておく

グループワークの進行には型があります。事前に全体の流れを押さえておけばどんなお題のグループワークでも焦ることなく対応できるようになります。

自己紹介 冒頭で簡単な自己紹介をしておくことで話し合いがしやすくなります。
時間配分を考える 自己紹介が終わったら、まずは時間配分を行います。どの作業にどのくらいの時間を割くかをメンバー間で共有しておきましょう。
役割分担 その場にいるメンバーとテーマに応じて、ふさわしい役割分担を行いましょう。
テーマと方向性の確認 ファシリテーターが中心となって、テーマと方向性を共有します。
意見をまとめる・選ぶ アイデア出しが終わったら、意見の集約作業に移ります。
結論に向けてブラッシュアップ 意見を集約したら、そこから何が言えるか発展させることが大切です。
発表の準備をする 誰が発表し、誰が資料をまとめるかを決めます。時間に余裕があればリハーサルまで行っておくと安心です。

【インターンのグループワークで差をつける方法】事前に自分の役割を考えておく

インターンにグループワークがあることが分かった時点で、自分にはどの役割が合っているかを考えておきましょう。希望する役割が他のインターン生と被ることもあるので、1つに絞らず優先順位をつけておくことがポイントです。自分に向いている役割が分からない方は、適性検査を受けて自分の適性を知っておくのもおすすめです。

キミスカの適性検査では、あなたの意欲傾向や性格傾向について知ることができるので、一度受験してみてください。適性検査についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【インターンのグループワークで差をつける方法】役割は「相対的」に考える

役割は周りのメンバーとの比較で考えましょう。自分では得意と思っていることでも、もっと上手にできる人がいればその人に任せた方が円滑に進みます。反対に自分では不得意だと思っていることでも、他のメンバーに比べると得意なケースも少なくありません。

初対面の相手の強みを見抜くのは簡単なことではありませんが、他人を相対的にとらえる視点を持つように心掛けてからグループワークに臨むと、自分の強みをよりよくアピールできるでしょう。

グループワークが苦手な人がインターンを乗り越える3つのコツ

グループワークについて解説しましたが、苦手意識を払拭できない人もいるでしょう。そこで、ここからはグループワークを乗り越えるコツを紹介します。

【インターンのグループワークを克服するコツ】冒頭でお互いのことを知る時間を作る

グループワークの話し合いを進める前に、自己紹介を含めてお互いのことを知る時間を作るのがおすすめです。緊張がほぐれると意見が言いやすくなります。相手の意見を肯定する発言をし合ったり、きちんと話を聞いてもらえる安心感が作れたりすると、雰囲気もよくなります。

【インターンのグループワークを克服するコツ】事前に業界知識や時事問題を勉強しておく

事前に業界知識や時事問題を仕入れておくと、具体的な数字を用いた提案やテーマに沿った話ができます。自分の知らない分野だと、アイデアを出すことも難しいので、グループワークを行うことが分かった時点で、情報収集をしておきましょう。

【インターンのグループワークを克服するコツ】あらゆる場を活用して実践練習する

グループワークの苦手意識を払拭するには、何よりも経験が必要です。

コロナ禍以降は対面でワークを行う機会が減りましたが、オンラインでの対策セミナーも増えています。大学の授業もオンラインに変わったことから、授業内のワークで練習するのもよいでしょう。また友達の相談に乗ったり、アルバイトで仲間と話したりといった日常のシーンで、グループワークの役割を想定して話すのもおすすめです。本番に向けてあらゆる場面を生かしましょう。また、本格的なグループワークの練習がしたい方はキミスカのイベントに参加しませんか?

スカウト型サービスキミスカでは、小規模のマッチング型イベントも開催しています。グループワークは企業と一体になって行うため、採用担当者目線でのFBや、よりあなたの発言や考え方を近くで見ていいなと思った企業から早期選考の案内をもらうことも可能です。

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インターンのグループワークでよくあるテーマ

最後にインターンのグループワークによくあるテーマを紹介します。テーマによってどんなポイントが評価されるのか確認しておきましょう。

【インターンのグループワークテーマ】作業型

作業型グループワークとはグループ内で協力して何かを作り上げる形式のことです。テーマ例には次のようなものがあります。

【テーマ例】
・50枚の画用紙で、10分以内にできるだけ高いタワーを作りなさい
・カードに書かれた情報を口頭のみでメンバーに共有し地図を完成させなさい

アイデアを出す力や協調性、実行力が評価ポイントです。

【インターンのグループワークテーマ】課題解決型

正解がない課題に対して、グループで解決策を出して発表する形式のグループワークです。

【テーマ例】 社会人に求められる能力・スキルは何か 10年後のこの業界はどのように変化しているのか

討論に参加する主体性や状況把握能力、分析力やプレゼン能力が評価のポイントとなります。

【インターンのグループワークテーマ】選択型

与えられた選択肢の中からひとつを選び、その根拠を説明する形式のグループワークです。

【テーマ例】
・新しい支社を新設するのに、どの政令指定都市が最も適しているか
・次の8人の中で3人を採用するとしたら誰を選ぶか

異なる意見が生まれる状況下で多数決ではなく、意見をすり合わせる力があるのかが評価のポイントです。

【インターンのグループワークテーマ】ビジネス型

実際のビジネスで想定されるテーマが与えられて、アイデアを討論し発表する形式のグループワークです。

【テーマ例】
・就活向けのアプリに取り入れる新しい機能は?
・どの土地に何の建物を建てれば収益が上がるか?

情報収集力、分析力、協調性が主な評価ポイントとなります。

インターンのグループワークは自分の役割をしっかり意識してから臨もう

グループワークは初めはなかなか慣れないかもしれませんが、場数をこなすことと、自分の役割を把握しておくことで対策することができます。自分はなにが得意なのか、ワーク内容別にとんなポイントを見られているのか。

事前に準備をすることで、周りと差をつけましょう!