志望動機でスキルアップをアピール!作り方やポイントを解説【例文付き】

この記事では、志望動機で「スキルアップしたいこと」を伝える方法やポイントなどを例文付きで解説していきます。

皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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志望動機の内容に「スキルアップに対する意欲」を盛り込むと、企業へのアピールとして十分なものになるでしょう。しかし、効果的であるがゆえにスキルアップをアピールする学生は多くいるため、内容の差別化が求められます。どのように志望動機を作れば良いのか迷っている人は是非参考にしてください。以上のことを踏まえて、解説していきます。



志望動機に「スキルアップ」を入れる際の3つのポイント

志望動機にスキルアップを入れる際には、他の学生と差別化するためにも、内容は吟味する必要があります。ここでは魅力的な志望動機にするために、スキルアップをアピールする際のポイントを3つ解説していきます。

【志望動機の「スキルアップ」で伝えること1】スキルアップしたい理由

ただ「スキルアップしたいです」と伝えるだけでは、内容の薄い志望動機になってしまいます。学生時代の経験などを絡めて、必ずスキルアップしたい具体的な理由も述べるようにしましょう。

スキルアップをしたい理由を具体的に述べることで、企業に「この学生は上昇志向の強い人材だ」などの印象を残せます。

【志望動機の「スキルアップ」で伝えること2】その企業でないといけない理由

志望動機でスキルアップを伝えたとしても、企業によっては「別にうちでなくてもスキルアップできるのでは?」と思われてしまう可能性もあります。そのため、自分が望むスキルアップをするためには、その企業でなければいけない理由も話すようにしましょう。

なお、その企業でないといけない理由を見つけるためには、企業研究を徹底する必要があります。企業研究は、企業HPや書籍、会社説明会、OB・OG訪問を駆使して行いましょう。企業研究のやり方について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

企業研究の方法7選!具体的なやり方とチェックすべきポイントを解説

【志望動機の「スキルアップ」で伝えること3】企業へのメリット

「自分がスキルアップしたら、企業にどのようなメリットがあるのか」をしっかり伝えられると良いでしょう。
メリットを伝えることで、その学生を採用したらどのような貢献をしてくれるのか、人事担当者もイメージがつきやすくなります。

経験や勉強で培ったスキルをどのようにその企業で活かせるのか、具体的なメリットを伝えることで、より魅力的な志望動機になるでしょう。

スキルアップを志望動機に入れた場合の作り方・例文

ここからは、スキルアップを入れた志望動機の例文を紹介します。例文を参考に自分なりにアレンジして、魅力的な志望動機を作りましょう。

なお、志望動機を書く際はPREP法と呼ばれる手法を使ってみてください。結論、理由、具体例、結論の順に書くことで、相手が理解しやすい内容に仕上げることが可能です。

【志望動機にスキルアップを入れた例文1】営業編

【営業職のスキルアップ例】

私自身ファンである御社の商品をより多くの人に体験して欲しいと考え、御社を志望しています。私は学生時代、新聞配達店で営業のアルバイトをしてきました。個人宅に新聞を販売する仕事だったのですが、成約率を高めるためお客様のニーズや属性に合わせて、新聞がいかに有用なものなのかをトーク内容を変えてアピールしてきました。その結果、営業成績は30人中1位を獲得することができました。
この経験から、私は相手のニーズに合わせて商品を提案する力がついたと自負しています。御社に入社できた際には、この提案力にさらに磨きをかけ、御社の商品を販売し、営業成績トップを目指していきたいです。

学生時代に培ったスキルと、入社後に伸ばしたいスキルとが関連付けられていますね。「とにかく営業力が高い人が欲しい」と考えている企業には、上記のとおり、スキルをアピールしつつ、「営業成績でトップを目指したい」といった目標も入れると熱意が伝わりやすくなります

【志望動機にスキルアップを入れた例文2】エンジニア編

【エンジニア職のスキルアップ例】

私は、学生時代にプログラミング言語のPHPとJavaScriptを学んでおり、JavaScriptを使ってスマホアプリも作った経験もあります。御社に入社し、さらにプログラミングのスキルアップをしたいと考え、御社を志望しました。
様々な業界向けにシステムを開発している御社には、経験豊富なエンジニアが多数いることをOB・OG訪問を通じて伺いました。そんな御社の先輩社員からノウハウやスキルを学びつつ、多彩なクライアントと仕事をし、業界知識・専門知識を深めて、いち早く御社の力になりたいと考えています。また、先輩から教えてもらったことや自分で学んだことを後輩にも共有し、後進育成にも貢献したいです。

「プログラミングのスキルを入社後も向上させていきたいこと」そして、「その会社だからこそ、スキルアップができること」が伝わる志望動機です。会社説明会やOB・OG訪問で印象に残ったエピソードがあれば、それも加えることでより魅力的な志望動機になるでしょう。

【志望動機にスキルアップを入れた例文3】事務編

【事務職のスキルアップ例】

御社の事務職には、経理事務や営業事務、法務事務など多様な事務の職種があります。私は、そんな様々な事務の仕事ができる御社に入社し、事務員としてのスキルアップをしていきたいと考え、御社を志望しました。
一口に事務職といっても、種類によって仕事内容や求められるスキルは異なると考えています。例えば営業事務では、営業の視点に立ってときには柔軟な対応や指摘をすることも欠かせません。また、会社説明会でも事務員の方が、「幅広い種類の事務の仕事ができて、多様なスキルがつけられた」という趣旨を仰っていました。私も御社で様々な業務に携わり、事務のプロフェッショナルになりたいと考えています。

事務員のスキルアップを入れた志望動機は、なかなか差別化が難しい側面がありますが、例文では会社説明会での先輩の言葉を入れることで、差別化を図っています。また、「様々な事務を経験できる」という、企業ならではの特徴を取り上げている点も特徴です。

【志望動機にスキルアップを入れた例文4】人事編

【人事職のスキルアップ例】

私は御社の人事職で働くことになったら、塾講師のアルバイトで培った「組織を活性化させる力」をより高めていきたいと考えています。塾講師のアルバイトでは、バイトリーダーとして、教室長と「どの生徒にどの講師を担当させるか」「講師のモチベーションをアップさせるためにはどうすれば良いのか」を話し合っていました。私は講師の立場から教室長に助言をしていました。その結果教室の雰囲気は良くなり、合格率も前年より20%アップしました。
御社では新卒の人事職にも大きな裁量権があるとお聞きしました。御社に入社し、塾講師での経験を活かしつつ、従業員の個性をいち早く把握するなど勉強をして、組織を活性化させる人事として活躍したいです。

人事職は専門的なスキルが求められるため、学生時代に人事に関するスキルを学ぶ機会はほとんどありません。そのため人事に繋がるスキルを少しでも身に付けていれば、それを積極的にアピールしましょう。

スキルアップを志望動機に盛り込んで、採用をつかみ取ろう

スキルアップを志望動機に盛り込めば、あなたの向上心はきっと面接官にも伝わるでしょう。また、その企業でなければいけない理由や、スキルアップする理由などを具体的に書くことで、より魅力的な志望動機に仕上がります。
志望動機は面接において、非常に重要な質問です。他の学生と差をつけるためにも内容にはこだわるようにしましょう。