この記事では、評価されやすいガクチカの書き方や注意点などを例文付きで解説していきます。
皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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ガクチカで筋トレについて話しても良いの?
「学生時代に力を入れたこと」であるガクチカのテーマとして、筋トレを選んでも問題ありません。しかし、自分らしさを効果的にアピールするためは、企業が尋ねる目的を把握した上で、相手に伝わる構成を作ることが肝心です。まずは、ガクチカを作る前に押さえておきたいポイントを確認していきましょう。
筋トレなどのガクチカで企業が見ていること
ガクチカで話す内容は、以下の2つのポイントが含まれていることが大切です。
- 学生自体に何に力を入れ、その活動を通じて何を学んだか
- 学んだことをどう仕事に活かすのか
企業は学生が力を入れた取り組みを聞くことで、就活生の人柄や入社後のイメージを持ちたいと考えています。そのため、筋トレも上記2つのポイントを交えて話せれば、テーマとして全く問題ありません。
面接で評価されるガクチカのポイントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
ガクチカで筋トレを効果的に伝えるための構成
ガクチカは、ただ自分が頑張ったことを伝えるだけでは、就活で良い結果に結びつきません。自分の人柄や働き方の姿勢をガクチカで伝えるために、以下にまとめた構成で作ることが大切です。
構成 | 話の例 |
---|---|
結論 | 学生時代に筋トレを頑張ってきたことを最初に伝える |
動機 | 筋トレを始めた、もしくは頑張っている動機は何か |
課題 | 筋トレでぶつかった課題は何か |
対処 | どのような対処をして課題を乗り越えたのか |
学び | 筋トレで学んだことをどう仕事に活かしていくか |
ガクチカの構成を考える際は、上記の流れで作ってみてください。ESの限られた文字数や面接の時間内で効果的に伝えるために、端的に分かりやすいガクチカに仕上げましょう。
ガクチカで筋トレについて話すときの2つのポイント
ガクチカは、具体的な内容を盛り込むことで説得力のある内容になるため、筋トレをテーマにする際は、以下の2点を話の中に入れてみましょう。
- チームでのエピソードも用意
- 面接時にも筋肉がついていれば説得力
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
【ガクチカで筋トレを話すときのポイント1】チームでのエピソードも用意
筋トレはあくまで個人で行うものです。そのため、チームの中で活躍できる人材を求めている企業へはアピールが弱くなってしまいます。
ガクチカでチームワークについてのエピソードを入れる際は、筋トレで得られた学び・経験が、アルバイトやゼミなどに活きた話を入れるのもおすすめです。
【ガクチカで筋トレを話すときのポイント2】面接時にも筋肉がついていれば説得力UP
ガクチカで筋トレをアピールするのであれば、面接当日も筋肉がついていれば、アピールの説得力が増します。ただし、服を脱いでまで筋肉を見せる必要はありません。スーツの上からでも分かる腕の太さや胸筋の厚みがあれば、視覚的にも印象に残るでしょう。もしかしたら、面接官が鍛え上げられた筋肉に興味を持ち、話が盛り上がるかもしれません。
ガクチカで筋トレについて話すときの3つの例文
これまで紹介した内容を元にガクチカを書こうとしても、順調に書けない人もいるでしょう。
ここからは、筋トレをガクチカにした際の例文を紹介します。アピールポイントも解説しているので、例文を参考に自分なりにアレンジしてみてください。
【ガクチカで筋トレを話すときの例文1】継続力をアピール
私は学生時代に筋トレを頑張ってきました。筋トレを始めたきっかけはダイエットです。「痩せてかっこ良くなりたい」という思いから、ダイエットの一環で筋トレを始め、2年で30kgの減量に成功しました。ただ2年間、筋トレを続けることは大変で、もう止めようと思ったことは1度や2度ではありません。しかし、ダイエットで痩せた自分を想像して奮起し、2年間ほぼ毎日筋トレを続けた結果、30kgも痩せることができました。
私は筋トレを行ってきた経験から、物事を継続していく大切さを学びました。この学びはアルバイトにも活かされ、最初は全く上手くいかずに怒られることが多かった飲食店の仕事も、地道に続けて努力したことで、今ではバイトリーダーになれました。
御社に入社できても、なかなか上手くいかないこともあると思います。しかし、筋トレで学んだ「ひたむきに努力を継続していく力」を活かし、御社の力になれる人材になりたいと考えています。
継続力をアピールしている例文です。「2年間ほぼ毎日筋トレ」「30kg減量した」など、数字を用いて具体性のあるガクチカに仕上がっています。
【ガクチカで筋トレを話すときの例文2】分析力をアピール
私は学生時代に好きだった筋トレに力を入れ、ボディビルディングの大会に出て、入賞した経験もあります。
ただ、全てが順風満帆だったわけではありません。筋トレをしても、なかなか筋肉が付かない時期が半年間ほどありました。私はその停滞期になぜ筋肉が付きづらくなったのかを考え、トレーニングメニューの見直しや筋肉の勉強、食事管理などを行うようになりました。
これら一連の作業を通し、これまでの自分の筋トレを分析したところ、①「筋力に見合ったウエイトをつける」、②「適切なプロテインの量を摂取する」、③「フォームの改善をする」などの課題が浮かび上がりました。これらの課題を改善した結果、再び筋肉がつき始め、ボディビルの大会で入賞するに至りました。
この経験から、物事が上手くいっていないときに、知識をつけて分析することの重要性を学びました。御社に入社した際には、まず勉強して知識をつけ、お客様の情報を集め、適宜分析して、より適切なサービスを提供したいと考えています。
分析力をアピールした例文です。分析した結果を詳細に書いている点がポイントです。また自身の分析や行動の結果から、ボディビルディングの大会で入賞している点も、エピソードに説得力を持たせていますね。
【ガクチカで筋トレを話すときの例文3】自己改革力をアピール
私は学生時代に筋トレを頑張ってきました。最初はダイエットの一環で始めたのですが、目標の体重になった後も続けています。
以前の私は怠け癖があったため、筋トレで一番大変だったことは「続けること」でした。筋トレを始めた当初は授業やアルバイトで疲れていると、「明日で良いかな」と怠けていました。しかし、ジムのトレーナーから「自分の考え方が変わらないと、行動は変わらないよ」と言われたことが転機となりました。「筋トレをしてなりたい自分」を思い描いたことで、怠け癖はなくなり、現在は週に4回はジムでトレーニングをしています。この自己改革できた経験は学業でも活かされ、2年次まではモチベーションの上がらなかった教授の授業も、自分の中で授業を意味づけすることで、1度も欠席せず受けるようになりました。その結果、2年次から3年次・4年次にかけてGPAを1上げられました。御社に入社した際には、この自己改革力を活かし、弱みをなくし、強みを伸ばして頑張っていきたいと考えています。
「自己改革力」をアピールした例文です。ポイントは、自己改革力を学業にも活かしたエピソードを話している点です。自己改革力がジム以外の物事にも応用できることを示していますね。このほか、面接官の年齢によってはGPAの簡単な説明も入れたり、簡潔に「成績が上がりました」と伝えたりしても良いでしょう。
ガクチカで筋トレについて話すときの2つの注意点
ガクチカで筋トレについて話すときの2つの注意点があります。注意点を押さえたガクチカにすることで、より効果的な内容にすることができます。
【ガクチカで筋トレについて話すときの注意点1】趣味だと思われないようにする
筋トレを趣味としている人はたくさんいます。そのため、少し筋トレをしている程度のエピソードであれば、面接官から「他にアピールすることはないのかな?」と思われてしまうかもしれません。
大会に出たり、筋トレの経験をジムトレーナーのアルバイトに活かしたりしているのなら、具体的なエピソードとともに単なる趣味ではないことをアピールしましょう。
【ガクチカで筋トレについて話すときの注意点2】仕事のスキルに繋げる
筋トレはエピソードの特性上、仕事のスキルに繋げづらいです。そのため、無理矢理仕事のスキルに筋トレを繋げてみても、ちょっと突っ込まれるとボロが出ることもあります。アルバイトなどをしていたら「筋トレの経験を活かして、アルバイトでこういう思考ができた」など、仕事に繋がるエピソードも付け加えると良いでしょう。
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ガクチカで筋トレを話してもOK!趣味の一つだと思われないようにしよう
ガクチカで筋トレを話しても問題ありません。面接官も筋トレが好きだったら、話も盛り上がることでしょう。しかし、筋トレが趣味の一つとして見られないように注意してください。
この記事で紹介した構成や注意点を押さえ、あなたの魅力が伝わるガクチカを作ってみましょう。