就活生の中には「ガクチカでダイエットについて話したいけれど、どうやってアピールすれば良いのか分からない」という人もいるでしょう。アルバイトやゼミのエピソードに比べて、ダイエットの話題をガクチカで話す際には、ポイントがあります。
ここでは、ダイエットのガクチカの作り方や例文などを解説していきます。ぜひ例文を参考に、あなたらしさが伝わるガクチカを作ってみてください。
ガクチカでダイエットについて話しても良いの?
結論から言うと、ガクチカでダイエットについて話しても問題ありません。なぜなら、企業は学生時代に力を入れたことの「結果」よりも、結果に至った「プロセス」を見ているからです。
そのため、ダイエットを成功させるまでの過程をあなたらしく伝えれば、十分に評価されるガクチカになります。ただし、面接官の中には「ダイエットってガクチカで話す内容なの?」と疑問に思われる可能性があることも把握しておきましょう。
ガクチカの内容を考える際は、企業が求める人物像を明確にしてから、合致するテーマやエピソードを選ぶのも一つの手です。ダイエットに捉われず、自己分析などで過去の自分を掘り下げてみましょう。
ガクチカのダイエットを効果的に伝えるためのポイント
ガクチカでダイエットのことを話す際は、2つのポイントを押さておくことで魅力的なアピールが可能です。何をどう伝えたら良いのかが分からない人は、以下の内容を参考にしてください。
【ガクチカでダイエットを伝えるポイント】①構成を考える
あなたらしさをガクチカで伝えるには、話の構成を考えることが重要です。以下の構成を参考に、自分が行ってきたダイエットを振り返ってみましょう。
構成 | 話の例 |
---|---|
結論 | 学生時代にダイエットを頑張ってきた |
動機 | なぜダイエットをしようと思ったのか |
課題 | ダイエットをする上で生じた問題や課題点 |
解決 | 課題に対してどのような行動を取って解決したのか |
学び | ダイエットをすることで何を学んだのか |
この5つの要素を盛り込むことで、あなたの人柄が伝わるガクチカに仕上がります。ちなみに、この構成はダイエット以外のテーマでも使えるので、企業に合わせて活用してください。
【ガクチカでダイエットを伝えるポイント】②学びを仕事に繋げる
企業はガクチカの内容から仕事との関連性を見ているため、ダイエットを通じて学んだことが仕事にどう生きるかを伝えましょう。ガクチカでダイエットについて話す学生は多くないため、ほかの就活生よりも個性を出せるのがメリットです。
また、ダイエットを行う過程で気づいたことや改善するための取り組みは、仕事に繋げやすいポイントです。例えば、ダイエットで学べることとして、以下のようなものが考えられます。
- 分析力
- 継続力
- 向上心
これら学んだことを、仕事に繋げる形でアピールしましょう。次の章では、ダイエットで学んだことをどう仕事の繋げていくのか、例文を通して見ていきます。
ガクチカでダイエットについて話すときの3つの例文
ここでは、ガクチカでダイエットについて話すときの例文を、アピールポイント別に3つご紹介します。何をどうアピールすれば良いのか分からない人は、例文の要素を参考にガクチカを完成させましょう。
【ガクチカでダイエットを話すときの例文1】継続力をアピール
私が学生時代に力を入れていたことはダイエットです。学生時代の4年間、コツコツと運動と筋トレ、食事管理をしてきた結果、30kg痩せることができました。
しかし、4年間で挫折しそうになったことはたくさんありました。頑張ってもなかなか痩せない時期や、美味しいものを満足いくまで食べられないことは、今思い出すだけでも大変だったと感じます。
ただ、ダイエットは積み上げが大切です。私は何をどれくらい食べたのか、どれくらい痩せる見込みなのかを計算して、ノートに毎日記録し、とにかく毎日少しでもダイエットを行いました。
その結果、ダイエットに成功しました。この経験から、上手くいかない時期があったとしても、継続して物事に取り組む大切さを学びました。御社に入社できたとしても、恐らく大変な時期はたくさんあるかと思います。しかし、ダイエットと同じく、大変な時期は上手くいく時期まで力をつける時期と捉え、日々努力を継続していきたいと考えています。
ダイエットを通じて学んだ「物事を継続することの大切さ・継続力」を、自分の経験から学んだこととして、しっかりアピールできています。「ノートに毎日記録した」という具体的なエピソードを盛り込むことで、説得力のあるガクチカになるでしょう。
【ガクチカでダイエットを話すときの例文2】分析力をアピール
私が学生時代に力を入れていたことはダイエットです。3年間で20kg痩せることができました。しかし、順調に痩せられたのではなく、停滞期や無理なダイエットにより体調を崩すこともありました。
そこで、私はなぜ痩せづらくなってきているのか、健康的に痩せるにはどうすれば良いのかを考え、日々ノートにその日の体調と体重、食べたもの、運動量を記録することにしました。3ヶ月ほど記録をつけ、体調や体重とその他の要因との関係を分析した結果、痩せづらくなっているのは鉄やビタミンB群の不足、体調は糖質の量が関係していると仮説を立てました。そして、食生活を見直してみたところ、体調も良くなり、停滞期を抜け出すことができたのです。
私はこのダイエット経験から、現状を正しく分析することの大切さと有用性を学びました。御社には多彩なサービスがありますが、ラインナップの多様さ故に、どの商品がお客様に適しているのか、迷うこともあるかと想像します。その中で、御社に入社した際には、お客様の情報を集め、分析し、適切なサービスを提供していきたいと考えています。
ダイエット経験で得た分析力をアピールする例文です。自身の分析力と会社のサービスを上手く繋げている点がポイントです。ダイエットで得たものを、仕事に繋げられるようにアピールしましょう。
【ガクチカでダイエットを話すときの例文3】成長意欲アピール
私は大学2年のころからダイエットを頑張り、目標を達成していくことの面白さを身をもって学べました。ダイエットを始めたきっかけは「好きなモデルさんみたいな体型になりたい」という想いからです。
ダイエットを続けている中で、頑張っても体重が落ちづらい停滞期は「なんでダイエットしているのだろう」と思ったことも1度や2度ではありません。しかし、その度に「憧れのモデルさんみたいになる」という決意を思い出し、ダイエットをしました。
そして、2年間をかけて目標としていた体重になることができました。また、ダイエット成功をきっかけに、アルバイトでも自分で目標を設定し、「アルバイトを通してどんな自分になりたいか」というイメージに向かって日々努力しています。このようにダイエットの経験から、私はなりたい自分を思い描いたとき、特に成長への意欲が増すことが分かったのです。
御社の会社説明会に参加した際、魅力的な社員がたくさんいらっしゃいました。特に「本当にお客様が求めているものを提案する」というお話をされた○○さんの姿勢は、私が目指したい姿の1つです。御社に入社し、自分の目指すべき姿を探して、それに向かって日々努力をしていきたいと考えています。
成長意欲をアピールした例文です。ダイエットの経験だけでなく、アルバイトという仕事のエピソードにも絡めている点がポイントです。また、会社説明会での社員の名前と話した内容も盛り込むことで、ガクチカの厚みも出ていますね。
ガクチカでダイエットを話す際の注意点
ガクチカでダイエットを話す際には2つの注意点があります。ダイエットという話の特性上、十分に気をつけなければならない点です。
【ガクチカでダイエットを話すときの注意点1】内容が薄いとアピールにならない
短期間でのダイエットの成功体験や、数キロ痩せたなどのエピソードは、「内容が弱い」と判断される恐れがあります。面接官によっては「それくらいしか話すことがないのかな」と思われる可能性があるため、内容が弱いダイエットのエピソードは話さない方が無難でしょう。
【ガクチカでダイエットを話すときの注意点2】深掘りしない面接官もいる
ダイエットは体型に関わる話題です。特に面接官が男性だと「女性の就活生に対して体型に関わる質問はしづらい」と感じることもあるでしょう。そのため、せっかく突っ込んでほしいポイントをガクチカに盛り込んだとしても、面接官が躊躇し、スルーされてしまうこともあります。
深掘りしてほしいポイントは、ダイエットや体型に関わる箇所ではなく、ダイエットで学んだことに関わる箇所に盛り込むようにしましょう。
ガクチカのダイエット経験はキミスカでアピールしてみよう!
キミスカは企業の採用担当者からスカウトメールが届く、逆求人型の就活サイトです。プロフィールさえ登録すれば、あとは企業の採用担当者からのメッセージを待つだけ。メッセージが来たあとは、企業の担当者とやりとりをして好印象を抱いたら、面接や説明会に参加しても良いでしょう。
キミスカのプロフィールにダイエットに関するエピソードを載せ、企業からメッセージが届いたら「企業がダイエットの経験を高く評価している」かもしれません。あなたらしく働ける企業と出会うために、ぜひキミスカのサービスを活用してみてください。
ガクチカでダイエットを話してもOK!ただし仕事に繋げる話を!
ガクチカでダイエットを話しても構いません。面接官によっては、印象的なエピソードとして覚えられるかもしれません。ただダイエットという特性上、なかなか仕事に繋げる話にするのが難しい側面もあります。
ガクチカで話す際にはダイエットで学んだことを、企業に入ってどうやって活かすのか、仕事に繋げる形でアピールしましょう。