この記事ではガクチカでの嘘はバレるのかどうかやNGな嘘などを例を挙げて解説していきます。
皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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ガクチカで嘘をついてもいいの?
多くの学生が気になっている、ガクチカで嘘をついてもいいのかという疑問。まずは、ガクチカで嘘をつくとどうなるのかについて見ていきましょう。
ガクチカの嘘はバレてしまうため危険
結論から言いますと、ガクチカで嘘をつくことは非常に危険なのでおすすめしません。リクルートが運営する「就職ジャーナル」では、73.7%の人事が就活生の嘘に気づいたことがあると回答していることがわかっています。さらに、そのうち35.0%が選考でマイナスに働き、56.3%がケースバイケースで選考に加味することが判明しました。
このように、人を見るプロである人事が就活生の嘘を見破ることは珍しくありません。万が一バレてしまうと選考結果に影響するため、できることなら嘘はつかないことが好ましいのです。
ガクチカの嘘がバレてしまう理由
それでは、どうして就活生の嘘は気づかれてしまうのでしょうか。実際のアンケートによると、人事は以下のような理由で就活生の嘘に気づいた経験があると回答しています。
- 詳しく掘り下げたときにオドオドしたため
- 話に矛盾が生じたため
- 頭のなかで考えながら話していたため
- 具体性がないエピソードだったため
- ガクチカの内容と性格・適性検査の内容が大きく乖離していたため
このように、人事はさまざまな角度から学生の嘘を見破っているのです。
ガクチカで嘘をついてはいけない理由
一部の学生の間で「就活は嘘つき合戦」と言われることもあるように、就活で嘘をつく学生はそう珍しくありません。それでも、嘘をつくことはおすすめできないのです。
そもそも、どうしてガクチカで嘘をついてはいけないのでしょうか。ここでは、ガクチカの嘘が危険な理由を2つ紹介します。
【ガクチカで嘘がNGな理由1】バレてしまうから
先述したように、ガクチカを含め学生の嘘はほとんどバレます。バレたときに不採用となるリスクがありますし、内定後にバレた場合は内定取り消しになってしまう恐れもあるため、非常に危険なのです。
人事は学生の嘘を、態度や話し方はもちろん、詳しく質問されたときの反応や適性検査の内容も踏まえて判断することが多いようです。どれほど気を付けていても無意識のうちに「嘘のサイン」は出てしまうので、ガクチカで嘘のエピソードを話すと高確率で気づかれてしまいます。
【ガクチカで嘘がNGな理由2】ミスマッチにつながるから
嘘の自分をアピールして入社した場合、ミスマッチが生じてしまう危険性があることも、ガクチカで嘘をつくべきではない理由です。嘘の自分で入社すると、「企業が求めている人材」と「本当のあなた」が噛み合わなくなるため、のちのち社風や性格が合わないことをストレスに感じることが増えます。その結果、せっかく入社したのに早期退職につながる恐れがあるのです。
採用試験は、企業と学生の相性を見極める場でもあります。そのときに嘘をつくと、相性が悪い企業に入社してしまう危険性が高まるので注意が必要です。
就活のガクチカで絶対にNGな嘘の内容
就活では基本的に嘘をつくことは避けるべきですが、なかでも絶対についてはいけない嘘が3つ存在しています。ここでは、とくに注意したい3つの嘘について説明します。
【ガクチカでNGな嘘の内容1】学歴・アルバイト
学歴やアルバイトに関する嘘は、ガクチカ以前に経歴詐称となるため、絶対についてはいけません。内定後に卒業証明が出るので学歴の嘘は必ずバレますし、業界によっては人事や担当者同士がつながっていてアルバイト経歴の嘘がバレることもあります。
非常にリスクが高く、バレたときの人事の対処も厳しい嘘なので、学歴やアルバイトの嘘はつかないようにしましょう。
【ガクチカでNGな嘘の内容2】実績・資格
実績や資格に関する嘘もバレやすいため、絶対に避けましょう。面接後に資格の証明書の提出を求められたり実績に関する質問をされたりしたとき、対応できないケースが多いためです。また、他人が行なったことを自分の実績のように言うこともやめてください。
【ガクチカでNGな嘘の内容3】成績・出席日数
近年は、学校の成績を重視する企業も増えてきました。そのため、「大学の成績で1位を取るために頑張った」「1日も欠席していない」などの嘘をつきたくなる学生もいるかもしれません。しかし、成績や出席日数についての嘘は、成績証明書でバレるため注意が必要です。ガクチカで嘘の成績について話すことは避けましょう。
ガクチカで許容されることがある嘘
大前提として嘘はよくないですが、実はバレにくかったり、許容されたりする嘘もあります。ここでは、ガクチカで許容されることがある嘘について2つ紹介します。
ただし、ガクチカエピソードのすべてを嘘で作ってしまうと、バレる確率が高まったり企業とのミスマッチにつながったりする危険性が高いです。「自分にはこういう一面もある」というエピソードであれば、多少脚色しても許容されることが多いため、その点を意識しながらガクチカを作っていきましょう。
【ガクチカで許される嘘1】性格や強み
人間の性格や強みには多面性があるため、少しであれば脚色してガクチカに盛り込んでも許容されます。
たとえば、「普段は消極的な性格だけど、好きなこと(ガクチカのエピソード)では積極的に行動できたから、積極性をアピールしよう」などというケース。
ガクチカについて話すうえで性格や強みについて言及するときは、事実が含まれていれば多少脚色しても問題ないのです。
何度もお伝えしていますが、完全に創作した嘘の実績や経験を話すことは許されません。あくまで、自分の違った一面をアピールする程度にとどめることを意識してください。
【ガクチカで許される嘘2】細かい嘘
「アルバイトの週の出勤日数を1日多く伝えてしまった」
「サークルの人数を少し多めに言ってしまった」
上記のように、ガクチカの内容や学生の性格、実績に大きく影響しない嘘は、許容されるケースが多いです。また、事実確認が難しいため嘘がバレにくい傾向にあります。エピソードの核心に迫る内容でなければ、多少脚色したり間違えて伝えたりしても問題ないでしょう。
ただし、バレないからといって積極的に嘘をついていいわけではありません。あくまであなたらしさを忘れずに、嘘に頼らずガクチカを作成することを大前提としてください。
ガクチカに自信がなくて嘘をつきたくなった時の対処法
「嘘をついてはいけない」とわかっていても、自信をもってアピールできるガクチカのエピソードが思いつかないと、嘘をつきたくなってしまう学生もいるでしょう。
ここからは、ガクチカで嘘をつきたくなったときに実践して欲しい対処法を3つ紹介します。
【ガクチカで嘘をつきたい時の対処法1】企業が重視する点を把握する
嘘をつきたくなったときは、企業が選考で重視するポイントを再度確認してみましょう。
就活で人事に重視されているのは、重要度順で以下の内容となっています。
- 人柄
- 企業への熱意
- ポテンシャル
- 性格適性検査の結果
- 基礎学力
上記のことから、企業はすごい実績や経験をもつ学生を求めているのではなく、性格や志望動機、今後の伸びしろを見ていることがわかります。
嘘がバレると、人柄の印象は最悪です。面接では人柄や熱意、ポテンシャルを十分にアピールできるように、「優秀さ」ではなく「自分らしさ」を見せることが重要です。このことを理解できると、嘘をつかなくてもあなたの良さを伝えられるガクチカが作れるでしょう。
【ガクチカで嘘をつきたい時の対処法2】ガクチカを深掘りする
アピールできるような特別な経験や実績がないというときは、学生時代に頑張ったことを深掘りして、印象深いエピソードにする方法がおすすめです。
たとえば、ありきたりなエピソードも以下のように書き換えると、印象深いガクチカになります。
【深掘り前】
学生時代は趣味のテニスを頑張りました。
【深掘り後】
学生時代は趣味のテニスに力を入れました。毎日30分の走り込みと1時間の練習をして、コントロール力を磨きました。テニスコートに立てたペットボトルは、100発100中で倒せます。
同じ「テニスを頑張ったこと」についてのエピソードですが、後者のほうがより努力が伝わり、さらに人事の興味を掻き立てる内容になっていますよね。このように、決してすごい実績でなくていいので、経験を深掘りして人柄が伝わる内容にできると、印象深いガクチカにできます。
【ガクチカで嘘をつきたい時の対処法3】自己分析をやり直す
自己分析をやり直すことも、ガクチカで嘘をつきたくなったときの対処法としてはおすすめです。ガクチカに自信がなくて嘘をつきたくなるのは、自分の魅力や強みに気づいていないから。自己分析から、今まで自覚できていなかったあなたらしさや強みを把握できれば、必ず魅力的なガクチカが作成できます。
これから自己分析をやり直したい学生には、当たると評判が高いキミスカの適性検査がおすすめです。ぜひ活用してみてくださいね。
ガクチカは嘘のないあなたらしい回答が大切!
自分に自信がないとガクチカで嘘をつきたくなってしまうことがあるかもしれませんが、就活で嘘をつくことは非常にリスクが高いため、避けることをおすすめします。なかには多少脚色しても問題ない部分もありますが、就活では「自分らしさ」が第一だということを念頭に選考を進めていくことが大切です。
もしも嘘をつきたくなってしまったときは、企業が重視するポイントや自分の強みを見直し、今までの経験を深掘りしてみることをおすすめします。キミスカも活用しながら、あなたらしいガクチカを作り上げていきましょう。