この記事では、エントリーシート(ES)段落分けの方法や注意点などを解説していきます。
皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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エントリーシートは段落分けするべき?
エントリーシート(ES)は就活の第一関門であり、エントリーシート選考を通過しないことには面接に進むことはできません。そこで自分を最大限にアピールしようと思い、エントリーシートの余白をできるだけなくし、びっしりと埋めている就活生も少なくありません。
しかしそれでは人事が読みにくい上に、何をアピールしたいのか分かりにくくなってしまいます。エントリーシートの記入欄を埋めることは大切ですが、適度に段落分けをして読みやすいエントリーシートを作成しましょう!
エントリーシートで段落を分ける際のポイント
ではエントリーシートの段落はどのように分けるべきなのでしょうか?具体的な段落分けの方法を解説します。
【エントリーシートの段落分けのポイント1】3行を目安にする
就活のエントリーシートは、3行を目安に段落を分けましょう。文字数でいえば、200字程度に一度の段落分けがおすすめです。
ただし文脈を見て違和感があれば、ストレスなく読める部分で段落分けをしてください。3行または200字はあくまでも目安なので、忠実に守る必要はありません。
【エントリーシートの段落分けのポイント2】音読をして区切りを見つける
どこで段落を分けるべきか悩んだ時は、エントリーシートを音読してみてください。音読をすることで話の区切りが明確になり、段落を分ける箇所が見えてくるでしょう。
音読をしてみると、一文がだらだらと長くなっていることや、接続詞や修飾語を多用していることに気付けるかもしれません。黙読での確認を終えたら、音読をしてエントリーシートを校正しましょう。
【Eエントリーシートの段落分けのポイント3】数字を活用する
エントリーシートに設けられている質問には、数字を用いて回答することで読みやすくなります。例えば「私が貴社を志望する理由は〇つあります」のように、結論に至った理由をいくつかの項目に分けて説明すると、あなたの志望動機を簡潔にアピールできます。
こうした場合は、一つの理由の説明を終えた後に段落を分けましょう。「〇つ目の理由は~」で改行するだけなので、段落を分ける部分が明白です。
エントリーシートで段落を分ける際の注意点
続いて、エントリーシートで段落分けする際の注意点を4つ紹介します。下記のポイントに気を付けて、人事に効果的にアピールしましょう。
【エントリーシートの段落分けの注意点1】WEBエントリーシートでは段落を分けない
WEBのエントリーシートの場合は、文字を打ち込む時に段落分けをしたところで勝手に文字が詰まってしまうので、段落を分ける必要はありません。そのためWEBエントリーシートは、段落分けをしなくても読みやすい文章を作成しましょう。
しかし急にWEBでエントリーシートを書くとなると、本当にこれが見やすいのか、伝えたいことは伝わっているのか不安になりますよね。そんな方はキミスカでWEB上での書き方を練習しませんか?
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【エントリーシートの段落分けの注意点2】欄は8割以上を埋める
読みやすいエントリーシートを作成するために過度に段落分けをしてしまうと、余白が多くなることがあります。読みやすさは大切ですが余白があまりにも目立つと、志望度の低さを疑われてしまいます。そのため必ず記入欄の8割以上を埋めることを心掛けましょう。
段落分けによって余白が多くなった場合は、文字の大きさを変えてみてください。それでも上手くいかない時は、言い回しを変えて文字数を削ったり、増やしたりするといいでしょう。
【エントリーシートの段落分けの注意点3】文字数制限に気を付ける
エントリーシートを段落で分けると、文字数をカウントしにくくなります。段落分けをした際は、文字数を丁寧にカウントするようにしましょう。
エントリーシートによっては「〇〇字以内」と文字数制限が設けられている場合があり、文字数をオーバーしてしまうと「簡潔にまとめられない」、文字数が少なすぎると「入社意欲が足りない」という印象を与えてしまいます。
指定された文字数の8割以上になるように、確認しながらまとめましょう。
【エントリーシートの段落分けの注意点4】文頭は1マス空ける
エントリーシートの記入欄の書き出しは、1字空けが基本となります。段落分けをしたら、文頭を1マス空けて書き始めましょう。
ただし、1字空けに関してはそこまでこだわる必要はありません。1マス空けるのを忘れたからといって、それが原因で選考落ちすることはないでしょう。1字空けていなくても、全体的に読みやすいエントリーシートに仕上がっていればOKです。
エントリーシートを段落分け以外で読みやすくする方法
より読みやすいエントリーシートに仕上げるために、段落分け以外の方法も用いてみませんか?下記の方法を参考して、あなたについて伝わりやすいエントリーシートを作成しましょう!
【読みやすいエントリーシートの作成方法1】適切な大きさの文字で書く
段落分けをしていても、文字が小さすぎると読み手にストレスを与えてしまいます。反対に大きすぎる文字は、書くことがないために無理やり記入欄を埋めたような印象を与えかねません。
エントリーシートの文字は小さすぎず、大きすぎず、読みやすい大きさを心掛けましょう。自分では適切な大きさが分からない場合は、一度周りの人に読んでもらうと、読みやすい文字の大きさに調整しやすいです。
【読みやすいエントリーシートの作成方法2】楷書または明朝体で書く
手書きのエントリーシートの場合は楷書で丁寧に書きましょう。WEBエントリーシートの場合は、フォントは明朝体(ゴシック体でも可)を選択することをおすすめします。
文字も人柄を印象付ける要素の一つであり、読みやすさを意識して丁寧に書かれた文字は誠実さを感じさせます。エントリーシートを書く作業は大変ですが、1枚ずつ丁寧な文字を意識して仕上げましょう。
【読みやすいエントリーシートの作成方法3】アピールしたい部分を強調する
とくにアピールしたい部分は、下記の方法で強調することが可能です。
・文字の太さを変える
・文字の間隔を空ける
・下線を引く
・かぎ括弧を使用する
・文字の色を変える(WEBエントリーの場合)
文字の太さを変えるには、強調したい部分を芯の太いペンで書くといいでしょう。ボールペンの芯の太さにはさまざまなバリエーションがあり、通常は0.5mm程度のものを使っている人が多いと思います。その場合は強調したい部分を0.7mm程度にして際立たせましょう。
エントリーシートの提出方法がワードやエクセルの場合は、文字の色を変えてみるのも一つの方法です。WEBエントリーで指定フォーマットがある場合は、『』「」【】といったかぎ括弧を活用してみてください。
ただし、このように工夫を凝らしたエントリーシートは、企業によっては好まれない可能性があります。志望企業に適したアピール方法は企業研究を行い、社風や会社の雰囲気から判断する必要があります。
また、これらの方法はやりすぎると読みづらくなるので注意が必要です。あくまでもアピールポイントを強調したい時に試してみてください。
【読みやすいエントリーシートの作成方法4】まっすぐ平行に書く
文字列はまっすぐ平行になるように書きましょう。文字の高さが揃うだけで読みやすさは格段に変わってきます。
・定規を使って鉛筆で薄く線を引き、記入後に線を消す
・線を引いた紙を下敷きにして、その線に沿って書く
・小指の力を抜いてボールペンを持ち、姿勢を正して書く
エントリーシートを書く前に、まっすぐ平行に文字を書く練習をしてみましょう。
【読みやすいエントリーシートの作成方法5】箇条書きを活用する
趣味やガクチカなど伝えたいことが複数ある場合や、いくつかの内容を羅列したい場合は箇条書きを活用しましょう。箇条書きを用いることで内容を一目で把握でき、アピールポイントが伝わりやすくなります。
ただし箇条書きを多用すると内容が薄くなる為、あなたの人柄や入社意欲が伝わりにくくなってし舞います。箇条書きは最小限にとどめ、必ず補足として文章での説明を付け加えましょう。
エントリーシートは段落を分けて読みやすさを意識しよう!
エントリーシートは3行を目安に段落を分けることで、アピールポイントが明白になる上に読みやすくなります。小さな文字でびっしり埋めるのではなく、適度に段落を分けてストレスなく読んでもらえるエントリーシートを作成しましょう。
ただし、段落分けにこだわるあまり余白が多くなってしまうと、熱意に欠けた印象を与えてしまう可能性があります。記入欄の8割以上を埋めることを大前提として、上手に段落分けを取り入れましょう!