面接に受かる人には、いくつかの共通点があります。例えば、受かる人と受からない人では話し方や姿勢に違いがあり、受かる人からは清潔感や自信を感じるのに対し、受からない人からは消極的な印象が漂っていることも少なくありません。
今回は、面接で受かる人と受からない人の違いやそれぞれの特徴を見ていきましょう。あわせて面接に受かる人が取り組んでいる面接対策も紹介しているので、面接を控えている学生はぜひご覧ください。
面接に受かる人と受からない人の違いとは?
結論から言うと、面接に受かる人と受からない人に本質的な違いはありません。新卒面接では「自社に合うか」「これから頑張って仕事をしてくれそうか」という希望的観測で合否を判断されることが多いので、面接に受からないからといってあなた自身に問題があるわけではないのです。
とはいえ面接に受かりやすい人がいれば、受かりにくい人がいるのも事実であり、なかなか面接に受からず悩んでいる学生も少なくないでしょう。そこで、ここからは面接に受かりやすい人と受かりにくい人の特徴を解説します。
面接に受かる人の特徴
面接に受かる人に共通しているのは、清潔感があり自信がみなぎっていることです。また声色や表情が明るく、相手にポジティブな印象を与えることも共通点の一つに挙げられます。
ここで紹介する特徴はどれも面接における基本的なことではありますが、意外とできていない人も少なくありません。自分に当てはまるものがあれば、模擬面接などの対策を通じて改善しておきましょう。
【面接に受かる人の特徴1】大きな声でハキハキと受け答えする
面接に受かる人は、共通して大きな声でハキハキと受け答えをします。声の大きさや滑舌に関しては面接の基本中の基本であり、改めて意識する機会がなかった人もいるのではないでしょうか。
質問に対する回答がどれだけ濃くオリジナリティ溢れる内容であったとしても、相手の耳や心に届かなければ意味がありません。面接に受かる人は自信のある回答はもちろん、たとえ自信に欠ける回答であったとしてもきちんと伝えることに重きを置いています。
【面接に受かる人の特徴2】相手の目を見て話す
面接に受かる人は相手に伝えようとする意識を強く持っているので、必ず面接を担当する人事の目を見て話します。面接では緊張感や不安が原因で相手から目をそらしたり、俯いたりしてしまう学生もいますが、それでは熱意や意欲を伝えることはできません。
面接担当者の目を真正面から見るのは緊張するかもしれませんが、きちんと目を見て志望理由や入社意欲を述べることで、主張に説得力を持たせられます。
【面接に受かる人の特徴3】清潔感がある
面接に受かる人は清潔感があり、身だしなみが整っています。例えば、スーツやシャツにシワはなく、靴に汚れは見当たりません。また髪型やメイクも整っており、爽やかでフレッシュな印象を与えます。
清潔感は少しの努力や相手への配慮で生まれるものであり、限られた人が持っている特別な要素ではありません。面接に臨む前に服装や髪型をチェックしておきましょう。
【面接に受かる人の特徴4】表情が明るい
たとえ同じ主張をしていても、表情が明るい人と暗い人では説得力や好感度に差が生まれます。面接に受かる人は共通して表情が明るく、元気な印象を与えるので、「入社後も主張通り仕事に励んでくれるだろう」と判断されるのです。
【面接に受かる人の特徴5】背筋を伸ばしている
姿勢が良い学生は、それだけで自信があるように見えます。また、背筋を伸ばすことで自然と顔が正面に向くので、明るく健康的な印象を与えられます。
さらに服のシワも伸び、髪が顔にかかることもなくなるので清潔感がプラスされ、第一印象が良くなるのです。
面接に受からない人の特徴
冒頭で面接に受かる人と受からない人に本質的な違いはないと述べましたが、面接に受からない人は準備不足のまま面接を受けている場合がほとんどです。なかには回答を丸暗記することで完璧に準備できたと勘違いしている学生もいるかもしれませんが、丸暗記は「熱意が感じられない」「臨機応変な対応力に欠ける」と判断されるリスクがあるのでおすすめできません。
また、面接が終わった後に反省点を挙げたり、良かった点と改善すべき点の振り返りをしたりしない学生は、面接に受かりにくい傾向にあります。面接に受からないのは、企業の社風や社員の雰囲気に合わないだけの場合もありますが、なかなか面接に受からず悩んでいる人は次に紹介する面接対策を講じてみましょう。
面接に受かる人が取り組んでいる4つの準備
面接に受かる人は、念入りに準備をしています。しっかり準備をしていれば「これで受からないのであれば仕方がない」と割り切れるので、面接が上手くいく場合が多いのです。
面接に受かる人の準備を参考にして、面接対策を始めましょう。
【面接に受かる人の準備1】面接練習を繰り返し行う
面接に受かるには、繰り返し面接練習を行って面接に慣れることが重要です。面接は日常生活では感じることのない独特の緊張感が漂う特殊な場なので、まずその雰囲気に慣れることから始めましょう。
その後は面接マナーを習得したり、頻出質問を一通り把握したりと、本番さながらの面接練習を行いましょう。
【面接に受かる人の準備2】業界・企業研究を行う
業界・企業研究ができていない人は、面接で自信を持って発言することができません。業界・企業研究は『自分の将来を考えて、ミスマッチをなくすこと』を目的に行う作業であり、志望動機に説得力を持たせ、企業にマッチ度をアピールするために必要不可欠です。
業界・企業研究のやり方はさまざまですが、おすすめの方法は「業界・企業研究ノート」を作ることです。業界・企業研究ノートには会社概要・企業の強み・企業が求める人物像・競合をはじめ、+αの情報をまとめましょう。
企業研究ノートの作り方は、こちらの記事を参考にしてください。
【面接に受かる人の準備3】自己分析を深める
面接に受かる人の多くは自己分析を深めることで、自分のやりたい仕事や向いている仕事を明確にしています。こうして自分を客観視できるようになると、就活の軸がブレにくくなり、エントリーシートと面接の回答に一貫性が生まれます。
自己分析のやり方が分からない学生や、自己分析が足りていないと感じている人は、キミスカの自己分析ツール「適性検査」を活用してみてください。
【面接に受かる人の準備4】PREP法をマスターする
面接は短い時間でどれだけ自分の魅力をアピールできるかがポイントになります。そこで徹底しておきたいのが、PREP法を活用した文章構成です。PREP法とは結論から伝えるフレームワークのことで、主張を簡潔に伝えられるという特長があります。
PREP法は入社後のプレゼンや営業の際にも活用できるので、今のうちにマスターしておきましょう。
面接になかなか受からなくても落ち込む必要はない!
ここまで面接に受かる人と受からない人の違いや特徴を解説してきましたが、なかなか面接に受からないからといって必要以上に落ち込むことはありません。
人事の多くは合否の判断基準として、「企業で活躍するイメージができるか」「職場の雰囲気に合っているか」などを挙げており、採用しなかった学生の人間性や能力を否定しているわけではないのです。
「面接に受からない=人間性を否定された」ではないので、選考に落ちたとしても次の面接に向けて前向きに取り組むことが大切です。
面接に受かる人には共通点があった!念入りな準備で面接に臨もう
面接に受かる人と受からない人に根本的な違いはないとはいえ、面接に受かる人は準備に余念がありません。面接練習を繰り返し行ったり、業界・企業分析や自己分析を深めたりすることで、自信を持って面接に臨んでいるのです。
また面接合格を目指すには、自分に合う企業の面接を受けることも重要です。なかなか面接に受からず悩んでいる学生は、キミスカの自己分析ツールやスカウトサービスを活用してあなたにぴったりの企業を見つけましょう!