就活は意外となんとかなる!その根拠や悩んだ時の対処法を解説

就活に対する不安を先輩に打ち明けると「意外となんとかなるよ」と言われることもありますが、そう簡単になんとかなるとは思えませんよね。とくに不採用通知、いわゆるお祈りメールが届いた後は、絶望的な気持ちになってしまう学生も多いでしょう。

そこで今回は、「就活はなんとかなる」の根拠や悩んだ時の対処法を解説します。就活をなんとかするための方法も紹介しているので、不安になった時はぜひ試してみてください!

「就活はなんとかなる」には根拠がある

厚生労働省の就職状況調査によると、令和 2年3月大学等卒業者の就職率は98.0%(4月1日現在)とのことです。これは就職状況の調査が開始されて以来、同時期で過去最高だそうです。

【就職内定率の概要】

  • 大学(学部)は98.0%(前年同期比0.4ポイント上昇)
  • 短期大学は97.0%(同1.6ポイント低下)
  • 大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では98.0%(同0.2ポイント上昇)
  • 大学等に専修学校(専門課程)を含めると97.8%(同0.1ポイント上昇)

(引用:厚生労働省 報道発表資料

この調査結果から、4月1日の時点で98.0%の学生が無事に就職できていることが分かります。よって、「就活はなんとかなる」には確かな根拠があり、過剰に心配する必要はないことが分かりました。

不安になったら試してほしい!就活をなんとかする方法

就活はなんとかなると説明しましたが、4月1日の時点で2%の学生は就職できていません。就職率が100%ではない限り、心から安心することはできませんよね。

また「どうせなんとかなるだろう」と、いい加減に就活に取り組むことはおすすめできません。入社後にミスマッチに気付いたり、蓋を開けたらブラック企業だったりと、後々苦労することになるでしょう。

そこでこの章では、就活が不安な学生や、逆に就活をいい加減にやっている学生に向けて就活をなんとかする方法を解説します。

【就活をなんとかする方法1】早めに準備する

就活をなんとかするには、早めの準備が肝心です。例えば、自己分析や業界・企業研究、OB・OG訪問、インターンシップなど、就活はさまざまな準備を必要とします。また、エントリーシート対策や面接対策、Webテスト対策、グループディスカッション対策など、やらなければならないことがたくさんあり、どれだけ時間があっても足りないほどです。

何事も自分が納得できるまで準備しておけば、不安や緊張は和らぐものです。就活の選考が本格化するとスケジュールがタイトになるので、できるだけ早い時期から準備を始めましょう。

【就活をなんとかする方法2】就活イベントやセミナーに参加する

就活と聞くと、それだけで緊張したり、身構えたりしてしまう学生も多いのではないでしょうか。それは就活に漠然とした不安を抱いているからです。
そこでおすすめなのが、就活イベントやセミナーへの参加です。就活イベントやセミナーは、就活の雰囲気に慣れる絶好の機会。参加は必須ではありませんが、漠然とした不安を払拭するために行動に移してみましょう。

就活イベントやセミナーは、就活の攻略法やビジネスの基本、自社の説明をしてくれる場です。就活の雰囲気に慣れるだけでなく、就活に対するモチベーションが高まったり、仲間ができたりすることもあります。中には選考直結型の就活イベントもあるので、志望する企業の就活イベント開催情報はこまめにチェックしておきましょう。

【就活をなんとかする方法3】就活事情やスケジュールを把握する

“就活は情報戦”といわれるように、内定を取得するにはどれだけ情報を収集できているかが鍵となります。ぶっつけ本番で挑むのではなく、就活事情や例年のスケジュールを把握して就活の戦略を立てておきましょう。

とくに現在はコロナ禍という未曾有の危機。人との接触を避けるためにインターンシップや面接のオンライン化が進んでおり、特別な対策が必要になっています。また、学生が有利な売り手市場が続いていた就活ですが、新型コロナの影響で買い手市場への転換が起こり始めていることも忘れてはなりません。こうした就活事情を踏まえた上で、早めの準備を心掛けましょう。

なお、就活解禁の時期や準備すべきことについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

23年卒が就活を始める時期はいつ?選考解禁までにやるべきことを解説

【就活をなんとかする方法4】逆求人サイトを利用する

就活をなんとかする具体的な手段として、逆求人サイトの利用が挙げられます。逆求人サイトとは、キミスカをはじめとする“企業側から学生にアプローチをかける”という斬新なサービスを提供している就活サイトを指します。

一般的な就活サイトは、学生が自分で志望する企業を探すという性質上、調べられる企業の数には限界があります。それに対して、逆求人サイトは“あなたが知らない良い企業”と出会える可能性があり、効率よく就活を進めることができるのです。

ちなみに、キミスカは登録から利用まで完全無料。プロフィール写真や自己PRを登録するだけで利用を開始できるので、この機会にぜひ登録しておきましょう!

就活はなんとかなると考えられない時の対処法

どれだけ早く準備をして、逆求人サイトの利用を始めたとしても、就活に対する不安が消えない時もあるでしょう。そこでこの章では、「就活はなんとかなる」と考えられない時の対処法を解説します。

【就活はなんとかなると考えられない時1】キャリセンやOB・OGに相談

どうしても就活はなんとかなると考えられない時は、大学のキャリアセンター(通称:キャリセン)やOB・OGに相談しましょう。

就職課や就職支援課とも呼ばれるキャリセンは、インターンシップやOB・OGの情報を管理したり、学生との面談を行ったりする就職・キャリア支援担当部署です。なお、キャリセンで面談を担当する人の中には、国家資格であるキャリアコンサルタントを所有しているプロもいます。最初は敷居が高く、相談しづらいと感じるかもしれませんが、ぜひ立ち寄ってみてください。

また、就活を経て社会人となったOB・OGに相談することで不安が軽減することもあります。サークルやゼミの先輩など、気軽に相談できるOB・OGがいない場合はキャリセンで紹介してもらうといいでしょう。

【就活はなんとかなると考えられない時2】就活生と交流を図る

就活中は周りの友達がすべてライバルに見えたり、自分だけが悩んでいる気がしたりするかもしれませんが、そんなことはありません。もちろん同期はライバルであり、就活は一人で戦うものですが、就活生と悩みを共有することで不安が解消したり、情報交換することで就活がスムーズに進んだりすることもあります。

もし同じ大学の友達と話しにくいのであれば、就活イベントやSNSで就活仲間を探してみるのもおすすめです。就活に前向きに取り組む学生との交流は良い刺激になるので、不安を一人で抱え込み、就活のモチベーションが下がってしまった時にはぜひ就活仲間を頼りましょう。

【就活はなんとかなると考えられない時3】改めて自己分析をする

就活はきちんと自己分析をすることで、なんとかなる確率が高くなります。自己分析ができていないと自分の適性が分からず、就活の軸がぶれてしまって企業にあなたの魅力が伝わりません。それでは内定を取得することは困難であり、たとえ内定を取得できたとしても入社後のミスマッチによる早期離職につながる可能性があります。

自己分析のやり方はさまざまですが、簡単かつ正確な結果が知りたい学生には自己分析ツールがおすすめです。とくにキミスカが提供する自己分析ツール「適性検査」は、毎年10万人超の学生が利用しており、正確さと結果の見やすさに定評があります。

キミスカの自己分析ツール「適性検査」を実際に受けてみた様子は、以下の記事からチェックできます!

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【就活はなんとかなると考えられない時4】休憩する

就活がなんとかなると考えられない時は、休憩するのも一つの手です。「誰よりも早く、一社でも多く内定を取得する」と意気込み、自分の限界を超えるほど無理していませんか?一生懸命頑張ることはすばらしいですが、それで心身の健康を害してしまっては元も子もありません

企業によっては二次募集や追加募集をかけるところもあり、7月以降も就活の選考は続きます。一度心身の健康を取り戻す時間を作り、自身や今後の人生をじっくり考えてみましょう

就活は意外となんとかなる!必要以上に心配しないで大丈夫

厚生労働省の調査結果をもとに、就活は意外となんとかなることを解説しました。きちんと準備をして意欲的に行動していれば、納得いく形で就活を終えられるはずです。

ここで覚えておきたいのは、「就活はなんとかなる=努力しなくていい」ではないということ。努力せずに内定を取得するのは難しく、たとえなんとかなったとしてもミスマッチのリスクがあるので注意が必要です。早めの準備や情報収集を心掛け、就活を実りあるものにしましょう!