営業職を志望する時の自己PR方法とは?求められるスキルと伝え方を徹底解説

営業は企業にとって非常に重要な職種であり、営業から出世コースに抜擢されるケースもめずらしくありません。営業職を募集する企業は多いものの、その分ライバルが多いのも特徴的です。

ではポテンシャル採用である新卒が営業を志望するときは、自己PRなどでどのような点をアピールすればよいのでしょうか。営業に必要なスキルや自己PRの書き方を解説します。

営業職で求められるスキル

営業職は様々な業務を行うため、求められるスキルは意外と多いです。主に求められるスキルには次のようなものがあります。

・コミュニケーション能力
・課題発見力
・結果を出す力

今営業職を目指すか迷っているかたは、求められるスキルから自分に当てはまるかを確認してみましょう

【営業に求められるスキル】コミュニケーション力

営業は話す事が得意な人が多く、苦手だと不利なイメージがあるかもしれません。しかし営業に求められるコミュニケーション能力とは「質問力」「傾聴力」です。営業は顧客の課題を把握し、その解決策を提示する仕事です。話す事が好き、得意というのも必要な能力ではありますが、苦手な場合でもその力は入社後でも培えます。相手の潜在的なニーズを把握し、それに応える提案をするために質問力や傾聴力のスキルは重要です。

良い営業は「聞く8割、話す2割」と言われています。実際トップセールスになる人は、自分が話すよりも相手の話を聞いている時間が長い人が多いです。話すのがうまいだけではなく、相手のニーズを拾いそこにマッチした解決策を提示する、総合的なコミュニケーション力が求められています。

【営業に求められるスキル】課題発見力

ほとんどの人が何か欲しい、あれを解決したいと思っていても、自分が本当に求めているものを把握していません。そこで活躍するのが課題発見力です。営業の仕事はモノやサービスを売ることですが、その本質は顧客の状況をヒアリングして課題を見極め、解決につながる商品やサービスを提供することです。

課題の発見には、顧客の状況を的確に理解し判断するための情報収集能力や幅広い知識のインプットも求められます。

【営業に求められるスキル】結果を出す力

課題を発見し提案する力は、営業にとって必要なスキルではありますが、それだけでは仕事は務まりません。営業には大体ノルマや目標があります。成果を上げる事を求められる職種なので、目標を行動に落とし込み結果を出す力も求められると言えるでしょう。

ただし顧客の話を聞くと、自社の製品やサービスよりも他社の方がよいと判断することもあります。そのような場合は他社のものを提案することで、顧客の信頼を勝ち取り、別の時に仕事を任せられることもあります。結果を出すためには短期的な視点だけでなく、中長期的な視点も求められます。

営業職採用の自己PRに使える強み

では営業の自己PRでアピールするべき強みは何でしょうか?
上記の求められるスキルから営業に使える強みは

・人と話す事、接することが好き
・よく相談役になる
・問題の原因を探すのが得意、好き
・質問をすることで話しを回すのか得意
・困っている人の役に立つのが好き
・目標達成意識が高い

などの強みは営業職の自己PRで効果的に活かせる強みです。もしこの中に当てはまるものがなくとも、自分の強みをどのように営業に活かせるのかを伝えられれば問題はないので、企業の業務についてしっかり調べ、そこで活かせる自分の強みを伝えましょう。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

営業職を志望する時の自己PRの伝え方

自己PRはあなたを採用するメリットを企業に売り込む場所ですが、せっかくよい強みがあってもそれが的確に相手に伝わらないと意味がありません。そこで、採用担当者にあなたを採用するメリットをしっかり伝えられるように、論理的に伝える方法を確認しましょう。その際おすすめなのが、PREP法を使ったやり方です。


この流れを意識して、下記の内容を当てはめていきましょう。

【営業職を志望する時の自己PRの伝え方】結論から話す

初めに結論から伝えることで、採用担当者にこれからどんな話をするのかイメージしやすくさせます。人事はエントリーシートを見るまで、あなたがどんな人か何も知りません。そこで初めに「私の強みは○○です」と伝えることで、これから伝える内容を頭に入りやすくすることが出来ます。

【営業職を志望する時の自己PRの伝え方】具体的なエピソードを伝える

採用担当者はあなたについて何も知らないので、「私の強みは○○です」とだけ言われても、本当にそうなのか?と疑問に思います。採用担当者が納得できるように、強みを活かせた理由と具体的なエピソードを伝えましょう。

具体的なエピソードでより信憑性を持たせるために、可能であれば数字で示すことをおすすめします。数字にすると、あなたの頑張りや成果をよりイメージしやすくなります。具体例は詳細に書けば書くほど採用担当者を納得させるエピソードになるので、数字がない場合でも出来る限り詳しく書きましょう。

【営業職を志望する時の自己PRの伝え方】業務への活かし方を伝える

採用するメリットを伝える為に、あなたの強みが業務のどんな場面で活用できるかを伝えましょう。採用担当は自己PRから、あなたが入社後活躍してくれそうかという点を見ています。入社後業務で活躍できることを伝える為に、しっかり企業研究をして、その企業に合った活かし方を伝えましょう。

営業職を志望する際の自己PR例文

作成する前に例文を確認することで、どのような流れで書くべきかイメージしましょう。

【営業職に応募する際の自己PR】例文1

私の強みは、冷静に状況を分析できるところです。
大学時代は、アパレルショップでアルバイトしていました。 私の職場は売上が振るわず、前年割れが続いていました。陳列方法に問題があると考えた私は、思い切って最前列にトレンド商品が並ぶ陳列を責任者に提案してみました。 すると陳列変更したその月から、前年比10%アップの売上に貢献できたのです。 この経験で、私には状況を客観的に判断する能力があると思いました。この能力を活かして、御社の売上に貢献していきたいと考えています。

【営業職に応募する際の自己PR】例文2

私は自信のコミュニケーション能力を生かして、多くの人の幸せに貢献したいと考えています。
私は父母と祖父母3世代で住んでいましたが、進学のため一人暮らしになってはじめて、家族と一緒に暮らす幸せに気がつきました。多世代向けの住宅販売に強みがあり、業界でもトップシェアを誇る貴社の営業として働くことで、たくさんの人の幸せや、快適な住まいへのニーズを満たすお手伝いができると考えています。
大学時代は多年代の人が働く居酒屋でアルバイトをしており、そこで培ったコミュニケーション力を活かして、お客様一人一人に合った家づくりを提案していきたいと考えています。

営業職を志望する自己PRで注意すべき点

最後に、営業職の自己PRで注意するべきポイントを解説します。

【営業職に応募する自己PRで注意すべき点1】営業職に合った強みをアピールする

そもそもではありますが、営業職の自己PRでは営業職に活かせる強みをアピールしましょう。例えば、「行動力があり」「チームで物事に取り組める人」を企業が求めているとします。

そこに対して「一人で黙々と作業に取り組むことが得意」「集中して物事を考えたりするのが得意」という強みをアピールしてしまうと、企業の求める人物像とは異なり、選考を通過しづらくなります。人には様々な個性や長所があるので、その中から企業の求める人物像に近しい長所を強みとして伝えましょう。

【営業職に応募する自己PRで注意すべき点2】肩書きだけアピールしない

就活生の中には、サークルやアルバイトでの肩書きだけをアピールしようとする人がいます。ところが、肩書きからはあなたが何を課題に感じ、行動し、その結果どうなったかが分かりません。自己PRでは、あなたの人柄や人間性が分かるようなエピソードを伝えましょう。

営業職に合った自分の強みをアピールしよう

営業職に求められるスキルや、伝え方、注意点を確認しました。採用担当に「一緒に働きたい」「この人なら自社で活躍してくれそうだ」と思ってもらうためにも、企業研究をしっかり行い、求められる人物像に近い強みを伝えましょう。

もし自分の性格が総合的に営業職に向いているのか分からないと不安な方は、キミスカで適性検査を受けてみましょう。適性検査を受けると向いている職種や意欲傾向を確認することが出来ます。15分~20分で完了するので迷っている方は一度受験してみても損はありません。

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