【負けず嫌い】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

負けず嫌いは自己PRになる?

就活の面接で「負けず嫌い」をアピールするのは全く問題ありません。
負けず嫌いという特徴は十分自己PRになります。

面接官は「負けず嫌い」という自己PRをどう思うの?

あなたが負けず嫌いなところを自己PRで話した時、採用担当者が真っ先に感じるのは「成長への期待」「前向きな姿勢」でしょう
負けず嫌いという性質は

・逆境に強い
・競争心が高い
・向上心がある
・努力家である
・目標達成意欲が高い
・ハングリー精神が強い
・最後までやりぬく力がある

など、さまざまな側面をもっています。社員として働くときに求められるのが成長力です。日々業務をしていく中で試行錯誤しながら成長していく力は社会人において切っても切れないスキルになります。さらに、逆境や苦しい状況でも気持ちを強く持ち、行動し続けられる力は多くの企業が求めているスキルです。そのため、負けず嫌いという特徴は幅広い企業で好印象を与えられます

しかし、長所と短所は表裏一体です。負けず嫌いにも

・対抗心の高さ
・協調性が低い
・プライドが高い
・諦めが悪い

という短所的な一面があります。そのため、自分の負けず嫌いなところがどんな要素を持っているのか面接官に伝わるように説明する必要があります

負けず嫌いを自己PRする時のポイント

次に負けず嫌いを自己PRするときに意識したいポイントについて解説します。この3つのポイントは全ての自己PRに共通するので、忘れずに覚えておきましょう。

自分に合った言葉に言い換える

「私は負けず嫌いです」とだけ伝えてもあなたの強みは伝わりません。そのため、負けず嫌いという言葉をより具体的に伝える必要があります。例えば「私の強みはどんな逆境でも最後まで抜く負けず嫌いなところ」などです。

話のフレームワークを意識する

自己PRには相手に伝わりやすい話し方の構成があります。これはPREP法と言われており、ビジネスの場でも使われている手法です。

PREP法

1.結論
2.根拠となるエピソード
3.成長できた点
4.今後への展望

PREP法で話すことで面接官も話を理解しやすくなり、よりあなたの魅力が伝わりやすくなります。

ネガティブな印象を与えない

「周りの意見に流されない負けず嫌いなところです。私は今まで自分の意見を曲げたことがありません」などのアピールは面接官にマイナスな印象を与える可能性があります。

一見、推進力のある良い自己PRにも聞こえますが、チームワークで働く職場に適さない印象も与えかねません。自分の魅力が伝わりやすい表現ができるように、面接前に準備しておきましょう。

負けず嫌いが評価されやすい職種

せっかく自己PRで負けず嫌いをアピールするなら、負けず嫌いが評価されやすい職種で訴えるのが効果的です。

特に「営業職」や「クリエイティブ職」は、負けず嫌いの性質が歓迎される傾向にあります。成果が数字に現れる営業職は、頑張りが結果につながりやすいので、目標に向かって頑張れる人にぴったり。負けず嫌いのスピリットが求められることから、自己PRでも評価されやすいでしょう。

他人とは違うことを求められる「クリエイティブ職」も、負けず嫌いの要素が必要になる職種です。負けず嫌いはライバルに負けない成果物を作り出す気持ちの源となるので、評価されやすいと言えます。

負けず嫌いをアピールする自己PRの書き方

ここからは実際に「負けず嫌い」をアピールする時の自己PRの書き方について解説します。

結論:強みを一言で話す

まずはじめに結論である「私の強みは〇〇です」から伝えます。冒頭に最も伝えたい結論を伝えることで、聞き手である面接官は話の全体像を掴みやすくなります。
自分の強みを表現する言葉を付け加えて伝えられるとより効果的です。

根拠:理由を伝える

強みをアピールする時には、なぜそれがあなたの強みだと思うのか理由を伝えましょう。
結論に加えて根拠を伝えることで信憑性が高まります。

事例:エピソードを話す

自分の強みとその理由を伝えたら、次は強みが活かされた具体的なエピソードを話します。具体的なエピソードを話すことで、あなたの人柄や価値観も伝わりやすくなります。

結論:今後の展望を伝える

最後には自分の強みを入社後どのように活かしたいかを伝えます。最後に自分の強みと今後への展望を話すことで、あなたの強みを面接官に印象づけられます

面接官はあなたを採用することで会社にどのようなメリットがあるのか知りたいと考えています。そのため、入社熱意だけでなく具体的なメリットが伝わるように話せるとベストです。

負けず嫌いの自己PR例文

ここからは「負けず嫌い」を自己PRするときの例文を8つ紹介します。書き方やエピソード探しの参考にしてみてください。

例文:学校生活

私の強みは粘り強さともいえる負けず嫌いなところです。
大学でプログラミングの授業を受けていましたが、全くついていけませんでした。
課題の提出にも手こずり、誰よりも時間がかかっていました。
そこで私は最終テストまでにクラスメイトの上位10%に入るという目標を立て、毎日3時間自主学習をしました。
最終的に上位10%に入る成績をとり、最終課題では教授からも高い評価をもらえました。
この負けず嫌いを活かして、貴社に入社後も自分に任された業務と真摯に向き合い実績を残していきたいです。

例文:学校生活

私の強みは負けず嫌いからくる向上心です。
小学生の頃から、テストで学年の上位10位以内に入る目標を立てて、努力してきました。
高校生の時、中間テストで順位を競っていたライバルに負けてしまったので、期末テストでは挽回するために必死で勉強しました。
先生からのアドバイスを受けて、これまでの勉強法も見直しました。
その結果、得意不得意に関係なく全ての科目でライバルに勝つことができました。
さらに努力を続け、学年1位にもなりました。
これからも目標達成のためにやり方を見直しながら努力し続け、常に向上心を持って貴社に貢献したいと考えています。

例文:学内イベント

私の強みは負けず嫌いな挑戦心です。
私の所属している服飾デザイン科では年に1度デザインコンテストがあり、全学年の学生が入賞を目指して日々奮闘しています。
私も入学当初からコンテストで最優秀賞を受賞し、自分の作品が雑誌に掲載されることを目標にしていました。しかし入賞には及ばず悔しい結果が続いていました。
そのためアパレルショップのスタッフの方と関わったり、展示会などにも積極的に通い、できるだけ多くの知識を得ました。
その結果、コンテストでは優秀賞を受賞、憧れの雑誌への掲載、またアパレルショップとのコラボを実現しました。
この負けず嫌いな性格と挑戦心を活かして貴社に入社後も常に前進し続けていきたいです。

例文:学内イベントと外部活動

私の強みは負けず嫌いなところです。大学入学当初からファッションの流行を人より先取りしたいと思う性分でした。
ファッション誌を読むだけでなく、アルバイトで得たお金で日本流行色協会の部会員に入会しました。
いち早くトレンドカラーの情報を入手するようにしていた結果、流行を先読みできるようになりました。
そして、大学のミスコンに出場した友人の衣装を担当したところ、彼女の魅力を存分に引き立てることができ、ミスコン第2位と衣装特別賞を獲得できました。
私の負けず嫌いな性格は、人の魅力を引き出し、喜ばせることができるのだと思いました。
貴社での業務では、人の魅力を引き出せる商品作りにこの資質を役立てたいと考えています。

例文:部活

私の強みは最後まであきらめない負けず嫌いな性格です。
大学のサッカーサークルは同期が45名おり、入部してから1年間補欠でした。
この現状を変えたいと思い、自分に必要なスキルを分析しながら毎日4時間の自主練習と体づくりを続けました。
その結果、行動に移してから半年ほどで試合に出場し、レギュラーメンバーに入りました。〇月の試合では逆転ゴールを決め、部員やコーチからもうれしい言葉と評価をもらいました。
この負けず嫌いな性格を活かし、貴社に入社後も自分に必要なスキル取得をしていき、どんどん成長していきたいです。

例文:アルバイト

私の強みは粘り強く取り組み続ける負けず嫌いなところです。
飲食店でアルバイトをしているのですが、3年間隣町の系列店に売り上げと口コミ評価が負けていました。当店の良さがお客様に伝わっていないのではないか、お客様の求めていることに気づけていないのではないかと考え、現状分析を行いました。
そしてロールプレイングの導入とマニュアルの見直しを行いスタッフのスキル向上を行いました。さらにSNS運用を本格的に始め、季節によってイベントやキャンペーンを開催しました。その結果、来客数が前年の160%となり売り上げも増加、さらに翌年には口コミ評価も系列店で1位を取れました。
この粘り強さを活かして、入社後も課題分析と売上アップを目指していきたいです。

例文:アルバイト

私の強みは負けず嫌いからくる向上心です。
2年間個人経営の古着屋でアルバイトをしているのですが、在庫管理の非効率化が気になっていました。
そのため、在庫管理に関するサービスの検討を行い、自社に合うものを見つけ出し導入に繋げました。
その結果、在庫管理が瞬時に行えるようになりお客様からの問い合わせにもすぐにお答えできるようになり、満足度の向上にもつながりました。
また、スタッフの業務負担も減り接客に割ける時間も増え、売上も25%アップしました。
この向上心を活かして入社後も常に目標達成に向けて試行錯誤しながら動きたいです。

ありのままの自分をアピールする自己PRとは?

自己PRを作っている時「どんな強みが求められるか」「人事に認められる自己PR」と企業からの評価ばかり気になっていませんか?

志望企業の採用担当者に自分の魅力をしっかり伝えるためのテクニックはもちろん重要です。しかし、他社に評価されるために自分を偽るのは避けておきましょう。
入社後のミスマッチにつながるだけでなく、あなたらしさを評価してくれる企業との出会いを失うことになりかねません。

それではあなたらしい自己PRを作るにはどんなところに気を付ければよいでしょうか?
まず、何よりも大切なのは「自己分析」です企業からの評価を気にするより前に、まず自分自身と向き合い、あなたの本当の強みを見つけましょう。これまでの経験を振り返り、どんな経験が今の自分に繋がっているか、どのように困難を乗り越えてきたかを具体的に書き出してみてください。

自己分析では成功体験だけでなく、失敗した経験や悔しかった出来事なども深堀りしていきます。これらの経験はあなたらしさの形成に大きく関係しているためです。自己分析で見えてきたあなたらしさが自己PRの核になります。

自分らしさが分からない、自己分析のやり方がわからないという方はこちらの記事も参考にしてみてください。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

負けず嫌いを自己PRにする時は伝え方にこだわろう

自己PRであなたの強みをアピールする時は、面接官に魅力が伝わるように話し方を工夫しましょう。

あなたの負けず嫌いという強みを話す時は、最後までやり遂げる力や成長への熱意だけでなく、あなたの特徴が伝わりやすいエピソードも含めて伝えることが大切です。本記事を参考に、自分らしさが伝わるあなただけの自己PRを作りましょう。