就活の難関ともいえる「面接」…どう切り抜く?

就職活動で必ずやらなければならないこと、それが「面接」です。
面接は得意な人もいれば苦手な人もいるかと思いますが、言葉がスムーズに運べてペラペラと話せる人が「面接がデキる人」だと思いがちではないですか?
もちろん全く話せないようでは困りますが、ただペラペラと話せるだけでは意味がありません。実は面接で見られているのはもっと他にあります。
今回は面接で見られている部分を踏まえながら、面接の際に意識しておきたいことをお話します!

何よりも第一印象!

面接、中でも一次面接は、入ってから座るまでの約10秒で第一印象のほとんどが決まるといわれています。
今までで、パッと見ただけなのにもかかわらず何となくその人のイメージがつくことはありませんでしたか?
この人は明るそうだな、素敵な笑顔だな、とか。逆に暗そう、苦手かも、、など自分の中で印象が決まることってありますよね。これは全てあった時の表情や話し方、声質、身だしなみなどの「第一印象」で決められているのです。
面接でもこの状況と同じようなことが起こります。初めて会った時には面接官であってもその人の中身のすべてを瞬時に判断することは出来ません。そのため一番最初の入室時の印象から、面接はスタートされます。
ただ、ここで知っておかなければならないのが、「第一印象のイメージはよほどのことがない限り面接中であっても逆転することはない」ということ。すなわち、第一印象が悪かった場合、そのあとどれほど頑張ってもとてもいい印象に変わるということはそうそうありません。
だからこそ、表情、服装、髪型、姿勢などの目から入る情報、そして入室時第一声の、耳からの入る情報は一番の要になり、第一印象は大切だといわれるのです。
ここは面接で意識すべき最初の関門ですので、是非面接直前まで手を抜かないようにしましょう。

話し方や姿勢、態度

さて、第一印象の関門を突破したら、次はそれを継続させることです。
ここで大切なのは「聞く姿勢」です。
面接官や他の学生の話を聞くときについ上の空になってしまったり、反応がなかったり、姿勢が崩れたりした場合は、もうアウトと思ってもいいぐらいです。。
せっかく良かった第一印象ももったいないですよね。
なので「聞くときも相手の方を見てうなずき等を意識」してください。
人は、虚を突かれたときや自分が不利な状況に陥った時には、つい自分の癖や素の部分が出てしまいます。
もちろん面接官はそこが見たいのですが、、、
表情が曇ったり、声に覇気がなくなったり、あるいは極端に荒げたりした場合には、一瞬で印象が悪くなってしまいますよね。
なのでぜひ、「冷静にそしてはきはきとお腹から声を出すことを常に意識」してください。

内容は起承転結を心がける

どんなに印象が良くてもないようにまとまりがなく、結局何が言いたいのかわからない内容だとしたら意味がありません。
話を組み立てるのが下手=論理的思考力がないという風に捉えられかねません。
そのため、話をするときや質問に答えるときには「まずは結論から」。
質問の答えであれば、答えの中で一番言いたいことを最初に持ってきてください。
そのうえでその理由など深堀をし、最後に「だから私は●●です」と一番言いたいことを最後にもう一度いう。この流れを意識して話をしてみてください。
最初はなかなかうまくいかないものですが、これこそ何度も練習をし、日常の会話の中でも意識して取組み、自然にできるようになることが大切です。

あくまで「会話」であるということ

面接となると、自分の合否が決まる、緊張の場というイメージが強いと思いますが、やってる内容をよく考えてみてください。
状況だけで見れば、初対面の大人と向かい合わせで会話をしているのと何ら変わりありませんよね。実際、面接といえどその中身はただの会話にすぎないのです。
面接というと「受かるためには…」と自分を中心に考えてしまいがちですが、会話となると相手のことも考えますよね。面接でも同じことです。相手がいる以上、相手を思いやった面接(会話)をすることが大切なのです。
例えば、相手の話の途中で自分の話をかぶせないとか、反応を示す、笑顔でうなづく、などは相手との会話を意識すれば自然と出来るようになるはずです。面接官といえど、ただの人ですし、面接の意味はあなたの「人柄」を知りたいというのが一番の想いです。
自分をアピールすることももちろん必要にはなりますが、面接官と会話をする、むしろ面接官や企業の雰囲気を自分がより理解できるきっかけになるのも「面接」なんですよ!
あくまで「会話」ということを意識し、企業理解の方法の一つだと思うと、面接に対しての緊張が少し和らぐのではないでしょうか。

やっぱり熱意が大事!!

いくら練習をして面接スキルを上げた状態で面接に臨んだとしても、熱意は正直です。
志望度の低い企業で、興味がないという態度をあからさまに出してしまえば、どれほどいい受け答えをして印象のいい人でも、「うちに入る気はないんだろうな」と、ただの優等生で終わってしまいます。
ですが、興味のある企業なのに熱意が伝わりきらなかったら、それほど悲しいことはないはずです。
上記3つの意識しておくべきことは、必須事項ですが、是非そこに「熱意」を込めて面接に向かうこと忘れないでください。
口下手でうまく言えなかったとしても、緊張しすぎていつもの自分が出せなかったり、笑顔がこわばってしまっても、熱意が伝われば結果がいい方向に傾くこともあります。
なのでぜひ、「熱意」をもって一つ一つの面接を大切に、臨んでみてくださいね!