【例文付き】面接の「将来の夢」への効果的な回答方法|評価ポイントやNG例も紹介

面接で必ずと言っていいほど聞かれる「将来の夢」に関する質問。夢の内容によっては、自社への適性が低いと思われてしまうことがあるため、解答方法には注意が必要です。

この記事では、面接で将来の夢を聞かれたときの効果的な回答方法を紹介します。質問の意図やポイントを押さえて、企業にとって魅力的な人材であることをアピールしましょう。

面接で「将来の夢」を聞く理由

好印象な回答をするためには、まず面接で将来の夢を聞く面接官の意図を理解することが大切です。ここでは、夢に関する質問でチェックされているポイントを2つ説明します。

【面接で「将来の夢」を聞く理由1】学生の適性を知りたい

将来の夢を聞けば、自社に合う人材かどうかを判断できます。学生が抱いている夢が自社で叶えられるものでない場合は、当然長く働いてもらうことが難しいと推測されます。反対に、自社の業務と関連性が高い夢を持っている学生であれば、自社との適性が高く長く勤めてもらえると判断できるでしょう。

人事が恐れているのは、時間をかけて採用した学生がすぐに辞めてしまうことです。将来の夢からは学生のビジョンや興味・感心などを把握できるので、選考の段階で適性があるかどうかを判断し、離職のリスクがないかを見極められます。

【面接で「将来の夢」を聞く理由2】自社への貢献度を知りたい

将来の夢を聞くことで仕事への意欲を知り、自社へ貢献してくれる人材かどうかを知りたいという意図もあります。たとえば、これから新規事業で成長したい企業の場合は、安定志向の学生よりも「自分で事業を成功させたい」という夢を持っている学生のほうが、貢献度は高くなるでしょう。

従業員の夢が自社の方針とマッチしているかどうかは、企業の業績を大きく左右する要素です。企業成長へつなげられる採用活動にするためにも、面接の段階で貢献度が高い学生をふるい分けしたいのです。

面接で「将来の夢」を回答するときのポイント

面接で将来の夢を回答するときは、4つのポイントを踏まえた内容にすることが肝心です。ここからは、高評価をゲットできる回答の作り方を紹介します。

【面接「将来の夢」の回答ポイント1】その企業に合った夢にする

面接では基本的に「企業に合った夢」を伝えることが大切です。たとえば、営業職に就職するのに「将来はサッカーコーチになりたい」と伝えても、面接では何のアピールにもなりませんよね。サッカーコーチになる夢は素晴らしいのですが、企業との関連性がない場合は「うちに就職しなくてもいいよね?」と思われ、マイナスの評価をつけられてしまいます。

面接では、その企業でしか叶えられない夢を伝えましょう。決して嘘をつく必要はありませんが、企業理念や実際の業務と絡めた夢を用意しておくことが基本となります。

【面接「将来の夢」の回答ポイント2】企業に利益をもたらす夢にする

もうひとつ大切なのは、企業に利益をもたらす夢を伝えることです。自己満足な夢ではなく、企業に貢献できる夢であることを伝えられると、印象をグッとアップできます

「夢は業界シェアナンバーワンの御社で働くことです」といった回答だと、入社後の貢献度をイメージさせられません。「業界シェアナンバーワンの御社で商品開発に携わり、今よりも〇%省エネルギーの〇〇を開発したいです」など、具体的な利益をイメージさせる夢を伝えることが重要です。

【面接「将来の夢」の回答ポイント3】具体的なエピソードを盛り込む

その夢を持った根拠として、具体的なエピソードを入れると説得力が増します。夢を語るだけであれば、面接対策用に嘘の回答を用意することも可能です。そのため、夢を抱いた背景がわからないと、信憑性が低いと思われる恐れがあるのです。

「こんな経験をしたからこの夢を抱いた」「こんな研究をしていたから実現できる」など、夢やそれを叶えられることの根拠・裏付けをセットで伝えましょう。

【面接「将来の夢」の回答ポイント4】PREP法でまとめる

最後に、ここまで整理した情報をPREP法でまとめましょう。PREP法とは、「結論(Point)」「理由・根拠(Reason)」「具体例(Example)」「結論・結果(Point)」の流れで文章を構成するフレームワークです。

簡潔でわかりやすい回答になるので、この流れに沿って以下のようにまとめることをおすすめします。

【PREP法で将来の夢を伝える場合の例】
  1. Point:将来の夢はなにか
  2. Reason:なぜその夢を抱いているのか
  3. Example:夢を裏付けるエピソードや実現できる根拠
  4. Point:その企業にどう貢献できるのか

PREP法はどのような質問にも活用できるフレームワークなので、これを機にしっかりと押さえておきましょう。

面接で「将来の夢」を聞かれたときの回答例文

以上までの内容を踏まえ、ここでは将来の夢を聞かれたときの回答例文を紹介します。

【将来の夢を聞かれた時の回答例】

私の夢は、製造業の人が働きやすい設備を開発することです。実際に私自身も製造業に携わったことがあるため、この夢を抱くようになりました。
高校生のころ、部品の製造工場でアルバイトをしていたときに、深夜まで残業して体調を崩した上司を何人も見てきました。上司の「製造ラインの欠点が原因で業務効率が悪くなっている」という言葉を聞いて、見落とされがちな製造業の快適さを追求したいと考えるようになりました。
消費者や利益を追求する企業が多いなか、製造業の方に焦点を当ててシステム設計を行う企業であれば、私の夢は実現できると考えています。大学で学んだシステム工学の知識を活かし、作る人も使う人も幸せになれる技術を生み出したいです。

面接で「将来の夢」を聞かれたときのNG回答

最後に、面接で将来の夢を聞かれたときに避けたいNG回答について紹介します。ここで伝える夢はマイナスの印象に直結しやすいため、言わないように気をつけましょう。

【面接「将来の夢」のNG回答1】プライベートな夢

「早く結婚して子どもが欲しい」「趣味のゲームでランキング100位に入る」など、プライベートな夢は避けましょう。

夢としては素晴らしいものなのですが、ビジネスシーンには相応しくありません。また、せっかくのアピールチャンスを逃してしまってもったいないので、必ず仕事に関連する夢を伝えることが重要です。

【面接「将来の夢」のNG回答2】退職を想像させる夢

「5年以内に起業したい」「地方に移住したい」など、退職を想像させる夢もあまり印象がよくない傾向にあります。ベンチャーや起業支援をしている会社であれば好印象なケースもありますが、それ以外の会社は、長く働いてもらえる人材を優先して採用する傾向にあるためです。そういった夢があったとしても、面接で伝えることは避けましょう。

【面接「将来の夢」のNG回答3】具体性のない夢

「企業を成長させたい」「地域の人達を笑顔にしたい」など、抽象的すぎる夢もマイナス印象です。具体性がなくどうやって実現するのかも不透明なため、口だけだと思われてしまいます。最終的な目標がそこにある学生も、「どのように取り組んでどこがゴールになるか」を具体的に説明することを心がけましょう。

【面接「将来の夢」のNG回答4】将来の夢はないと言う

将来の夢がないという回答は、「意欲がない」「目標設定ができない」と思われるリスクが高いです。現時点で夢と言えるものがなくても、志望企業であれば「その企業に入ってどうなりたいのか」「5年後どうなっていたいのか」などについては、なんとなくイメージできるものです。はじめは抽象的な夢や目標を見つけ出し、そこから「どうしてそうしたいのか」を深掘りして、具体的な夢にしていきましょう。

自分の夢や目標を明らかにするには、自己分析や適性検査の活用が効果的です。面接対策として、ぜひキミスカの適性検査を受けてみてくださいね。

「適性検査」の受け方・結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

「将来の夢」は面接企業に合わせて回答することが大切!

面接で将来の夢について聞かれたときは、企業のビジョンや事業内容に合っていて、貢献度をアピールできる内容を伝えることが重要です。ただ夢を伝えるだけではなく、その夢を抱いた理由や具体的なエピソードも言えるとより好印象なので、ぜひ工夫しながら回答を作成してみてくださいね。

将来の夢はどのような内容でも素晴らしいものですが、「その企業でしか叶えられない夢」を話すことが人事の心をつかむコツです。夢が見つからないときは志望動機や自己分析を振り返って、自分の価値観や就活の軸を見つめ直してみましょう。