【ES】どんな趣味でも評価されるエントリーシートの書き方

就活にはエントリーシートという、履歴書のように自分自身について書く書類があります。履歴書と違う点は、エントリーシートのフォーマットは企業が作成していることでそれぞれ内容が異なる点にあります。
しかし、そんな中でも 趣味の欄が設けられていることは多くあります 。打ち込んでいる趣味が仮にあったとしても、それをどうアピールすればいいのか考えるのは意外と難しいものです。この記事ではどのようなアピールが人事に有効なのか考えていきましょう。

そもそも企業はエントリーシートから何を知りたいの?

そもそも企業がなぜ趣味という項目を設けているか考えたことはりますか?当然、就活において趣味の項目が存在するには理由があります。
株式会社リクルートキャリアによる調査によると、

企業が重視している項目は
「人柄」(92.1%)
「自社への熱意」(77.6%)
「今後の可能性(65.6%)
の順に高かった。
株式会社リクルートキャリア 「就職白書2018 -採用活動・就職活動編-」
以上から、企業は「人柄」への注目度が圧倒的に高いことがわかっています。企業が最も見ているのは依然として人柄であり、企業側は”一緒に働きたいと思える人材か。”という目線で見ていると言えます。そこに至る価値判断は企業によってさまざまではありますが、 学生は、自分の魅力を伝えることで”一緒に働きたい”と思わせられるだけの価値を伝えなければならないのです。  そのチャンスの一つが趣味というわけなのです。

エントリーシートの趣味で「一緒に働きたい」と思わせるために

趣味という項目において、企業に一緒に働きたいと思わせるために必要なことは、その趣味を通して人間性の魅力を伝えることです。
例えば極端な話、それが海外旅行やバックパッカーなどの一見目を引かれるような趣味であろうと、漫画やゲームなどといった未だ偏見の残る趣味であろうと、その趣味を通して「人間的に魅力のある人だ」と思わせることができれば勝ちなのです。
ではどのように表現すれば、自分の趣味を通して人間的魅力を伝えることができるでしょうか。

趣味を通して人間的魅力を伝えるには〇〇を表現する

人は、他人のどういった部分に魅力を感じるか考えたことはありますか?
自分が他人のどんなとこに魅力を感じるか考えてみましょう。人間的魅力というのはその人の言動や姿勢から現れる、 モノの考え方や価値観 に宿るものです。
つまり、 趣味を通してモノの考え方や価値観を表現することを目指していくのが趣味の項目における目的 になります。

エントリーシートに魅力の伝わる趣味を書くには

魅力の伝わる文章を作るにはいくつか考慮しなけばならないことがあります。
一つ一つ見ていきましょう。

エントリーシートの冒頭で趣味が何か明らかにする

まず最初に必要なのは

  • 「自分の趣味が何なのか明らかにしておく」

 

 

ことです。
基本的に人事は面接にしろエントリーシートにしろ、時間のない中で大量の人数を確認しなければならないため、就活では どんな話も簡潔かつ的確に伝える 必要があります。そのため、 常に結論は冒頭に伝え、その上でそれを深掘る内容を 後に続けるのがいいでしょう。

趣味で得られているものを分析する

自分が趣味によって得られているものがなんなのかを分析することは非常に大切です。例えば自らの趣味の話を面接でした際に聞かれることは
 「なぜその趣味をやっているのか/何が楽しいのか」 といった、あなたの 価値観を深堀ってくるような質問 がほとんどです。
例えば「読書」が趣味なら、

  • 「自分にない価値観や世界観、文化に触れることができるから」

 

 

等といったように、その 趣味を通して自分が何を求めているのか  何を得ているのか を意識してみると人間的な魅力を伝えることに繋がります。

こんなのもアリ?エントリーシートに書ける色々な趣味例

 「自分にはこれといった趣味がない・・・」 といった悩みを抱えている方が多数いらっしゃると思います。しかし、上記のことを意識して深堀りすることができれば、今まで趣味と思っていなかったようなことでも意外に人間的魅力のアピールにつなげることができます。
以下にいくつか例を紹介します。
昼寝
昼寝をすることが趣味です。単純に心地よいのはもちろん、規則正しく効率的に休息をとることで、何に対しても常時100%に近いコンディションを発揮することを可能にしています。
間食のおやつ
毎日間食におやつをとることが趣味です。できるだけ毎回違うお菓子を購入するよう心掛けていて、特に新商品や期間限定ではほぼ漏れなくチェックできています。あらゆる商品を実際に体験することで、最近ではヒットする商品は話題になる前にわかるようになってきました。
無心でテレビを見る
無心でテレビを見るのが趣味です。私の場合、テレビを見る際に思考が良くも悪くも一切働かなくなるため、ストレスが溜まっていようと安らかな精神状況に自ら落ち着かせることができます。メカニズムとしては瞑想のそれに近いと自己分析しています。

エントリーシートに書く上で注意が必要な趣味

世代間で評価の分かれる趣味

  • ギャンブル
  • 宗教や政治
  • ゲームやアニメ
上記のような趣味は、相手によっては「アレルギー」を起こされる可能性があります。本来就活という場において全ての趣味は平等に判断されるべきではあるものの、現実問題やはり面接官の主観の影響力は非常に大きいものです。
上記のような趣味は面接官の価値観次第で、アレルギー的にレッテルだけで評価を落としてしまう可能性が以前あります。しかしこの記事で紹介したように、趣味を通して自分を深掘りすることができていて、それを魅力的に伝えることができればアレルギーでも自分を魅力的に移せるkとがあります。
これらを踏まえて、このリスクを背負ったまま自分の趣味をありのまま伝えるかは自由です。結果的に自分の本当の趣味を伝えて受け入れてくれないような会社なのであれば、入社後にもありのままの自分でいることができないかもしれません。であれば、就活生側からも企業を選ぶフィルターにしてもいいかもしれません。

嘘の趣味や特技

嘘の趣味特技は、結論から言ってしまえば本当にやめたほうがいいでしょう。そもそも嘘の趣味特技は面接の際にバレますし、バレずとも自分の魅力が伝わらなくなってしまいます。その理由はこの記事で紹介した、”エントリーシートから面接官が知りたいこと”に依存します。
面接官は趣味が知りたいのではなく、趣味を通して”人柄”を知ろうとしているのに対して、嘘の趣味特技から自分の人間性を伝えることはできません。虚偽を伝えるくらいなら、自分のありのままの趣味に誇りを持って、深掘りをして伝えられるようにしましょう。

特になし

用意されている欄に何も書かないのは、自分の人間性を伝えるチャンスを逃していることになります。これは、記入している他者と比べても相対的に自分の価値を落とすことにもなります。自分の趣味がなくても、「なぜ趣味がなくても平気なのか」など、趣味から派生させて自分を深掘りし、人間性を伝えるチャンスにすることが大切です。

まとめ

とにかく大切なのは、 自分がその趣味を通して何を得ているのかを分析し、自分の人間的魅力が伝わるよう工夫して表現すること です。
上記のような文章の構成でなくとも、自分なりに自らの人間的魅力をより伝えることができると判断した方法があれば、それを試してみるのもいいでしょう。
ただ、注意しなければならないのは、 趣味欄はかなりの確率で面接時に深堀りされます。しっかりと自分で何を聞かれても平気な、深い部分まで語ることのできるものを選びましょう。 


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