エントリーシートで将来の夢を書くには?夢がない場合の見つけ方と書き方を解説

エントリーシート(ES)で自己PRや志望動機についで聞かれることが多いのが、将来に関する質問です。「今」で精一杯という学生がほとんどしれませんが、企業と学生のミスマッチを防ぐためにも、未来のビジョンを持つのは大切なことです。

今回はエントリーシートで将来の夢について聞かれた時の対処法を解説していきます。夢を見つける方法についても説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

企業がエントリーシートで将来の夢を聞く意味

そもそも、選考の過程でどうして学生の夢について聞かれるのでしょうか。はじめにエントリーシートで将来の夢を聞く真意について見ていきましょう。

【エントリーシートで将来の夢を聞く意味】①仕事内容や企業理念に合っているか

将来の夢に求められるのは「あっと驚くインパクト」ではなく、現実的な目標を持っているかどうかというポイントです。なぜなら人事は、「学生の夢が自社で実現できるか」について見極める必要があるからです。もしも学生の夢が自社で実現できない場合、ミスマッチが起きて早期退職に発展してしまうリスクが高まってしまいます。

また人事はあなたの夢から熱意を推し量り「どれだけ自社に貢献できそうか」「成長意欲はあるか」など、学生の伸び代についても注目しています。

【エントリーシートで将来の夢を聞く意味】②志望動機と整合性が取れているか

エントリーシートの将来の夢は、「心からこの企業を志望しているのか」という志望動機の裏付け的な意味でも聞かれることがあります。矛盾があると内定のためにとってつけたような夢や志望動機だと思われてしまい、指摘されたり評価が下がったりすることがあるため要注意です。

採用試験では無理に良いことを言おうとするのではなく、あなたの素直な本心を伝えるようにしましょう。エントリーシートや面接など、どこかひとつで無理をした回答をしてしまうと、全体の整合性がなくなって説得力が下がってしまいます。

エントリーシートに書く将来の夢の探し方

将来の夢を書く際に、現時点で将来の夢がなくどうしたらいいのか迷う方も多いと思います。夢は働く上での原動力になるので、あるに越したことはありません。ここからは、夢がない方に向けて、エントリーシートに書ける夢の探し方をご紹介しておきます。

【エントリーシートに書く将来の夢の探し方】①自己分析で考えを整理する

やりたいことや夢がない学生は、自己分析が足りていなくて自分の価値観や人生観がはっきりしていないことが原因かもしれません。自己分析で自分を形成している価値観や強み・弱みなどを明らかにすることで、理想の生き方が見えてくることがあります。まずは自己分析をやり直し、自分のことを深く知っていきましょう。

自己分析をやり直したい方には、以下の記事もおすすめです。質問に答えていくだけで自分のことや理想の将来が知れる、おすすめの自己分析法をご紹介しています。

効率的に自己分析を進める質問40選!答えるだけで自己分析ができる方法を徹底解説

【エントリーシートに書く将来の夢の探し方】②OB訪問をする

実際に自分が仕事をしているビジョンが見えなくて夢が見つからない時は、先輩の体験を聞いてみましょう。単に知り合いに聞くだけではなく、志望する企業のOB・OG訪問もおすすめです。

OB・OG訪問をすれば、企業研究ではわからない仕事の理想と現実が見えてきます。実際に働いている先輩からやりがいや目標を聞くと、あなたの目標設定の参考になるでしょう。OB・OG訪問をしたい時は大学のキャリアセンターに問い合わせて情報を得ていきましょう。

【エントリーシートに書く将来の夢の探し方】③内定者のエントリーシートを参考にする

内定を得た先輩のエントリーシートも、将来の夢探しの参考になります。他者の意見を見ることで、今まで自分で気がつかなかった夢が見つかることがあるかもしれません。もちろん丸々真似することは良くありませんが、共感できる点は自分のエントリーシートに取り入れてみても良いでしょう。

また、先輩のエントリーシートの内容に共通点を見つけることができれば、採用されやすいエントリーシートの特徴を知ることもできます。内定者のエントリーシートを分析することは、書類選考対策として非常に有効な手段なのです。

エントリーシートに将来の夢を書く方法

夢が見つかったら、実際にエントリーシートにその内容を書いていきましょう。とはいえ、エントリーシートにただあなたの夢を書くだけでは不十分です。エントリーシートで将来の夢を書く時は、これからご紹介するステップを踏むことで、より効果的にアピールできるようになります。

【エントリーシートに将来の夢を書く方法】①企業研究をする

将来の夢を書く時の基本は、企業研究です。なぜなら、夢は志望企業で叶えられるものでないと好印象を残しにくいからです。もし夢が企業の仕事内容に合致しないものだと判断されると、マイナス印象になってしまうこともあります。

たとえば、「みんなに愛される新商品を自分の手で作りたい」という夢を持つ学生が、商品開発とは全く関係のない金融業界に就職しても、その夢を叶えることはできません。将来の夢は必ず企業の業務とリンクさせるようにしましょう。

【エントリーシートに将来の夢を書く方法】②将来の夢を裏付ける具体例を書く

あなたの夢について説明する時は、就活のためにその場で作った夢ではないことを示す必要があります。正直なところ、企業にふさわしい模範解答のような将来の夢は、ネットを探せばたくさん出てくるでしょう。そういった夢を真似て自分の夢として伝えても良いですが、それでは内容の薄い説得力のない夢になってしまいます。

本当にあなたが抱いている夢であれば、その夢を抱いたきっかけや理由があるはずです。就活のために作った薄っぺらい夢ではないことを示すためにも、その夢を裏付ける体験や理由についてもしっかりと説明しましょう!

【エントリーシートに将来の夢を書く方法】③企業との関連性を説明する

将来の夢は、企業との関連性が大切だと何度も説明しました。夢を裏付けるエピソードが説明できたら、今度は夢と企業に関連性があること、その企業で夢が叶えられると考えた理由を示しましょう。そうすることで人事はあなたの熱意を感じ、採用することで双方にとってメリットがもたらされることをイメージしやすくなります。

「貴社でなら、みんなに愛される商品を作るという夢が叶えられると思いました」ではなく、「若者のニーズに敏感な貴社の開発部門でなら、自分の感性を磨いてより愛される商品を開発できると考えました」と、具体的に伝えることが大切です。

【エントリーシートに将来の夢を書く方法】④入社後の目標を伝える

最後のステップは入社後の目標についても言及しておくことです。エントリーシートでは、あなたの夢を語るだけでは不十分です。どんなに良い目標を持っていても、具体的な努力の姿勢や方向性が分からなければ、絵空事だと思われてしまうことがあるためです。志望度や向上心を見てもらうためにも、将来の夢の最後には具体的な入社後のビジョンを示しましょう。

エントリーシートに書く将来の夢の例文

エントリーシートに書く招待の夢の例文を確認して、どのように書くとよいのか確認しましょう。

私の夢は、さまざまな国の人が日本で幸せに生活できるようにサポートすることです。私の大学は留学生が多いのですが、留学生が日本の学生と交流することに抵抗を感じているのを見て、役に立てることがないかと考えて活動するようになりました。外国人の就労支援をしている貴社でなら、実際にこの手で外国人のサポートができるため、私の夢が叶うと考えています。入社後は就労支援をしながら、文化や習慣による各国の違いを企業に周知する活動をし、より外国人が生活しやすい社会にしていきたいと考えています。

エントリーシートで将来の夢を書く時の注意点

最後にエントリーシートで将来の夢を書く時の注意点を解説していきます。場合によってはマイナスの印象を与えてしまう可能性があるなので、事前によく確認しておいてくださいね。

【エントリーシートで将来の夢を書く時の注意点】①プライベートの夢は避ける

「〇歳までに結婚して幸せな家庭を築く」などのプライベートな夢は、エントリーシートには好ましくありません。なぜなら、その夢と企業との関連性が見出せないためです。同じ理由で「お金をたくさん稼ぎたい」という類の夢にも注意しましょう。

どうしてもプライベートの夢を盛り込みたい場合は、「幸せな家庭を築くために、○歳までにトップの営業成績を取り昇進する」といったように、業務と関連づけるようにします。その際は口だけの学生だと思われないように、夢を叶えるためにどんな努力をするのかなど、具体的なプランを説明するようにしましょう。

【エントリーシートで将来の夢を書く時の注意点】②起業が夢の場合は注意

起業に関する夢は、好意的に捉えられることもマイナスとして捉えられることもあるため注意が必要です。正直なところ、まだまだ終身雇用が根付いている日本の企業にとって、起業や転職で辞めることを前提とした学生は採用するリスクが高いです。その一方で、外資系やベンチャー企業では、起業したい学生を好意的に捉えることがあるのも事実です。

起業の夢がある学生は各企業の特色をよく考慮し、受け入れてもらえそうな企業を受ける時のみ言及するようにしましょう。

【エントリーシートで将来の夢を書く時の注意点】③「なし」とは絶対に書かない

たとえ夢がない場合でも、正直に「将来の夢はありません」と書くことは絶対に避けましょう。夢がないと書いてしまうと、向上心がない」「目標設定をして行動できない学生だと捉えられてしまうことがあります。将来の夢は、自己PRやガクチカと同様にあなたの魅力をアピールするための記述欄です。「夢がない」と書くことはチャンスを自分で潰すことになってしまうため、絶対にやめましょう。

また将来の夢の記入欄に限ったことではありませんが、エントリーシートを書く際は必ず記入欄の8割は埋めるのがおすすめです。それ以下だと、意欲がないと捉えられてしまうことがあります。

エントリーシートの将来の夢は絶好のアピールチャンス!

エントリーシートで夢を聞くことには、「自社への適性を図る」ことと「志望動機との整合性を確認する」ことの2つの意図があります。将来の夢はあなたが志望企業に最適な人材だとアピールする絶好のチャンスなので、「なし」と書くことは絶対に避けましょう。夢がない学生はこの記事を読み返し、夢の探し方をぜひ実践してみてくださいね。