「面接あっさり終わった」が不採用とは限らない!理由や合否の分かれ目とは

面接の内容は企業によって異なりますが、なかには就活生に深掘りの質問をせず、あっさり終わってしまうことも珍しくありません。面接があっさり終わった場合、「不合格なのでは?」と心配になる学生もいるでしょう。

そこで今回は、面接があっさりと終わると不合格なのかについて解説します。また、選考時間の目安をはじめ、不合格フラグ・合格フラグとも呼ばれるサインについても紹介するので、合格か不合格か心配な人はぜひ参考にしてみてください。

面接があっさり終わったら不合格?

深掘りの質問がなかったり、最終面接なのに予定時刻より早く終わったりすると、「落ちたかも…」と不安に感じる学生は少なくありません。しかし結論からお伝えすると、面接があっさり終わったからといって不合格とは限りません

その理由については、以下で詳しく見ていきましょう。

【あっさり面接が不合格とは限らない理由1】応募者が多いため

企業への応募者数が多くなると、面接があっさりと終わってしまうことがあります。というのも、応募者数が多くなるほど、就活生一人ひとりをじっくり面接で見極めることが難しいため、面接があっさり終わってしまうことがあるのです。

に就活生から人気の大手企業や知名度の高い企業などでは、人数をある程度絞るまで面接を短時間で行うケースもあります

【あっさり面接が不合格とは限らない理由2】採用担当者や面接官が多忙のため

志望企業の採用担当者が忙しくしている場合も、面接があっさり終わってしまう可能性があります。採用担当者が担っている業務は企業によって異なり、中小企業やベンチャーなどでは採用以外の業務も担当しているケースも少なくありません。

また、人事部以外の社員が面接官を務める場合は、通常の業務と面接を並行することになるため、短時間で面接を終わらせることもありま

【あっさり面接が不合格とは限らない理由3】ESの内容が良かったから

企業に提出したESや履歴書の評価が高いと、一次面接をあっさり終えるケースもあります。この場合、書類選考での評価と実際に会ってみた印象に違いがないかを確認するだけで、予定時刻よりも早く面接が終わることも珍しくありません。

また、各選考での評価が高ければ二次面接以降もスムーズに面接を終える場合があるため、不採用よりも採用の可能性が高いという見方もできます

【あっさり面接が不合格とは限らない理由4】面接序盤で通過と判断されたため

応募者の数や書類選考の評価に関係なく、面接中の印象が良ければ早く終わる場合もあります。企業ごとに求める人物像が異なりますが、志望動機やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などの回答から「自社とのマッチ度が高い」と判断されれば、面接を早く切り上げることも少なくありません。

そのため、面接があっさりと終わったとしても、面接官の反応が良ければ次の選考に進める可能性があるので、深く思い詰める必要はないでしょう

あっさり終わった面接の合格・不合格フラグは?

学生のなかには、「合格フラグ」や「不合格フラグ」が出たかどうかで合否を予測している人もいます。

ある程度の予測をして“次の選考への心構え”や“他社の選考に注力すること”などに活かせますが、あっさり終わった面接ではどういったものが合格・不合格フラグに該当するのでしょうか。フラグは確定ではないので、あくまでも参考程度に捉えておきましょう

なお、このほかのフラグについては以下の記事で詳しく取り上げています。面接内容で気になることがあった場合は、ぜひ参考にしてみてください。

面接の合格フラグはこれだ!不合格フラグや挽回方法も徹底解説

【あっさり終わった面接】合格フラグ

まずは、面接を通過した可能性が高い「合格フラグ」について見てみましょう。

合格フラグの例

面接官が会社の魅力について熱く語っていた
入社後について詳しい話をしてもらった
他者の選考状況について聞かれた

たとえ面接があっさり終わったとしても、上記に該当するものがなかったか振り返ってみてください。評価の高い就活生に対して、企業は自社の魅力をアピールしたり、入社後の詳しい話をしてくれたりします。

また、次の面接について具体的なアドバイスしてくれた場合は、合格を期待しても良いでしょう

【あっさり終わった面接】不合格フラグ

続いて、面接があっさり終わったときの不合格フラグについて見てみましょう。

不合格フラグの例

深掘りの質問をされなかった
面接中にメモを取っていなかった
退室時に面接官の反応が薄かった

不合格フラグとしては上記のものが挙げられます。ただ、もともと通過させる予定だったり、確認事項のみの質問だけをしたりする場合もあるため、こうした不合格フラグがあったとしても、最後まで結果はわかりません

どうしても諦めきれない場合は、結果が出るまで次の選考や他社の選考準備を進めておきましょう。

あっさり終わった面接が不合格だった!見直すべきポイントとは

あっさり終わった面接の結果が不合格だった場合は落ち込むかもしれませんが、就活ではその経験を次に活かすことが重要です。

ここでは、面接が不合格だった場合に見直すべきポイントを3つ紹介します。

【あっさり面接で見直すべきポイント1】的外れな回答をしていなかったか

面接では就活生の第一印象や自社にマッチする人材かどうかなどが見られていますが、気負いすぎてしまい的外れな回答をしてしまう人もいます。緊張のあまり頭が真っ白になり、言いたいことが伝わらなかったり、面接官との質問に的確に答えられなかったりすると、面接が早く終わるかもしれません。

面接官から同じ質問を何度もされたり、「つまり?」と要点を何度も聞かれたりした場合は、的外れな回答をしている可能性があります

面接での回答は結論から話すことで伝えたい内容が伝わりやすくなります。的外れな回答をしてしまった場合は、以下の記事を参考にうまく話す方法を身につけておきましょう。

面接で上手く話すには?うまく話せない原因と対策を徹底対策

【あっさり面接で見直すべきポイント2】入社意欲の高さを伝えられたか

企業の採用活動は「応募者が優秀であれば誰でもいい」というわけではありません。企業はできるだけ自社で長く貢献してくれる人材を求めているため、面接では志望度や入社意欲の高さを見極めています。

そのため、面接で入社意欲の高さをアピールできなければ、「志望度が低い」と判断されてしまうでしょう。もちろん、人柄や適性などがミスマッチと判断された場合に不採用となることもありますが、面接では自分の想いや熱意をしっかりと伝えることが肝心です。

主に志望動機で入社意欲の高さを判断されるため、以下の記事を参考に対策をしておきましょう。

【就活の志望動機】ESや面接での魅力的な伝え方を例文付きで紹介

【あっさり面接で見直すべきポイント3】企業に貢献できることをアピールできたか

面接では入社意欲の高さと同じく、自身が企業に貢献できる人材であることをアピールすることも重要です。企業は面接を通じて応募者が入社した後の姿をイメージするため、自分の強みや個性が企業や業務にどんなメリットをもたらすのかを伝えましょう。

例えば、自己PRであれば自分の強みを伝えるだけで終わる学生もいますが、その強みを活かして「志望職種で活躍したい」と締めくくるのがおすすめです。

企業への貢献をアピールする際のポイントは、以下の記事を参考にしてみてください。

【例文付き】面接で話す自己PRの作り方!好印象を与えるコツや練習方法を解説

面接があっさり終わった時も次に備えよう!

本記事で解説したように、あっさり終わった面接が不採用かどうかは結果が出るまでわかりません。面接の内容を振り返り、ある程度の予測は立てられますが、選考通過は企業側の判断に委ねられるため、結果待ちの時間を有効活用することが肝心です。

志望度の高い企業の選考ほど気になるものですが、次の選考準備や他社の選考を進めるなど、限られた時間でできる限りのことをしておきましょう。