【ガクチカ】人事が評価する『ガクチカ』の書き方例まとめ

最近頻繁に目にするようになった就活スラングのひとつ、 『ガクチカ』 
SNSを見てみても、「ガクチカが作れない・・・」等といった投稿を見かけます。この『ガクチカ』、当然就活に関連するキーワードなのですが、どういった意味なのでしょうか。

この記事で『ガクチカ』を通した就活の攻略法を見てみましょう。

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略

まず、 『ガクチカ』とは『学生時代に力を入れたこと』の略語 です。面接やエントリーシートおいて避けて通れない就活のキーポイントであり、多くの就活生が苦戦するところでもあります。

『学生時代に力を入れたこと』というのは、自分なりに何かしらあると感じている方が多いとは思いますが、 難しいのはそれを魅力的に人に伝えること です。
例えば

  • 「好成績をとり続けた」
という経験があるとして、それを伝えるのに

  • 「予習復習を行い、常に最前列で授業を聞いていた」
といった内容では不十分です。同様に、

  • 「サークルで代表を務めていた」
という経験に対して、

  • 「意見が割れてもめることがあっても、腹を割って話す場を設けるなどして運営してきた」
のような内容では 十分に魅力は伝わりません。 (後述しますが、成績やサークルの代表に魅力がないわけではありません)
では、人事はいったいこの『ガクチカ』から何を見ようとしているのでしょうか。

ガクチカにおいて、そもそも人事はデキる学生を求めていない?

例えば以下の記事は、雇用・採用に精通している海老原嗣生氏の記事です。
「7割のエントリーシートはほとんど読まれずに捨てられます!」-雇用のカリスマが語った人事のホンネと“就活”のホント(前編)-
「7割のエントリーシートはほとんど読まれずに捨てられます!」と語る海老原氏は、同時に 「あなた達は、あなたらしいエピソードを用意してください。」 と語っています。

これh、そもそも企業が欲しがる学生は企業の数だけ違うというところから理解するとよくわかります・。銀行と人材業界では必要な人材の資質が全く異なるように、その業界内でも会社によって求められる人材は異なります。そんな中で、当然どの企業からも採用したいと思われるような全方位に響く完璧なアピールなどありません。
それは以下の採用者目線の記事でもよくわかります。
採用のミスマッチを防ぐ3つの方法
この記事では 「採用のミスマッチ」 を防ぐための記事になっています。「採用のミスマッチ」とは、

  • ”学生”が”企業”に求めているもの
  • ”企業”が”学生”に求めているもの
この2つのニーズがマッチせずに、入社後の不満足に繋がり思ったように活躍できなかったり、早期退職につながったりしてしまうことを言います。

当然ですが、企業は一人採用するのにも莫大な予算を費やしています。予算がかかっている以上、その費用の効果を最大限発揮させたいと考えます。これらの課題がミスマッチである以上、採用の際にはミスマッチにつながらないよう細心の注意を払うものです。(上記の記事におけるポイント2を読むと更によくわかります)

その結果、 「企業と学生の本質的な相性」を重視した採用が現代の主流に なりつつあります。そこで、「デキる奴」や「面白い奴」に見せたいという偏差値的な考えをしてしまう学生が多い中、そもそも企業によってほしい人材が異なる現実との間で認識のすれ違いが起きているのです。

さて、では改めて企業の人事は『ガクチカ』を通して就活生の何を見ようとしているのでしょうか?

【例文】ガクチカの書き方で人事は思考回路を評価している

まず、結論から言うと人事は『ガクチカ』を通して 就活生の思考回路を評価 します。なぜなら企業と就活生の相性に一番かかわってくるのが仕事や課題に対する思考回路にあるからです。

例えばまた海老原氏の記事の話にはなってしまいますが、”改善”にアイデンティティのある会社において重視されたのが、学生の課題に対する「PDCAの姿勢」だったように、 課題解決において企業の方針と合致する思考回路を有しているか が重要なのです。
その思考回路というのは、例えば「好成績をとる」という課題に対してであれば

ガクチカ例文1

「自分の特典が取れていない苦手な科目を分析し、一日に最低1時間はそれに取り組み週末にはその進度を確認できるようなテストを行って目標達成に対する高い確度を維持し続けた」

ガクチカ例文2

「自らの特性を考慮した結果、苦手科目よりも得意科目を伸ばした方が平均的に良い成果につながることが分かったため、得意な領域では授業に先行して資格取得に動くなどして、最大限良い特典が取得できるよう努めた」

以上の例のように、一つの目標を達成するために自分がどのように考え行動したかという思考回路が読み取れるよう表現するだけでマッチする企業に強く刺さるような魅力的な内容になります。

企業に貢献できるかどうか

最後に、やはり何より見られているのは、総合的に判断して「あなたが企業に貢献できるか」です。

企業とマッチするかどうかといった話をしましたが、これはつまり今企業に必要な力をあなたが持っているか見ているということなのです。クリエイティブな企業では勤勉さよりも企画力が重視されるかもしれません。逆に、銀行などのようなところでは何かを生み出す能力よりも何かを処理する能力のほうが重視されるかもしれません。

こういった違いが企業の数だけあるのです。自分の持っている力の中で、この企業に響くものは何なのか考えていくのが重要です。

ガクチカで派手な経験は無くても平気?

このような『ガクチカ』をつくっていく上で、よく 「留学やボランティアのような華やかな経験がないけど大丈夫なのか?」 と心配する声を目にします。しかし、上記のように 大切なのはその行動における思考回路 です。

たとえ学生時代に力を入れて取り組んだことが留学やヒッチハイクであろうとコンビニ店員であろうと人事にみられる部分は変わりません。
そこに対して自分が何を考えて行動していたか。そこに魅力があれば、遊び惚けてただけでも勉強しかしていなくても間違いなく評価してくれる企業が現れます。逆に言えば、仮に留学のような華やかな経験があろうと、 アルバイト経験の方が思考して行動していたのであれば、そちらをアピールしたほうが評価に繋がる こともあります。

ガクチカは自己PRとは違う

ここまで読んで、
「あれ、自己PRとガクチカって一緒じゃね?」
と感じ方もいるかも知れません。なので、ココではっきり明言しますが、ガクチカと自己PRは違います
どのように違うかは、この2つを聞く人事側の目的を整理することで明確になります。

ガクチカを人事が聞いてくる理由は「思考回路」

人事がガクチカを聞いてくるのは、先述の通りあなたがどんな思考回路の持ち主なのかを理解するためです。あなたが課題に対してどのような方法で改善しようとしているのかを見定め、その思考回路が会社で生きるものかどうかを考えています。
そうすることで、できるだけ実際に会社で活躍できる人材を獲得しようとしています。
だからこそ重要なのは頑張っていたものの結果よりも、頑張っていた過程にどんな考えで行動していたかという「過程」の部分なのです。

人事が自己PRを聞く理由は「あなたの魅力を知るため」

自己PRは、自分の魅力を企業にPRする場です。自分の魅力が相手に響けば、その面接は合格になるでしょう。自己PRの成功にはあなたの魅力と企業の求めているものが合致してる必要もありますし、その魅力の水準が求めるレベル感ほどまで高まっている必要もあります。
魅力とは、あなたの優れている点や誇れるところです。抽象化すると、

    自己PRで伝えること
    • 継続力
    • 行動力

    などのような、自分の優れている点や誇れるところ

    などです。

    一方で、ガクチカで伝えることは、下記のような「経験とそれにおける心情や思考」になります。

    ガクチカで伝えること
    • サークル活動
    • アルバイト

    などのような、経験とそれにおける心情や思考

    このように、実は大きく違うのです。混同しがちではありますが、これがメチャクチャだと面接で人事に良くない違和感を与えてしまうことにつながるので、違いは明確に認識して、伝え方を考えるようにしておきましょう。

    ガクチカで人事が評価されるポイント

    さて、ガクチカと自己PRの違いが理解できたので、次に人事に評価されやすいガクチカを作るポイントを解説します。

    ここからの内容は非常に重要になりますので、絶対に頭に入れるようにしましょう。

    【ガクチカのポイント①】行動に明確な理由がある

    まずあなたのエピソードでは、おそらく自分が何かしらのアクションを取った話をすることになるでしょう。そこで認識敷していてほしいことは、「その行動には明確な理由があるべき」ということです。

    例えば、考えなしにその行動をしたとしても、「考えなしに行動する理由」があるはずです。

    あなたが選択した行動に対し、その理由を必ず盛り込んで下さい。なぜならそこに思考回路が現れるからです。

    【ガクチカのポイント②】自身が能動で関われている

    また、自身が能動で関われていることも重要です。能動とは受動の対義語で、要は自らの意思でその行動を起こせているかが非常に重要になります。

    例えばガクチカにおいて「ビジコンで優勝」といった内容だったとして、自分がそこに貢献できたものがすべて指示待ちの受動で行ったものだったとしたら評価対象としては厳しいものにならざるを得ません。

    もしガクチカが「居酒屋でバイト」だったとしても、あなたが自分で考えて行動したことであればそれを表現すれば評価されるでしょう。

    逆に、そういった耳障りの良い経歴をもっているとしても、受動でしか動けていなかったと感じたなら、多少地味でも他に能動的に動けた経験を探すことをおすすめします。

    また、自身が能動で関われていることも重要です。能動とは受動の対義語で、要は自らの意思でその行動を起こせているかが非常に重要になります。

    もしガクチカが「居酒屋でバイト」だったとしても、あなたが自分で考えて行動したことであればそれを表現すれば評価されるでしょう。

    【ガクチカのポイント③】会社で活躍できそうなイメージを与えられている

    そしてここが最も本質的な部分ですが、その経験・思考回路が会社で活かせそうだとイメージできる必要があります。なぜなら、そもそも企業は目の前の就活生に対して「会社で活躍してくれる人を採用する」という目的を持って採用活動を行っています。あなたにどんな素晴らしい長所があろうと、それを上手く伝えられていたとしても、結局会社で活躍できそうかイメージ點せられていなくては意味がありません。その方法として

    • 行動に明確な理由がある
    • 自身が能動で関われている

    という内容のガクチカを考えるのです。これはガクチカに限った話ではなく、そもそも面接での言動はすべてこの「会社で活躍できそうなイメージを与える」という目的であることを認識し、ずれてしまわないようにしましょう。

    ガクチカの書き方徹底解説

    さて、ガクチカについての理解も進んだのでガクチカの書き方について解説していきます。上記までで解説したような「人事が評価しているポイント」をしっかりと捉えたガクチカを作成するには、以下の表のような流れで作業をしていくと良いでしょう。順に解説していきます。

    ガクチカの書き方フローチャート

    まずはアピールする能力を設定する

    まずは企業に対してアピールする能力を設定しましょう。自分には上手く言った経験や上手く行かなかった経験があると思いますが、そのなかで企業で活かすことができそうな部分を抽出して伝えていく必要があります。

    アピールする項目を考えるには自己分析をしていく必要があります。「自分が過去の経験の中で楽しかったこと」「自分の過去の経験の中で辛かったこと」などを振り返りながら自分について見つめ直すことで、自然とガクチカは見つかることでしょう。

    自分のアピールするポイントを見つけるための自己分析としては、以下の自己分析ツールがおすすめです。自分で考えられるのなら不要ですが、もし「何をアピールすればいいかわからない」といった状態になってしまっているのだとしたら、この自己分析ツールが役に立つでしょう。

    自己分析ツールは就活が捗るから使え【Twitter就活界隈で話題】

     

    その能力を証明できたエピソードを決める

    ガクチカを探るための自己分析としてはモチベーショングラフという手法がおすすめです。

    モチベーショングラフ

    モチベーショングラフとは、自分の過去の経験から「どんなことを感じたか」を書き出していくことで、自分の今までの経験と価値観を明らかにするやり方です。モチベーショングラフを使うことで、自分が過去にどんなことをやってきたの振替いながら、同時に自分がその時何を考えてどう行動したのか振り返ることが出来、ガクチカの作成につながります。

    詳しいやり方は以下の記事にありますので、こちらをみながら自分のアピールポイントをさがしてみるといいかもしれません。

    モチベーショングラフシートで自己分析!やり方解説【テンプレ付き】

    上記のような自己分析を通して、自分のアピールしたいガクチカを決めましょう。

    打ち込んだ理由を明確にする

    アピールするガクチカの題材が決まったら、そこの深堀りをしていく必要があります。深堀りをしていく上で重要なのがこの3点。

    • 行動に明確な理由がある
    • 自身が能動で関われている
    • 会社で活躍できそうなイメージを与えられている

    先述の通り、人事が評価しているこの3点を意識しながら深堀りをしていくことが重要です。なぜ自分がそれに取り組んだのか、どう能動で関われていたかについて明確にしましょう

    打ち込んだ結果の変化を示す

    自分が能動的にそれに関わったことによって、物事がどのように変化したのかを整理しましょう。重要なのは因果関係を示すことです。

    「自分がどのような目的を持って関わった事象が、自分の手によってどのような結果を遂げたのか」
    これを明確に誰にでも伝わるように表現できるようになっていれば、そのガクチカは説得力のあるものになっているでしょう。

    能力を同会社で発揮できるかを明示する

    そして、重要なのは自分の発揮してきたものが、目の前の企業で活かすことが出来るものなのかどうかです。結局の所、企業がそれをイメージできるのならあなたはガクチカで落とされることはありません。

    ここが十分でない場合は、以下のケースが考えられます。

    1. 発揮した能力が企業の求めるものとあっていない
    2. 伝えたい能力とエピソードが結びついていない
    3. 自分のエピソードに自分自身が自身を持てていない

    1の場合は企業研究が足りていない恐れがあります。

    2の場合は自己PRの作り方が身についていない恐れがあります。下記の記事を参考にして、どのような伝え方をすれば相手に伝えたいことがしっかり届くの学び、ガクチカをブラッシュアップしましょう。

    ES落ちしない自己PRの書き方【長所別例文付き】

    3の場合は、自己分析が足りていない恐れがあります。自分がどんな人間なのか、価値観や人生観を見つめ直し、自信を持ってガクチカを伝えられるようアイデンティティの確立を図りましょう。

    自己分析って必要?誰も教えてくれない自己分析のやり方【解説動画付き】

    ガクチカで困った時は自己分析

      とはいえ、上記をふまえても思うようにガクチカはできない場合もあります。それは自分への理解が不十分だからかもしれません。自分がどんな人間なのか、どんな風にいきていきたいのか、そういった部分から自分への理解が進むとガクチカも作りやすくなるかもしれません。
      自己分析のやり方がわからなくても大丈夫です。さきほども紹介しましたが、以下の記事にて、私が推奨する最も本質的な自己分析を解説しています。

      自己分析って必要?誰も教えてくれない自己分析のやり方【解説動画付き】

      自己分析がなぜ必要かについてはもちろん、すぐに実践できる自己分析シートを公開しています。もしあなたがこの記事を読んでみて自己分析をする価値を感じることができたなら、是非とも【逆算型】の自己分析を実践してみてください。

      人事に評価されるガクチカ例のまとめ

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