【例文付き】向上心を活かした自己PRの作り方!評価されやすい伝え方を解説

この記事では、自己PRで向上心があることをアピールする方法や注意点などを例文付きで解説していきます。

自己分析をした結果、自分の強みが見えてきたとしてもアピール方法が分からずエントリーシート(ES)がなかなか完成しない…という就活生も多いのではないでしょうか。効果的に自己PRするためには、ある文章構成法が有効であるとされています。これらのポイントについては、本記事を最後まで読めば、身についていくので最後まで目を通してみてください。以上のことを踏まえて、解説していきます。

そもそも向上心は自己PRに使える?

結論から話すと、向上心は自己PRにもってこいな強みです。なぜなら向上心は自分自身のスキルを高めたり苦手な物や短所を乗り越えるために必要不可欠で、社会に出てからも必要な能力なのは間違いないからです。そのため、向上心を自己PRに使うことは非常に有効的なのです。

しかし向上心をPRする就活生は毎年数多くいるため、普通にアピールしても面接官は「またか…」と感じてしまうこともあるようです。自己PRで向上心を伝える場合はいかに印象に残るアピールができるかを考えなくてはならないでしょう。

ここで「印象に残るアピール=華のある特別なエピソード」と考える必要はありません。どんなエピソードも伝え方次第で印象は変わってくるので安心してください。

向上心とは?

向上心とは、自分をより良く成長させようとする意欲や積極的な姿勢を指します。これは、現在の自分に満足せず、新しい目標に挑戦し続けることで得られる成長の原動力となります。

就職活動や仕事の場面では、向上心のある人は目標達成に向けて努力を惜しまず、壁に直面しても乗り越える力を発揮するため、評価されやすい傾向があります。しかし、単に「頑張る」という姿勢だけでなく、自分の成長を促すための具体的な行動や計画が伴っていることが重要です。

向上心を自己PRで伝える時の5つのポイント

向上心をアピールする自己PRのエピソードを選ぶことができたら、次に評価される向上心を使った自己PRの作り方について解説していきます。今回覚えてほしいポイントは5つで、それぞれ非常に大切な物になっています。本番前にしっかりと身につけておきましょう。

「向上心」という言葉を使わない

「向上心という言葉を使うな」と言われたら疑問に思う人もいるかと思いますが、特別難しいことを言っているわけではありません。「向上心がある」と伝えても少し抽象的でイメージしにくいため、向上心という言葉を具体的に言い換えて伝えたほうがイメージが伝わりやすいのです。

向上心は様々な言い換えができます。「常に上を目指す姿勢」であったり「前に進みたいという欲望が強い」など、表現の仕方は多種多様です。自己PRを作る前に自分なりの言葉で「向上心」を言い換えてみましょう。

向上心を言い換えた例

「私は常に上を目指すことができる人間です。自らで高い目標を設定し、それに向かって進む強い力を持っているのが強みです」

なぜ頑張れるのか理由を提示する

就活ではどの企業も自己PRからあなたの人柄や性格、思考回路などを見定めています。「なぜ上を目指せるのか?」「なぜその考えに至るのか?」という部分はあなたの性格や思考回路が見えてくる部分なので、企業が見たがっている大切なポイントなのです。

「自分を高めるために、資格を取得しよう」という気持ちそのものが向上心なので、この「そもそも、なぜ頑張ろうと思ったのか?」という動機部分をしっかりと提示しておきましょう。

具体的にどんな努力をしたのかを示す

自分で設定した高い目標に到達するために、どのような努力をしたのかというエピソードを提示しましょう。具体的な努力の内容を伝えると企業にあなたの向上心を効率よくアピールすることができます。

よく就活生の中に「結果を出すために、様々な工夫をしました」などの抽象的なアピールをする人がいますが、これでは努力する姿勢が全く伝わらず、採用担当者に響かないアピールになってしまうので注意してください。

他のエピソードも用意しておく

先ほど、自己PRで使う向上心が発揮されたメインエピソードを選んでもらいましたが、メインでアピールするもの以外のエピソードも用意しておくと、より効果的に向上心をアピールできます。

エピソードを2つ提示する例

○○という努力の結果、簿記二級を取得しました。また大学2年生の頃に海外での仕事に憧れて英語の勉強を始め、TOEICの点数が400点から今では750点までスコアを伸ばしました。

このように他のエピソードも示すと説得力がさらに上がります。向上心が強い人は1つだけでなく様々な場所で強みを発揮しているはずなので、1つで終わらず、他の向上心を発揮したエピソードに触れておくと良いでしょう。

チームで何かやり遂げた事例を伝える

これはエントリーシートや履歴書を書く際はあまり必要ありませんが、面接で自己PRをした時に、「チームの中ではあなたはどんな役割を担うことが多いですか?」などの質問をしてくることがあります。この質問に対して上手く答えられないと「向上心はあるけど、チームでの活動は苦手なのか?」という負の印象が残り、評価が悪くなってしまうことがあります。

1人で頑張って目標を設定し、自分を高めながら結果を出したことをアピールするのはいいのですが、「この学生はチーム内ではどう振る舞うのだろうか?」という面接官の疑問を解消するようなエピソードを別で持っていると非常に強力です。この疑問を解消することによって「向上心」のほかに「協調性」もアピールすることができ、社会人に必要な2つの能力を持っていることが伝えられます。

向上心を自己PRで伝える時の例文

向上心をアピールする自己PRの例文を5つ紹介します。

例文1

常に上を目指す姿勢を持っているのが私の強みです。

その一例としてサークル活動が挙げられます。中高四年間、空手を習っていたことから大学でも何か武道をやりたいと思い、弓道サークルに所属しました。入部当初、サークルが経験者向けということもあり、他の部員に比べ、実力は著しく劣っていました。

しかし、そんな環境でも弓道を楽しむことを忘れず、「絶対に試合に出てやろう」と目標を持ち、練習に励んでいました。練習内容は、周りに追いつく為には練習量が必要と考え、誰よりも早く道場に行き、道場が閉まるギリギリまで練習に費やしました。その際、上手な先輩の弓の引き方など細かいところまでよく観察し、良いと思ったものは全て練習に反映させるようにしました。

結果、大学二年次には試合のメンバーに選ばれるまでに成長することができました。入賞こそできませんでしたが、今までずっと先を歩いていた先輩方と同じ舞台に立てたというのは達成感に繋がりました。私はこの経験からどんな状況でも向上心を持って取り組めるようになりました。

例文2

私は目標に向けて自ら試行錯誤を繰り返し挑戦し続ける事ができる向上心の高い人間です。

これは中学高校の6年間、ソフトテニス部で京都府1位の強豪校にて、常に自分より実力の高い人達に囲まれた競争社会に身を置いてきた事が原点だと考えます。

弱肉強食の中、自ら目標を立て周囲に追い付く為に努力し続ける事が必要でした。実際に高校入学時は部内30人中1番下の実力でしたが、近畿大会出場を目標に設定し、自分に足りない技術を習得する為に毎朝自己練習を続けました。その結果、高校2年目から部内で個人戦は常にトップの戦績を残し続け、最終的に京都府ベスト8、近畿大会出場を達成しました。大学入学後はアパレルのアルバイトで毎月個人の売上目標を設定し、関西圏売上トップを目標に働き続け、最高月220万円を売り上げ実際に達成しました。

また日本で三年間蓄えてきたビジネスの知識を基に現在は、アイルランドのダブリンシティ大学に交換留学で半年滞在し、欧米で成功してきた企業戦略について見解を深め私の研究テーマの一環である日本企業とのマーケティング手法の比較に重点を当てて勉学に勤しんでいます。私は会社で働く中でも自ら目標を立て達成する為に努力を継続し、着実に成長しながら貢献していきたいです。

例文3

私は困難な状況に直面しても、目標達成に向けて努力を続ける向上心があります。

その一例として、ゼミでの研究発表に挑戦した経験があります。ゼミでは、全員が同じテーマで研究する中、私は難易度の高いデータ分析手法を選びました。しかし、当初は分析がうまくいかず、数値が正確に出ないことが続きました。このままでは発表に間に合わないと感じ、私は文献を読み込み、教授やゼミの仲間に相談を重ねながら、試行錯誤を繰り返しました。

その結果、分析方法を改善し、正確なデータを取得できるようになりました。最終的には、発表で「独自性のある研究」と評価され、質疑応答でも的確に答えることができました。この経験を通して、諦めずに挑戦し続ける姿勢が成果につながることを学びました。

例文4

私は新しい環境に飛び込み、挑戦を重ねることで成長を続ける向上心を持っています。

その一例として、海外インターンシップに参加した経験があります。インターン先では、現地スタッフとのコミュニケーションにおいて言語の壁が大きな課題でした。しかし、私は毎日1時間のオンライン英会話を継続し、現地スタッフと積極的に会話することで英語力を向上させました。

また、現地の文化や業務フローを理解するために資料を徹底的に読み込みました。

その結果、2か月後には業務指示の共有を任され、プロジェクトの進行管理も担当することになりました。この経験を通して、挑戦を恐れず努力し続けることで成長できる自信を得ました。

例文5

私は目標に対して計画を立て、着実に成果を出す向上心があります。

その一例として、資格試験の合格を目指した経験があります。大学2年次に「中小企業診断士」の資格取得を目標に掲げましたが、初回の試験では不合格となりました。

この経験を踏まえ、私は自分の学習法を見直し、苦手分野を分析して対策を立てました。1日2時間の勉強時間を確保し、週ごとに進捗を確認する計画を立て、学習を継続しました。

その結果、翌年の試験で合格し、自分の計画力と努力の継続が成果を出すことを実感しました。この経験を通して、どんな目標でも計画を立てて着実に達成できる力を身につけました。

向上心を自己PRで伝える時の評価されやすい話し方

エピソードをより効果的に伝えらえるよう、話し方を大きく三つ工夫しましょう。

自信を持って話す

自信を持った明るいトーンで話しましょう。聞き取りやすい声の大きさを意識し、落ち着いた口調で話すことが大切です。また、面接官とのアイコンタクトを維持することで、自信と誠実さを伝えられます。

構成を明確にする

結論ファーストなど、聞き手にとって聞きやすい構成にしましょう。構成に関しては、次の「向上心を自己PRで伝える時の評価されやすい書き方」で解説しているので、それを参考にしてください。

体の動きを意識する

話し方というと、話の内容のことばかりに意識が向きがちです。しかし、話す際の身振り、手振りはそれと同じくらい重要です。適度なジェスチャーを使うことで、自分の話に動きを持たせ、聞き手の関心を引きつけましょう。

新卒と転職で自己PRの向上心アピール方法は変えるべき?

新卒と転職では、自己PRで向上心をアピールする方法は異なります。新卒は成長ポテンシャルを示すことが重視され、転職は実績を元にした成果を伝える必要があります。状況に応じて効果的なアプローチを選びましょう。

新卒就活

新卒の自己PRでは、成長意欲や学習姿勢を具体的に示すことが重要です。企業は即戦力というよりも将来的な成長を重視するため、経験よりも「困難な状況で努力し、成長したエピソード」が効果的です。たとえば、部活で目標を立てて挑戦した経験や、課題に直面しながらも成し遂げた成果を伝えると良いでしょう。

さらに、単なる努力だけでなく、「その経験を通じて何を学び、どのように次の目標に生かそうと考えているか」を述べると、長期的に成長できる人材としての印象を与えられます。新卒の自己PRは、成長意欲が未来の活躍につながることを示すのがポイントです。

転職

転職の自己PRでは、向上心を成果に結びつけた具体的な実績を伝えることが重要です。転職では即戦力としての能力が求められるため、「どのような課題に対して成長を重ね、どんな結果を出したか」を中心に話しましょう。たとえば、業務効率を改善するスキルを身につけた結果、プロジェクトの進行がスムーズになり、売上向上に貢献した事例などが効果的です。

また、「新しい知識を積極的に習得し、それを業務改善に活用した経験」も向上心を示す材料になります。過去の成果だけでなく、「今後どのように成長し続けるか」を述べると、将来性のある人材として企業に評価されやすくなります。

向上心を自己PRで伝える時の評価されやすい書き方

「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうための第一歩は、自己PRを最後まで読んでもらうとういことです。伝えたいことが不透明で長々と書いてある自己PRは、最後まで読まれる可能性が極めて低いと思ってください。そうならないためにはまず

結論から書きだしていること
文章が長くても、内容がわかりやすく簡潔であること

は最低限守るべきだと言えるでしょう。また、残念ながら就活において自己PRはウソがつかれやすい項目として知られています。虚偽の大げさで一見華やかな自己PRを述べることで高評価を得ようとする学生が多くいるため、人事側の基本的なスタンスとしては疑いの目から始まっていると考えてください。

そこで求められるのが具体性です。具体的であることや客観的な意見は、話の信頼性と説得力を高めます。以下は説得力のある自己PRをするために心掛けるべきことです。

自分の長所が活かされたエピソードがある
そのエピソードの中で、明確な成果が出ている
その成果を生むにつながった施策がある
どんな考えでその施策を行ったか述べられている

そして最後に会社は目の前の人材を採用することで会社にどんな利益をもたらしてくれるかを考えています。つまり、あなたは「あなたの長所が会社で役に立つこと」をアピールするのも忘れてはいけないのです。以上のようなことを意識すると、話の構成は自然と

1.自分の長所
2.それが活かされたエピソード
3.エピソード中の課題
4.課題解決に向けた施策
5.具体的な成果
6.その長所が会社で役に立てることをアピール

以上のようになります。
企業に自己PRを行う上で、これが基本の型になることは必ず認識すべきでしょう。しかし、必ずこのように自己PRを行わなければいけないわけではありません。自己PRをする目的である人柄を魅力的に伝え、自分が会社で役立てることを伝えることに最も適しているとされているのがこの型であるだけで、もしあなたがその目標に対してより効果的にアプローチすることができる方法を考えることができたならその方法を試してみるべきでしょう。もしかしたら、その方があなたの「人柄を魅力的に伝える」ことにつながるかもしれません。

一般社団法人 日本経済団体連合会によると、主体性は「2017 年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」で9年連続2番目に重視されていることがわかっています。しかしやはり同様のアピールを行う学生は多くいます。そもそも主体性は単体では何も生み出しません。主体性が引き金となって価値を生み出すのです。だとすれば、その主体性もってして何を生み出したのか、何を生み出すことができるのか考える必要があるのかもしれません。

以下の記事は自己PRの書き方をさらに詳しく解説しています。もっと具体体な書き方が知りたいと思った方は目を通してみることをオススメします。

【就活】自己PRの書き方と例文!絶対に落ちない自己PRを就活のプロが徹底解説

大学・高校時代の部活・アルバイトで向上心を表現することはできる?

大学や高校時代の部活やアルバイトは、向上心をアピールする絶好の場です。部活動では、技術向上や大会出場を目指す過程で、努力や挑戦を重ねる姿勢を示すことができます。

また、チームプレーの中での役割を果たしつつ自己成長を遂げた経験も効果的です。一方、アルバイトでは業務改善提案や売上目標達成に向けた工夫などを通じて、成長意欲を具体的に示せます。これらの経験を自己PRに活用する際は、向上心を持って課題に取り組み、結果を出したエピソードを具体的に述べることが重要です。

向上心を伝える自己PRのまとめ

向上心についての自己PRの解説や例文はいかがでしたか?おそらく、いざ自己PRを書く際には、疑問や不安が多々出てくると思います。もしかしたら自分の長所自体に自信がなくなってしまうかもしれません。そんな時は第三者の意見も拾ってみましょう。客観的視点からのコメントは大きなヒントになることがあります。しかし、あくまで自分のこと。外の意見は第3者の一つの意見として、鵜呑みにしすぎない程度に吸収し、そのうえで自ら思考して結論を出しましょう。

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