インターンの自己紹介で伝えるポイントとは?注意点も踏まえて解説

インターンに参加すると色んな場面で自己紹介をする機会があります。自己紹介は、いざその場で話そうとするとうまく話せなかったり、印象付けができなかったりすることが多いです。そのため事前に準備しておくことをおすすめします。

本記事では、自己紹介に必須な項目やおさえておきたいポイントについて解説していきます。

インターンの自己紹介は第一印象として重要

人は初対面の相手に対する印象を、一瞬で決めると言われています。初めて会った時の印象が、その後の人間関係に影響に与える割合は約80%という研究データもあるくらいです。

自己紹介は初めに行うものなので、その印象から仕事への向き合い方や人柄まで想像されてしまうこともあります。そのため、自己紹介がインターン全体の評価に関わると言っても過言ではありません。ここで紹介する内容を意識し、インターンで好印象を残せる自己紹介を行いましょう。

自己紹介を考える前に確認するポイント

自己紹介を考える時に確認しておきたいポイントを紹介します。

【自己紹介を準備する前に確認するポイント1】参加する目的を明確にする

まず押さえておきたいのは、インターンシップに参加する目的です。この部分が明確になっていないと、そもそもインターンに参加する意味がなく、せっかく時間を割いて参加しても時間の浪費になってしまうでしょう。

この企業のインターンに参加する目的は何なのか何を得たいと思っているのかを参加前に書き出して明確にしておくことが大切です。

【自己紹介を準備する前に確認するポイント2】企業側の意図をイメージする

参加者である自分の目的を明確にするのと同じくらい、インターンを主催する企業側の意図をイメージすることも大切です。企業が主にインターン先を開催する狙いとしては、

・学生の成長を手助けしたい
・就活の一環として学生を囲い込みたい
・自社のことを知ってもらいたい

等が挙げられます。企業が求めているものを把握した上で自分をアピールする方法を考えましょう。そうすることが、インターンでどのように振る舞えばよいかの手がかりとなります。

自己紹介に必須な項目とは?

第一印象に大きな影響を及ぼす自己紹介は、その場で作るよりも事前に用意しておくと当日も安心できます。

【自己紹介の必須項目1】学校名と氏名

挨拶に加えて、簡単に所属している学校名と学部・学科、氏名を伝えます。

例文

「おはようございます。〇〇大学〇〇学科〇年の(氏名)と申します。」

自己紹介は自分が何者であるかを伝える場です。めずらしい名前の人や、あだ名やニックネームがある人はその由来やエピソードを交えると親近感を持ってもらえる可能性がアップします。

【自己紹介の必須項目2】あなたらしさの伝わるエピソードや情報

自己紹介では所属と氏名を伝えるだけでなく、パーソナルな情報もセットで伝えましょう。採用担当者は自己紹介を通して、あなたの人柄を知りたいと思っています。

例文

関心のあること:「最近は朝読書の習慣をつけており、毎日1時間読書しています。」
趣味:「趣味はサウナで、友人と川サウナに行くこともあります。」
学業:「学校では天文学を専門に学んでおり、毎晩自宅でも星の観察をしています。」
サークル:「ダンスサークルに所属しており、毎日JAZZを踊っています。」

【自己紹介の必須項目3】参加理由や意気込み

インターンに参加しようと思った理由や意気込みを伝えましょう。参加目的や理由を伝えることで、企業側にも目的意識を持って参加しているのだとアピールでき、参加意欲も伝えられます。また、どんなことに関心があるのかを自己紹介で話しておくことで希望に近い部署や業務に配属してもらえる可能性もあります。

例文

参加目的:「マーケティング部がどのように市場の分析や新しい施策を考えているのか学びたいと思い参加しました。」
意気込み:「実際の現場を見て吸収し、営業職に必要なスキルや知識を理解したいと思っています。」

【自己紹介の必須項目4】締めの言葉

自己紹介の最後は、指導のお願いで締めくくりましょう。インターンの機会を設けてもらえたことに感謝の気持ちを伝えると、採用担当者からの印象アップも狙えます。

例文

「ご指導のほどよろしくお願いいたします。」
「3日間お世話になります。よろしくお願いいたします。」

インターン自己紹介の例文

次に実際に使える自己紹介の例文を3パターン紹介します。事前に15秒・30秒・1分の3パターンの自己紹介を準備しておくのがおすすめです。なお、各自己紹介の分数と文字数はこちらの表を参考にしてください。

15秒 70~80字程度
30秒 100~150字程度
1分 200~300字程度

【インターン自己紹介例文1】15秒で挨拶する場合

例文

おはようございます。〇〇大学〇〇学科〇年の(氏名)と申します。こちらのインターンでは△△について学びたいと思い、参加いたしました。〇日間ご指導のほどよろしくお願いいたします。

【インターン自己紹介例文2】30秒で挨拶する場合

例文

〇〇大学〇〇学科〇年の(氏名)です。最近朝読書の習慣をつけ、毎日朝1時間読書をしています。今読んでいる本は△△という本です。朝読書を始めてから一日の生活リズムが整いQOLも上がりました。今回のインターンでは実際の商談の場を見て、営業職に必要なスキルや知識について学びたいと思っています。よろしくお願いいたします。

【インターン自己紹介例文3】1分で挨拶する場合

例文

〇〇大学〇〇学科〇年の(氏名)と申します。今回のインターンでは、マーケティング部がどのように市場の分析や新しい施策を考えているのか学びたいと思っています。
私は大学のダンスサークルに所属しており、普段は週5でJAZZダンスを踊っています。今は文化祭に向けてさらに熱を入れて練習しています。
ダンスに興味のある方やマーケティングに関心のある方がいたら、ぜひ沢山お話したいので気軽に声をかけていただけると嬉しいです。
初めてのインターンに緊張していますが、積極的に学んでいきたいです。皆様ご指導のほどよろしくお願いいたします。

インターンの自己紹介で意識したいポイント4つ

インターンの自己紹介で意識しておきたいポイントを4つご紹介します。

【自己紹介で意識したいポイント1】明るい表情と笑顔

自己紹介は第一印象を左右するので、緊張してうつむいたり暗い顔をせず、明るく笑顔で話すように心がけましょう

【自己紹介で意識したいポイント2】声のトーン

普段より少し高いトーンで話すと明るい印象を与えられます。また、緊張すると声が小さくなりやすいですが、自信がないように見えてしまうので注意してください。はきはきと明るいトーンで自己紹介できるように練習をしておきましょう。

【自己紹介で意識したいポイント3】姿勢やしぐさ

姿勢が悪いと、やる気や自信が無い印象を持たれるかもしれません。背筋を伸ばし、胸をぴんと張って話す人には自信が感じられるものです。姿勢も第一印象を左右する大きな要素となるので、普段から意識しておきましょう。

【自己紹介で意識したいポイント4】目線

自己紹介をするときに緊張や恥ずかしさで下を向いてしまう方も多いですが、目線が下がってしまうと声が通りにくくなったりやる気がない印象に見えてしまったりします
その場にいる全員に聞こえるように、目線を上げ笑顔で自己紹介をしましょう

インターンで自己紹介する時の注意点

最後に、インターンで自己紹介する時の注意点を確認しておきましょう。

【インターン自己紹介の注意点1】自己PRと混乱しない

自己紹介で自分の強みをアピールするのは避けておきましょう。自己紹介と自己PRは目的が異なるので、違いを理解しておくことが重要です

自己紹介=挨拶や自分に関心を持ってもらう目的
自己PR=企業に自分を売り込む目的

自己紹介ではあなたのイメージ作りの場となるように、普段何をしているかやどんな学業を先行しているのかを伝えると良いでしょう。

【インターン自己紹介の注意点2】言葉遣いに気を付ける

インターンシップに参加する時は、口癖にも気をつけてください。

・めっちゃ
・ぶっちゃけ
・やばい
・なんか

など仲間内で話している言葉を使いすぎると、社会人としてのマナーがなっていないと思われるかもしれません。口癖は自分では気づかないことも多いので、言葉遣いに不安を感じる人は自己紹介ができたら動画に撮って確認してみるのもおすすめです。

インターンの自己紹介は事前に準備をして好印象を残そう

インターンシップ初日に行う自己紹介は、その後のインターンシップや本選考にも大きく影響します。「自己紹介を準備していなかったために、ボロボロ」ということのないようしっかり準備して、悔いのない就活をスタートしましょう!