自己PRのエピソードがない!対処法やよくある質問を紹介【例文付き】

就活のES(エントリーシート)作成時や面接対策の際に、「自己PRのエピソードがない」と嘆く学生は少なくありません。しかし、そうした学生の多くは自己PRのエピソードがないのではなく、エピソードの選び方を理解できていないケースがほとんどです。

本記事では自己PRのエピソードを見つける具体的な方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

自己PRのエピソードがない場合はどうする?

就活に向けた行動を起こしている学生のなかには、「自己PRのエピソードがない」「自分のアピールポイントが見つからない」と悩んでいる人もいるでしょう。自己PRのエピソードがないと感じている学生は多くいますが、エピソードがないと決めつけるのは早計です。

自己PRに用いるエピソードは、誰も体験していないような特別な経験である必要はありません。例えば、大学で専攻していることやアルバイト先で褒められたことなど、日常的に取り組んでいることや他人から認められたこと、日々の暮らしのなかで起こった出来事で構いません。

自己PRのエピソードが見つからない原因

自己PRのエピソードがないと嘆く学生は、自己PRで企業が見ているポイントを理解できていない可能性があります。企業が学生の自己PRから把握しようとしているのは、主に以下の3点です。

企業が自己PRで見ていること

学生の人柄や思考回路
論理的に説明する力
自社とのマッチ度合い

自己PRのエピソードが見つからない場合は、企業側の意図を理解したうえで自分らしさが伝わるエピソードを探してみましょう。たとえ大きな実績や成果がなくても、あなたの考えや行動を自分の言葉で伝えられたら、自己PRとしては満点です。

自己PRのエピソードがない場合の対処法6つ

ここからは、自己PRのエピソードがない学生に試してほしい対処法を紹介します。6つの対処法のなかから、取り組みやすい方法を選んでみてください。

【自己PRのエピソードがない1】自分史を作成する

自分史とは、幼少期から現在に至るまでの経験を時系列に並べたものです。自分史の作成は自己分析の一種で、これまでの経験はもちろんのこと、自分が大切にしている価値観や思考などが明らかになります。

自分史の作り方やフォーマットに関しては、こちらの記事をご覧ください。

【フォーマット付き】自分史を書くことで自己分析を深めよう

【自己PRのエピソードがない2】自己分析を行う

自己PRのエピソードを見つけるには、自己分析が必須です。自己分析は就活の第一歩であり、自己PRや志望動機を考えるうえで欠かせない作業となります。

自己分析のやり方はさまざまですが、初めて自己分析に取り組む学生や、手軽かつ正確な結果が知りたい学生には、キミスカが提供する自己分析ツール「適性検査」がおすすめです。移動時間やスキマ時間にサクッと診断できるので、ぜひ活用してみてください。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【自己PRのエピソードがない3】強みや長所をもとに考える

自分の強みや長所が見つかっている場合は、それらをもとに過去の経験を思い出してみましょう。強みや長所を自覚した場面や、強みや長所を発揮した場面を思い出すことで、自己PRのエピソードを見つけられます。

【自己PRのエピソードがない4】企業が求める人物像から考える

自己PRのエピソードがない場合は、企業が求めている人物像から考えるのも一つの手です。無理やり企業が求める人物像に合わせる必要はありませんが、マッチ度合いをアピールできるエピソードがあれば高評価を得られる可能性があります。

【自己PRのエピソードがない5】他己分析を行う

他己分析とは、第三者から見たあなたの印象を聞く作業を指します。自己分析とは異なり、客観的な視点で自分を分析できることがメリットです。

自分では見つけられなかった強みや長所に気づけたり、忘れていたエピソードを思い出せたりするので、自己分析とあわせて行うことをおすすめします

他己分析のやり方や実施時のポイントは、こちらの記事をご覧ください。

【質問例付き】これで誰でも他己分析マスター!やり方を詳しく解説

【自己PRのエピソードがない6】今から何かを始める

ここまで紹介した5つの対処法を試しても、自己PRのエピソードが見つからない場合があるかもしれません。その場合は、今から何かに取り組んでみるのも一つの手です。

自己PRを作成するうえで大切なことは、エピソードの具体性と仕事への活かし方を伝えることです。これから取り組むことであれば、エピソードに具体性と臨場感が生まれます。また、仕事に活かせる取り組みを選ぶことで、企業とのマッチ度合いの高さをアピールすることが可能です。

自己PRのエピソードがない学生のよくある質問(Q&A)

自己PRのエピソードがないと嘆いている学生の多くは、以下のような疑問を抱いています。ここで疑問や不明点を解消し、自己PRの作成へと進みましょう。

【自己PRのエピソードがない質問1】他の学生と被りそうなアピールでもいい?

自己PRのテーマは、他の学生と被っても構いません。たとえテーマが被ったとしても、具体的なエピソードや起こした行動、感じたこと、考えたことはそれぞれ異なります

集団面接で他の学生と自己PRのテーマが被った場合も、準備していた内容をそのままアピールして問題ありません

【自己PRのエピソードがない質問2】どうしてもガクチカに似てしまう

自己PRがガクチカと似通ったり、自己PRのテーマとガクチカのテーマが被ったりする場合があります。そのこと自体に問題はありませんが、あなたの魅力や人柄を最大限伝えるためにも、アピールするポイントや話の展開は変えるべきでしょう。

【自己PRのエピソードがない質問3】「ありません」と答えるのはナシ?

自己PRを聞かれた際に、「自己PRはありません」と答えるのは避けるべきです。自己PRがないと答えてしまうと、面接対策が不十分だと思われたり、入社意欲に欠ける印象を与えたりしてしまいます。

【自己PRのエピソードがない質問4】どうしてもエピソードがない場合は?

どうしても自己PRのエピソードがない場合は、今から何らかの取り組みを始めるのがおすすめです。エピソードがないからといって、嘘をついたり、話を盛ったりしてはいけません。面接で嘘をついてしまうと、入社後のミスマッチに苦しむことになりかねません。

自己PRのエピソードがない学生は、エピソードがないのではなく、自己PRに関して理解できていない場合がほとんどです。キミスカでは自己PRのエピソードの選び方や例文を多数紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

自己PRのエピソードはどう選ぶ?4つの選び方を紹介【例文付き】

エピソードがない学生必見!自己PRの例文3つ

自己PRのエピソードが見つからない学生に向けて、自己PRの例文を3つ紹介します。学業・アルバイト・サークルに関する自己PRの例文を作成したので、エピソード選びの参考にしてみてください。

【自己PRの例文1】学業に関するエピソード

【例文】学業

私の強みは、最後までやり遂げる力があることです。
ゼミのグループでのプレゼン発表が決まりましたが、メンバーはアルバイトや就活の準備で忙しく、なかなか意見がまとまりませんでした。そこで、私はオンライン通話を用いての意見交換を提案し、無事にプレゼン発表を終えることができました。
貴社においても、アイデアを駆使してプロジェクトを最後までやり遂げ、貢献したいと考えています。

【責任感が強い】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

【自己PRの例文2】アルバイトに関するエピソード

 

 

 

 

【例文】アルバイト

私の長所は、聞き上手なことです。相手の主張をすばやく理解し、適切な対応を講じられます。
私はテレフォンアポインターのアルバイトをしており、お客様のクレーム対応を任せられることが多々あります。
その際にお客様の不満や要望を瞬時に理解し、お客様が求める対応をとることで、追加で商品を購入していただいた経験があります。
貴社に入社後も聞く力を養い続け、頼りになる営業として活躍したいと考えています。

【聞き上手】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

【自己PRの例文3】サークルに関するエピソード

【例文】サークル

私の強みは人見知りをせずコミュニケーションを図れるところです。
大学生の時にテニスサークルに所属したのですが、入った当初は人数が20人程度で、サークル内でテニスを楽しむ程度でした。しかし、メンバーの話を聞いたところ、「もっと他の人ともテニスがしたい」という意見が多く見られたのです。
私は学部の友人や学校外の知り合いに声をかけ、テニスサークルの人数を10人増やし、学校外のテニスサークルと交流する機会を作りました。このコミュニケーション能力を活かし、貴社の商品とお客様との間をつなぐ役割を果たしたいです。

【サークル】自己PRの作り方!評価されやすい書き方を例文付きで解説

「自己PRのエピソードがない」と思い込まないで

自己PRのエピソードは、大それたものである必要はありません。エピソードがないと悩んでいる学生は、誇れる実績や成果、他の学生が経験していない体験にこだわっている場合がほとんどです。

日常に目を向け、生活のなかに散りばめられたあなたらしいエピソードを探してみてください。