自己分析で短所を見つける方法とは?面接で短所を上手に伝える方法を簡単に解説

自分自身の短所を見つけるのは意外に難しいことです。この記事で短所の見つけ方や伝える時のポイントなどを解説していきます。

短所は伝え方を工夫すれば好印象を与えることができる

短所というと、やはりマイナスな印象を与えてしまうものと思ってしまいがちですが、伝え方を工夫するだけで面接官に好印象を与えることができます。短所自体はその人の弱みであることに間違いはないのですが、そもそも短所のない人間はいません。企業側も当然そのことは理解しているので、短所があることにネガティブなイメージは持ちません。

大切なのはその短所との向き合い方です。その短所が出てしまった時の対処法や、克服するために努力していることを併せて伝えることで、課題に直面した時の向き合い方をアピールすることができます。仕事は課題→改善の連続であるため、選考において課題解決能力はかなり重要視されます。

企業が就活生に何を求めているのかを理解し、それに沿ったアピールをすることで、短所というマイナスな要因からでも高評価を得ることができるのです。

面接で短所を聞かれる理由

冒頭で課題解決能力は社会において大切と説明しましたが、それ以外にも短所を聞く理由があります。主な理由は下記2点です。

面接で短所を聞かれる理由

・客観的に自分自身を見れているか確認するため
・求める人物像にあなたがマッチしているかを見るため

面接での質疑応答は、なぜ質問されているのかを理解した上で対策をしましょう。

自己分析で短所を探す時のポイント

自分の短所が何かを探すのに最適なのは自己分析ですが、やり方を知らないと正確な分析をするのは難しいでしょう。自己分析で短所を見つけ出すためのポイントを3つほど紹介します。

【自己分析で短所を探す時のポイント1】自分の苦手なことから探す

まず一番簡単なのは、自分の苦手だなと思うことから抽象化していく方法です。例えば、友達と約束した時間に集合するのが苦手という人は、逆算して行動する事ができない、または計画性がない、という短所を持っていると言えるでしょう。このように、日頃から自分が苦手としていることから短所を見つけ出すことができます。

【自己分析で短所を探す時のポイント2】長所を裏返す

もし自分の長所が見つかっているのであれば、それを裏返すと短所が見えてくる場合があります。例えば、”行動力”が長所である場合、それを裏返すと”せっかち”と捉えることができます。

この長所を裏返すとこの短所になる、というリストを作成しましたので、自分の当てはまる長所を探し、短所を探してみてください。

長所 短所
リーダーシップがある 我が強い
責任感がある 一人で抱え込みやすい
几帳面 神経質
協調性がある 他人の意見に流されやすい
危機管理能力が高い ネガティブ思考
向上心が強い 負けず嫌い
柔軟性ある 優柔不断
努力家 一つのことに没頭しやすい
効率的に動ける めんどくさがり
論理的 理屈っぽい

もしここの表に自分の長所が載っていない場合はこちらの記事に沢山まとめているので見てみてください。

面接「長所・短所」のベストな回答例は?言い換え一覧や注意点も紹介

【自己分析で短所を探す時のポイント3】適性検査を受検する

自分で探すのが困難な場合はツールの力を借りるのも一つの手です。キミスカならあなたの人柄や適職が分かる適性検査を無料で受けることができます。

自分の得意なことと苦手なことがはっきり出るので、その結果から自分の短所を探すことが可能です。選択式の質問に答えるだけなので、興味がある方はぜひ一度受けてみてください。詳しくはこちらの記事にまとめております。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

面接で短所を伝える時のポイント

面接で短所を伝えるには工夫が必要です。ただ単に自分の弱点だけを伝えてしまうのはあまり得策ではありません。面接官に好印象を持って貰える短所の伝え方を解説します。

【面接で短所を伝える時のポイント1】短所を改善する姿勢があることを伝える

短所都どう向き合っていて、改善するためにどのような行動をしているのかが分かるように伝えましょう。例えば、自分の短所が”忘れっぽい”だとしたら、「どんなことでも必ずメモを取るように心がけています。また、リマインドをしてくれるアプリを使い、忘れることがないように対策をしています。」といったように伝えましょう。

日頃から短所に対して何も対策をしていないという人もいるかと思います。そういった人は今からやっても遅くありません。どうすれば自分の短所を改善できるかを考え、まずは1週間で良いので実践にしてみてください。

【面接で短所を伝える時のポイント2】ポジティブな言葉選びをする

短所を話すときはポジティブな言葉選びを心がけましょう。短所自体がマイナスなものではあるので、それをネガティブな言葉で伝えてしまうとマイナスイメージに拍車をかけてしまうので注意しましょう。

【面接で短所を伝える時のポイント3】伝える短所は1つに絞る

自己分析をしていると、短所がいくつか出てくることもあります。そういった場合は1つに絞るようにしましょう。これは短所に限った話ではなく、長所なども同様です。

複数挙げてしまうと、何を一番伝えたいのかがぼやけてしまい、結果なんのアピールもできていない…となってしまう可能性があるので注意が必要です。

【面接で短所を伝える時のポイント4】結論から話し始める

短所を伝えるときは必ず結論から伝えるようにしましょう。「私の短所は〇〇です…」と話し始めると、何を伝えたいのかが明確になり、聞き手も話しを理解しやすくなります。

面接で短所を伝える例文

面接で短所を伝える時の例文を紹介します。参考にしてください。

【面接で短所を伝える例文1】理屈っぽい

私の短所は理屈っぽいところです。会話や議論の際に、論理的な説明を求めすぎることがありました。この短所を改善するために、相手の意見をまず受け入れ、共感することを心がけています。その結果、円滑なコミュニケーションが取れるようになり、相手の立場を理解する力も養われました。

【面接で短所を伝える例文2】優柔不断

私の短所は優柔不断なところです。物事を決める際に悩みすぎて、判断が遅くなることがありました。改善のために、タスクに優先順位をつけ、締め切りを設定するようにしています。この取り組みを通じて、迅速かつ的確に判断できるようになり、状況に応じた柔軟な対応も身につけられました。

【面接で短所を伝える例文3】飽きっぽい

私の短所は飽きっぽいところです。新しいことに興味を持つ一方で、持続力が足りないことがありました。そこで、興味を持ったことに関して小さな目標を設定し、達成するたびに自分を褒めることで、モチベーションを維持する工夫をしています。この習慣によって、物事に継続して取り組む力が身につきました。

自己分析で短所を探すときは長所を裏返してみよう!

短所と長所は表裏一体になっていることがほとんどです。もし短所が見つからずに困っているのであれば、自身の強みから弱みを探してみましょう。

また、面接で短所を伝える際は、どのように向き合っているのか、改善するために工夫していることは何なのかを一緒に話しましょう。