終わらない就活…原因と対策を解説!就活生が今からできる挽回法とは?

就活にかかる期間は学生によって異なり、3ヶ月ほどで内定を獲得する人もいます。しかし、なかには1年以上も就活をしているのにも関わらず、「就活が終わらない…」と自信を失ってしまう学生も少なくありません。

焦ってしまいミスマッチな企業の選考を受けるのは避けたいところですが、どうすれば内定を獲得できるのでしょうか。

そこで今回は、就活が終わらない学生によくある原因と対策方法を紹介します。ぜひご自身にあてはまるものから重点的に対策していきましょう。

就活が終わらないのはなぜ?よくある4つの原因

「就活が全然終わらない」と感じる学生には、いくつかの共通点があります。特に選考に何度も落ちてしまっている人は、何が悪かったのかを振り返り、改善できていないケースがほとんどでしょう。

内定獲得の可能性を高めるためにも、まずは自分にあてはまるものがないか、以下にまとめたよくある原因を確認していきましょう。

【就活が終わらない原因1】自己分析が不十分

自己分析は、就活が上手くいくかどうかを分ける重要な作業です。自己分析が不十分だと、自分の強みや弱み、価値観などが曖昧になっているため、ES(エントリーシート)や面接で魅力的なアピールはできないでしょう

また、自己分析を行えば「就活の軸」が明確になります。就活の軸は仕事選びや会社選びの基準になり、マッチ度の高い企業を選ぶ際に役立ちます。

就活がなかなか終わらないと思い悩んでいる人は、自己分析を十分に行えているかどうか考えてみましょう。

【就活が終わらない原因2】志望動機・自己PRが薄い

就活では志望動機と自己PRが頻出の質問であり、学生がどのような回答をするのか人事担当者や面接官は入念に確認しています。これらの質問を通じて、志望度の高さや自社とのマッチ度を確かめているため、アピール内容が薄いと選考通過は難しいでしょう。

それぞれ伝えるべきポイントを以下にまとめたので、今までのアピール内容を振り返り、薄い内容になっていないか確認してみてください。

志望動機・自己PRでアピールすべきこと

志望動機:その企業でなければならない理由
自己PR:自分の強みを活かして、どのように企業に貢献できるか

【就活が終わらない原因3】面接での印象・アピールが弱い

書類選考を通過できたとしても、「いつも面接で落とされてしまう」と嘆く学生は少なくありません。面接で落とされてしまう原因はいくつかありますが、質疑応答の内容だけでなく、見た目の印象も評価されていることをご存知でしょうか。

面接官の質問に適切に答えられたとしても、挙動不審だったり自信がなさそうだったりすると、「嘘をついているのでは?」「採用したら、お客さまの前でもこういう話し方なのかな?」とマイナスの印象を持たれてしまいます。

面接で落とされる人は、アピール内容だけでなく、身だしなみや話し方、振る舞いなどに問題がないか振り返ってみましょう

【就活が終わらない原因4】志望企業の選定ミス

就活が終わらない原因として、選考を受ける企業を間違えていることも考えられます。例えば、競争率の高い企業にエントリーすると、書類選考の時点でふるいにかけられ、適性検査や面接までたどり着けないかもしれません

また、ミスマッチな企業・業界を志望している場合も注意が必要です。書類選考や面接で「募集職種に合わない」「ミスマッチの可能性が高い」と判断されてしまうため、就活が思うようにいかないでしょう。

どの企業の選考を受けるのかは、入念な準備を行ったうえで決めることが大切です。先ほど紹介した自己分析も欠かせないため、競争率の高い企業やミスマッチな企業を受けている方は、基本に立ち返ることをおすすめします。

就活が終わらない人が今からできる対策

就活が終わらない原因を特定できたら、具体的な対策を講じていきましょう。たとえ原因がわからなくとも、ここで紹介しているポイントを押さえておけば、選考通過の可能性を高められるので、一つずつ実践してみてください。

【就活が終わらない場合の対策1】自己分析をやり直す

まずは自己分析を通じて、以下の項目を整理しましょう。

自己分析で明らかにすること

強み・弱み
長所・短所
価値観
就活の軸

自己分析のやり方はいくつかありますが、おすすめはキミスカの自己分析ツールです。簡単な質問に答えていくだけで、自身の強み・弱みから価値観まで明らかになるため、自己理解を深める参考になります。また、上記に挙げた項目だけでなく、あなたに合った「適職」も提案してくれるので、ぜひご自身の就活に取り入れてみてください。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【就活が終わらない場合の対策2】企業研究をやり直す

自己分析で自身の価値観や就活の軸が明らかになったら、企業研究を行いましょう。特に、これまで知名度や待遇などで企業を選んでいた人は、自己分析の結果をもとに志望企業の選び方を考え直すことが大切です。

たとえ知名度が低くとも、優良企業やあなたに合った企業は数多くあります。マッチ度の高い企業の選考を受けたほうが選考を通過しやすくなるため、中小企業やベンチャー企業などにも目を向けて企業研究を進めましょう

企業研究については以下の記事で解説しているので、具体的なやり方を知りたい方は確認してみてください。

企業研究の正しいやり方とは?内定を勝ち取るためのポイントを徹底解説

【就活が終わらない場合の対策3】面接対策を徹底する

面接でのアピールが弱い人は、まず頻出質問への回答を準備しましょう

面接では自己PRや志望動機、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などが定番の質問です。企業によっては回答時間を設定することがあるほか、伝える内容も志望企業に合わせたほうが効果的なので、志望企業に特化した回答を考えておきましょう。

また、面接対策として模擬面接を行っておくのも欠かせません。回答の内容や話しているときの様子をチェックし、面接本番までにブラッシュアップしておきましょう。

面接の具体的な対策方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。心配な方はあわせて確認してみてください。

面接対策はこれで万全!就活生必見の事前準備・質問例・マナーとは?

【就活が終わらない場合の対策4】キャリアセンターを頼る

就活が終わらず悩んでいる人は、大学のキャリアセンターに相談してみるのも一つの手です。キャリアセンターでは毎年多くの就活生のサポートを行っており、OB・OGの紹介や模擬面接なども受け付けています。

また、大学によっては非公開求人を紹介してもらえる場合もあり、就活が終わらない学生の心強い味方になってくれるでしょう

終わらない就活に関するよくある質問

最後に、就活がなかなか終わらない学生のよくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。

【終わらない就活に関するQ&A1】いつまでに内定がないとやばい?

近年は就活が早期化しているため、就活解禁となる大学3年3月にすでに内定を獲得している人もいます。25年卒の場合は、およそ3人に1人の割合で内々定を獲得しており、4月末には6割以上、6月末には8割以上の学生が内々定を獲得しているのが実情です

就活をはじめた時期にもよりますが、大学4年の夏までに内定をもらえていなければ危機感を持ってください。時間が経つほどエントリー可能な企業も限られてくるため、5~6月に内定獲得、8月までは予備期間と捉えておきましょう。

このほか、いつまでに“無い内定”だと危ないのかは、以下の記事で詳しく解説しています。心配な方はあわせて確認しておきましょう。

いつまでに就活を終えないとやばい?無い内定の学生によくある共通点と改善策を紹介

【終わらない就活に関するQ&A2】先が見えなくて不安です。どうすればいい?

就活が終わらないと、どうしても焦ってしまうかもしれません。しかし、就活生に知っておいてもらいたいのは、周りと比較したり完璧を求めたりする必要はないことです。

たとえ早期に内定を獲得しても、入社後にミスマッチに気づき早期離職してしまうケースも珍しくありません。また、完璧主義であることは悪いことではありませんが、就活は企業ごとに選考基準が異なり「これをすれば正解」というものはありません

完璧を求めるよりも、将来やりたいことや自分が歩んでいきたいキャリアビジョンを見据えて、就活を進めてみてください。以下の記事では就活生におすすめのリフレッシュ法をまとめています。就活に疲れたときは、ぜひ試してみてください。

就活がうまくいかないときの対処法6選|原因と辛いメンタルのリフレッシュ法

就活が終わらない時はやり方を変えてみるのもおすすめ!

就活が終わらないと悩んでいる人は、まず原因を探ることから始めましょう。本記事で紹介したように、自己理解が浅かったり自己PR・志望動機が弱かったりする場合は、自己分析や企業研究などの基本的な作業を行うことが肝心です。

ただ、どうしても就活の終わりが見えず焦ってしまう人は、就活のやり方を変えてみることも検討してみましょう。例えば、逆求人サイトのキミスカでは、学生のプロフィールを見て興味を持った企業からアプローチしてくれます。従来の方法では見つけられなかった企業と出会えるチャンスなので、就活の選択肢が広がるかもしれません。