先日、 ”最高な自己PRを見つけ出す!” をコンセプトに、キミスカのメルマガ会員限定で行われた「就活応援キャンペーン」。
その中から選ばれた自己PRのうち、景品を獲得した自己PRの中の1つを本記事で紹介いたします。
自己PR例
一つの事柄に対するやり方に対して他者のやり方を真似し、吸収することができると考えています。
結論から述べているだけでなく、「ものまね力」という引きの強いキーワードで表現し、すぐにそれがどういうことなのかわかりやすく説明している。
その力はアルバイトの中でも発揮されているように感じられます。とても些細なことですが、コンビニのアルバイトの中でバックルームの置かれているジュースの在庫が溢れかえり売り場にまで出て来てしまっていることがありました。これをどうしようか、と考えたとき他のスタッフの方が一つのダンボールの空きに別の商品を詰める、という作業をやっているのを見かけました。これはいい、と思い自分も実践してみましたところ、ダンボールは減り、売り場にまで出てしまうことはなくなりましたが、あまりキレイには見えませんでした。それは、並んでいる多くの在庫のうち空いてるところに、適当に別の商品を突っ込んでいたため、一つの商品がいろいろなダンボールに点在していたためでした。その後、商品を別のダンボールに入れる前にキレイに並べてから、その空きに丁度入るぶんだけ余っている商品を入れる、とすることにしました。結果、それが他のスタッフにも広がり、在庫の溢れかえりはなくなり、それに加えて在庫管理も一目でできるようになりました。
具体的な状況を描写し、課題も明確にしてる。それに加え、どのように考え行動したのかを客観的に描写することで人間性を演出しつつも説得力を保っている。
このことには、観察力も必要なのだと思います。他者の行動を見て自らも真似する能力。それに加えて、ただの猿真似ではなく悪いところは切り捨て自らの力にし、考え、昇華し、また周りに発信することも同時にできていると思います。
自らの長所や、そこからくる行動の要素を分解し、分析することで自身の能力のイメージを効果的に相手に伝えている。
※個人の特定などにつながることのないよう内容は改変されています。
- 何か特殊な経験があるわけでも、華やかな活動をしていたわけでもないが、しっかりと 深く自分を見つめて「自らが何に長けているのか」を客観的に分析する ことで哲学に昇華させることができている
- ”結論→具体例”といった就活における自己PRの基本的な構文をとらえつつも、 「ものまね力」というキャッチーなフレーズを使うなどして興味をひきつけられている
そもそも企業は自己PRで何を見たいの?
そもそも企業はなぜ自己PRという項目を設けているか考えたことはりますか?当然、就活において自己PRが存在するには理由があります。
株式会社リクルートキャリアによる調査によると、
「人柄」(92.1%)
「自社への熱意」(77.6%)
「今後の可能性(65.6%)
の順に高かった。
株式会社リクルートキャリア 「就職白書2018 -採用活動・就職活動編-」
自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。 この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。 適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。自己PRを上手く作れない時は?
自己PRで「一緒に働きたい」と思わせるために
自己PRにおいて、企業に一緒に働きたいと思わせるためにまず必要なことは、当然読んでもらえる文書であることです。
- 結論から書きだしていること
- 文章が長くても、内容がわかりやすく簡潔であること
は最低限守るべきだと言えるでしょう。
また、残念ながら就活において自己PRとはウソのつかれやすい項目として知られています。虚偽の大げさで一見華やかな自己PRを述べることで高評価を得ようとする学生が多々いるため、人事側の基本的なスタンスとしては疑いの目から始まっていると考えてください。そこで具体性が求められるのです。 具体的であることや客観的であることは、話の信頼性と説得力を高めます。 以下は説得力のある自己PRをするために心掛けるべきことです。
- 自分の長所が活かされたエピソードがある
- そのエピソードの中で、明確な成果が出ている
- その成果を生むにつながった施策がある
- どんな考えでその施策を行ったか述べられている
そして最後に会社は目の前の人材を採用することで会社にどんな利益をもたらしてくれるかを考えています。
つまり、あなたは「あなたの長所が会社で役に立つこと」をアピールするのも忘れてはいけないのです。
以上のようなことを意識すると、話の構成は自然と
1.自分の長所
2.それが活かされたエピソード
3.エピソード中の課題
4.課題解決に向けた施策
5.具体的な成果
6.その長所が会社で役に立てることをアピール
以上のようになります。企業に自己PRを行う上で、これが基本の型になることは必ず認識すべきでしょう。
しかし、必ずこのように自己PRを行わなければいけないわけではありません。自己PRをする目的である人柄を魅力的に伝え、自分が会社で役立てることを伝える」ことにに最も適しているとされているのがこの型であるだけで、もしあなたがその目標に対してより効果的にアプローチすることができる方法を考えることができたならその方法を試してみるべきでしょう。もしかしたら、その方があなたの「人柄を魅力的に伝える」ことにつながるかもしれません。
例えばゼミ活動をアピールするにあたって「どんなことをしているゼミなのか」「どんなポジションを任されていたのか」等に重きを置きすぎてしまう学生が多くいますが、本来アピールするべきことは「どこに所属していた」よりも「何を考えて行動してきたか」にあります。どんなゼミ活動をしていていて、”自分はどんな経験をし、どんな課題があって何を考え行動してきたか。そして得どんな結果を得て何を学んだか”を深く考え、最大限自分の魅力を表現できるよう考えてみましょう。
この記事の例のいいところや改善できるところを自分で考え、あなただけの自己PRを作ってくださいね。
さいごに
「本当にスカウトされた」ゼミ活動についての自己PR例はいかがでしたか?おそらく、いざ自己PRを書く際には、疑問や不安が多々出てくると思います。もしかしたら自分の長所自体に自信がなくなってしまうかもしれません。
そんな時は第三者の意見も拾ってみましょう。客観的視点からのコメントは大きなヒントになることがあります。しかし、あくまで自分のこと。外の意見は第3者の一つの意見として、鵜呑みにしすぎない程度に吸収し、そのうえで自ら思考して結論を出しましょう。