ESや面接で必ず求められる自己PR。自分の強みや長所を考えた時に「積極性」に辿り着く就活生も多いでしょう。しかし、アピール方法によってはインパクトに欠ける自己PRになる可能性もあります。
そこで本記事では、積極性をテーマにした自己PRの作り方を解説します。ポイントや例文を参考に、あなただけの自己PRを作成しましょう!
積極性と自主性と主体性の違いとは?
就活の自己PRで積極性をアピールするなら、まずは積極性の意味を知る必要があります。また、積極性に似た言葉である「自主性」と「主体性」についても確認しておきましょう。
【積極性】 | 進んで物事を行おうとする性質 |
---|---|
【自主性】 | 他人から指示や援助を受けることなく、自ら率先してやるべきことを行う性質 |
【主体性】 | 自らの意志や判断に従って行動する性質 |
このように、積極性と自主性と主体性の3つは似ているようで異なる意味を持つ言葉です。自己PRのテーマに積極性を選ぶ場合は、自主性や主体性の方が適していないか、意味を履き違えていないかを改めて確認しましょう。
自己PRに使える「積極性」の定義とは?
ただ積極性をアピールするだけでは、効果的な自己PRとは言えません。あなたの強みや長所をより良く伝えるために、企業が求めている積極性とは何なのかを心得ておきましょう。
企業が求めているのは、自ら進んで仕事を行ったり、指示される前に改善点を見つけたりできる人材です。必要に迫られて行動するのは積極性のある人材とは言えないので、自己PRを作成する際は「自分から行動し、働きかけた」ことをアピールしましょう。
自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。 この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。 適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。自己PRを上手く作れない時は?
自己PRで「積極性」を伝える時のポイント5選
ここからは、自己PRで積極性を伝える時に押さえておきたい5つのポイントを解説します。
【自己PRで積極性を伝えるポイント】具体的なエピソードと動機を述べる
ただ「積極性がある」と伝えるだけでは、印象が薄い上に信憑性がありません。人事に好印象を残し、あなたに積極性があることを信じてもらうためにも、具体的なエピソードと動機を述べる必要があります。抽象的にならないように、あなたの過去の経験を洗い出してみましょう。
また、企業は自己PRから「性格・人柄」「思考回路」「ポテンシャル」も見ています。そのため、積極性を発揮したエピソードに「なぜその考えに至ったのか」「そこから何を学んだか」など、あなたの人柄や考え方が分かるような話も盛り込みましょう。
【自己PRで積極性を伝えるポイント】周囲に与えた影響を伝える
積極性をアピールする時、単なる「やる気がある」アピールになってはいませんか? やる気があることは社会人として当然ですし、それだけでは高評価を得ることは難しいでしょう。
そこで提示したいのが、あなたの積極性が他人にどのような影響を及ぼしたのかというエピソードです。企業は他人に良い影響を与える人材を求めているので、周囲を巻き込んで目標を達成した経験をアピールしたいところです。
【自己PRで積極性を伝えるポイント】周りと協力できるアピールをする
積極性は就活で評価されるポイントですが、伝え方によっては良い評価が得られないどころか、「自分勝手」や「慎重さに欠ける」といったようにマイナスの評価を受ける可能性もあります。
それを防止するには、積極的に物事に取り組むことができると伝えた上で、協調性があることのアピール も欠かせません。たった一人で完結したエピソードではなく、周囲と協力した経験を思い出してみましょう。
【自己PRで積極性を伝えるポイント】仕事でどう活かせるのかを提示する
自己PRで高評価を得るには、そのアピールポイントを仕事でどのように役立てられるかを提示しなければなりません。これは積極性に限った話ではなく、何をテーマにしたとしても覚えておきたいポイントです。
あなたにどれだけ素敵な長所や強みがあっても、それが仕事に活かせないなら良い自己PRとは言えません。仕事での再現性は最も重要なポイントになるので、持ち前の積極性をどのように活かせるかを提示して、入社後に活躍できることをアピールしましょう!
【自己PRで積極性を伝えるポイント】面接での振る舞いに注意する
積極性をアピールするなら、面接での振る舞いにも気を配りましょう。どれだけ良い自己PRが完成したとしても、面接で積極性が感じられない場合は信憑性が薄れてしまいます。
特に、集団面接の場合は積極 的に挙手したり、ハキハキと答えたりするなど、積極性をアピールするチャンスです。あまりに目立とうとするのはいけませんが、他の学生に順番を譲り続けていると「積極性がない」と判断されることもあるので注意しましょう。
自己PRで積極性を伝える時の注意点
次は、自己PRで積極性をアピールする時に注意したい点を解説します。
【自己PRで積極性を伝える時の注意点】抽象的なアピールにならないように
先ほどのポイントの解説でも触れましたが、自己PRは具体的だからこそ価値があります。抽象的な自己PRは他の就活生と差別化が図れないどころか、やる気がないと見なされてしまう可能性があるので要注意です。
あなたの人柄や思考回路が分かるように、あなたが考えたことや感じたことをできる限り具体的に伝えましょう。
【自己PRで積極性を伝える時の注意点】エピソードは複数用意しておく
ESや履歴書に書く自己PRが完成したからといって、安心していてはいけません。ESや履歴書は1つのエピソードで十分ですが、面接の時は複数の自己PRを用意しておく必要があります。
なぜなら、面接では「他にあなたの強みが発揮されたエピソードはありますか?」と質問されることもあるからです。こうした質問にもスムーズに対応できるように、積極性をアピールできるエピソードをいくつか用意しておくのが無難でしょう。また、求められている人材は企業によって異なるため、志望先に合わせて適切なエピソードを伝えられます。
積極性を伝える自己PRの文章構成
自己PRの作り方に悩んでいる就活生は、以下の記事を参考にしてみてください。長所別に例文もまとめているので、文章構成に不安を覚えている就活生は要チェックです!
自己PRで「積極性」を伝える例文
それでは、自己PRで積極性を伝える場合の例文を3つ紹介します。
【積極性の自己PR例文1】サークル
自身の積極性だけでなく、協調性もアピールできていますね。ここに考えたことや感じたことを盛り込むことで、あなたらしさが溢れる自己PR が完成します。
【積極性の自己PR例文2】アルバイト
アルバイト経験を自己PRにするのは難しいと感じるかもしれませんが、どのようなアルバイトでも積極性をアピールすることは可能です。積極性を発揮したエピソードを思い出せない場合は、改めて自己分析をしてみるとよいかもしれません。
【積極性の自己PR例文3】ゼミ
積極性と協調性を上手くミックスしてアピールできています。面接ではより具体的に話すことを意識し、人事に好印象を与えましょう
積極性は自己PRに最適!ただし伝え方には注意しましょう
就活の自己PRで積極性をアピールする場合は、抽象的にならないように気を付けたいところです。できる限り具体的なエピソードを盛り込み、魅力的な自己PRを作りましょう。
また、なかなか自己PRが作成できずに悩んでいる就活生は、自己分析をやり直してみてください。キミスカの自己分析ツールを使うと、より詳しく正確に自己分析ができるのでおすすめです!