就活の第一関門となるのがES(エントリーシート)選考です。つまり、エントリーシートが通らないことには就活はスタートしないのですが、なかなかエントリーシートが通らず、悩んでいる就活生も少なくありません。
そこで本記事では、エントリーシートが通らない理由5つと対策を紹介します。
エントリーシートが通らない5つの理由
自分では「100点満点のエントリーシートが完成した!」と思っているのに、なぜだか全然通らない…。そんな時は、必ず何らかの理由があります。
なかなかエントリーシートが通らず悩んでいる就活生は、以下の5つの理由に該当していないか確認しながら、自分史上最高のエントリーシートを一緒に作っていきましょう!
【エントリーシートが通らない理由】オリジナリティが無い
エントリーシートが通らない理由の1つに、オリジナリティのなさが挙げられます。オリジナリティが無いとは、簡単に言うと自己PRや志望動機が使いまわせてしまう内容であるということです。
そういったエントリーシートを提出すると、「当社である必要はないのでは?」と判断される可能性があるので注意が必要です。また、「志望動機の内容の濃さ=志望度の高さ」として判断されるので、志望動機の内容が薄ければ志望度も低いと思われてしまうでしょう。
エントリーシートにオリジナリティが無い場合の対策
ありきたりなものにならないよう、その企業でなければならない理由をもう一度じっくり考えましょう。他社と比較したり、その企業の強みを分析したりして、企業によってアピール方法を変えてみてください。
試行錯誤を繰り返すうちに、「自分の長所や経験はこの企業でしか活かせない」「自分の考えと企業理念がマッチしている」など、志望度の高さが伺えるオリジナリティ溢れる志望動機が完成します。
私が貴社を志望した理由は、論理性を尊重する社風に居心地の良さを感じたからです。私は国内市場から海外市場への転換期にあるビジネスに興味があり、大学時代から社会人の先輩に話を聞き、貴社への憧れを募らせてきました。
企業独自の社風を志望動機とすることで、企業分析をしていることをアピールできます。また、学生時代から就職に向けて行動していたことを伝えることで、意欲の高さをアピールできるでしょう。
【エントリーシートが通らない理由】アピールポイントが分かりにくい
人事は膨大な数のエントリーシートをチェックしているので、一人分のエントリーシートを見る時間が非常に短いことを把握しておきましょう。そのため、結論を後回しにしたダラダラと長い文章では、結論にたどり着く前に切られてしまう可能性があります。
私は高校と大学でパソコン部に所属していました。部活動ではエクセルとワードを扱っていたので、このスキルを活かしたいと前々から思っていました。その時に医療事務という職種に興味を持ち、貴社に入社したい気持ちが膨らみました。
この例文のようなアピールをしてしまうと、何を伝えたいのかがぼやけてしまいますので注意しましょう。
エントリーシートのアピールポイントが分かりにくい場合の対策
自分の強みを冒頭に持ってきて、何を一番に伝えたいのかを明確にしましょう。
私の強みは、パソコンスキルがあることです。高校と大学でエクセルやワードを学び、パソコンスキルには自信があります。そのスキルを活かすには、貴院のような高度なパソコンスキルが求められる国立病院こそ最適だと考えております。
この例文は結論からスタートし、自分の持ち味であるパソコンスキルがきっちりアピールできています。このような構成にすることによって、自分が伝えたいことを相手に正確に伝えることができます。
【エントリーシートが通らない理由】根拠がない
自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)で自分の強みを主張する時に、具体性や再現性がなければ信用性に欠けてしまいます。自分を良く見せるために嘘をついたところで、人事には必ずバレてしまうでしょう。
エントリーシートに根拠がない場合の対策
自分の強みが発揮された具体的なエピソードを付け加えましょう。根拠を記すことで、これまでの経験やあなたらしさを相手に伝えることができます。
私の強みは、行動力があることです。アルバイトで塾の講師として働いていた時、自主的に学生との面談の機会を設けることで、クラス全体の平均点を上げることができました。社会人になっても行動力を活かし、目標達成のために邁進していきたいと考えております。
具体的なエピソードを盛り込むことで、強みに信用性が生まれています。たとえありがちな強みであっても、あなたらしいエピソードがあれば独自性が出てくるので安心してください。
【エントリーシートが通らない理由】人柄が見えてこない
企業はエントリーシートの自己PR欄から、あなたの人柄や潜在能力を見ています。エントリーシートを通して人柄が見えてこないと、入社後のあなたを想像できず、書類の段階で落とされてしまうことが多いので注意が必要です。
エントリーシートから人柄が見えてこない場合の対策
自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)に、「どう考えて、どう乗り越え、何を学んだか」が分かるようなエピソードや経験を組み込みましょう。挫折や失敗をどう乗り越えたのか、そこから何を学んだのか、あなたはその時に何を考えたのか…。それらを簡潔にまとめることができたら、エントリーシートを通じてあなたの性格や人柄を伝えられるでしょう。
【エントリーシートが通らない理由】すべて埋めていない
エントリーシートの項目(自己PRなど)を半分しか埋めていなかったり、質問項目に「特になし」と書いてしまうのはNGです。「自由記入欄」や「他に何かあればお書きください」といった項目は、必ずすべて埋めてから提出しましょう。
エントリーシートが埋まっていない場合の対策
エントリーシートは、入社意欲をアピールする絶好のチャンスです。企業側に自分の熱意を伝えるために、どの項目も8割は埋めて提出したいところです。
エントリーシートが埋まらなかった場合
就活生の中には、エントリーシートが埋まらずに苦労している人も少なくないでしょう。しかし、書くことに困っている人は、自己分析不足と企業・業界研究不足かもしれません。自己分析が足りていないと業界研究も捗らないので、まずは自己分析から始めてみましょう。
キミスカの自己分析ツールを使うと、効率的にこなせるのでおすすめです。
エントリーシートが完成したら
エントリーシートが完成したら、客観的な意見を聞くために家族や友人に添削をしてもらいましょう。
また、弊社のありのままの末松がTwitterのDMで添削を行っているので、ぜひ活用してみてください!
エントリーシートが通らない場合は対策しよう!
連続して何回もエントリーシートが通らなかった場合は、何かしら理由があると思います。まずはその理由を見つけて対策を練り、今後の就活に繋げていきましょう!
また、一つ知っておいてほしいのがエントリーから面接まで進める割合は、平均で約50%程度だといわれていることです。これが大手企業になると約30%になり、人気企業の場合は10%を切るケースも少なくありません。なので通らなかったからといって落ち込みすぎず、前を向いて就活を進めていきましょう!