【例文】就活コンサルタントが選んだ渾身の「自己PR」~スピード感!?編~

先日、最高な自己PRを見つけ出す!をコンセプトに、キミスカのメルマガ会員限定で行われた「就活応援キャンペーン」。その中から選ばれた自己PRのうち、景品を獲得した自己PRの中の1つを本記事で紹介いたします。

自己PR例

自己PR例
私の一番の強みは何事も恐れないことによる「計画を実行に移すまでのスピード感」です。
 結論から述べていることで、文章の趣旨をはっきりさせている。また、ただ長所を表現するだけでなく、その長所がどういった自分の背室からきているものなのかという原因究明も行えていることがわかる。
 
○○○○年○○月か○年間、○○大学に国内留学をしていましたが、自分にプラスになると思ったことは即行動に移しました。約○ヶ月という短い間の中で、ここでしかできない経験をして、自分を成長させたいと思ったからです。○○学のゼミに自主的に志望理由書を書き、参加させてもらったり、○○と呼ばれる各国のダンスやファッションショーを行い、PRを行うイベントのダンス部門にオーディションに申し込み、参加したり、国内学生が国際学生に○○を案内するツアーイベントに参加したり、自分から新しいコミュニティにどんどん飛び込びました。
 具体的にどんな行動をとって、それにどんな動機があったのかを表現することで人間性を伝えることができている。
 
これらの経験から英語力や観光学の知識、臨機応変に対応する力や環境適応能力を身につけました。国内留学をしたメンバーの中で、誰よりも多くの経験をし、学び、自分の力とした自信があります!
 自らの行動によって何が得られたのか記述することで、実りのある行動を起こせたことを伝えられている。また、それを「自信がある」と強気に表現することで人間性と相まって関心を引き付けられている。
 
※個人の特定などにつながることのないよう内容は改変されています。
この自己PRのポイント
  • 経歴自体も非常に華やかなものであるが、それ以上に 「なぜ」そういった行動をとったのか、「何を得られたのか」 などといった、一つ深い部分で人間的な魅力を伝えることができている。
  • 行動的であるという人間性が文章にも表れていることで、より 人間的魅力を際立てている。 

 そもそも企業は自己PRで何を見たいの?


そもそも企業はなぜ自己PRという項目を設けているか考えたことはりますか?当然、就活において自己PRが存在するには理由があります。
株式会社リクルートキャリアによる調査によると、

企業が重視している項目は
「人柄」(92.1%)
「自社への熱意」(77.6%)
「今後の可能性(65.6%)
の順に高かった。
株式会社リクルートキャリア 「就職白書2018 -採用活動・就職活動編-」
以上から、企業は「人柄」への注目度が圧倒的に高いことがわかっています。企業が最も見ているのは依然として人柄であり、企業側は”一緒に働きたいと思える人材か。”という目線で見ていると言えます。そこに至る価値判断は企業によってさまざまではありますが、 学生は、自分の魅力を伝えることで”一緒に働きたい”と思わせられるだけの価値を伝えなければならないのです。  そのため最も大きな場が自己PRというわけなのです。

自己PRを上手く作れない時は?

自己PRを書こうとしても「アピールポイントが分からない」「上手くまとめられない」という悩みを抱えていませんか?その悩みは、キミスカの適性検査を受けて自己分析・自己理解を深めることで解決できるかもしれません。

この適性検査では、あなたの強みや職務適性、意欲の傾向、人物像などをAIが超精密に分析してくれます。AIに分析してもらうことで、自分でも気づかなかった強みを知ることができたり、自分に合った職業を見つけることができます。またキミスカでは、適性検査の結果をもとに、企業からスカウトが届きます!適性検査を受けるだけで、ES免除などの特典付きスカウトが届くのは、魅力的ですよね。

適性検査の受け方や結果の見方などは、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。

自己PRで「一緒に働きたい」と思わせるために


自己PRにおいて、企業に一緒に働きたいと思わせるためにまず必要なことは、当然読んでもらえる文書であることです。

  • 結論から書きだしていること
  • 文章が長くても、内容がわかりやすく簡潔であること

は最低限守るべきだと言えるでしょう。
また、残念ながら就活において自己PRとはウソのつかれやすい項目として知られています。虚偽の大げさで一見華やかな自己PRを述べることで高評価を得ようとする学生が多々いるため、人事側の基本的なスタンスとしては疑いの目から始まっていると考えてください。そこで具体性が求められるのです。 具体的であることや客観的であることは、話の信頼性と説得力を高めます。 以下は説得力のある自己PRをするために心掛けるべきことです。

  • 自分の長所が活かされたエピソードがある
  • そのエピソードの中で、明確な成果が出ている
  • その成果を生むにつながった施策がある
  • どんな考えでその施策を行ったか述べられている

そして最後に会社は目の前の人材を採用することで会社にどんな利益をもたらしてくれるかを考えています。
つまり、あなたは「あなたの長所が会社で役に立つこと」をアピールするのも忘れてはいけないのです。
以上のようなことを意識すると、話の構成は自然と

1.自分の長所
2.それが活かされたエピソード
3.エピソード中の課題
4.課題解決に向けた施策
5.具体的な成果
6.その長所が会社で役に立てることをアピール
以上のようになります。
企業に自己PRを行う上で、 これが基本の型になる ことは必ず認識すべきでしょう。
しかし、必ずこのように自己PRを行わなければいけないわけではありません。自己PRをする目的である 「人柄を魅力的に伝え、自分が会社で役立てることを伝える」 ことにに最も適しているとされているのがこの型であるだけで、もしあなたがその 目標に対してより効果的にアプローチすることができる方法を考えることができたならその方法を試してみるべき でしょう。もしかしたら、その方があなたの「人柄を魅力的に伝える」ことにつながるかもしれません。
例えばゼミ活動をアピールするにあたって「どんなことをしているゼミなのか」「どんなポジションを任されていたのか」等に重きを置きすぎてしまう学生が多くいますが、本来アピールするべきことは「どこに所属していた」よりも「何を考えて行動してきたか」にあります。どんなゼミ活動をしていていて、 ”自分はどんな経験をし、どんな課題があって何を考え行動してきたか。そして得どんな結果を得て何を学んだか”を深く考え、最大限自分の魅力を表現できるよう考えてみましょう。
 
この記事の例のいいところや改善できるところを自分で考え、あなただけの自己PRを作ってくださいね。

さいごに

「本当にスカウトされた」ゼミ活動についての自己PR例はいかがでしたか?おそらく、いざ自己PRを書く際には、疑問や不安が多々出てくると思います。もしかしたら自分の長所自体に自信がなくなってしまうかもしれません。
 そんな時は第三者の意見も拾ってみましょう。 客観的視点からのコメントは大きなヒントになることがあります。しかし、あくまで自分のこと。外の意見は第3者の一つの意見として、鵜呑みにしすぎない程度に吸収し、そのうえで 自ら思考して結論を出しましょう。 

適性検査とは?