先日、 ”最高な自己PRを見つけ出す!” をコンセプトに、キミスカのメルマガ会員限定で行われた「就活応援キャンペーン」。
その中から選ばれた自己PRのうち、景品を獲得した自己PRの中の1つを本記事で紹介いたします。
自己PR例
結論である自らのアピールポイントを的確に表現することで、PRの趣旨を明確にしている。
ゼミで立ち上げた○○プロジェクトでは、主に私はプロジェクトのロゴや、イベントのチラシの制作を担当しました。絵を描くことが好きだったので立候補したロゴ制作にあたって、最初は私の好きにしてよいと言われたのですが、いざ試作を提案すると、メンバーからは賛否両論でした。そこで、言葉にならずとも皆それぞれに理想の形があることに気づき、私は皆の希望を明確にすることにしました。シルエットは丸めか、直線的か。色合いは鮮やかにビビッドにするか、おとなしめにするか。最終的に10パターンほど提案した中からデザインは決まりました。
課題に対して何を考え、具体的にどのような行動をとったか具体的に記述している。
この中で、メンバー全員の意見をうまくくみ取り、一つの形に作り上げる能力が身に付きました。
結論として、経験から能力を培ったという主張に説得力がある。
※個人の特定などにつながることのないよう内容は改変されています。
- 自らの 長所の起源となるエピソード を用いることで、説得力のある自己PRを作り上げている
そもそも企業は自己PRで何を見たいの?
そもそも企業はなぜ自己PRという項目を設けているか考えたことはりますか?当然、就活において自己PRが存在するには理由があります。
株式会社リクルートキャリアによる調査によると、
「人柄」(92.1%)
「自社への熱意」(77.6%)
「今後の可能性(65.6%)
の順に高かった。
株式会社リクルートキャリア 「就職白書2018 -採用活動・就職活動編-」
自己PRで「一緒に働きたい」と思わせるために
自己PRにおいて、企業に一緒に働きたいと思わせるためにまず必要なことは、当然読んでもらえる文書であることです。
- 結論から書きだしていること
- 文章が長くても、内容がわかりやすく簡潔であること
は最低限守るべきだと言えるでしょう。
また、残念ながら就活において自己PRとはウソのつかれやすい項目として知られています。虚偽の大げさで一見華やかな自己PRを述べることで高評価を得ようとする学生が多々いるため、人事側の基本的なスタンスとしては疑いの目から始まっていると考えてください。そこで具体性が求められるのです。 具体的であることや客観的であることは、話の信頼性と説得力を高めます。 以下は説得力のある自己PRをするために心掛けるべきことです。
- 自分の長所が活かされたエピソードがある
- そのエピソードの中で、明確な成果が出ている
- その成果を生むにつながった施策がある
- どんな考えでその施策を行ったか述べられている
そして最後に会社は目の前の人材を採用することで会社にどんな利益をもたらしてくれるかを考えています。
つまり、あなたは「あなたの長所が会社で役に立つこと」をアピールするのも忘れてはいけないのです。
以上のようなことを意識すると、話の構成は自然と
2.それが活かされたエピソード
3.エピソード中の課題
4.課題解決に向けた施策
5.具体的な成果
6.その長所が会社で役に立てることをアピール
企業に自己PRを行う上で、 これが基本の型になる ことは必ず認識すべきでしょう。
しかし、必ずこのように自己PRを行わなければいけないわけではありません。自己PRをする目的である 「人柄を魅力的に伝え、自分が会社で役立てることを伝える」 ことにに最も適しているとされているのがこの型であるだけで、もしあなたがその 目標に対してより効果的にアプローチすることができる方法を考えることができたならその方法を試してみるべき でしょう。もしかしたら、その方があなたの「人柄を魅力的に伝える」ことにつながるかもしれません。
例えばゼミ活動をアピールするにあたって「どんなことをしているゼミなのか」「どんなポジションを任されていたのか」等に重きを置きすぎてしまう学生が多くいますが、本来アピールするべきことは「どこに所属していた」よりも「何を考えて行動してきたか」にあります。どんなゼミ活動をしていていて、 ”自分はどんな経験をし、どんな課題があって何を考え行動してきたか。そして得どんな結果を得て何を学んだか”を深く考え、最大限自分の魅力を表現できるよう考えてみましょう。
この記事の例のいいところや改善できるところを自分で考え、あなただけの自己PRを作ってくださいね。
さいごに
「本当にスカウトされた」ゼミ活動についての自己PR例はいかがでしたか?おそらく、いざ自己PRを書く際には、疑問や不安が多々出てくると思います。もしかしたら自分の長所自体に自信がなくなってしまうかもしれません。
そんな時は第三者の意見も拾ってみましょう。 客観的視点からのコメントは大きなヒントになることがあります。しかし、あくまで自分のこと。外の意見は第3者の一つの意見として、鵜呑みにしすぎない程度に吸収し、そのうえで 自ら思考して結論を出しましょう。
客観的意見を取り入れるためのツールとして最もおすすめなのは友人や先輩、家族ではありますが、こちらの適性検査も大きく役立ちます。
適性検査では150問の選択式の質問に答えていくだけで
あなたの強み、意欲・価値観の傾向、職務適性までもが点数としてわかります。
また、人物像についてコメントされ、各能力が折れ線グラフで可視化されるので、
- 自分の特徴は何か?
- どんなところを気を付ければ良いか
を客観的に見ることができます。
自分を知るうえで、客観的な分析を行いたい際にはぜひ受験してみてください!
適性検査とは?