この記事では、自己PRで「明るさ」を効果的に伝える方法や注意点などを例文付きで解説していきます。
皆様こんにちは。累計1万人以上の学生にセミナーを通して就活ノウハウを発信している蛭牟田(ヒルムタ)と申します。
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明るさは自己PRになる?
明るい人は人間的に魅力的ですが、ビジネスにおいて明るさが武器になるかどうかは別問題です。なぜなら「プライベートで好まれる明るさ」と「ビジネスで必要とされる明るさ」は、まったく別物だからです。
面接やESで「私は明るい性格です」とアピールしても、ビジネスで好まれる自己PRにはなりません。明るさを効果的に言い換えて仕事とリンクさせることで、魅力的な自己PRが完成するのです。自己PRで明るさをアピールする時は、その性格がどうビジネスに利益をもたらすのかを明確にしておきましょう。
ビジネスで求められる明るさとは?
ではビジネスで求められる明るさとは一体どんなものなのでしょうか。たとえば、明るい性格で以下のようなメリットをもたらすことができれば、ビジネスシーンでも貢献できる人材だということを印象づけられます。
・人の意見を受け入れられる包容力がある
・職場の雰囲気を良くできる チームのメンバーの士気を高められる
・課題に前向きに取り組める
とくにビジネスでは、楽しくてうまくいっている時だけではなく、課題や困難にぶつかった時でも、前向きに明るく対応できる性格だと評価されます。自己PRを作る際は、困難を明るさで乗り越えたエピソードを、盛り込むようにしましょう。
明るさがアピールできる職種
明るい性格の持ち主は企業に重宝される人材です。中でも、販売や接客業、営業は明るい性格が好まれる職種です。ただし、明るさだけでは顧客獲得はできません。明るさと一緒にコミュニケーション能力や傾聴力、忍耐力や柔軟性などが一緒にアピールできると、より印象深い自己PRになるでしょう。
自己PRで明るさをアピールするときのポイント
ここからは、実際に明るい性格を使った自己PRを作成する時の、ポイントについて解説していきます。自己PRを作ったことがない学生も、このポイントを押さえた書き方をすれば、効果的な自己PRが完成するので、ぜひ実践してみてください。
【自己PRで明るさをアピール】エピソードは具体的に話す
ただ明るいことをアピールしても、内容が抽象的すぎたらあなたの魅力は伝わりません。明るさを裏付ける過去のエピソードを伝えることで、人事を納得させられる自己PRになります。「私にはアピールできる大きな実績はないし…」と頭を悩ませる必要はありません。就活で求められていることは、学生の実績やすごい体験ではないのです。
「辛い時も笑顔で頑張れる」「元気な挨拶が得意」など、些細なことでもあなたの魅力が伝われば立派な自己PRになります。明るさが大切だと思う理由や、明るさで困難に立ち向かった経験を、具体的に説明していきましょう。
【自己PRで明るさをアピール】学びや生じたメリットを伝える
自己PRでどんなに良いエピソードを話しても、そこから何も得られなければただの自慢話になってしまいます。明るさを通して何を乗り越え、何を学んだかを提示することで、あなたの性格や努力できる動機を伝えられるようになるのです。
とくにビジネスシーンでは、どんなに明るくて良い性格でも、結果を生み出せなければ魅力は半減してしまいます。明るさがプラスの結果を生み出した経験がある場合は、大きなアピールになるので、必ず自己PRに盛り込んでおきましょう。
【自己PRで明るさをアピール】仕事でどう活かせるかを話す
企業が最も重視しているのは、「その学生を採用することによってどんなメリットがもたらされるか」というポイントです。したがって、明るさが企業にどんな利益を与えられるかをアピールできれば、より好印象を残すことが可能となります。
「これまでや今の実績」ではなく、「これから企業でどんなことができるか」を最後に付け足しておくと高評価でしょう。
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明るい性格を自己PRに使う時の注意点
明るい性格は、伝え方を間違えると、マイナスのイメージを残してしまう可能性もあるアピール材料です。したがって、正しく伝えてマイナス印象を与えるリスクを最小限に抑えることが大切なのです。ここからは、明るい性格を自己PRで伝える時の注意点についてご紹介していきます。
【明るい性格を自己PRに使う時の注意点】言い換えよう
明るいだけでは、自己PRとしての魅力が弱いです。なぜなら、明るさの定義は人によって異なり、明るさを具体的な能力と結びつけることが難しいからです。明るさを効果的に伝えるには、他の言葉で言い換えることがおすすめ。そうすることで業務とのリンク度がアップして、より効果的にアピールできるようになります。
・どんな状況でも笑顔で課題に取り組める
・辛い時でも前向きでいられる
・気持ちの切り替えが上手
・チャレンジ精神が旺盛
・ムードーメーカーになれる
・社交性があり、初対面の相手の心も掴める
・チーム全体を巻き込む行動力がある
営業職なら「社交性がある」、事務職なら「社内のムードメーカーになれる」といったように、希望する業界や職種に合わせて言葉を選ぶことがポイントです。ぜひ、あなたの性格を表せるピッタリの言い換えを探してみましょう。
【明るい性格を自己PRに使う時の注意点】マイナス要素を補う内容にする
明るい性格の自己PRは、聞き手によっては「ただ明るいだけで計画性や思慮が足りない人だ」と捉えられてしまう可能性があります。また、ムードメーカーをアピールする場合は、「調和を取るばかりで主体性がない人だ」と捉えられることもあるかもしれません。このように、明るい性格にはポジティブな一面だけではなく、マイナスの一面もあるのです。自分のアピール内容にマイナスポイントがあると感じたら、それを補う自己PRにする必要があります。
たとえばムードメーカーであることをアピールする場合、「周囲の意見を聞きながら、折衷案を考えて提案した」経験などを盛り込みます。こうすることで、主体的に行動できることもアピールでき、マイナスポイントを補えるのです。
【明るい性格を自己PRに使う時の注意点】面接での対応に気を付ける
明るさを自己PRに使った場合、本当に明るい性格かどうかを面接で観察される可能性が高いです。面接で質問された時に暗い様子だと、自己PRの信憑性が落ちてしまうこともあるでしょう。面接では声の大きさや表情、笑顔などを見られるため、立ち居振る舞いでも明るさをアピールしていきましょう。
明るい性格を活かした自己PRの例文3選
ここからは、実際に明るい性格を自己PRの盛り込んだ例文をご紹介していきます。どのように自己PRを書いたら良いか分からない学生は、ぜひ参考にしてみてください。
【明るい性格を活かした自己PRの例文】ゼミ活動
ゼミ活動をしている時、グループ討論会での発表内容でメンバーが対立してしまったことがあります。その時にメンバー間の雰囲気を良くしたいと思い、私が間に立ってみんなと交渉することにしました。お互いの意見を聞いたところ、異なる意見の中にも共通点があることに気がつきました。
そこで私は、共通点を網羅した新しい意見を提案しました。その意見はゼミのメンバーに支持され、結果的にお互いが歩み寄って前より絆が深まりました。
この性格を活かし、貴社の事務職でも良好な人間関係を築いていきたいと考えています。
【明るい性格を活かした自己PRの例文】アルバイト
私の明るい性格は、貴社の販売職でも活かせると考えております。
【明るい性格を活かした自己PRの例文】サークル活動
貴社でもチーム全体の士気を高めて、社内でトップの成績を獲得することが目標です。
どんな企業でも必要とされる明るい性格を上手にアピールしよう!
場の雰囲気を良くしたり取引先との関係を良好にしてくれたりする明るい性格の人は、どの企業でも必要とされる人材です。
ただし、明るいだけでは業務はこなせません。単に明るいだけではなく、ビジネス的なメリットが生み出せることを、面接やESではアピールしていきましょう。明るさをアピールする際は、この記事を参考にして上手に言い換えたり、他のスキルと組み合わせてあなたらしさを伝えていきましょう。