この記事では、業界研究におすすめな本や業界研究のやり方などを解説していきます。
皆さんこんにちは。月間PV62万件を突破したメディア、『就活研究室』編集長の大舘(オオダチ)です。
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本を買う前に業界研究の目的を押さえよう
業界研究の本を購入する前に、業界研究の目的を確認しておきましょう。何の目的もなく業界研究をしたところで、就活に活用することはできません。業界研究の主な目的は、下記の通りです。
- 描いたキャリアを歩むため
- 興味を見つけるため
- 自己分析や志望動機を深めるため
業界研究を行うと、業界の成長性や将来性を把握できます。その上で就活を進めていけば、自分が思い描いたキャリアを歩めるでしょう。
また、やりたいことが見つかっていない学生は、自分の興味を探る手段として業界研究を活用してみてください。いろんな業界の知識を深めていくと、興味の幅が広がります。
さらに「他の業界ではなく、この業界を選んだ理由」を明確にしておけば、自己分析を深めることができ、志望動機にオリジナリティが出てきます。業界研究を行う際は、この3つの目的を見失わないようにしましょう!
業界研究におすすめの本6選
業界研究の本を選ぶ上で重要なのは、「信頼性」と「根拠のあるデータ」です。業界研究に関する本は多数出回っていますが、中には信頼性の低い本も販売されています。必ず出版社や著者のプロフィールに目を通し、個人の主観で書かれたものではないことを確認しましょう。
それでは信頼性が高く、根拠のあるデータが記載されている業界研究におすすめの本を6冊ご紹介します。まずは気になった1冊を手に取り、興味の幅を広げましょう!
【業界研究におすすめの本】業界地図(東洋経済新報社)
累計180万部を突破した東洋経済新報社の『業界地図』。10年連続で売上げNo.1の業界地図では、173業界4040社の現在・未来が徹底的に解説されています。業界の動向や提携関係など、業界の最新事情を知るのに最適な1冊です。
業界地図のおすすめポイントは、業績の動向を分かりやすくまとめた「業界天気予想」が掲載されていることです。カラフルな6種類のお天気マークを用いて、直近と次年度の業績の動向が示されています。勢いのある業界が一目で分かるので、買っておいて損はないでしょう。
【業界研究におすすめの本】日経業界地図(日本経済新聞社)
日本経済新聞社が発刊する『日経業界地図』。178業界の情報が収録されているので、より多くの業界を把握したい学生には東洋経済新報社の業界地図より日経業界地図をおすすめします。
日経業界地図の特徴は、初任給や企業の平均年齢などを網羅していることです。コロナショックで影響を受けた業界・企業についても記載されているので、ぜひ最新版を購入してタイムリーな情報をゲットしましょう。
【業界研究におすすめの本】業界&職種研究ガイド(マイナビ出版編集部)
マイナビ出版編集部の『業界&職種研究ガイド』は、志望業界や興味の幅を広げたい学生にぴったりの1冊です。
業界&職種研究ガイドのおすすめポイントは、業界の基礎知識や仕事内容だけでなく、隠れた優良企業を見つける方法も紹介されていること。これまで知らなかった業界に出会い、自分に合った仕事を探すヒントとして活用しましょう。
【業界研究におすすめの本】図解入門業界研究シリーズ(秀和システム)
秀和システムが発刊する『図解入門業界研究』シリーズ。図解入門業界研究シリーズは、各業界に特化した業界研究をしたい学生向けの本です。
「化学業界」「金融業界」「食品業界」「広告業界」「アパレル業界」など、それぞれの業界の基礎や動向が分かりすく解説されています。まずは業界地図や日経業界地図で幅広い情報を得てから、気になった業界を図解入門業界研究シリーズで掘り下げるといいでしょう。
【業界研究におすすめの本】業界大研究シリーズ(産学社)
産学社が発刊する『業界大研究』シリーズ。図解入門業界研究シリーズと同じく、各業界に特化している業界研究本です。志望業界が決まっている学生や、1つの業界を深く研究したい学生に手に取ってほしい1冊ですね。
業界大研究シリーズの特徴は、「AI・デジタル業界」「AI・5G・IC業界」といった比較的新しい業界の研究本も発刊されていること。巻末には各社の人事部が回答した企業データが盛り込まれているので、信頼性は抜群です!
【業界研究におすすめの本】図解即戦力シリーズ(技術評論社)
技術評論社の『図解即戦力』シリーズ。各業界に特化している図解即戦力シリーズは、数ある業界研究本の中でもとくにレビューの評価が高い1冊です。
図解即戦力シリーズのポイントは、図解や絵が多用されていることです。業務内容や現状が詳しく解説されていますが、図や絵が多いので堅苦しさはありません。就活中だけでなく、就職後にも役立つ1冊になること間違いなし!
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業界研究のやり方を4ステップで解説
業界研究に役立つ本をご紹介しましたが、本を読んだだけで業界研究を終えた気になるのは早計です。そこでここからは、業界研究のやり方を4ステップで解説します。業界研究本を就活に活用するために、4つのステップを押さえておきましょう。
【業界研究のやり方】業界全体を大まかに把握する
まずは業界の全体像を大まかに把握する必要があります。どんな業界があるのか、業界と業界の関係はどうなっているのか、業界ごとの職種や仕事内容など、広く浅く構造を理解しましょう。
業界研究をすると、これまで知らなかった魅力的な企業が新たに見つかることもあります。すでに志望業界が決まっている学生も、まだ知らない業界と出会うためにいろんな業界を見てみましょう。
【業界研究のやり方】興味のある業界を絞る
業界全体を大まかに把握したら、興味のある業界をいくつかピックアップしましょう。ここで1つに絞る必要はありませんが、選択肢が多すぎても就活を進めにくくなるので、3~5個程度には絞っておきたいですね。
業界を絞った後は、その業界の主要企業や売上げ順位、優良企業を確認しておきましょう。
【業界研究のやり方】1つの業界について詳しく調べる
続いて、3~5個まで絞った業界を1つずつ調べていきます。ここで活躍するのが図解入門業界研究シリーズや業界大研究シリーズ、図解即戦力シリーズといった1つの業界に特化した業界研究本です。
1つの業界について詳しく調べていると、気になる企業が出てくることがあります。志望企業が見つかった学生は、企業研究で揃えるべき本を活用して企業研究も始めましょう!
【業界研究のやり方】アウトプットする
業界研究は就活に必須の要素ですが、インプットばかりに時間を費やすわけにはいきません。業界研究で得た知識を反映させたエントリーシートを添削してもらったり、OB訪問で自分の意見や考えを伝えたりと、アウトプットすることが肝心です。
いつインプットからアウトプットに移行するべきか悩んだら、以下の業界研究のゴールを参考にしてください。
- その業界を志望する理由を人に伝えられる
- その業界で活かせる自分の能力を明確にする
- 志望する業界の将来性・成長性・安定性を把握する
自分に合う業界が見つかる自己分析ツール「適性検査」って何!?
業界研究に役立つ本を読んでも自分に合う業界が見つからず、困っている学生もいるのではないでしょうか?そんな学生におすすめしたいのが、逆求人型の就活サイト『キミスカ』が提供している最強の自己分析ツール「適性検査」です。
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業界研究におすすめの本を読み、入社後の自分をイメージしよう!
すでに志望業界や志望企業が決まっている学生にとって、業界研究は無駄な作業に思えるかもしれません。しかし、業界研究は自身の興味の幅を広げ、自己分析や志望動機を深めるために必要な作業です。
業界研究のポイントは、できるだけたくさんの業界を知ることです。ネットで検索するのもアリですが、業界研究本にはこれまで興味のなかった業界や新しい業界も掲載されています。業界研究におすすめの本を活用して、まだ知らない業界や企業との出会いに期待しましょう!