【例文付き】面接で強み・弱みを伝えるポイント3つ!見つけ方や注意点も解説

面接の頻出質問の一つに、「あなたの強みと弱みを教えてください」という質問があります。誰しも強みや弱みがあるものですが、面接の場ではどのように答えるべきなのでしょうか。

本記事では、面接で強みと弱みを聞かれた場合の答え方を解説します。また、強みと弱みを見つける方法や注意点、面接で使える例文もまとめました。

面接で学生の強みと弱みを聞く理由

就活の面接では、強みだけでなく弱みを聞かれることも多くあります。企業はなぜ学生の強みと弱みを聞くのでしょうか。企業が面接で学生の強みと弱みを質問する主な理由は、以下の4つです。

企業が面接で学生の強みと弱みを質問する理由

・学生の人柄を把握するため
・自己分析ができているか確認するため
・社風とマッチしているか把握するため
・業種や職種に向いているか確認するため

具体的には、学生の強みから入社後どのような活躍を見せてくれるかを確認し、弱みから物事の捉え方や課題解決能力の有無を確認しています

面接で答える強みと弱みを見つける方法4つ

強みと弱みに関する質問は、就活の面接の頻出質問の一つです。あらかじめ回答を用意しておく必要がありますが、現時点では自分の強みと弱みを見つけられていない学生もいるでしょう。

そんな学生に向けて、面接で答える強みと弱みの見つけ方を紹介します。あわせて、強み・弱みについて解説しているこちらの記事もチェックしてみてください。

自己PRで使える「4種のタイプ別強み一覧」と例文【詳しい解説付き】

 

自己分析で短所を見つける方法とは?面接で短所を上手に伝える方法を簡単に解説

 

【面接の強みと弱みの見つけ方1】過去を振り返る

自分の強みと弱みを見つけるために、過去の振り返りから始めましょう。幼少期から現在までの経験を一通り書き出し、出来事の共通点や気付きをまとめてみてください

また、これまでの経験を年表のようにまとめた自分史を作成してもよいでしょう。自分史とは「自分の過去から現在の経験をまとめたもの」を指し、過去の出来事を年代ごとに書き出していく方法です。

自分史の作り方は、以下の記事で詳しく解説しています。

【フォーマット付き】自分史を書くことで自己分析を深めよう

【面接の強みと弱みの見つけ方2】自己分析をする

強みと弱みを見つけるには、自己分析が必要不可欠です。自己分析は就活の第一歩といわれるほど重要な作業であり、就活の基盤となります。文字通り、自己分析は自分自身を分析する作業を指しますが、意外と難しく時間もかかることから苦手意識を抱いている学生も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、キミスカが提供する自己分析ツール『適性検査』です。

適性検査では自身の強みや弱みだけでなく、適性や適職などの結果も確認できます。完全無料で利用できるので、この機会に試してみてはいかがでしょうか。

キミスカ適性検査の受け方と結果の見方!自己分析ツールの使い方を解説

【面接の強みと弱みの見つけ方3】弱みもしくは強みを裏返す

強みと弱みのどちらか一方のみ見つかっている場合は、それを裏返してみてください。以下に弱みを裏返した例を挙げているので、それぞれ確認してみましょう。

弱み→強み

・流されやすい→協調性がある
・心配性→計画性がある
・マイペース→意志が強い
・理屈っぽい→論理的である
・八方美人→人当たりがよい

このように、弱みを裏返すと強みになり得ます。反対に強みも弱みになり得るので、弱みもしくは強みが見つかっていれば悩む必要はありません。

【面接の強みと弱みの見つけ方4】第三者に聞く

どうしても強みと弱みが見つからない場合は、家族や友人など第三者に聞いてみるのも一つの手です。こうして客観的な意見を聞くことを他己分析といい、自分では見つけられなかった強みや弱みを知ることができます。

就活でよく聞く他己分析とは?自己分析との違いや実施するメリットを解説

面接で強みと弱みを効果的に伝えるポイント3つ

自分の強み・弱みが見つかったら、面接における効果的な伝え方を見ていきましょう。面接で強みと弱みを聞かれたら、以下の3つのポイントを押さえたうえで答えるのがおすすめです。

【面接で強みと弱みを伝えるポイント1】企業が求める人物像を把握する

面接ではすべての質疑応答において、企業とのマッチ度合いが見られています。強みと弱みも例外ではなく、企業が求める人物像と合っているかどうかを確認されるため、企業が採用したいと考えている人材や社風などは意識しておくべきでしょう。

なお、企業が求める人物像は企業研究やOB・OG訪問などで把握できます。具体的な方法は以下の記事を参考にしてみてください。

企業研究の方法7選!具体的なやり方とチェックすべきポイントを解説

 

【面接で強みと弱みを伝えるポイント2】PREP法を用いる

強みと弱みを分かりやすく伝えるには、PREP(プレップ)法と呼ばれる文章構成方法を用いるのがおすすめです。PREP法とは結論から始まり、結論で終わる手法のことで、話の内容を相手に理解してもらいやすくなります。

【面接で強みと弱みを伝えるポイント3】具体的なエピソードを選ぶ

ただ強みと弱みを述べただけでは回答に根拠がなく、あなたの人柄や思考回路を伝えることもできません。強みと弱みを答える際は、具体的なエピソードを挙げることで回答に説得力をもたせることが可能です。

また、数字や関係者を挙げると状況をイメージしやすくなり、相手に伝わりやすくなるでしょう。

面接で強みと弱みを答える際の注意点

続いて、面接で強みと弱みを伝える際に気をつけるべきことを紹介します。面接官に好印象を与えるために、面接前に確認しておきましょう。

【面接で強みと弱みを答える注意点1】ネガティブな言葉を使わない

弱みを伝える際に気をつけたいのが、言葉の選び方です。あまりにネガティブな言葉を選んだり、解決の糸口が見えない締め方をしたりしないように注意してください。

弱みを答える場合は、「○○を心がけて克服する努力をしています」のようにポジティブな締め方を心がけましょう

【面接で強みと弱みを答える注意点2】嘘をつかない

強みが見つからない場合や、企業が求める人物像に合った強みを持ち合わせていない場合に嘘をついてしまう学生がいます。しかし、面接で嘘をついてしまうと、入社できたとしても社風や業務が合わないと感じるミスマッチが生じる可能性があるので注意が必要です。

【面接で強みと弱みを答える注意点3】「ありません」は避ける

強みと弱みを聞かれた時に、「ありません」と答えるのは避けましょう。強みもしくは弱みがないと答えてしまうと、自己分析ができていないことが露呈してしまいます

また、面接対策が十分にできていない印象をもたれてしまい、「入社意欲が低い」と思われる可能性もあるため注意が必要です

面接で使える!強みと弱みの回答例文

ここからは、面接で使える強みと弱みの例文を紹介します。面接で強みと弱みを聞かれた場合、長々と話す必要はありません。なぜなら面接官は学生の回答を受けて追加で質問し、回答を深掘りすることが多いためです。そのため、ここでは150文字程度の例文を紹介していますが、深掘りされた場合の回答も考えておきましょう。

なお、深掘りの質問を考える際は、問答集の作成がおすすめです。以下の記事で解説しているので、本記事とあわせて確認してみてください。

【面接の想定質問50選】問答集の作り方や活用法、質問の目的も紹介!

【面接の強みと弱み例文1】強み

例文

私の強みは、継続力があることです。私は小学生1年生の時から現在まで、野球を続けています。肘の故障や受験勉強など、野球の継続を難しく感じる時期もありましたが、家族やコーチの協力もあり今日まで続けられています。貴社の社員になれましたら、この継続力を生かし、地道にコツコツ努力を重ねて貢献できるよう努めます。

【面接の強みと弱み例文2】弱み

例文

私の弱みは、一つのことに熱中し過ぎて周りが見えなくなることがあるところです。大学2年生の時に野球部のレギュラーに選ばれ、全日本大学野球選手権大会に出場することになったのですが、昼夜問わず練習に明け暮れていたため家族や友人を心配させてしまったことがありました。この経験から、一日の始まりに予定を立て、視野を広げて活動できるように努めています。

面接で強みと弱みを聞かれたらポジティブな言葉で答えよう

面接では強みと弱みを質問される場合が多く、事前に回答を用意しておく必要があります。まだ強みと弱みが見つかっていない学生は、自分史を作ったり、自己分析をしたりすることで見つけてみてください。

キミスカ就活研究室では、強み・弱み(長所・短所)に関する記事を多数投稿しています。就活の面接対策として、ぜひ他の記事もチェックしてみてください。