面接での社長の呼び方は?正しい呼び方や社長面接の特徴を解説

就活の面接では、社長自らが面接を行う社長面接が実施される場合があります。社長面接では社長に対してアピールしたり、逆質問したりする必要があるため、社長の呼び方に悩む就活生も少なくありません。そこで本記事では、面接での社長の正しい呼び方について解説します。あわせて社長面接の特徴や必要な準備も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

面接での社長の呼び方が分からない…

就活の面接は人事部の社員や、募集中の部署の管理職が担当する場合がほとんどです。しかし、二次面接や最終面接まで進むと専務や常務、社長が同席することもめずらしくありません。また、社長がメインの面接官となって行う面接を社長面接と呼び、社長自らが就活生にさまざまな質問を投げかけます。

面接に社長がいる場合もあれば、いない場合もありますが、どちらにせよ社長の呼び方に悩む就活生は少なくありません。面接で社長の話をしたい時は、社長のことをどう呼ぶべきなのでしょうか。

面接における社長の正しい呼び方は2パターン

面接で社長の話をする場合は、主に2パターンの呼び方が用いられます。さっそく2つの呼び方を確認してみましょう。

【面接の社長の呼び方1】〇〇社長

最も一般的な社長の呼び方は、「〇〇社長」という呼び方です。○○には社長の名字を入れます。また、「御社社長」と呼んでも構いません。

ちなみに、社長は「○○様」のような敬称と同じ意味があるので、「社長様」と呼ぶのは不適切です。なお、わざわざ代表取締役社長と呼ぶ必要はありません。

【面接の社長の呼び方2】〇〇様

○○社長の次におすすめの呼び方は、「〇〇様」という呼び方です。こちらも○○には社長の名字を入れます。また、「社長の〇〇様」という呼び方も丁寧な印象を与えられます。

○○様という呼び方は、社長に限らず誰に使用しても問題ありません。例えば、面接の場に役職の分からない社員がいる場合は、○○様で統一しておくのがおすすめです。

面接での社長の呼び方に関する注意点

面接における社長の呼び方を紹介しましたが、社長を呼ぶ際にはいくつか気をつけたいポイントがあります。先方に失礼のないように、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。

【面接で社長を呼ぶ際の注意点1】「社長様」は二重敬語にあたり不適切

先ほど述べた通り、社長のことを「社長様」と呼ぶのは誤りです。社長という言葉自体が敬称にあたるため、社長様と呼ぶと二重敬語になってしまいます。

丁寧さを意識しすぎるあまり、社長様と呼んでしまう就活生も少なくありません。しかし、社長に様をつけて呼ぶことは失礼にあたるので、くれぐれも気をつけましょう

【面接で社長を呼ぶ際の注意点2】名前を呼び間違えた場合は落ち着いて訂正する

面接で社長を呼ぶ際に名前を間違えたり、社長様と誤った呼び方をしてしまったりすることもあるでしょう。誰にでも失敗はあるので、間違いに気付いた段階で「〇〇社長、先ほどは失礼いたしました」と謝罪し、訂正すれば大丈夫です。

面接前に要確認!社長面接ならではの特徴

二次面接や最終面接では、いわゆる社長面接が行われる場合があります。社長面接とは、文字通り社長が面接官となる面接のことで、人事や管理職が行う面接とは違う点も少なくありません。

そこで、ここからは社長面接ならではの特徴を紹介します。社長面接を控えている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

【社長面接の特徴1】入社に関する具体的な話が多い

社長面接の特徴は、入社に関してかなり具体的な話をされることです。例えば、内定後の流れやスケジュールの詳細を話したり、入社後の仕事の進め方を教えてもらえたりします。

社長面接に合格すると基本的には内定となるので、スケジュール帳を確認したり、メモをとったりしながら話を聞くのがおすすめです。

【社長面接の特徴2】入社後のビジョンを聞かれる

入社に関する具体的な話をされるだけでなく、入社後のビジョンについて質問されることも少なくありません。入社後の小さな目標から5年後・10年後の大きな目標まで、将来を見据えた具体的な回答を用意しておきましょう。

社長面接に必要な事前準備6つ

社長の呼び方や社長面接の特徴を理解したうえで、社長面接を受ける際に必要な準備を見ていきましょう。社長面接を控えた就活生におすすめしたい準備は、以下の6つです。

【社長面接の事前準備1】企業研究を徹底して行う

社長面接を受ける場合は、徹底した企業研究が不可欠です。企業研究不足が露呈すると、入社意欲が低いと思われてしまいます。

企業研究のやり方は複数ありますが、企業の公式サイトや就職情報サイトの情報は必ず把握しておきましょう。そのほかの企業研究の方法やポイントは、以下の記事を参考にしてみてください。

企業研究の方法7選!具体的なやり方とチェックすべきポイントを解説

【社長面接の事前準備2】入社後のビジョンを明確にしておく

社長面接では、入社後のビジョンについて質問される場合がほとんどです。入社後の小さな目標から中・長期的な目標まで、できる限り具体的に答えられるように準備しておきましょう。

【社長面接の事前準備3】社長の名前を把握しておく

社長面接では社長の名前を出したり、社長に直接逆質問したりする機会があるので、面接前に必ず社長の名前を確認しておきましょう。また、読み方が分からない場合はふりがなを確認し、失礼のないよう準備しておくことが大切です。

【社長面接の事前準備4】社長に関する情報を調べる

企業研究をさらに深掘りして、社長に関する情報も調べておきましょう。例えば、社長の経歴や目指すビジョン、どのような思いで社員と向き合っているかなど、社長と会話をするうえで知っておくべき項目はすべて押さえておきたいところです。

社長に関する情報は、企業の公式サイトやWEB上のインタビュー記事に掲載されている場合がほとんどですが、社長が書籍を出版している場合は読んでおいて損はありません。

【社長面接の事前準備5】社長にアピールしたいことや逆質問を用意しておく

社長面接は社長に直接アピールできる貴重な機会なので、あらかじめ伝えたいことをまとめておくのがおすすめです。とくに入社意欲の高さや熱意をアピールし、企業が求める人物像とのマッチ度合いを効果的に伝えることを意識しましょう。

また、社長面接では社長に逆質問する機会があります。「何か質問はありますか」と聞かれた時に、「質問はありません」と答えてしまうと入社意欲に欠けると判断されてしまう可能性があるので注意が必要です。社長面接における逆質問の例は、以下の記事を参考にしてみてください。

【就活】社長面接で逆質問する時のポイントや注意点を例文付きで徹底解説

【社長面接の事前準備6】社長以外の役員の名前も把握しておく

社長の名前を確認しておくことはもちろんのこと、社長以外の役員の名前もできるだけ把握しておきましょう。社長面接には人事部や管理職が同席する場合も多いので、「○○様」と呼べるように準備しておきたいところです。

面接での社長の呼び方は「○○社長」もしくは「〇〇様」

面接で社長のことを呼ぶ際は、「○○社長」「〇〇様」と呼ぶのが正しい呼び方です。「社長様」は二重敬語となり、失礼にあたります。社長の呼び方一つとってもビジネスマナーをアピールするチャンスなので、正しい呼び方を徹底しましょう。

また、社長面接を控えている就活生は社長の呼び方や名前だけでなく、入社後のビジョンや逆質問を準備しておくことも忘れてはいけません。社長面接は社長に直接入社意欲や熱意をアピールできる貴重な機会なので、万全の準備で臨みましょう。