面接通過のお礼メールは必要?書き方や注意点を解説【例文付き】

選考や面接に通過すると、企業から合格の旨が記載されたメールが届く場合があります。その場合はできるだけ早めにお礼メールを返信するのがおすすめです。

そこで本記事では、面接通過のお礼メールの書き方を5ステップで解説します。そのまま使える例文やお礼メールを作成する際の注意点もまとめているので、メールの返信マナーや記載内容を確認しておきましょう。

面接通過のお礼メールは送るべき?

面接を通過した場合は、企業から面接通過の旨が記載されたメールが届きます。基本的に、面接通過メールには次の面接の候補日が記載されているので、できるだけ早めに返信するのがマナーです。

ただし、面接通過メールに「返信不要」の文言がある場合は、返信する必要はありません。どうしても伝えたいことがある場合は、返信もしくは新規メールを作成して連絡しても問題ないでしょう。

そのまま使える!面接通過のお礼メールの例文3パターン

ここからは、面接通過のお礼メールの例文を3パターン紹介します。例文を参考に、マナーに則ったお礼メールを作成しましょう。

【面接通過のお礼メール例文1】日程を承諾する場合

例文

件名:Re:(元のメールの件名)

本文:
株式会社○○○
人事部 ○○(担当者名)様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇(氏名)と申します。

この度は面接通過のお知らせをいただき、誠にありがとうございます。
次の選考の機会をいただけるとのこと、大変嬉しく思っております。

必要書類を持参のうえ、ご提示いただきました日時に貴社に伺います。

〇月〇日(曜日) 〇時

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

=============================
○○大学 ○○学部 ○○学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
=============================

【面接通過のお礼メール例文2】日程調整をお願いする場合

例文

件名:Re:(元のメールの件名)

本文:
株式会社○○○
人事部 ○○(担当者名)様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇(氏名)と申します。

この度は面接通過のお知らせをいただき、誠にありがとうございます。
次の選考の機会をいただけるとのこと、大変嬉しく思っております。

大変恐縮なのですが、ご提示いただきました日程に大学の授業が入っているため、貴社に伺うのが難しい状況です。
誠に勝手なお願いとは存じますが、下記の日程でご調整いただけませんでしょうか。

1. 〇月〇日(曜日) 〇時
2. 〇月〇日(曜日) 〇時
3. 〇月〇日(曜日) 〇時

お手数をおかけしますが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

=============================
○○大学 ○○学部 ○○学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
=============================

【面接通過のお礼メール例文3】選考を辞退する場合

例文

件名:Re:(元のメールの件名)

本文:
株式会社○○○
人事部 ○○(担当者名)様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇(氏名)と申します。

この度は面接通過のお知らせをいただき、誠にありがとうございます。

大変恐縮なのですが、一身上の都合により面接を辞退させていただきたく、ご連絡差し上げました。
貴重な機会をいただいたにもかかわらず、このようなご連絡となってしまい、誠に申し訳ございません。

末筆ながら、貴社の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。

=============================
○○大学 ○○学部 ○○学科
○○○○(氏名)
電話:xxx-xxxx-xxxx
Mail:*************@***.***
=============================

面接通過のお礼メールの書き方を5ステップで解説

続いて、面接通過のお礼メールの書き方を詳しく見ていきましょう。分かりやすく5ステップでまとめているので、以下のステップを参考にお礼メールを作成してみてください。

【面接通過のお礼メールの書き方1】件名

面接通過のお礼メールの件名は、新たに作成する必要はありません。企業からのメールに返信すると、件名の前に「Re:」と付くので、そのまま送信しましょう

また、返信形式でメールを作成すると過去のやりとりが本文に残されてしまいますが、わざわざ削除する必要はありません。

【面接通過のお礼メールの書き方2】宛名

メールの本文の冒頭には、宛名を記載します。企業の名称・部署・担当者名を正しく記載しますが、部署や担当者名が分からない場合は「採用ご担当者様」でも構いません。

なお、企業名を書く際は省略せずに、正式名称を記載しましょう。必ず「株式会社」や「有限会社」まで記載できているか、入念にチェックしてください。

【面接通過のお礼メールの書き方3】本文

宛名を記載した後は、面接通過の連絡へのお礼と、次の面接の機会をいただけることへの感謝の言葉を述べましょう。お礼や感謝の言葉があるのとないのとでは、相手に与える印象が変わります。お礼メールでは「ありがとうございます」「嬉しく思います」など、一言だけでも気持ちを表す言葉を添えるのがおすすめです。

続いて、面接の日程や持ち物の確認をします。提示された日程を承諾する場合と、日程調整を依頼する場合では内容が変わるので、先ほど紹介した例文を参考にメールを作成してみてください。

また、選考を辞退する場合は謝罪とともに、辞退理由を簡潔に述べたいところです。ちなみに、辞退するからとメールを無視するのはおすすめできません。面接の機会を設けてくれたことや、面接通過の連絡をくれたことを感謝し、できるだけ早めに返信するよう心がけましょう。

【面接通過のお礼メールの書き方4】結びの言葉

本文の締めには、「何卒よろしくお願い申し上げます」という結びの言葉を記載します。選考を辞退する場合は、「末筆ながら、貴社の益々のご繁栄をお祈り申し上げます」のような結びの言葉を用いるとよいでしょう。

【面接通過のお礼メールの書き方5】署名

メールの最後には、名刺代わりとなる署名を記載します。署名には、大学名・学部名・氏名・電話番号・メールアドレスを記載しましょう。また、大学名や学部名などの情報の上下を「===」「—」のような記号で囲むと、一目で署名と分かり、本文との境目を判断しやすくなります。

署名はビジネスメールのマナーの一種なので、今のうちに癖づけておくのがおすすめです。署名の入れ忘れが不安な場合は、メールの機能で署名を登録しておけば自動で入力されるので、ぜひ活用してみてください。

選考および面接通過メールに返信する際の注意点

 

面接通過のお礼メールを送る際には、いくつか注意したいことがあります。お礼メールを送る前に、それぞれ確認しておきましょう。

【面接通過メールに返信する注意点1】できる限り当日に返信する

面接通過のメールが届いたら、できる限り当日中にお礼メールを返信しましょう。提示された日程に予定を合わせられるか分からない場合は、「○月○日までに回答します」と期日を設けて返信するのがおすすめです。

また、メールの返信が遅くなってしまった場合には、「返信が遅くなり失礼いたしました」と一言添えると丁寧な印象を与えられます。

【面接通過メールに返信する注意点2】返信する時間帯に気をつける

当日中にお礼メールを返信するのが理想ですが、夜中や早朝にメールを送るのはマナー違反です。企業に問い合わせや連絡のメールを送る場合は、就業時間内に連絡するよう心がけましょう。

なお、電話の場合は始業時刻の前後や昼休みの時間帯は避けるのが無難ですが、メールの場合は就業時間内であればいつ送信しても失礼にはあたりません。

【面接通過メールに返信する注意点3】誤字脱字に注意する

早く返信することに意識が向いてしまい、慌ててお礼メールを作成すると誤字脱字の多い文章になる可能性があるので注意が必要です。あまりに誤字脱字が多いと、それだけでマイナスの印象を与えかねないので、メールを作成した後は必ず読み返したうえで送信しましょう。

面接の通過メールにはお礼の言葉を添えて返信しよう

面接通過の旨が記載されたメールには、お礼メールを返信するのが基本です。お礼メールには面接通過の連絡へのお礼と感謝の言葉を綴り、次の面接日程の承諾もしくは日程調整を依頼しましょう。

面接通過後は、次の面接が待っています。キミスカの就活研究室では面接対策やビジネスマナーに関するコラムを多数投稿しているので、ぜひチェックしてみてください。